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 ▼自民党の新憲法草案  ごまめの翁 05/10/29(土) 20:01
   ┣Re(1):自民党の新憲法草案  こころ 05/10/31(月) 7:48
   ┗憲法についての 基本的考え方  ワン太郎 05/11/1(火) 5:02
      ┣Re(1):憲法についての 基本的考え方  宮天狗 05/11/1(火) 10:04
      ┃  ┗Re(2):憲法についての 基本的考え方  ワン太郎 05/11/1(火) 11:24
      ┃     ┣Re(3):憲法についての 基本的考え方  宮天狗 05/11/2(水) 13:43
      ┃     ┃  ┣Re(4):憲法についての 基本的考え方  ozone 05/11/2(水) 16:30
      ┃     ┃  ┗Re(4):憲法についての 基本的考え方  ワン太郎 05/11/2(水) 20:28
      ┃     ┃     ┗Re(5):憲法についての 基本的考え方  宮天狗 05/11/2(水) 21:53
      ┃     ┃        ┗Re(6):憲法についての 基本的考え方  ワン太郎 05/11/3(木) 0:06
      ┃     ┗Re(3):憲法についての 基本的考え方  団塊党 05/11/2(水) 22:25
      ┃        ┗Re(4):憲法についての 基本的考え方  ワン太郎 05/11/3(木) 0:59
      ┃           ┗Re(5):憲法についての 基本的考え方  団塊党 05/11/3(木) 12:05
      ┗Re(1):憲法についての 基本的考え方  ごまめの翁 05/11/1(火) 13:50
         ┗Re(2):憲法についての 基本的考え方  ワン太郎 05/11/1(火) 21:09
            ┗Re(3):憲法についての 基本的考え方  ごまめの翁 05/11/2(水) 13:11
               ┗Re(4):憲法についての 基本的考え方  ごまめの翁 05/11/2(水) 13:19
                  ┣Re(5):憲法についての 基本的考え方  ワン太郎 05/11/2(水) 21:06
                  ┗Re(5):憲法についての 基本的考え方  k・satou 05/11/2(水) 21:47
                     ┗Re(6):憲法についての 基本的考え方  ごまめの翁 05/11/3(木) 9:25
                        ┗Re(7):憲法についての 基本的考え方  k・satou 05/11/3(木) 12:15
                           ┗Re(8):憲法についての 基本的考え方  ごまめの翁 05/11/3(木) 12:40

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 ■題名 : 自民党の新憲法草案
 ■名前 : ごまめの翁
 ■日付 : 05/10/29(土) 20:01
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    今日、自民党の新憲法草案[平成17年10月28日]が朝日に載っていたので、憲法改正反対を言う人間は敵さんの法案も見てないと何事も反論できないと
http://www.jimin.jp/jimin/shin_kenpou/shiryou/index.html

からPDFファイルで取り出したのだか、憲法、法律とは何故に解りにくい言い回しをしているのだろう。その一部を取り出すと、

>第二章戦争の放棄
>(同上)
>実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は
>武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久に
>これを放棄する。
>(削る) A

>(自衛軍)
>第九条の二我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を
>確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍
>を保持する。
>2 自衛軍は、前項の規定による任務を遂行するための活動
>を行うにつき、法律の定めるところにより、国会の承認そ
>の他の統制に服する。

>3 自衛軍は、第一項の規定による任務を遂行するための活
>動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と
>安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び
>緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若し
>くは自由を守るための活動を行うことができる。
>4 前二項に定めるもののほか、自衛軍の組織及び統制に関
>する事項は、法律で定める。
>(新設)
>第三章国民の権利及び義務第三章国民の権利及び義務
>A 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、こ
>れを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


 この短い文章は、1+1=2と云う答えが出る様な単純なものではなく、時と場合によってはどのような解釈でも出来る。
 以前、法律家の何方かが仰っていたが法律の基本になるものはもっと、庶民にも分かりやすい文章にすべきだ。だから庶民は憲法について関心がない、いや判りにくいと云うことだろう。

 私のような凡人には、難しい講釈は判らないし言えない。私の護憲は簡単で、人が人を殺す。其の様なことは国家であろうと権力者であろうと許すべきではないと言う事だけ単純です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):自民党の新憲法草案  ■名前 : こころ  ■日付 : 05/10/31(月) 7:48  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:
こんにちは
憲法とは国の骨格部分であり肉付けの仕方によってはどのようにも変化しうる代物である、と言うことを理解せずに改憲に賛成する方々の呑気さには呆れる思いがします。
現政府が戦争を起こす気持ちはなくとも将来においてその保証はまったくありません。
改憲に賛成する多くの人達は「戦争など起こるはずがない、起こったとしても遠い海外で近代兵器を装備した軍隊が事に当たるだけだ」とたかをくくっているのではないかと思います。
国内であろうが海外であろうが、ましてや近代兵器であろうが竹槍であろうが「戦争イコール殺人」に変わりはないはずなのに、これはもう人間性の欠如としか言いようのないことだと思います。

> ・・・・・人が人を殺す。其の様なことは国家であろうと権力者であろうと許すべきではないと言う事だけ・・・・・
ごまめの翁さんが仰るこの言葉の重みと深さを人として真摯に受け止めたい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/11/1(火) 5:02  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん、こころさん
(「まとめ」で ゴメンなさい)

ごまめの翁さんは
> 私の護憲は簡単で、人が人を殺す。其の様なことは国家であろうと権力者であろうと許すべきではないと言う事だけ単純です。
と おっしゃいます。

憲法を語るとき 「一方的な視点から」 だけでは「半端な憲法」となってしまうと思っています。

<人が人を殺す>ことを是認したいとは誰しも思わないでしょう。
同時に、「自分や家族、友人、同胞が殺される」ことも防ぎたいと思うことも当然ではありませんか?

こころさんがおっしゃるように、日本政府が将来において<戦争を起こさない 保証>はありませんが、
同時に、「他国が日本を攻撃しない 保証」もありません。

憲法というものは、「一方」だけでなく「両方」を考慮したものであって欲しいと思っていますが、
ごまめの翁さん、こころさんは どうお考えになりますか?

誤解しないでください 自民党の新憲法草案 「支持論」 ではありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : 宮天狗  ■日付 : 05/11/1(火) 10:04  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎さん

1945年3月11日日暮里駅の橋の上から浅草方面を眺めたとき、「戦いとはかくも
無残なものか!」と言葉を失いました。そんな感慨もつかの間のこと、4月13日には我が家も襲われて命からがら逃げ惑い、気休めに頭の上に載せた布団に数発の焼夷弾が掠めたときは、死神が一瞬見逃してくれたことを感謝するほかありませんでした。
このような無意味な殺し合い、というより一方的な殺人をしたくないというのが私の願いであり、憲法9条はそのための護符と考えます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/11/1(火) 11:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼宮天狗さん:
>ワン太郎さん
>
>1945年3月11日日暮里駅の橋の上から浅草方面を眺めたとき、「戦いとはかくも
>無残なものか!」と言葉を失いました。そんな感慨もつかの間のこと、4月13日には我が家も襲われて命からがら逃げ惑い、気休めに頭の上に載せた布団に数発の焼夷弾が掠めたときは、死神が一瞬見逃してくれたことを感謝するほかありませんでした。
>このような無意味な殺し合い、というより一方的な殺人をしたくないというのが私の願いであり、憲法9条はそのための護符と考えます。
お念仏や御守りで 平和が確保・維持できると考えるところには 同意出来ません。

日本国憲法は 確かに 「日本(人)にとっての御守り」 かも知れませんが、
他国の 「悪意ある人」 にとっては 「都合の良い足かせ」 となる可能性があります。
北朝鮮の(脱北した)工作員がTVで語っていました。
日本は憲法上、工作員に「攻撃できない」 から「気楽なものだった」
それに比べて韓国はそう云う訳にはいかない ・・・ と。

宮天狗さんが ご自分の経験から 一切の戦争を否定したいお気持ちは理解します。
しかし、この後に 日本が先の戦争の「逆」、すなわち 「侵略される側」 となった時 のことについての 心配を私はしているのです。

日本政府が他国を攻撃することの歯止めとしての 憲法9条、
それには 「私の心配」についての配慮は 見当たりません。

ですから、私は現行憲法の改正を望んでいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : 宮天狗  ■日付 : 05/11/2(水) 13:43  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎さん

>宮天狗さんが ご自分の経験から 一切の戦争を否定したいお気持ちは理解します。
しかし、この後に 日本が先の戦争の「逆」、すなわち 「侵略される側」 となった時 のことについての 心配を私はしているのです。

なるほど!ワン太郎さんは日本がその昔「侵略する側」になっていたとお認めになっているわけですね。そして昔の日本のような国が侵略してきたら、と思っていらっしゃる。でもご安心ください、それは杞憂というものです。
なぜなら当時とは状況がまったく変わって、今は植民地主義が崩壊したばかりかヨーロッパの統合という夢のような事態さえ着々と進んでいます。グローバル化によって各国の経済は密接に絡み合い、大国間の戦争が世界の破滅を招くことは明らかです。まして人口ばかり多くて資源の少ない日本を侵略して得する国があるとは考えられません。むしろ怖いのは9条を変えて戦争が出来るようにすると、戦前の記憶の消えない周辺諸国を刺激して無用の摩擦をかもし出すかもしれないことです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ozone  ■日付 : 05/11/2(水) 16:30  -------------------------------------------------------------------------
   安倍晋三官房長官は一日の記者会見で、東条英機ら東京裁判でA級戦犯となった人物の責任について問われ、「歴史が判断することではないか」とのべ、戦争責任を認めませんでした。A級戦犯は、侵略戦争の準備、計画、遂行の罪に問われた戦争犯罪人で、日本政府もサンフランシスコ講和条約で東京裁判を受け入れております。

行政府の長であり、憲法遵守の義務がありながら、本質、旧憲法への改悪を叫ぶ小泉首相、条約を蔑ろにしてA級戦犯の責任を認めない安倍幹事長、いよいよ小泉「改革」ファシズムの幕開けのようです。 日本が世界の孤児にならぬ事を祈るばかりです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/11/2(水) 20:28  -------------------------------------------------------------------------
   ▼宮天狗さん:
>ワン太郎さん
>
>>宮天狗さんが ご自分の経験から 一切の戦争を否定したいお気持ちは理解します。
>>しかし、この後に 日本が先の戦争の「逆」、すなわち 「侵略される側」 となった時 のことについての 心配を私はしているのです。
>
>なるほど!ワン太郎さんは日本がその昔「侵略する側」になっていたとお認めになっているわけですね。

私を「右翼思想の持ち主」だとでも思っていたのですか?
<「侵略する側」になっていたとお認めに・・・> 等と 嬉しそうに 云わないでください。

>そして昔の日本のような国が侵略してきたら、と思っていらっしゃる。でもご安心ください、それは杞憂というものです。
>なぜなら当時とは状況がまったく変わって、今は植民地主義が崩壊したばかりかヨーロッパの統合という夢のような事態さえ着々と進んでいます。グローバル化によって各国の経済は密接に絡み合い、大国間の戦争が世界の破滅を招くことは明らかです。まして人口ばかり多くて資源の少ない日本を侵略して得する国があるとは考えられません。むしろ怖いのは9条を変えて戦争が出来るようにすると、戦前の記憶の消えない周辺諸国を刺激して無用の摩擦をかもし出すかもしれないことです。

「杞憂?」
多くの 日本人が 他国に拉致され苦しんでいる事実をどう考えますか?
経済制裁を実施するなら「東京を火の海にしてやる」と恫喝する 「あのバカ」をどう見ますか?
同盟関係にある アメリカとの関係に大きな変化が生じた時には どうすべきだと お考えですか?
中国が日本を凌駕する経済力・軍事力を持つに至った時、日本の領土・領海を 今より露骨に侵略してきたらどう対処するとお考えですか?
・ ・ ・ まだまだ<杞憂>はいくらもあります、もっと 続けましょうか?

宮天狗さん がお考えの「戦争」というのは 古典的(版図拡大・侵略)戦争しか イメージに無いようです。
「現代における安全保障」 と云うものは その様に 「コケの生えた様なもの」 を想定していては 後れをとります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : 宮天狗  ■日付 : 05/11/2(水) 21:53  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎さん

>「杞憂?」
>多くの 日本人が 他国に拉致され苦しんでいる事実をどう考えますか?
>経済制裁を実施するなら「東京を火の海にしてやる」と恫喝する 「あのバカ」を>どう見ますか?
>同盟関係にある アメリカとの関係に大きな変化が生じた時には どうすべきだと >お考えですか?
>中国が日本を凌駕する経済力・軍事力を持つに至った時、日本の領土・領海を 今>より露骨に侵略してきたらどう対処するとお考えですか?
>・ ・ ・ まだまだ<杞憂>はいくらもあります、もっと 続けましょうか?

相変わらず質問するのがお好きですね。
でも私はあなたの教師じゃありませんし、杞憂の意味を取り違えていらっしゃるようですから、ごまめの翁さんを見習ってここらで失礼御免。
ちなみに杞憂は「中国の杞の国の人が、天が崩れて落ちることはないかと心配した故事に基づいており、ありえないことをあれこれと取り越し苦労すること」です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/11/3(木) 0:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼宮天狗さん:
>ワン太郎さん
>
>>「杞憂?」
>>多くの 日本人が 他国に拉致され苦しんでいる事実をどう考えますか?
>>経済制裁を実施するなら「東京を火の海にしてやる」と恫喝する 「あのバカ」を>どう見ますか?
>>同盟関係にある アメリカとの関係に大きな変化が生じた時には どうすべきだと >お考えですか?
>>中国が日本を凌駕する経済力・軍事力を持つに至った時、日本の領土・領海を 今>より露骨に侵略してきたらどう対処するとお考えですか?
>>・ ・ ・ まだまだ<杞憂>はいくらもあります、もっと 続けましょうか?
>
>相変わらず質問するのがお好きですね。
>でも私はあなたの教師じゃありませんし、杞憂の意味を取り違えていらっしゃるようですから、ごまめの翁さんを見習ってここらで失礼御免。

<・ ・ ・ まだまだ<杞憂>はいくらもあります、もっと 続けましょうか?>は 「皮肉」 なんですがね ・ ・ ・ 
「ヒニク」 であれば <杞憂の意味を取り違えている> とは ならないでしょ?

「事実」 と 「事実に基づく想定」 を列記しました。
私の心配は 「決して<杞憂> ではない」 と 「反論」 しているのです。


>ちなみに杞憂は「中国の杞の国の人が、天が崩れて落ちることはないかと心配した故事に基づいており、ありえないことをあれこれと取り越し苦労すること」です。

誰もが 「知っている様な事」 を解説する労はとっても、
「本題についての質問」 については 答えていただくつもりはない様ですね。
どうしてでしょうか?

どうして 議論が核心に近づくと <ここらで失礼御免> となるのでしょう?
ご自分の 「云いたいこと」 を云うだけ云って、 それに対する反論には 答えようとはなさらない ・ ・ ・ 宮天狗さん の 「議論する姿勢」 を疑いたくなります。

仕方がありません、
「レスの強要」 と言われてしまわないうちに 私も 「シツレイ」 いたしましょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/11/2(水) 22:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ワン太郎さん:

横レス失礼します。

>しかし、この後に 日本が先の戦争の「逆」、すなわち 「侵略される側」 となった時 のことについての 心配を私はしているのです。
>
>日本政府が他国を攻撃することの歯止めとしての 憲法9条、
>それには 「私の心配」についての配慮は 見当たりません。
>
>ですから、私は現行憲法の改正を望んでいます。

ちょっと飛躍があるように思います。

憲法9条は究極の理想を指し示していると解釈すれば、それほど侵略の心配はないのではないでしょうか。
別スレッドでのとうろうさんへの横レスにも書きましたが、
護憲=即非武装ではなく、護憲=至非武装
だと思います。

現にこれまで日本は自衛隊がいて、日米安保があって、60年間平和を保ってきました。
これからも自衛隊は当分の間、必要でしょう。
そしてアジア外交を今より親密に展開していくことです。
アメリカとの関係も上手にしたたかに作っていくことです。
そうすればそんなに侵略される心配はないでしょう。
非武装は遠い将来の理想の旗印だと思えば良いのです。

ここで改憲することによって、アメリカの肩代わりをますます担わせられる結果になり、積極的に「戦争する国」になっていくことの危険性の方が私は心配です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/11/3(木) 0:59  -------------------------------------------------------------------------
   ▼団塊党さん:
>▼ワン太郎さん:
>
>横レス失礼します。
>
>>しかし、この後に 日本が先の戦争の「逆」、すなわち 「侵略される側」 となった時 のことについての 心配を私はしているのです。
>>
>>日本政府が他国を攻撃することの歯止めとしての 憲法9条、
>>それには 「私の心配」についての配慮は 見当たりません。
>>
>>ですから、私は現行憲法の改正を望んでいます。
>
>ちょっと飛躍があるように思います。
>
>憲法9条は究極の理想を指し示していると解釈すれば、それほど侵略の心配はないのではないでしょうか。
>別スレッドでのとうろうさんへの横レスにも書きましたが、
>護憲=即非武装ではなく、護憲=至非武装
>だと思います。
>
>現にこれまで日本は自衛隊がいて、日米安保があって、60年間平和を保ってきました。
>これからも自衛隊は当分の間、必要でしょう。
>そしてアジア外交を今より親密に展開していくことです。
>アメリカとの関係も上手にしたたかに作っていくことです。
>そうすればそんなに侵略される心配はないでしょう。
>非武装は遠い将来の理想の旗印だと思えば良いのです。
>
>ここで改憲することによって、アメリカの肩代わりをますます担わせられる結果になり、積極的に「戦争する国」になっていくことの危険性の方が私は心配です。

団塊党さん 「確かな反論」 感謝いたします。

私も かつては <護憲=至非武装> もアリかな、と考えていたこともあります。
(うかつにも 社会党を信頼していた頃です)

しかし、日本のおかれている 「現実の環境」 が<至非武装>とは どんどん「かけ離れていく」 実態を見ていると、
そうは云っておられない と感ずるようになりました。

北朝鮮による日本人の拉致・工作船の徘徊、
米国の軍事力 「ただ乗り論」 や 「応分の負担要求」、
中国・韓国による国境刺激、 核保有国の拡散、 等々・ ・ ・

「憲法9条の理念」 の実現からは ほど遠い状況が 次々と発生してきていると 感じています。

「認識の違い」 と言われれば それまでですが、
決して<飛躍> <杞憂> ナンゾではない、というのは 大多数の日本国民の感情ではないでしょうか?

「理念の追求」 は結構ですが、それで 日本(人)の 安心・安全が損なわれては みもふたも ありません。
憲法というのは 将来発生しうる可能性を 「かなりの範囲」をカバー出来ていなければ 「不備」 と云われましょう。

明治憲法がそうでした、当初において 「統帥権」 というものが 鬼っ子となるとは 想定できなかった。
いや、途中で 想定はされたけれど 「改憲」 できなかった。

「不磨の大典」 の反省は 「護憲派」の方は なさっておられないようで 心配です。
「まだ大丈夫、まだ耐えられる」 は 憲法において 信用なりません。

現状憲法は 「骨抜き」 となってしまっています。
どう見ても、自衛隊を許す憲法ではありません。
日本国民全体で 「憲法違反」 を犯しているのです。

さて 「違憲状態を変えるか」 「憲法を変えるか」 正念場に来ていると思っています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/11/3(木) 12:05  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ワン太郎さん:

>団塊党さん 「確かな反論」 感謝いたします。

こちらこそ、反論を冷静に受け止めて頂き有り難うございます。

>私も かつては <護憲=至非武装> もアリかな、と考えていたこともあります。
>(うかつにも 社会党を信頼していた頃です)

私は逆に改憲もありかなと考えていました。しかし、この1〜2年、老人党の議論を見ていくうちに護憲に傾きました。

>しかし、日本のおかれている 「現実の環境」 が<至非武装>とは どんどん「かけ離れていく」 実態を見ていると、
>そうは云っておられない と感ずるようになりました。

確かに憲法の目指している方向とはかけ離れていく実態があります。
だからこそ、ここで憲法9条にしっかりふんばってもらって、現実の流れをその理念の方向に変えていかなければならないのではないでしょうか。

改憲がなされれば、これまでの堰が一度に切れてどっと危険な流れが加速することを恐れます。
米軍の再配備計画が着々進められていますが、改憲されれば拒否する切り札がなくなり、日本にこれまで以上に大きな責任がかぶせられてくることは間違いありません。
憲法9条がある限り、これを切り札にして拒否できる部分がわずかでも残ります。
憲法9条は目指すべき理念を明示しているだけでなく、現実的なカードとしても使えます。

>現状憲法は 「骨抜き」 となってしまっています。
>どう見ても、自衛隊を許す憲法ではありません。
>日本国民全体で 「憲法違反」 を犯しているのです。
>
>さて 「違憲状態を変えるか」 「憲法を変えるか」 正念場に来ていると思っています。

憲法の理念は間違っていないのですから、現実の方を変えていくべきだと思います。
間違っているのは現実の方なんですから。
大切なことはどちらの方向を目指すかです。
憲法9条は目指すべき方向をはっきりと指し示しています。
改憲をしたら何を目指していけばよいのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/11/1(火) 13:50  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎さん

>>これからの最大課題・憲法改定国民投票(その2) の【65438】になぜ無抵抗がよいのか書いていますが見て下さい。
 
私は戦時中の人間です。両親は満州で餓死しています。それらの体験から語っているだけです。
 憲法改正が良いのか悪いのかは、後世の日本国民が判断するでしょう。
 仮に日本が先の戦争で勝ったとすれば、A級戦犯などはこの世に存在はしなかった。
 コチコチとうち続けている一秒一秒が歴史を刻んでいると私は思うのです。だから一秒一秒は大切だと思うのです。
 ですから私の護憲、無抵抗主義が良いのか悪いのか神では有りませんから判断は付きません。しかし私は後世の日本にはこの選択が良いと思っていますからそう叫んでいるのです。

 ワン太郎さんがお考えに成っている事が実現しても、其れが良いのか悪いのかは、歴史が物語るでしょう。

 さて戦争は誰が起こすのでしょう。犬が戦争をしますか。それとも馬ですか。ライオンですか。いや、人間が起こすのです。

 食肉動物多くはは、生きていくために最低限必要だけ狩猟します。しかし人間は、鉄砲という飛び道具ができてから、狩猟と称し動物を殺戮して多くの、種が滅びています。

 地球上で但一つの知的動物の人間が何故人殺しをするのでしょう。人間だから其れを止められると思いませんか。

 私は、戦争、人殺しに正義は全くないと思っています。現在は少なく成りましたが、領土の拡張、近世は宗教がらみ、戦争によって儲かける国家や企業、どれを見ても欲や利権が絡んでいると思いませんか。

 幸い日本は島国です。こちらから戦争を仕掛けない限りは大掛かりな侵略はしにくい国です。それに戦前と違いまがりなりにも国連があり、日本ほどの経済大国を私しょうとすれば、他の国家が黙認しているでしょうか。

 だから、憲法九条が活きていくと思います。ですから警察予備隊などは作るべきでなかったと思います。

 民主主義です。貴方はあなたの思いをとおすのは拒みません。しかし私の思いも誰にも邪魔をして欲しくはないのです。今後日本がどの方向に歩むかは、国民が選ぶ政治家によって決まります。

 自民党の新憲法草案が良いのか悪いのか、私は終着駅に近い人生経験の中から悪いと判断して反対行動に参加しているのです。
 憲法がどのように成るのかは判りません。政治と国民の判断です。その結果は後世の歴史が其れを判断してくれるでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/11/1(火) 21:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:
>ワン太郎さん

> 地球上で但一つの知的動物の人間が何故人殺しをするのでしょう。人間だから其れを止められると思いませんか。

残念ながら 「知的であるが故」 の悪業を人間はなしてしまうようです。
ごまめの翁さんのおっしゃることを 私は理解できると思いますし、賛同もいたします。
しかし、まことに残念ながら ごまめの翁さんの思いとは 相容れない連中も この世界には存在いたします。
そういった連中に どう対処すべきか、それを「想定し、準備をしておく」 必要を感じているのです。

> 幸い日本は島国です。こちらから戦争を仕掛けない限りは大掛かりな侵略はしにくい国です。それに戦前と違いまがりなりにも国連があり、日本ほどの経済大国を私しょうとすれば、他の国家が黙認しているでしょうか。

しかし、頼りにする友好国が不変とは限らないという心配があります。
(いつまでもアメリカが 友好であり続ける保証はありません)
先の戦争の原因をさかのぼっていけば 「日英同盟が崩れた時」から、という研究がありますが 私はそれに同意しています。

また、<日本を私しよう>とまではいかなくとも、現実に多数の日本人が拉致され不幸な目にあっています。
それに対処すべく「経済制裁」を検討すれば、彼の国の指導者は「東京を火の海にしてやる」と脅しています。
ごまめの翁さんは これらのことには 「目を瞑ろう」 とおっしゃるのでしょうか?

> 民主主義です。貴方はあなたの思いをとおすのは拒みません。しかし私の思いも誰にも邪魔をして欲しくはないのです。

いえ、そういう訳にはいきません。
私の子や孫のため、安心できる日本でありたいと思っています。
その為には せめて安心できる憲法を用意しておいて やりたいと思っているのです。

「ごまめの翁さんのお考え」と 「私の考え」 についてもっと議論すべきだと思います。 「互いに邪魔しない」で済む問題だとは思えません。

> 自民党の新憲法草案が良いのか悪いのか、私は終着駅に近い人生経験の中から悪いと判断して反対行動に参加しているのです。
> 憲法がどのように成るのかは判りません。政治と国民の判断です。その結果は後世の歴史が其れを判断してくれるでしょう。

私は、最終的に憲法が「今のまま」 であっても良いのです、
ただ、日本国民が 「シッカリとした議論」を重ね その結果の「選択を行い」 国民全体が「腹をくくる」ことができれば それで良いと考えています。

この掲示板でも(このスレッドでも)発生していますが、
「偏った思想」を持った人が 右左に分かれ 互いをなじりあっているだけの状況では 国民が「腹をくくる」ことは出来ないと思います。

もっと 「シッカリとした議論」 が必要だと思っています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/11/2(水) 13:11  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎さん
 長いので全部書き込めませんから、二つに分けます。

>>しかし、まことに残念ながら ごまめの翁さんの思いとは 相容れない連中も この世界には存在いたします。
>>そういった連中に どう対処すべきか、それを「想定し、準備をしておく」 必要を感じているのです。

 私は、戦時中の経験、当時小6と3年生の弟や妹の体験から話しているのです。
 現在を見てみましょう。イラクでは今だにアメリカ空軍の極地爆撃があります。理由は抵抗勢力が居るか実在しているだけです。
 しかし、其の時の被害者の中には非戦闘の子供たちも含まれています。よく見てみましょう。同じイラクでも抵抗勢力のない地区では其の危害少ないですと云うかありません。

 しかし、各地でテロなるものが存在します。此れとて武器というものが無かったら爆弾テロなどは存在しません。有っても刃物では被害は最小に止まるでしょう。

>私のガンジーの無抵抗主義、
>ガンジーが語る、本物の宗教の中に
>宗教が戦争の理由になったり、テロ集団と結びついて論じられたりもしますが、それが宗教本来の姿なのでしょうか。
>宗教とは、真実、不殺生、愛であるとガンジーは主張します。
>暴力の連鎖を断ち切るには、許せないことを許すしかありません。それを可能にするのが本来の宗教ではないでしょうか。
>私たちは、そのような本物の愛を自分のものにする必要があるのではないでしょうか。
と言われていますが胸をうちます。

 私は、宗教は大嫌いです。なぜなら現在の宗教集団は、創世当時の開祖者の精神を曲解し変質した、現在の政治家にそっくりな感じがしています。
 宗教そのものが、ガンジーの精神であれば、イスラムや宗教間でいざこざはないと思います。
 ですから、私の宗旨はと問われれば、大自然、強いていうなれば壮大な宇宙教になるのでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/11/2(水) 13:19  -------------------------------------------------------------------------
   昨晩、3時間ドラマ「火垂るの墓」を見ました。ドラマの後半は涙が止まらないのです。幼い兄妹の餓死していく姿。
 先日書いたように両親は満州で餓死しています。年端もいかない兄妹は、親は子供ために自分は食べなくても食べ物を与えるので生き延びたのでしょう。この二人はソ連戦車に踏みつぶされそうになった経験も語ってくれましたが、恐怖で震えが止まらず失禁したと言っていました。
 両親の死後、二人は畑泥棒、ブタ追いの手伝いあらゆる手段を嵩じて千キロ近く移動し葫蘆島より最後の引き揚げ船で帰っています。 
 栄養失調、体は疥癬、シラミだらけ兄の私でもよく子供が二人だけで帰れたなと思いますが、その船に乗船出来なければ死んでいたか、満州孤児だたろうと述懐していまとた。

 兎に角、武器を使う争い事は大きな犠牲は付きものです。
 貴方は、素手の人に対して武器を持って襲いますか。
 歯向かって来れば戦うと思いますが、無抵抗のものを殺しますか。

 武力に武器がなくては国民は守れないとおっしゃいます。確かに無抵抗でも被害は有るでしょう。しかし、武器を持って戦った場合の被害は、生易しいものではありません。特にミサイルや火器の発達した現在ではなおさらです。
 ですから、私は無抵抗状態の方が、人的、文化財の保護なども被害は最低に押さえられると思うからです。

 コスタリカは)は1948年憲法により常設軍を禁止。治安維持のための国家警備隊及び地方警備隊あり。(約8,400人)
スイスは
1815年 に欧州5大国はウィーン会議でスイスの中立を承認。
国連加入も2002年9月・兵役は徴兵制・兵力は22万人(戦時動員数)・民間防衛12万人(スイス連邦国防省、司法・警察省数値)
と云う事です。しかし永世中立を宣言した此の国を襲ったという話は聞きません。

 ですから、私は東洋に無抵抗の国家もあって良いのではないかと思うのです。時間は係ると思いますが、世界の国々が認めてくれるまで。あくまで、これは私の個人的な考えですから国をどうして守るかどうかは国民が投票して決める国会議員か国民投票があれば国民です。

 貴方は若し日本を侵略する国家が有るとすればどこですか。私は基本的に此の考えを改めなければ、軍隊を持たねばならぬ国家になることは間違いないでしょう。

 最後に軍隊が巨大になるほど武器の威力を試したくなるのが人間。過去の戦争、焼夷弾、原子爆弾でもアメリカは理屈を付け入るが実験したと思う感じは拭えません。過去の日本が関わった戦争も。イラクでもウラン弾や新型爆弾もそうだと思います。私は此の事を責めているのでは有りません。此れが武力を持つ国家の宿命だと思うからです。

 だから地球から武器のない惑星にしたいじゃありませんか。

 この論争は、電車のレールで交あう事はないと思います。貴方はあなたの主張をお続け下さい。

 私はわたくしで私の思いを語り、賛同者をさがします。
 貴方の問いに皆お答えしてませんが、平行線の論争は老いの体には堪えますので論争はこれで打ち切ります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/11/2(水) 21:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:
>
> だから地球から武器のない惑星にしたいじゃありませんか。
>

とてもいい「お話し」を聞かせていただきました。
(冷たい言い方をしますが ・・・) でも 「お話し」 です。

この地球から「武器を無くそう」というのは 「現実の人間社会」 には あり得ないことだと考えています。
「人より優位に立とう」 とする 「人間の業」 を無くさない限り この世から 武器は無くならないと 確信しています。 (「業」は無くなるものでは ありません)

私は 私の家族・友人と 「安心・安全」 に暮らしたいのです。
家族・友人を 犯そうとするヤカラがいるかもしれない、という不安を持ちながら 生活するのは お断りです。
「安心・安全」に暮らすため 政府・国家があり、その「行動の規範」を 「前もって」 キチンとしておいて欲しいと思っています。

ただ、もし 日本国民の大多数の人々が ごまめの翁さん と考えを 同じくした場合、自分だけ 武装したい、軍隊を持ちたい 等とワガママは申しません。
大多数に従うつもりでおります。

そうはなって欲しくない、と今は 「信頼できる 防衛の為の 軍事力」 を政府に用意しておいて欲しいと 期待しています。


> この論争は、電車のレールで交あう事はないと思います。貴方はあなたの主張をお続け下さい。
>
> 私はわたくしで私の思いを語り、賛同者をさがします。
> 貴方の問いに皆お答えしてませんが、平行線の論争は老いの体には堪えますので論争はこれで打ち切ります。

<打ち切る> とおっしゃるのなら 仕方がありません。
しかし、こう云う議論を キチット積み上げて行くことが とても重要なことだと考えています。
<この論争は、電車のレールで交あう事はない>とおっしゃいますが、いづれは 「何処か」に到着させなければなりません。
その時、「討論は未了」 であったなら、この日本に とても不幸な事態が発生するような気がします。

私の 子や孫が その様なことにならないように努力することが 「老いゆく私」 に課せられていると考えています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : k・satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/11/2(水) 21:47  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:
 ごぶさたしてます。
  ご意見に 賛同しますとも。
  テレビというのは 見ないのですが ご紹介の”火垂るの墓”を
  みてみたいものです。
  平和民主憲法を死守する決意を日本国民が示すとき
  だれがあえてこれを侵略することができましょうか?
  むしろ 国際信義をすてて 武器に安全をもとめる国民こそ
  かならず 侵略の意図をもつものとして 恐れられ、やがて
  滅亡しそこにはいかなる未来もないことは暦史の証明するところです。
  日本が軍事体制をとるかぎり 核武装への方向にむかい 財源的にも
  国民の平和な生活を犠牲にせねばならなくなることは
  先の敗戦に至るまでの体験から断言することができます。
     お元気で


>昨晩、3時間ドラマ「火垂るの墓」を見ました。ドラマの後半は涙が止まらないのです。幼い兄妹の餓死していく姿。
> 先日書いたように両親は満州で餓死しています。年端もいかない兄妹は、親は子供ために自分は食べなくても食べ物を与えるので生き延びたのでしょう。この二人はソ連戦車に踏みつぶされそうになった経験も語ってくれましたが、恐怖で震えが止まらず失禁したと言っていました。
> 両親の死後、二人は畑泥棒、ブタ追いの手伝いあらゆる手段を嵩じて千キロ近く移動し葫蘆島より最後の引き揚げ船で帰っています。 
> 栄養失調、体は疥癬、シラミだらけ兄の私でもよく子供が二人だけで帰れたなと思いますが、その船に乗船出来なければ死んでいたか、満州孤児だたろうと述懐していまとた。
>
> 兎に角、武器を使う争い事は大きな犠牲は付きものです。
> 貴方は、素手の人に対して武器を持って襲いますか。
> 歯向かって来れば戦うと思いますが、無抵抗のものを殺しますか。
>
> 武力に武器がなくては国民は守れないとおっしゃいます。確かに無抵抗でも被害は有るでしょう。しかし、武器を持って戦った場合の被害は、生易しいものではありません。特にミサイルや火器の発達した現在ではなおさらです。
> ですから、私は無抵抗状態の方が、人的、文化財の保護なども被害は最低に押さえられると思うからです。
>
> コスタリカは)は1948年憲法により常設軍を禁止。治安維持のための国家警備隊及び地方警備隊あり。(約8,400人)
>スイスは
>1815年 に欧州5大国はウィーン会議でスイスの中立を承認。
>国連加入も2002年9月・兵役は徴兵制・兵力は22万人(戦時動員数)・民間防衛12万人(スイス連邦国防省、司法・警察省数値)
>と云う事です。しかし永世中立を宣言した此の国を襲ったという話は聞きません。
>
> ですから、私は東洋に無抵抗の国家もあって良いのではないかと思うのです。時間は係ると思いますが、世界の国々が認めてくれるまで。あくまで、これは私の個人的な考えですから国をどうして守るかどうかは国民が投票して決める国会議員か国民投票があれば国民です。
>
> 貴方は若し日本を侵略する国家が有るとすればどこですか。私は基本的に此の考えを改めなければ、軍隊を持たねばならぬ国家になることは間違いないでしょう。
>
> 最後に軍隊が巨大になるほど武器の威力を試したくなるのが人間。過去の戦争、焼夷弾、原子爆弾でもアメリカは理屈を付け入るが実験したと思う感じは拭えません。過去の日本が関わった戦争も。イラクでもウラン弾や新型爆弾もそうだと思います。私は此の事を責めているのでは有りません。此れが武力を持つ国家の宿命だと思うからです。
>
> だから地球から武器のない惑星にしたいじゃありませんか。
>
> この論争は、電車のレールで交あう事はないと思います。貴方はあなたの主張をお続け下さい。
>
> 私はわたくしで私の思いを語り、賛同者をさがします。
> 貴方の問いに皆お答えしてませんが、平行線の論争は老いの体には堪えますので論争はこれで打ち切ります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/11/3(木) 9:25  -------------------------------------------------------------------------
   k・satouさん
 お顔を拝見していないのにご無沙汰。本当にWebと云うかBBSは面白いと云うか楽しいですね。

 私は心配性ですから、科学の発達、経済の拡大これが地球の形態に悪い影響を及ぼすのではないかと心配ばかり。

 今、一年間の酸素の消費量、群を抜いて航空機なのです。テレビで言っていたので記録は採れませんでしたが、二位の100倍も多かったと記憶しています。いつも引き合いに出していますが、東京〜ロスまでのジャンボの酸素の消費量と東京都民の一年間の消費量と同じと云う事を見たことがあります。

 戦争(開発もそうですが)はあらゆるものを破壊します、そして知らず知らずに自分の住っている地球をも破壊していると云うことに気が付いていない。戦争は最大の地球の汚染源だと思うのです。戦いで消費される汚染物質、気の遠くなる程時間をかけて進化していった地球を、生物の住めない惑星にしているのではないかと思うのです。

 其の奔りが昨今の異常気象で現れているとは思いませんか。地球創世から考えますと、人間はたかが100年も生きては居ませんから、つまらない心配などしなくても良いのですが、世界の指導者と称する人々の愚かな考えで、地球を元に戻せないほど破壊するのが腹立たしいだけです。

 今、婆さんにこの書き込みを見て、
「あんた、そんなことまで、心配すると早死にするよ、アッもう充分生きているかな。でも地球に人が住めなくなることは、戦争の様に、貧乏人や弱いものだけが犠牲になるのと違って、世界の貴族、政治家、大金持など万遍に公平に生きていけなくなるのだから、腹を立てる必要がなくなるヤンカ」
そして
「アッそうか。もし日本だけ住めなくなれば、貧乏人の俺たちはいくところがないけれど、お金持ちは、飛行機や船で日本脱出ができるからな」
で納得、何時も私に逆らっている母ちゃんにしては上出来だと感じました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : k・satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/11/3(木) 12:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:
ご返事をどうも 
社会科学は自然科学におくれてはいないのじゃないか。
 社会科学の理論 つまり現代の生産力の増大がすでに資本主義の
 生産関係をやぶっているのであり 原子力を含む現在の生産力の
 増大が生産関係に合理的に適合していなくて、つまり我々のものに
 なることが遅れているのでは ないでしょうか。

自由を守るためにとかがいくら語られても そこに打算や民族的圧迫や
植民地的収奪やらで 戦争のほうに向かわせるような動きをみれば、
誰も信用しない。そしてユングは続けてこういいます。
アメリカは自身を神々であるかのようにふるまい、自然を征服する限度
を超えようとしている。と。

しかし科学は大多数の人にとっては よいものです。
軍事的野望に従属させようとしないかぎり。
オーエル・ハクスレイが描いた科学の未来の姿は私達を深夜トイレにいく
のを躊躇わせますが。
非人間的なものは 戦争そのもので 軍事的秘密というものが非人間的
であり これらと巨大なエネルギーと関連することによりその恐ろしさは
無限に拡大されるのでは。
 恐怖は常に専制を生む。秘密科学研究所に税金をつぎこむほど
 アメリカは全体主義的となります。
 戦争が国際紛争を解決しないということは明らかにされているのですが。


>k・satouさん
> お顔を拝見していないのにご無沙汰。本当にWebと云うかBBSは面白いと云うか楽しいですね。
>
> 私は心配性ですから、科学の発達、経済の拡大これが地球の形態に悪い影響を及ぼすのではないかと心配ばかり。
>
> 今、一年間の酸素の消費量、群を抜いて航空機なのです。テレビで言っていたので記録は採れませんでしたが、二位の100倍も多かったと記憶しています。いつも引き合いに出していますが、東京〜ロスまでのジャンボの酸素の消費量と東京都民の一年間の消費量と同じと云う事を見たことがあります。
>
> 戦争(開発もそうですが)はあらゆるものを破壊します、そして知らず知らずに自分の住っている地球をも破壊していると云うことに気が付いていない。戦争は最大の地球の汚染源だと思うのです。戦いで消費される汚染物質、気の遠くなる程時間をかけて進化していった地球を、生物の住めない惑星にしているのではないかと思うのです。
>
> 其の奔りが昨今の異常気象で現れているとは思いませんか。地球創世から考えますと、人間はたかが100年も生きては居ませんから、つまらない心配などしなくても良いのですが、世界の指導者と称する人々の愚かな考えで、地球を元に戻せないほど破壊するのが腹立たしいだけです。
>
> 今、婆さんにこの書き込みを見て、
>「あんた、そんなことまで、心配すると早死にするよ、アッもう充分生きているかな。でも地球に人が住めなくなることは、戦争の様に、貧乏人や弱いものだけが犠牲になるのと違って、世界の貴族、政治家、大金持など万遍に公平に生きていけなくなるのだから、腹を立てる必要がなくなるヤンカ」
>そして
>「アッそうか。もし日本だけ住めなくなれば、貧乏人の俺たちはいくところがないけれど、お金持ちは、飛行機や船で日本脱出ができるからな」
>で納得、何時も私に逆らっている母ちゃんにしては上出来だと感じました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):憲法についての 基本的考え方  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/11/3(木) 12:40  -------------------------------------------------------------------------
   k・satouさん 
 ごもっともです。

 私も科学を否定するものではありません。しかし人間は知らず知らずに科学を環境破壊に使ってしまいます。そして科学や化学が人間にとって便利で環境を破壊しているのに気が付くのが遅すぎるのではと思っています。此れからどうやって科学と自然社会環境とを融合さすかが問題でしょう。

 アメリカはベトナム戦争で武力では紛争を解決しないと云うことを学んだと思うのですが、やはり凡人ならぬ、凡国でした。

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