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 ▼バブルの再来?  Gokai 05/12/22(木) 7:59
   ┗Re(1):バブルの再来?  Gokai 05/12/26(月) 8:01
      ┗Re(2):バブルの再来?  rerere 05/12/26(月) 11:13
         ┗Re(3):バブルの再来?  Gokai 05/12/27(火) 21:24

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 ■題名 : バブルの再来?
 ■名前 : Gokai
 ■日付 : 05/12/22(木) 7:59
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   バブルの再来という声がちらほら聞こえる。

株式の時価総額だけを捉えてそのように言っているらしい。
土地の時価総額についての見当はないということであるが、
この思考法、推量、結論の出し方というのは 全くのところ正しく論理的でない。
つまり正確な論理的裏づけなどはない。
色が白いからとミョウバンを砂糖の代わりに料理に入れるようなものである。

実は、1990年以前のバブルについてなんら経済学的検証が行われていないのである。
だから、言葉の独り歩きの可能性が極めて強く、
現在のバブル再来論はここからだけでも 信頼するに値しない想像だけのものに過ぎないことがわかる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):バブルの再来?  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/12/26(月) 8:01  -------------------------------------------------------------------------
   そもそも経済的現象におけるバブルとはなにか?
おそらく人々は
バブル(泡)ならばいずれははじけるというイメージが先行し、これを大前提として経済の将来を憶測し、
そして、やはりと思わせるように、そのような結果が生じたのであった。

人々はこれを見て、原因と結果が一致したと見たのかも知れない。

しかし、この原因と結果の間には必然的なものは存在していないのである。

けれども疑えないほどの必然があると人々が思い込んだのならそれはこれを企画した者達の大衆心理操作が成功したといえる。

それが再び行われようとしているのかもしれない恐れを今は少しだけ感じる。
或いは念押しかもしれないが。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):バブルの再来?  ■名前 : rerere  ■日付 : 05/12/26(月) 11:13  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:こんにちは
>
>けれども疑えないほどの必然があると人々が思い込んだのならそれはこれを企画した者達の大衆心理操作が成功したといえる。
>
>それが再び行われようとしているのかもしれない恐れを今は少しだけ感じる。
>或いは念押しかもしれないが。

またバブルの再来かもしれないと言われています。しかし90年代とは違うこと、それは当時は多くの家庭が総中流もしくはそれ以上と感じていたが、今は中流以下と感じている世帯が多いこと。若者を中心に下流という認識すら生まれているようです。土地や株にしても全国何処でもどの銘柄でも上がると言うわけではなく、今回は限定されているのです。その恩恵に預かれる個人と言うのもまた限定されると言うのが前回とは違う点でしょう。バブルが起こるとしてもそれは貧富の差が拡大する形になるだろうと思います。給与が少なくなる分は株で補えと言った自民党の刺客議員がいましたが、余裕のない庶民に大量の株を保有して所得の目減り分を補填できる人が一体どれだけいるのだろうか?今後配当などの株主利益を求める声は大きくなるのだろうけど、それらは一般労働者から大株主への所得の移転ということになりそうです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):バブルの再来?  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/12/27(火) 21:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼rerereさん:こんにちは
>またバブルの再来かもしれないと言われています。しかし90年代とは違うこと、それは当時は多くの家庭が総中流もしくはそれ以上と感じていたが、今は中流以下と感じている世帯が多いこと。若者を中心に下流という認識すら生まれているようです。土地や株にしても全国何処でもどの銘柄でも上がると言うわけではなく、今回は限定されているのです。その恩恵に預かれる個人と言うのもまた限定されると言うのが前回とは違う点でしょう。バブルが起こるとしてもそれは貧富の差が拡大する形になるだろうと思います。給与が少なくなる分は株で補えと言った自民党の刺客議員がいましたが、余裕のない庶民に大量の株を保有して所得の目減り分を補填できる人が一体どれだけいるのだろうか?今後配当などの株主利益を求める声は大きくなるのだろうけど、それらは一般労働者から大株主への所得の移転ということになりそうです。

バブルという言葉は最初は株式の高騰に対して使われたように記憶しています。
それが地価にも使われ、いづれ経済全体にも使われてしまいました。

また当時ほとんどの経済学者エコノミストの言は日本経済は非常に強い・・でした。さらに株価崩壊がはじまった1990年〜1992年も経済が好調なことから、株価と経済は別物といわれ、日本経済のファンダメンタル(基礎的諸条件)に何の問題もないというのが彼らのご託宣でありました。

ところが銀行の不良債権が問題になり始めたころから、バブルという言葉は、経済全体にも適用され、日本の経済力はもともとそんなに強いものではなく、これもバブルだったといわれ始めてしまいました。

これらがいわゆる主流といわれる経済学者、エコノミスト、マスコミの主張であったのです。
何も知らない人々は当然主流につきます。

・・というわけで人々の心には
現在の経済状態こそ 日本の必然であり、
小泉構造改革こそ必然だと刷り込まれてしまったのでした。

この思い込みをどのようにしたら解消できるのか思い悩んでしまいます。
何故なら、日本は民主主義の体裁、システムを採用しているのでありますから、人々が真実に気付かぬ限り、日本の将来のための最良の選択がされるわけはないからです。

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