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 ▼ミラノにて  プリーモ・レーヴィ 04/1/25(日) 11:10
   ┗Re(1):ミラノにて  団塊党 04/1/25(日) 18:08
      ┗Re(2):ミラノにて  悠々 04/1/25(日) 22:38

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 ■題名 : ミラノにて
 ■名前 : プリーモ・レーヴィ
 ■日付 : 04/1/25(日) 11:10
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   昨年、ミラノの国立レオナルド・ダ・ヴィンチ科学技術博物館へ寄って見た時の事でした。その日は日曜日でしたが、小学生クラス?の生徒達を引き連れた先生が、レオナルドの例の空へ浮かび上がろうと工夫したアイデアの模型の前で、一人の生徒へ「お前、これで空へ上がってみないか?」と言われて尻込みする光景に、周りの生徒達もドッと笑う場面に出っくわしました。この時、教育の何たるかに目からウロコでした。大先輩が考え残した現物を前に教え、教えられる時間をユーモアと共に彼等がやっていたのは印象的でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):ミラノにて  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 04/1/25(日) 18:08  -------------------------------------------------------------------------
   ▼プリーモ・レーヴィさん:
>昨年、ミラノの国立レオナルド・ダ・ヴィンチ科学技術博物館へ寄って見た時の事でした。その日は日曜日でしたが、小学生クラス?の生徒達を引き連れた先生が、レオナルドの例の空へ浮かび上がろうと工夫したアイデアの模型の前で、一人の生徒へ「お前、これで空へ上がってみないか?」と言われて尻込みする光景に、周りの生徒達もドッと笑う場面に出っくわしました。この時、教育の何たるかに目からウロコでした。大先輩が考え残した現物を前に教え、教えられる時間をユーモアと共に彼等がやっていたのは印象的でした。

歴史的な文化遺産の前でも少しも堅くならずに自然に振る舞えるところがいいですね。
イタリアという国にはこういうユーモアを自然に言える風土があるのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ミラノにて  ■名前 : 悠々  ■日付 : 04/1/25(日) 22:38  -------------------------------------------------------------------------
    ロンドンの自然史博物館では子供たちが本物の収集品に直接タッチして実感するコーナーがありました(惜しげもなく)。美術館では、教師のレクチャーの後、個々に名だたる名画とむきあっているこどもたちの伸び伸びとした姿に何度もで会いました。ゆとりの空間と時間を感じたものです。
 昨年訪れたミラノのダ・ヴィンチも携わったというスフォルツェスコ城。城内の博物館にはダ・ヴィンチによって描かれた部屋もありましたが、印象的だったのはミケランジェロのピエタ像でした。人生の悲哀といったものがしみじみと感じとれました。

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