Page 763 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼小泉地方分権は、酸味一杯戒欠く しまったk2 05/8/25(木) 22:15 ┗地方分権のエース、ニセコ町長が出馬 しまったk2 05/8/26(金) 20:20 ┗Re(1):都会人老人党は地方分権無視 しまったk2 05/8/27(土) 20:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 小泉地方分権は、酸味一杯戒欠く ■名前 : しまったk2 ■日付 : 05/8/25(木) 22:15 -------------------------------------------------------------------------
小泉構造改革の重要案件に、地方分権三味一体改革がある。 これも小泉流大都市至上主義の構造改革である。官から民と同じ発想で、国から地方といううたい文句で進められている。 地方自治体が、国から紐付き交付税、補助金に不満があることを逆手にとって、国の役務を地方に押し付けて、国の財政赤字を地方に付け替えようということである。 具体的には、地方交付税、国庫補助負担金、臨時財政対策費を削減して、国税の税率を下げて、地方税の税率を上げるという操作が伴う。 そして04年度に、国の削減は4兆円実施したが、地方に税源移譲した金額は5千億円でしかない。05年度も、これが踏襲されている。これには、当然に、東京都知事以外の地方自治体首長から大ブーイングである。 小泉以前の、これまでの地方へ分投げで、すでにいろいろな地方と大都市との格差になって住民に波及している。 現在でも、静岡県の中堅都市では年収400万円程度で国民健康保険料を比較しても東京の2倍になっている。この外、住民税や水道料など小規模自治体ほど負担額が大きい。 それが、さらに交付税等が削減されれば、なお一層、ゴミ、水道等が民営化などに向かい、いろいろな形で住民負担が多くなることは目に見えている。 札幌市の郊外に冬季OPを開催した真駒内公園という、市民の憩いの場所であるとともに、マラソントレーニングコースとして、本州の一流ランナーが練習に来る公園があるが、そこの駐車場が昨年から有料になった。霞ヶ関から、中央省庁の看板をつけて乗り込んできた女性知事あたりが発想しそうな話である。 しかし、北海道人には郊外では、イベント等でも、基本的には駐車場は無料であり料金の高低に関わらず抵抗感がある。最近は、スキー場も事情を飲み込み、殆どが無料である。 案の定、路上駐車が増加し、さらに来園者もかなり減少している。料金徴収のガードマン料の方が高いのではないかと思われる。 このほかにも、まだまだ或るのかも知れないが、教育関係など、こうして住民サービスは、どんどん低下している。 文字制限で、十分に書き切れないが、こうして地方は次第に疲弊していく。 税源移譲には、東京問題を解決して、国税と地方税、法人税と個人税の仕組みを複雑に変えなければならないが、財務省は国税はそのままにして、地方税だけ調整しようとしている。それが、いま出てきている金持ちも貧乏人も住民税を一律10%に統一する案である。 なんとも酸味一杯である。 |
ニセコ町長の逢坂さんが、民主党の2度目の口説きに応じて衆院選挙に出馬した。 ポリシーは、「地方は疲弊しており、首長としての経験で(これはだめだ)と訴えることで政治を変える。」である。 逢坂さんは、町役場の係長から町長になり3期目である。全国初のまちづくり基本条例などをつくり、全国へ先進的な発信をしている。全国有数のスキーリゾートエリアをかかえ、周辺町村と連携して、周辺外国へなども宣伝働きかけている。 北海道の冬が夏の、オーストラリアから多数の観光客を誘致して、別荘地も含めて最近はオーストラリア人だらけになっている。逢坂町長は、「市町村の危機を現場から主張しても、まるで壁に向かって叫んでいるかのようだ」と語っている。ぜひとも今回も当選して、5階級特進で首相にでもなってもらいたい人物である。 当選するためには止むを得ないが、民主党でなければならないことが惜しい。 今日も、民主党の小沢副代表が、人を小ばかにした聞き苦しい物言いで、他政党を批判していたが、民主党は、どうも小沢さんの影がきな臭く信用できない。 |
老人党の主流が、都市インターネット族だから冷酷な事実であろう。 そのような冷酷な事実をふまえて、政治をみていかなくてはなるまい。 だから、地方の方々も、冷酷に判断して下さい。 |