Page 1457 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼続・国の借金は 半体制 04/9/4(土) 7:56 ┣Re(1):続・国の借金は 仙人の友 04/9/4(土) 8:51 ┃ ┗Re(2):続・国の借金は Gokai Sezutomo 04/9/4(土) 21:42 ┣Re(1):続・国の借金は rerere 04/9/4(土) 13:36 ┃ ┗Re(2):続・国の借金は ナベ講師ね 04/9/10(金) 22:53 ┣Re(1):続・国の借金は Gokai Sezutomo 04/9/4(土) 19:35 ┃ ┣Re(2):続・国の借金は rerere 04/9/4(土) 20:11 ┃ ┃ ┗Re(3):続・国の借金は Gokai Sezutomo 04/9/4(土) 21:30 ┃ ┃ ┗Re(4):続・国の借金は rerere 04/9/4(土) 22:07 ┃ ┃ ┗Re(5):続・国の借金は Gokai Sezutomo 04/9/5(日) 6:13 ┃ ┗Re(2):続・国の借金は 半体制 04/9/6(月) 18:16 ┃ ┗Re(3):続・国の借金は Gokai Sezutomo 04/9/6(月) 21:34 ┃ ┗Re(4):続・国の借金は 半体制 04/9/8(水) 18:20 ┃ ┗Re(5):続・国の借金は Gokai Sezutomo 04/9/9(木) 0:04 ┃ ┗Re(6):続・国の借金は 半体制 04/9/10(金) 18:09 ┃ ┗Re(7):続・国の借金は Gokai Sezutomo 04/9/10(金) 22:11 ┗国家財政と家計は似て非なるものである! PCOG(NGO) 04/9/5(日) 7:03 ┗Re(1):国家財政と家計は似て非なるものである! 青春の詩 04/9/20(月) 9:06 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 続・国の借金は ■名前 : 半体制 ■日付 : 04/9/4(土) 7:56 -------------------------------------------------------------------------
Gokai Sezutomoさん こんにちは もう少し教えてください 貴方の説を読んでいると、国は青天井で借金を重ねてもかまわないように思えてきますが、それで良いのでしょうか。 |
青天井で借金を重ねてよいはずはありません。お金は収支がバランスしない限り、最悪の結果を招くのは自明の理です。個人の場合を考えれば分かるはずです。 ただし国の場合は借金でどうにもならなくなった時、インフレを起こすという最後手段を持っています。 何百兆円借金が積み重なろうとも、インフレでそれを一瞬にして1/100にも1/1000にもできるトリックがあります。そのトリックを使いはじめたら、最も被害を受けるのは国民であり弱者です。同時に外国の信用を失い難破船の如く世界をさまようでしょう。 いくら借金をしてもよいとの理屈は詭弁にしかすぎません。経済学と財政学をすこしでもかじった人ならば、そのような妄言は吐かないはずです。 |
▼仙人の友さん:こんにちは、はじめまして、宜しくお願いします。 >青天井で借金を重ねてよいはずはありません。お金は収支がバランスしない限り、最悪の結果を招くのは自明の理です。個人の場合を考えれば分かるはずです。 >ただし国の場合は借金でどうにもならなくなった時、インフレを起こすという最後手段を持っています。 >何百兆円借金が積み重なろうとも、インフレでそれを一瞬にして1/100にも1/1000にもできるトリックがあります。そのトリックを使いはじめたら、最も被害を受けるのは国民であり弱者です。同時に外国の信用を失い難破船の如く世界をさまようでしょう。 >いくら借金をしてもよいとの理屈は詭弁にしかすぎません。経済学と財政学をすこしでもかじった人ならば、そのような妄言は吐かないはずです。 政府の借金を個人の借金に当てはめて、考えるべきだと述べられているようですので、お尋ねしたいと思います。 どんな組織であろうとも債務ゼロが望ましいとお考えですか? |
詳しい説明はGokai Sezutomoさんの回答を待ちたいと思いますが私なりの意見です。 青天井で言いかということであればダメでしょうが条件があると思います。 これがロシアやアルゼンチンのような国、つまり対外債務の支払いのめどがつかなかった国ならば当然財政の大赤字は大問題になると思います。破綻です。 しかし日本では対外債務などなく逆に世界最大の債権国、巨大な貿易黒字、世界有数の企業が多数ある、世界2位のGDP、なのに日本が破綻することはこの状態ではありえないと考えます。 今日本では民間の需要がない(これはバブル後のBIS規制により銀行が価値の下がった土地を担保にしている企業に貸し出しできない)ので仕方なく財政で需要を創っている側面があると思います。これがなければもっと景気は悪くなっている。民間の活力がよみがえるまで財政で景気を支えることはむしろ仕方のない政策だと思います。 ただし財政赤字の垂れ流しでマネーの増加により心配されるハイパーインフレは日本には現状ではない。なぜなら必要物資を輸入に頼る日本は貿易黒字があり円高で購買能力が大いにあるから。日本でも生産能力が豊富にもかかわらず中国からも安い物資がどんどん入るので逆にデフレ。インフレというのは需給関係で決まるので金があふれるだけでは成り立たない。 国の債務を税金や国民の預貯金で全てを返済させる必要はないでしょう。日銀が国債を直接引き受ければいいだけです。現状でも日銀は買いきりオペを実施しており問題にならない程度にまで増やすことは可能かと思います。モラルハザードと騒ぐ連中がいますが、それで極端な円安にならず、インフレが起こらず、財政赤字が減少し、景気が回復するなら何の問題もないのですが、何故か構造改革論者(清算主義者)は増税や預貯金での相殺を叫ぶのです。IMFの陰謀であるネバダレポートような提案がが解決策であるかのように煽るのはアメリカに叩き込まれたことだけを盲信している連中だと思います。 |
インフレとは物不足の状態ですから、今の日本で、極端な物不足が来て、極度のインフレがくるという心配はないと思います。軽い物不足による、軽いインフレが時に来る、という状態のほうが、経営者たちに、労働者のありがたみを復習させる上で好ましいでしょう。 |
▼半体制さん:こんにちは > 貴方の説を読んでいると、国は青天井で借金を重ねてもかまわないように思えてきますが、それで良いのでしょうか。 それが正しい答えですね。・・(rerereさん、ごめんです。) 海外での国債発行という形態をとらないのであれば、青天井でも問題ありません。国内発行ならマネーの供給と同義語ですから。 何故、財政収支がバランスしないのか、支出より収入(税収)が少ないかの答えは、民間にお金が少ないからに他なりません。 景気拡大の一つの方法として、 政府債務の増加にかまわず、どんどん赤字国債を増発してマネー供給を続ければ、特別な政策を採らなくとも、いずれ、税収が増え財政収支はバランスします。 これも現代貨幣システムの真実の一つですが、ただ、資源の分配という面において、先にこれを政府官僚に使用されるのが気にかかりますし、 年金や円資産の価値を支える日本の重要な銀行や企業の叩き売りの現状を観ると、景気拡大策について、そんなノンビリは言っておられません。 別の方法、評価マネーの増加と云う方法を選択すべきと考えます。 |
▼Gokai Sezutomoさん: > それが正しい答えですね。・・(rerereさん、ごめんです。) > 海外での国債発行という形態をとらないのであれば、青天井でも問題ありません。国内発行ならマネーの供給と同義語ですから。 よくわからないのですが、それは海外債務がないということは違う意味なんでしょうか? > 景気拡大の一つの方法として、 > 政府債務の増加にかまわず、どんどん赤字国債を増発してマネー供給を続ければ、特別な政策を採らなくとも、いずれ、税収が増え財政収支はバランスします。 > これも現代貨幣システムの真実の一つですが、ただ、資源の分配という面において、先にこれを政府官僚に使用されるのが気にかかりますし、 > > 年金や円資産の価値を支える日本の重要な銀行や企業の叩き売りの現状を観ると、景気拡大策について、そんなノンビリは言っておられません。 > 別の方法、評価マネーの増加と云う方法を選択すべきと考えます。 BISの8%とか4%を無視するのはどうでしょうか。後は時価評価を止めて、簿価にしてしまえば不良債権自体なくなるような気がしますが。 |
▼rerereさん:こんにちは >> それが正しい答えですね。・・(rerereさん、ごめんです。) >> 海外での国債発行という形態をとらないのであれば、青天井でも問題ありません。国内発行ならマネーの供給と同義語ですから。 > >よくわからないのですが、それは海外債務がないということは違う意味なんでしょうか? > ひとつは、国外での国債発行は、国内へのマネーの供給とはなリません。(この事ははっきりしています。) ドルの供給量増加には貢献すると考えています。(これについては、正確な検討が済んでいません。) 円での信用創造なのか、ドル、或いはユーロでの信用創造なのかという点で考察検証すべきと思います。 >BISの8%とか4%を無視するのはどうでしょうか。後は時価評価を止めて、簿価にしてしまえば不良債権自体なくなるような気がしますが。 BIS(国際決済銀行)の取り決めについての拘束力やその他の国際的取り決めについては、私自身の情報収集能力が低いため、何もコメントできませんが無視できない正当な事情があるように感じています。時価と簿価についても同様な事情があると思います。 でもそんなことをしなくても、株式市場と土地市場にてどんどんお金が回転するように法整備を行い、政府も買うし金融機関も買うようにすれば簡単に評価マネーは増加し、景気回復し、失業も年金問題もあっという間に解決しますよ。 もちろん、財政問題もです。といっても、もともと財政問題など初めからないと思っています。 また、不良債権は人為的に作られたといっても過言ではないのです。資産価格の上昇で、不良債権は優良債権に瞬く間に変貌します。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>よくわからないのですが、それは海外債務がないということは違う意味なんでしょうか? > ひとつは、国外での国債発行は、国内へのマネーの供給とはなリません。(この事ははっきりしています。) >ドルの供給量増加には貢献すると考えています。(これについては、正確な検討が済んでいません。) > 円での信用創造なのか、ドル、或いはユーロでの信用創造なのかという点で考察検証すべきと思います。 私が考えたのは多額の対外債務(外国に国債を買ってもらう)があると返済義務が生じるため、債務がない場合にできる国内での解決策が取れないのではないかということです。 確かに国内マネーの供給という意味では外国での国債発行は意味を成しませんね。 > BIS(国際決済銀行)の取り決めについての拘束力やその他の国際的取り決めについては、私自身の情報収集能力が低いため、何もコメントできませんが無視できない正当な事情があるように感じています。時価と簿価についても同様な事情があると思います。 > > でもそんなことをしなくても、株式市場と土地市場にてどんどんお金が回転するように法整備を行い、政府も買うし金融機関も買うようにすれば簡単に評価マネーは増加し、景気回復し、失業も年金問題もあっという間に解決しますよ。 > もちろん、財政問題もです。といっても、もともと財政問題など初めからないと思っています。 > > また、不良債権は人為的に作られたといっても過言ではないのです。資産価格の上昇で、不良債権は優良債権に瞬く間に変貌します。 > 不良債権は人為的に作られたという意見には全く同感です。 簿価という考え方ではもともと不良債権が存在しないことになりますが、これもタイミングよく制度を変えられて悔しいけど現実的にはどうしようもないですね。BISについては大手銀行が国際業務さえ放棄すれば可能なことだと思いますが、銀行のプライドと日銀が許してくれないかもしれません。どう考えても総量規制が問題だったような気がします。 |
▼rerereさん:こんにちは >私が考えたのは多額の対外債務(外国に国債を買ってもらう)があると返済義務が生じるため、債務がない場合にできる国内での解決策が取れないのではないかということです。 そういうことも言えますよね。 それに、外貨は海外の資源や資産を買えることから、換算値が同じでも、使い方によって、実際には何倍もの価値がある。(GDPへの効果は何倍にもなる。) ところが、政府借金としての使い方は最も価値の低いもので、無駄もはなはだしいと思います。 >不良債権は人為的に作られたという意見には全く同感です。 >簿価という考え方ではもともと不良債権が存在しないことになりますが、これもタイミングよく制度を変えられて悔しいけど現実的にはどうしようもないですね。BISについては大手銀行が国際業務さえ放棄すれば可能なことだと思いますが、銀行のプライドと日銀が許してくれないかもしれません。どう考えても総量規制が問題だったような気がします。 貸し出しの総量規制は大いに問題です。バブル潰しという意味からはあまりに大掛かりだった様に思います。他意を勘繰りたくなりますね。それに、それを詳細に研究しようとした学者の意見はことごとく闇に葬られたと何かの本で読んだことがあります。 つまり大した考察、検証もしていないのにバブルは悪い、不良債権は、ガバナンス(企業統治)の問題だと、先に答えが存在していたかのようです。 |
▼Gokai Sezutomoさん > > 景気拡大の一つの方法として、 > 政府債務の増加にかまわず、どんどん赤字国債を増発してマネー供給を続ければ、特別な政策を採らなくとも、いずれ、税収が増え財政収支はバランスします。 このためには今に倍増する位の税収が必要と思いますが、近い将来に到達できる見込みがあるのでしょうか。 |
▼半体制さん:こんにちは >> 景気拡大の一つの方法として、 >> 政府債務の増加にかまわず、どんどん赤字国債を増発してマネー供給を続ければ、特別な政策を採らなくとも、いずれ、税収が増え財政収支はバランスします。 > > このためには今に倍増する位の税収が必要と思いますが、近い将来に到達できる見込みがあるのでしょうか。 もちろん「NO]ですね。今の様な政策を続けてせっかくの財産を外資に安売りしているようでは、財政収支がバランスする前に、日本の経済システムが日本人の意図するようにならなくなるか、経済力の弱体化を招いて、ちょっと景気拡大するだけで、貿易収支が赤字化するような国になってしまうかもしれません。 赤字国債の増発を主体とした景気拡大策ではなく、資産評価マネーの増大による景気拡大策を、お勧めします。 ものすごく大雑把ですが、金融機関の株式取得制限を撤廃し、土地税制をバブル崩壊前に戻し、政府が日経平均株価を2万円にするといって、50兆円ほど用意すれば、それだけで株価はすんなりと2万円に到達し、株式だけで、民間に300兆円ほどの評価マネーが増加することになります。 そしてもちろん、この方法でも当然、財政収支はバランスします。 尚、何度も云いますが、そんなに財政のバランスに気を使うことなどありません。無駄な労力だと思います。 |
▼Gokai Sezutomoさん > > 尚、何度も云いますが、そんなに財政のバランスに気を使うことなどありません。無駄な労力だと思います。 極論すれば税金を徴収する必要はないようにも聞こえますが、財政がバランスするまで気長に待てばよいということでしょうか。 |
▼半体制さん:こんにちは > 極論すれば税金を徴収する必要はないようにも聞こえますが、財政がバランスするまで気長に待てばよいということでしょうか。 いえ、そういうことではなく現代貨幣システムでは評価マネーを除いたお金となると誰かが借金をしない状態ではお金は存在しないことになるのです。 ベースマネーも日銀が負債として発行するから存在するのだし、信用マネーは民間や政府が借金するから生まれているのです。 また、税金は政府と民間での日本国の富の使用権利の分配とでも云いましょうか、そういう意味で必要です。 それから、ご質問に対しての質問ですが、 「財政がバランスするまで気長に待てばよい?」とは、 『何を?』気長に待てばよいとのご質問なのでしょうか? |
▼Gokai Sezutomoさん > > 「財政がバランスするまで気長に待てばよい?」とは、 > 『何を?』気長に待てばよいとのご質問なのでしょうか? 「財政収支がバランスするまで」、の書き間違いでした。 |
▼半体制さん:こんにちは >> 「財政がバランスするまで気長に待てばよい?」とは、 >> 『何を?』気長に待てばよいとのご質問なのでしょうか? > >「財政収支がバランスするまで」、の書き間違いでした。 何べんもすみません。 財政収支がバランスするまで気長に『何を?』待てばよい?とのご質問なのでしょう? よくわかりませんので繰り返しになりますが、取り敢えず想像で申します。 財政収支のバランスなど気にせずに、あらゆる景気拡大策を実行すべきです。 財政収支のバランスを待っての景気拡大策となれば、日本の経済の『死』を待つようなものです。或いは、ハゲタカに喰われるのを指をくわえてみているようなものです。 |
国家財政と家計は似て非なるものである。 我が国の財政赤字700兆円は、政府の国民に対する債務であるが、反面国民の政府に対する債権でもある。よってマクロ(巨視的)経済学の立場から捉えて見た場合には問題は無い。最悪の場合の窮余の解決策としては、日銀が国債を全て買い上げてのち、緊急避難的措置として、特別法を立法して、日銀の政府に対する債権を放棄させれば解決する。日本国家の国力つまり信用さえあれば、管理通貨制度の今日、若干のインフレ懸念はあるが、基本的には日本経済の破綻を招来することはない。 勿論、資本主義のマーケットにおいては、「借りた金は返す」「真実を公開する」などの規律が必須不可欠である。厳しい規律の基で、自由に競争してこそ資本主義は有効に機能することは論を待たない。債権放棄は正に資本主義経済の規律違反であり、モラルハザードそのものである。よって、正攻法で、あらゆる方策を講じて、徐々に財政赤字を減らす努力を、経済大国日本の名誉をかけて成し遂げるべきである。経済の浮沈は、あって当然であり、日本国民の勤勉性が担保されている限り、過去の歴史が示すとおり、将来的には心配の必要はない。 一般論として、国家の債務は徴税権と通貨発行権によって担保されているので、国家権力の及ばない外国人・外国法人に、外貨建てで借金をしている場合以外は、デフォルト(返済不能)になることは有り得ない。因みに日本国債は、その94パーセントが日本国内で保有されている。従って日本政府はいつでも徴税権と通貨発行権を行使して、借金をチャラにする事が出来る。然しながら大増税によって借金を一掃することは政治的に不可能であるので、上述の日銀の政府に対する債権放棄と言う非常手段以外の残された道は「インフレ目標設定」以外には無い。(提言8・提言11参照) 家計や企業は貨幣の発行権がないので、借金が増えると破産するが、政府は国民の信託に基づいて、必要なだけ貨幣を発行することが出来る。管理通貨制度下においては、国民の勤勉性や技術力に基づく国家の実力が担保されている限り、国債の発行高が増加しても国家財政が破綻する心配は無い。 よって、政府が国債を発行して借金をすれば、子孫に返済の重荷を負わせる事になるという議論があるが、それは誤りである。これは、家計と財政という性質の違ったものを混同している。家計であれば、親が借金をすれば、子供は限定承認若しくは相続放棄をしない限り返済の重荷を負うことになる。だが国が国債を発行し、それを現在の親が買えば、子孫は国債という資産を持つ事になる。基本的には、借金ではなく国債という金融資産を相続する事になる。換言すると、財政赤字が拡大したと言うことは、国家が国債の増発などで資金を調達し、その資金を公共事業などのかたちで国民に再分配したことに他ならない。 国債とは、形を変えた貨幣の発行高であり、子孫に負担を残すものではない。国債は日銀の通貨発券高とするように財政法・日銀法を改正するか若しくは特別法を立法すれば、国債は借金ではなくなる。 (以上、提言12より抜粋) http://www2u.biglobe.ne.jp/~matuoka/ |
PCOG(NGO) さんの見解は、私の見方では矛盾を感じます。 行政権の責務である自民党政権は、国家財政赤字の解消のもとに昔国民から批判された消費税の導入とか特殊法人である三公社五現業の非効率さと財務赤字に結びつくとの理由で民営化方針へ、そのうち比較的赤字でもなくサービスのよかった旧電電公社も民営化へ替えましたね。 また過去の多くに残された特殊法人を更に民営化へ推し進める施策で今問題となっている郵政民営化などは官でも過疎地域に対してきめ細かくサービスの行き届いている仕組みを、若し民営化したら、そのサービスの悪化の例として国鉄がJRになったら採算が合わないとの理由で廃止したり第三セレクターへ切り捨てたりして今ではそのセクターは時間の不規則なバスに切り替えたりしてサービスの不便さは改革前より悪化しています。 小泉政権は在籍中には消費税を値上げしないとの政策で公言していますが、政権が変われば国の借金の危機意識で税制改革が叫ばれて財政赤字の解消策の一環として消費税等の増税を考えている、PCOG(NGO) さんの見解から行けば行政改革の構造改革と言った民間並に倣ったリストラをする理由は分かりませんね。 |