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 ▼人口問題から見えてくる国家の病理  珍 源斎 04/8/1(日) 10:32
   ┣Re(1):人口問題から見えてくる国家の病理  ワクチン 04/8/1(日) 11:49
   ┗Re(1):人口問題から見えてくる国家の病理  安本単三 04/8/1(日) 13:11
      ┗Re(2):人口問題から見えてくる国家の病理  珍 源斎 04/8/2(月) 19:22

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 ■題名 : 人口問題から見えてくる国家の病理
 ■名前 : 珍 源斎
 ■日付 : 04/8/1(日) 10:32
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   かつて、アメリカとの東西対立の一方の覇者であったソ連邦の勢いがあった頃に
ソ連邦の崩壊を予言した「人口問題を研究する」科学者がいました。

当時は誰もそれを信用する人はいませんでしたが、彼は新生児「乳児」の生存率
から当時のソ連邦では医療インフラの整備が著しく遅れてることから類推して

国家の基礎体力を推しはかる作業にて、その結論に至った訳でした・・。

国毎の国情も国民の平均寿命をみれば大凡の判断はつきます・・。
日本の少子高齢化にも広範な背景と問題があるようです・・・。

表面的には女性の晩婚、未婚の増大傾向や女性の社会進出、高学歴化、苦労を
避け快楽を求める風潮、等々が挙げられます・・が、

日本の事情としては、子育てと教育に親たちが高コストの負担を余儀なくされ
可処分所得を大幅に狭められてる・・。親たち個人個人にとって経済的にも

精神的にも理不尽な負担を強いられてる現状からも子供を産み、育てることを
避けたくなるような風潮に続いてるように思われます・・。

加えて、親たちの負担の中には子供の自立が遅れてることも挙げられます・・。
自立できない、パラサイト型(親の生活に寄生)定職を持たない・

フリーター型の成人の増加も社会問題として表面化してます・・。
これらのことは世代間・伝承が機能しなくなってる事でもあり、これらの延長線上

には日本の国民や国家が益々老齢、老成に向けて足早に向かってる様子を
彷彿とさせるもので、もはやこの加速を減じるか・止めるかは難しくなってると・

の危機感を覚える処です・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):人口問題から見えてくる国家の病理  ■名前 : ワクチン  ■日付 : 04/8/1(日) 11:49  -------------------------------------------------------------------------
   少子化の問題はじつはお隣、韓国の方がさらに深刻です。日本より遥かに少子化のスピードが速く、すでに去年は日本の1.32を下回り1.17人とか。また、国ではなく地域になりますが、シンガポール、香港、台湾なんかも日本よりかなり低く、1.0を下回らんとしています。かつて人口爆発などということが言われましたが,なにかこれからは人口を維持するのが難しいことになる世の中がくるかもしれません。
韓国の人口減少に対する対策が気になります。
手本になってくれればいいのですが・・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):人口問題から見えてくる国家の病理  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 04/8/1(日) 13:11  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:
>
>加えて、親たちの負担の中には子供の自立が遅れてることも挙げられます・・。
>自立できない、パラサイト型(親の生活に寄生)定職を持たない・
>
>フリーター型の成人の増加も社会問題として表面化してます・・。
>これらのことは世代間・伝承が機能しなくなってる事でもあり、これらの延長線>>上には日本の国民や国家が益々老齢、老成に向けて足早に向かってる様子を
>彷彿とさせるもので、もはやこの加速を減じるか・止めるかは難しくなってると>>の危機感を覚える処です・・。

パラサイトシングルの話が出ましたが、この人たちが独立する=部屋を持つと、潤うのは家主のみだという説もあります。

フリーター型の成人は社会の方が要求しているのです。雇い主は正社員とそう変わらぬことをパートタイマーや派遣社員にやらせたほうが安くつくのです。
そういう若者は結婚どころではありません。

私(63才)ごとですが、私は3兄弟、それらの子供は計4人、うち結婚したのは2人、孫は計0です。よそ様の子供を見るにつけ、お願いしますと祈るような気持です。

福祉の税負担は避けられないでしょう。自民党も後出しジャンケンでゼイゼイいいはじめたようです。

私の市は市バス70才以上無料ですが、なんと市の交通局は福祉財源からの補助金が有り難いのだそうです。しかし私は70才以上無料の福祉を返上したいです。結局若い人の負担になるのですから。
市バスの中で「年寄りは昼間からウロウロするな!」と若い者が怒鳴るのを聞いて唖然としましたが、つらつら考えまするにあたっている。

とりとめのない話で。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):人口問題から見えてくる国家の病理  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 04/8/2(月) 19:22  -------------------------------------------------------------------------
   安本単三 さん! 今晩わ!レスありがとうございます。

人口が減じて行く過程は総じて人間社会のポテンシャルが減じて行くことで
その影響は人口が増加の場合とを単に裏返しただけではない・・

深刻な状況が現れます・・。それは・社会を維持するに必要な
エネルギーさえ失うことになります・・。

民族として国家として消滅への傾斜に向けて「スイッチ・オン」になります。
生物学的にも遺伝子の本来ですと淘汰されるべきものの割合が増加して

その影響は対数曲線を「なぞる」ように増大します・。
生物としての遺伝子レベルのポテンシャルさえ衰弱の一途を辿ることに
なりましょう・・。

社会システムにしても生物的システムに類似してる処からも
当てはまるようにも思えます・・。

安本単三さんが挙げられた・。パラサイトシングルの人が自立、独立すると
住居に必要な家具機器類の新規需要や本人の自発的なエネルギーの向上からも

諸々の消費アイテムも増加して経済の活性化に寄与するだけでなく、
生産力への寄与も当然あります・。更に本人、自身にとっても内側より

わき上がるエネルギーの増加に気づくものと思われます・。

野生動物の場合では子離れ、親離れは果敢に成し遂げられます・。
もし親子の別れがなければ、その個体は断絶の悲劇に見舞われます。

集団をつくってる動物たちでも個体の自立は同様に捉えられます・。

この場合の例の範囲から外れますが・・日本の国家としての自立を意識する
必要があるのではないか・・と思考する処です・。

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