Page 2228 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼イラク女性ファティマの死 役立たず隅の隠居 05/1/9(日) 15:32 ┗役立たず隅の隠居様、こんばんは ニック 05/1/12(水) 1:13 ─────────────────────────────────────── ■題名 : イラク女性ファティマの死 ■名前 : 役立たず隅の隠居 ■日付 : 05/1/9(日) 15:32 -------------------------------------------------------------------------
いまイラクで米軍はなにをしているか!イラクの乙女の悲しい願いを聞いてください。『私たちを奴らもろとも殺してください』◆ファティマからの手紙; あのファティマは願い通り神に召されました。 屈辱に生きるより、人間と民族の尊厳のため命を捧げたのです。 我が国でも60年前の敗戦時、同じ苦しみに命を絶った同胞がいたことを忘れないで下さい。 イラク・メモより引用 「イラク・レジスタンス勢力は、バグダッド西方にあるアブグレイブの米軍捕虜収容所にロケット弾幕を張った。バグダッドのイスラム・メモ通信員は、今回の攻撃は7日午前1時におこなわれ、強力なアバビルとグラッドを含む多様なロケットで15分以上続けたと伝えた。 今回のロケット攻撃では、ファティマの名で知られるイラク人女性収容者など4人のイラク人が死亡した。ファティマの手紙は2週間前に収容所から持ち出され、米軍が施設内で収容者に対しておこなっているレイプなどの非道行為をあばきだした。(2004年12月18日付のイラク・レジスタンス・レポートで紹介したファティマからの手紙を再録する。) ※訳註: 日本語版でも2004年12月18日付で紹介http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/resistance_report_20041218.html アブグレイブ捕虜収容所のなかで働くあるイラク人は、複数のロケットが米兵の宿舎に命中し、米兵68人以上がこのロケット攻撃で死亡したとイスラム・メモに話した。しかし攻撃の前夜、米軍は500人以上の収容者を収容所の東側に移動させていて、多くの死者を出す結果となった。 イラクの傀儡警察がファティマの遺体をアッ・ダハブ・アル・アブヤド村(ファルージャの東45キロ)にある彼女の自宅に届けた。そのときの家族の精神的ショックは、インタビューができないほどだったと通信員は書いた。しかし隣人が記者に話をした。 「ファティマの兄はムジャヒディン(イスラム戦士)の一人で、占領軍が手配中だが、彼は6日夜の礼拝のときにモスクで目に涙をためて話をした。モスクにいた誰もが彼の言葉に耳を傾けた。『ああ、神よ、彼女の魂を召されたまえ。神よ、これは恥であり、清めたまえ。神は全能なのだから』。礼拝が終わって、一人の参加者が彼のところにやってきて、『恥であり、清めたまえ』といった彼の言葉を正した。『そうではなく、名誉として誇り、称賛したまえを言うべきだ。恥という言葉はわれわれに向けられるべきであり、ファティマではない。彼女はもっとも気高く、純粋で、清らかな少女だった。彼女が収容所から出てきたら、彼女の手をとってやってくれ、それが神の思し召しだよ』と。」 隣人はさらに話を続けた。−−「ファティマの兄と彼の参加する部隊は、彼女の手紙が持ち出された前後に、収容所に50発以上のロケット攻撃をおこなった。彼らは毎日、占領軍の所有する車両を攻撃した。彼の名前はこの地域においては、ザルカウィの名前同様に有名になった。」 ・・・ 隣人の妻がファティマのことを話した。−−「彼女は何につけても恥ずかしがり屋だった。地元の若者の結婚パーティで女性たちと一緒だったときのことを覚えている。周囲には男性がいないから、ベールをとったらと他の少女たちが言っても、彼女は恥ずかしがって取らなかったほどでした」。 ファティマの葬儀は7日、今日の午後1時におこなわれた。・・・しかしファティマの兄も父親も葬儀の場にいなかった。彼らは皆、占領軍に指名手配されており、ファティマの自宅から墓地まで、アメリカ軍は一帯を包囲し、誰もが監視されていたからだ。 ファティマの死亡診断書には、砲撃で頭に衝撃を受けたことが致命的で、即死だったと書かれていた。 通信員がレポートを送ったとき、殉教したことを示す白い旗がファティマの家にたなびいていた。家の中には地元の人々がいて、家族に替わって弔問を受け付けていた」 |
イラクの悲惨な現状は、うわべだけを報道している日本ではまず分からないであろうと考えます。 ですが時々ほんの少し流れるイラクの現状報道に、私は政府発表のイラクの現況よりも真実味を感じます。 民主主義が定着しつつあるかのように報道する裏側で、米軍に殺された遺族が次々と反米組織に加わっている現実を、なかなか報道機関も報道しにくいのでしょう。 イラクやパレスティナの現状は、報復は報復しか生まない真実をありのままに物語っています、それと同じ愚を、特定国家への憎しみを煽動するものは行なおうとしているように感じられてなりません。 争いを避ける為の知恵を、人類は歴史を学ぶ事によって身に付けてきたはずです、これを一蹴する事の愚だけは避けたいものです。 |