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 ▼映画『父と暮せば』を見て  ぎみゆら 04/9/11(土) 16:21
   ┗Re(1):映画『父と暮せば』を見て  桃李 04/9/13(月) 1:53
      ┗Re(2):映画『父と暮せば』を見て  ぎみゆら 04/9/14(火) 23:50

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 ■題名 : 映画『父と暮せば』を見て
 ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>
 ■日付 : 04/9/11(土) 16:21
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   みなさん、こんにちは。


昨日、この夏話題の映画『父と暮せば』を、
岩波ホール(東京、神保町)で見てきました。
http://www.iwanami-hall.com/

前評判どおり、味わい深い映画でした。

井上ひさし作の同名の戯曲を映画化した作品。広島に原爆が
落とされてから三年後のお話です。黒木和雄監督の円熟した
作風に導かれて、1948年の広島に、素直な気持ちで入って
いくことができました。

主演の宮沢りえが、いいんです。姿がきれい。そして、
声がいい。いわゆる美声ではなく、何とも言えず、人の心を
震えさせるんです、りえボウの声は。個性派女優としての
宮沢りえの魅力だけで、この映画を見る値打ちがあります。

黒木監督、制作陣を職人気質のスタッフで固め、いたずらに
驚かせたり、感動をあおったりするようなところがない、
完成度の高い「大人の映画」だなと、感じ入りました。

岩波ホールでは、当初11月といっていた上映予定を、
好評のためか、12月下旬まで伸ばしたようです。

それ以外の映画館でも、まだ上映が続いているところ、これから
上映が始まるところも多く、下記で概要を知ることができます。
http://www.pal-ep.com/chichitokuraseba/chichitokuraseba-top.htm

人の心、真情を、深いところで感じることができる作品です。
一人でも多くの方に、見ていただきたいと思います。
機会を見つけて、ぜひお近くの上映館にお出かけください。

また、以前にも当掲示板上でこの映画についての書き込みが
あったと記憶していますが、もうご覧になった方、よろしければ、
あらためて、ご感想などをお聞かせいただければうれしく思います。

本当に、心からおすすめすることができる、美しい映画です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):映画『父と暮せば』を見て  ■名前 : 桃李  ■日付 : 04/9/13(月) 1:53  -------------------------------------------------------------------------
   きみゆらさま

映画はまだ見ておりませんが、宮沢りえさんのお話が
出たので、もう寝ようと思いましたが、書き込ませて
いただいています。私たち夫婦で、りえさんのファンです。

私たち夫婦、レストランで、りえさんをお見掛けした
ことがあります。ちょうど化粧室に行かれるときに席が
空くのを待っていた私たちの前を、りえさんが通りました。

そのとき、夫と目が合って「僕を見て微笑んでくれた。
あぁこの人は私のことを知っているみたいっていう、優しい
笑顔だった。」とコロリといきました。

本当に、美しい方でした。女優さんの芳しい風格があり、
丁寧に重ねられた漆塗りの光のような、しっとりした上品な
雰囲気でした。映画が楽しみです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):映画『父と暮せば』を見て  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 04/9/14(火) 23:50  -------------------------------------------------------------------------
   桃李さん、こんにちは。


そうなんです。宮沢りえ、とくにここ二、三年くらいの彼女は、
なんだかとてもよいのです。三月に、野田秀樹作・演出の『透明
人間の蒸気(ゆげ)』という芝居を新国立劇場(東京、初台)で
見たんですが、その主演が宮沢りえで、これもとてもよかった。

舞台の姿が、なんともすんなりときれい。表情が嫌みなく魅力的。
声の震えが人の心をつかむ。でも、単なる容姿や演技力ではなく、
自然体で、「気」のようなものをから、パフォーマンスを紡ぎ
出してくる。いまの日本の芸能界では、稀な人だと思います。

もっとも、歌舞伎とか、邦楽や踊りなんかでも、日本の伝統芸能
方面では、そういう芸能者は何人もいるんですけどね。

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