Page 2598 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今こそ明治時代に習う・NHKテレビを見て 珍 源斎 05/3/27(日) 12:42 ┗Re(1):今こそ明治時代に習う・NHKテレビを見て 珍 源斎 05/3/29(火) 17:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 今こそ明治時代に習う・NHKテレビを見て ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 05/3/27(日) 12:42 -------------------------------------------------------------------------
先頃NHKテレビにて放送されたスペシャル番組にて 明治時代の近代国家日本の礎を創った明治新政府の先達の残した偉業について を見たが、現代にも通用する手本となるものがあったので要旨を抜粋します。 明治新政府の基本 1.・教育の重視 2.・文化の独立 3.・人材の育成と活用 がありこれが当時の世界の列強から日本の独立を守り、近代日本の国作りの 基礎となった。 教育の重視は近代化の主柱と位置づけて国民に等しく教育の行き渡る制度は この時代に始まる。 文化の独立には外国から文化や技術を導入するにしても、それを日本語に翻訳して 導入することで、日本語を守ったことが日本文化を守ったことに通じてる。 植民地にされたインドを始めとするアジア諸国では技術、文化は自国語への 翻訳は避けて自国言語を捨てたことにより自国文化に瑕疵が生じた。 「自国文化と外国文化」を対比して理解する・今で云うマルチ思考が確立する ことになる。 人材の活用では徳川幕府のその時代を治めてた武士群を活用するなど江戸時代の 人材の再利用を図った。 渋沢 栄一の考え方・「新しい日本は」・「古い日本の」上に建設することをを 主眼として殖産興国をはかった。 明治政府は1.・政策の優先順位 2.・目的意識の明確化 3.・エネルギーの集中 可能・不可能の区別 実現不可能なことはやらなかった。 日本国の独立と存続は「変革」の如何に関わるとの問題意識を確かなものとした。 時代は常に変化を求められてる事への意識は当時の若い為政者は肝の銘じて 居たように思える・・。 字数の制約から多くを記せませんが明治時代を創った先達の知恵と働きには 尊敬と感謝の念が沸き上がるように感じた。 NHKスペシャルは連続して企画されてること・再放送もあるようですので 見られることを・お勧めしたい・と思います。 ドラッカー教授の明治時代を見つめた外国人学者の見方も紹介されて おり外国人が見た日本・お雇い外国人教師から「ひたむき」に学んだ 当時の日本の若者たち、この番組とは関係ありませんが・ 北海道大学の前身「札幌農学校」のクラーク先生と愛弟子たちの ことは当時のエピソードでもあります。「青年よ大志を抱け」は 別れに際して学生たちに残した言葉として多くの方々に知られてます。 |
昨晩、深夜再放送を再見した. 明治時代については日本史で「ざっと」学んだことはあったが この度のNHKのスペシャル番組では映像に加えて順序立てた 編集と歴史学者ピーター・ドラッカー氏の明治時代の日本史に 寄せて当時の日本について人類史上でも稀にみる事であったと するコメントは印象的であった。 改めて当時の世界情勢の中、明治維新、新しい国家を誕生させる まもなく列強の植民地獲得の圧力を凌ぎ近隣の清国「中国」 との日清戦争、ロシアの東洋への進出を食い止める為の日露戦争 等々、近代国家への殖産興国・・明治時代が日本国の生存へ向けての 並々ならぬ努力」と意気込み・時代を背負った庶民も含めて先達の働 きの再評価と明治時代に学ばねばならぬものが今こそ必要に思えた。 この放送はシリーズにて数回に亘り放映がある・・とのこと・ 必見ものであることを申し添えたい・・。 |