Page 429 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼知能の発達した人類がなぜ馬鹿げた戦争を続けるのか? 虚空 04/5/4(火) 17:12 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 知能の発達した人類がなぜ馬鹿げた戦争を続けるのか? ■名前 : 虚空 <matuoka_@mvi.biglobe.ne.jp> ■日付 : 04/5/4(火) 17:12 ■Web : http://www2u.biglobe.ne.jp/~matuoka/ -------------------------------------------------------------------------
今日でも、大量殺戮を繰り返す馬鹿げた無価値な戦争が止む事がない。悲惨極まりない戦争の最大の被害者は、常に一般国民大衆である。更には人類自らの手で、大切な地球環境を破壊して止む事を知らない。智能の発達した人類が、何故にこの様な愚かな行為を続けるのか。その理由は、精神科学の進歩発展が遅れている事に起因する。人間が正しい人生観・世界観を持たないからに他ならない。 吾人の日常の生活活動には、常に「心」が働いている。自分の感情の問題から人種偏見や戦争のような大きなものまで、全て人間の心の問題から発していると言う事が出来る。一般に「心」の働きは大脳によって具現されると言われているが、「心」は大脳を超える大きさを持っている。「心」は全宇宙を呑み込んでいると言っても過言ではない。古代ギリシャの哲学者が、広大無辺の宇宙をマクロコスモス(大宇宙)と呼び、それと比較して無限小とも言うべき人間をミクロコスモス(小宇宙)と名づけた事は、正に先見の明が有ったものと思料される。 学問の世界は、自然科学・社会科学・精神科学のバランスのとれた発展がなされなくてはならない。調和がとれている事が必要である。例えば,実定法としての法学を勉強するに当っては何はともあれ、法哲学の勉強が必要である事を見ても明らかである。そうでないと唯物論に陥る弊害が生じる。これは、人類にとって甚だ不幸な事である。マルクス以後の、唯物論に基づく無神論国家の出現は、造物主(神)の子である人間を単に労働が価値を生むだけの、人造機械としての人間にまで引きずり降ろしてしまった。造物主(神)の存在を認めない唯物論を「真理」だと考えるようになると、快楽のみを追い求めるか、闘争だけに熱中するような人生を送る事になる。 http://www2u.biglobe.ne.jp/~matuoka/ |