Page 1677 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼覇権主義国家中国、自分の事を棚に上げ・・・ 小鉄 04/10/24(日) 13:02 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 覇権主義国家中国、自分の事を棚に上げ・・・ ■名前 : 小鉄 ■日付 : 04/10/24(日) 13:02 -------------------------------------------------------------------------
>かの国のご都合主義を示す興味深い人民日報記事について 『中国、ベトナムの油田調査に強い不満 南中国海』(→http://www.people.ne.jp/2004/10/21/jp20041021_44468.html)。 >『南中国海の係争海域においてベトナムが一方的に油田調査の準備を進めていることに対し、深刻な懸念と強い不満を表明した』と。 わはははは、これって今現在中国がやってる事そのものなんですけど・・・(w 勝手に紛争を起こしておいて『係争地域』と称するのはさらに爆笑もの。支那の出鱈目は尖閣周辺だけのことではない。 西沙諸島事件というのをご記憶の方もいるだろう。西沙諸島はベトナムと支那の双方から約2百数十キロメートルの南シナ海上にあって、支那とベトナムと台湾がそれぞれ領有権を争ってきた群島である。南ベトナムは西沙諸島の西側群島に対する実効支配を継続してきたが、米国がベトナムから撤退した1974年、支那は西沙諸島の西側群島に人民抑圧軍を急派。これを武力占領した事件である。その後、支那はベトナムの抗議にもかかわらず港湾施設等を建設し、軍隊を常駐させている。 さらに、西沙諸島のさらに200キロメートル南にある南沙諸島(スプラトリー諸島)という群島がある。ベトナムやフィリピン、マレーシアなどがその一部の領有を主張する中、支那だけがその全島の領有権を主張してきた。そして、1978年以降三度にわたるベトナム軍との戦闘でベトナムが実効支配していた群島を武力占領し、現在も占領を継続中である。それだけではない。95年にはフィリピンが支配していた環礁までをも海軍を動員して占領したのである。つまり、人民日報が言うところの『南シナ海の係争地域』とは、支那が一方的に武力を行使して『係争』をしかけてきた地域なのである。 支那のこのような野心は、1992年の『領海法』に結実している。国際法秩序を無視し、南シナ海、東シナ海のほぼ全域に対する一方的な領有を宣言する領海法こそ、支那の覇権主義の象徴である。95年のフィリピン支配地域の軍事占領は、この領海法に基づく南沙諸島領有権の実力行使であり、それを裏付けるように記事はこう言っているのである。『周知のように中国は南沙諸島とその近海に対し「議論の余地のない」主権を有している』と。あんたねえ。 支那によるわが尖閣諸島領有権の根拠もまた、この領海法によることに留意しなければならない。弱いとみた相手には武力行使も辞さない。尖閣諸島がいつ南沙諸島にならないとも限らない。そろそろ現実を見ましょうや。 |