Page 1098 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼年金は既に破綻してる ハマー 04/6/24(木) 11:56 ┣Re(1):年金、ほんとは破綻していないのですよ。 Gokai Sezutomo 04/6/24(木) 13:21 ┃ ┗Re(2):年金、ほんとは破綻していないのですよ。 ハマー 04/6/24(木) 15:08 ┃ ┣年金破綻というのはどういうこと? ワン太郎 04/6/24(木) 16:27 ┃ ┃ ┣Re(1):年金破綻というのはどういうこと? ハル 04/6/24(木) 17:25 ┃ ┃ ┗Re(1):年金破綻というのはどういうこと? ハマー 04/6/24(木) 20:35 ┃ ┗Re(3):貿易黒字を根拠との意味は大です。 Gokai Sezutomo 04/6/24(木) 23:35 ┃ ┣Reハマーさんへ、スレッド番号の挿入漏れです。 Gokai Sezutomo 04/6/25(金) 0:18 ┃ ┗Re(4):貿易黒字を根拠との意味は大です。 ハマー 04/6/26(土) 2:31 ┃ ┗Re(5):貿易黒字を根拠との意味は大です。 Gokai Sezutomo 04/6/26(土) 21:46 ┃ ┗Re(6):貿易黒字を根拠との意味は大です。 ハマー 04/7/1(木) 2:35 ┃ ┗Re(7):貿易黒字を根拠との意味は大です。 Gokai Sezutomo 04/7/2(金) 0:45 ┃ ┗Re(8):貿易黒字を根拠との意味は大です。 ハマー 04/7/4(日) 13:57 ┃ ┣Re(9):年金と貿易収支もパイの大きさという意味で。 Gokai Sezutomo 04/7/4(日) 18:42 ┃ ┣Re(9):貿易黒字を根拠との意味は大です。(返答1.) Gokai Sezutomo 04/7/5(月) 22:07 ┃ ┃ ┗Re(10):貿易黒字を根拠との意味は大です。(返答1.) ハマー 04/7/6(火) 19:25 ┃ ┣Re(9):返答の2 Gokai Sezutomo 04/7/6(火) 22:56 ┃ ┗Re(9):返答の3 Gokai Sezutomo 04/7/7(水) 22:13 ┃ ┗Re(10):返答の3 ハマー 04/7/8(木) 2:32 ┃ ┣Re(11):訂正 ハマー 04/7/8(木) 2:36 ┃ ┗Re(11):科学する心 Gokai Sezutomo 04/7/9(金) 0:27 ┃ ┣Re(12):URLの訂正 Gokai Sezutomo 04/7/9(金) 0:38 ┃ ┗Re(12):現実としては ハマー 04/7/10(土) 14:03 ┃ ┗Re(13):現実としては Gokai Sezutomo 04/7/10(土) 21:33 ┃ ┗Re(14):現実としては ハマー 04/7/11(日) 18:52 ┃ ┣Re(15):現実としては Gokai Sezutomo 04/7/11(日) 20:27 ┃ ┣Re(15):現実としては Gokai Sezutomo 04/7/12(月) 22:05 ┃ ┗Re(15):現実としては Gokai Sezutomo 04/7/14(水) 21:36 ┃ ┗Re(16):現実としては ハマー 04/7/17(土) 22:41 ┃ ┗Re(17):現実としては Gokai Sezutomo 04/7/23(金) 21:36 ┃ ┗Re(18):現実としては ハマー 04/7/25(日) 0:47 ┃ ┣追記 ハマー 04/7/25(日) 0:52 ┃ ┗Re(19):現実としては Gokai Sezutomo 04/7/25(日) 2:01 ┣「年金積立金無駄遣い禁止法案」実現のための署名運動 珠 04/6/25(金) 0:48 ┃ ┣Re(1):「年金積立金無駄遣い禁止法案」実現のための署名運動 こんぺいとう 04/6/25(金) 8:55 ┃ ┣Re(1):「年金積立金無駄遣い禁止法案」実現のための署名運動 taka 04/6/25(金) 9:18 ┃ ┗Re(1):無駄使いの定義をはっきりしよう 月光仮面 04/7/23(金) 16:42 ┣Re(1):nihonnは既に破綻してる 嘘つきにクビを 04/7/3(土) 15:36 ┃ ┣Re(2):日本は既に破綻、 月光仮面 04/7/24(土) 10:06 ┃ ┗Re(2):高負担全体主義国家化が元凶 月光仮面 04/7/24(土) 10:29 ┗Re(1):年金破綻させない!意志が大切! 珍 源齋 04/7/12(月) 10:21 ┣Re(2):年金破綻させない!意志が大切! 頑固生きがい 04/7/15(木) 10:23 ┗Re(2):年金破綻させない!意志が大切! 月光仮面 04/7/23(金) 13:49 ┗Re(3):ネズミ講論には賛成!木村案には反対! 月光仮面 04/7/23(金) 22:12 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 年金は既に破綻してる ■名前 : ハマー ■日付 : 04/6/24(木) 11:56 -------------------------------------------------------------------------
はじめて書き込みさせていただきます。 もう既に年金法案は成立してしまいましたが、 今度の参院選で大きな争点となるであろうこのことに一言。 よく政治家や官僚が「年金制度は破綻しない」とか言っていますが、 私は受給開始年齢を引き上げた時点で既に破綻してると思います。 これから払い始める人に対し、「65歳からしかもらえませんよ」と言うならともかく 60歳からもらえると信じて払いつづけてきた人に「やっぱり65歳から」と言った時点でそれは既に契約違反であり、破綻しています。 同様に受給額が減ったりするのも破綻している証拠。 それで破綻していないというなら、極端な話「100歳から支給、支給額は1円」だったとしても、一応支給しているのだから破綻はしていないともいえるでしょう。 どこか政治家や官僚達が言っていることは詭弁に思います(今に始まったことじゃありませんが)。 みなさんはどう思われますか? ちなみに私は24歳ですが、年金は破綻してると思うし自分がもらえると思っていませんが、年金は払います。 年金は既に「自分の将来のために払う」とかではなくて、今の老人達を支えるための税金みたいに思っているので。払う義務があるから払っているだけです。 |
▼ハマーさん:こんにちは、毛色の変わった理屈を云いますね。 年金は破綻と思わされているのであって、実際は破綻などしていないのです。 それが証拠に、年がら年中、日本は貿易黒字で、これを貴方の収入と支出に例えれば、収入のほうが多くて毎月貯金している状態だということではありませんか。 つまり貴方はもっと贅沢(年金や福祉を充実)をしたければいつでも出来るということで、年金や国の財政の破綻状態ではないのです。 こんな簡単な理屈、野党も含めて誰も気付かないのです。マインドコントロールされていると思いませんか?それとも貴方のお若い柔軟な頭脳でも理解不能ですか? >はじめて書き込みさせていただきます。 > >もう既に年金法案は成立してしまいましたが、 >今度の参院選で大きな争点となるであろうこのことに一言。 > >よく政治家や官僚が「年金制度は破綻しない」とか言っていますが、 >私は受給開始年齢を引き上げた時点で既に破綻してると思います。 >これから払い始める人に対し、「65歳からしかもらえませんよ」と言うならともかく >60歳からもらえると信じて払いつづけてきた人に「やっぱり65歳から」と言った時点でそれは既に契約違反であり、破綻しています。 >同様に受給額が減ったりするのも破綻している証拠。 > >それで破綻していないというなら、極端な話「100歳から支給、支給額は1円」だったとしても、一応支給しているのだから破綻はしていないともいえるでしょう。 >どこか政治家や官僚達が言っていることは詭弁に思います(今に始まったことじゃありませんが)。 >みなさんはどう思われますか? > >ちなみに私は24歳ですが、年金は破綻してると思うし自分がもらえると思っていませんが、年金は払います。 >年金は既に「自分の将来のために払う」とかではなくて、今の老人達を支えるための税金みたいに思っているので。払う義務があるから払っているだけです。 |
Gokai Sezutomoさん、レスありがとうございます。 しかし、Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることには残念ながら私は賛成できません。 貿易黒字のみを根拠に破綻していないとおっしゃっていますが、貿易黒字とは民間が儲かっているというだけで、国の財政とは直接は一緒にはできません。 もちろん儲かっていれば税金がその分多く入るから関係はしていますが。 それに「社団法人日本貿易会」によれば2004年度の経常収支は17兆6350億円との見通し。 それに対し、国債と借入金政府短期証券を合わせた国の債務残高は2003年12月末の時点でも約670兆。 単純に計算しても、今年度の貿易黒字がずっと続くとして(「日本貿易会」によれば今年度の数字は「過去最高」ですが)、その黒字分を全額税金として取り立て、かつこれ以上国の財政赤字が進まないと仮定したとしても国の債務がなくなるのに40年弱かかります。 この数字を考えただけでも貿易黒字のみを理由に「財政は破綻していない」というのは詭弁に過ぎないでしょう。 |
▼ハマーさん: > >この数字を考えただけでも貿易黒字のみを理由に「財政は破綻していない」というのは詭弁に過ぎないでしょう。 破綻しているか否か、という「判定の基準」が問題でしょう。 年金財源が赤字だから、と云うのなら、当初から年金は破綻しています。 もともと保険料を払っていなかった人達に、年金を支給する事から この制度は始めたのですから。 (これはどこの国でも同じです) 国の「借金」を問題にするなら、国の「貸し金」と相殺してからでないといけないでしょう。 (貸し金がどれ程か知りたいのですが判りません・・・) 結局は、国民が年金の負担に耐えられなくなった時、 政府が年金を集められなくなった時、が「破綻」となるのではありませんか? 保険料納入者があまりにも少なくなってしまったから、破綻しそうになっているのじゃないですか? 年金未納・未加入者がゼロになればどうでしょう。 (多分それで解決するのではないかと思っているのですが) <年金はあてにならないから、払いたくない>というのは身勝手な話しです。 国を支えてきた人々の老後を皆で支えよう、としていることに、 自分だけは「イヤ」とわがままを云っているだけのことです。 問題の要素は ・政府と制度に信頼がない ・徴収と運用が下手過ぎる ・国民に協同意識のない身勝手な人が増えてきた ・景気が悪い ・・・等々 だと思います。 これらを一つ一つ地道に解決していくことしかない のじゃありませんか? 政府(や与党)だけを責めても 他に問題はたくさん残っています。 |
> >破綻しているか否か、という「判定の基準」が問題でしょう 最初に約束した契約内容を履行できない時点でその制度は実質的に破綻していると言えるのではないのでしょうか?年金制度は常に加入者を増やし続けなければなりませんから、契約内容を後から変更しなければやっていけないような事態に陥っていしまった時点で破綻していると思います。後から一方的に契約内容を変更されるような保険に誰が加入しますか?未加入者や未納者が続出してるというのは制度として破綻してます。 |
▼ワン太郎さん: >破綻しているか否か、という「判定の基準」が問題でしょう。 この「基準」はハルさんが指摘されている通り、「当初の約束を果たせない」ところで破綻していると言えるのでは、と私は考えます。 だから、これから払い始める人に対して「65歳から支給を始める」というのなら私は破綻はしていないと思いますが、「60歳から払う」と言っといて「やっぱ65歳から」というのなら、なし崩し的にどこまででも行ってしまうでしょう。 >結局は、国民が年金の負担に耐えられなくなった時、 >政府が年金を集められなくなった時、が「破綻」となるのではありませんか? 残念ながら、今の政治が続くとしたら国家自体が破綻しない限り、そのようなことは起きないでしょう。 少なくとも今までの年金制度を政府が完全に否定しない限りは。 先にも述べましたように、政府としては「100歳から支給」「200歳から支給」といったって破綻していないことになってしまいます。 これを極端と感じるかもしれませんが、「70歳ならどうか?」「75歳では?」「80歳では?」と続けば、結局どこで線引きされるかというのは明確にはできません。 支給者の人数と支給額さえ減らせば、いつまでだって続けられることは出来ます。 国家に人がいる限り、自転車操業はどこまででも続けられます。 >保険料納入者があまりにも少なくなってしまったから、破綻しそうになっているのじゃないですか? >年金未納・未加入者がゼロになればどうでしょう。 >(多分それで解決するのではないかと思っているのですが) > ><年金はあてにならないから、払いたくない>というのは身勝手な話しです。 >国を支えてきた人々の老後を皆で支えよう、としていることに、 >自分だけは「イヤ」とわがままを云っているだけのことです。 まず始めに申し上げたいのは一番最初の書き込みで私は「年金は払う」と宣言しています。これはもらえる云々より、国会の「正常な」手続きにおいて成立したのであれば、従うことは国民の義務だと思っていますし、それに従えないのならその国民であることを離脱するか、クーデターでも起こすべきだと思っています。 そもそも年金は、本来は国も徴収の際に言っているように「自分の老後のため」もしくは「自分達もしも何かあったときのため」に払っているのであって、「今のお年寄りに対する畏敬の念(具体的に言えば『今まで支えてくれてありがとう。ご苦労様』という思い)から払っている」わけではありません。 <参考>国民年金法 第一条 国民年金制度は、日本国憲法第二十五条第二項に規定する理念に基き、老齢、障害又は死亡によつて国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によつて防止し、もつて健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とする。 だから本当は「自分は保障されなくてもいい」と考えるのならば、払わなくてもいいものだと思っています。これは政治家のみなさんが未納が明らかになったとき、「未納ということはその分支給されないわけだから、脱税とは違い、別に悪いことではない」と開き直っていることからも明らかです。 但し、年金は強制加入であるから、そうはいかないだけなのです。 だから心情的には「払いたくない」という人の気持ちはわかります。 >問題の要素は > ・政府と制度に信頼がない > ・徴収と運用が下手過ぎる > ・国民に協同意識のない身勝手な人が増えてきた > ・景気が悪い ・・・等々 >だと思います。 > >これらを一つ一つ地道に解決していくことしかない のじゃありませんか? > >政府(や与党)だけを責めても 他に問題はたくさん残っています。 確かにおっしゃる通り。私も別に批判だけで終わらせていいとは思っていません。 しかし、政府・与党批判をするのはその第一歩ではないのでしょうか? |
▼ハマーさん:こんばんは いいえ、貿易収支黒字で儲かったドルを日本国内に持ち込もうとしたら、外為市場にて最終的には日銀が買い上げていますね(外貨準備金)。そしてこのドルは実際にはアメリカ金融市場に止まったままでありますから、比喩すれば、個人が預金するのと同義語ではありませんか? >しかし、Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることには残念ながら私は賛成できません。 >貿易黒字のみを根拠に破綻していないとおっしゃっていますが、貿易黒字とは民間が儲かっているというだけで、国の財政とは直接は一緒にはできません。 貿易収支とは日本国全体の輸出入収支を言うのですから、輸出業者だけの儲けでないことはご存知ですね。 >もちろん儲かっていれば税金がその分多く入るから関係はしていますが。 > >それに「社団法人日本貿易会」によれば2004年度の経常収支は17兆6350億円との見通し。 2003年度経常収支は17兆2667億円、貿易・サービス収支は9兆5707億円ですね。そして新規国債発行額は確か、36兆円ほどだったように思います。 でも経常収支の172667億円はドルであって、あくまで換算額に過ぎないのではないですか。実際にこの金額のドルを消費、消滅しようとしたら、日本国内での経済活動をものすごく活発化し、一次産品の輸入の増加を促さない限り、儲かったドルは消えないでしょう。 経済活動を活発化するということを個人に例えると『贅沢をすること。』といったつもりです。 >それに対し、国債と借入金政府短期証券を合わせた国の債務残高は2003年12月末の時点でも約670兆。 >単純に計算しても、今年度の貿易黒字がずっと続くとして(「日本貿易会」によれば今年度の数字は「過去最高」ですが)、その黒字分を全額税金として取り立て、かつこれ以上国の財政赤字が進まないと仮定したとしても国の債務がなくなるのに40年弱かかります。 > 貿易収支黒字を国債返却に廻す計算をされているのですか?、お金の意味が違うのですから、発想そのものの誤りだと思いますがいかがでしょう? >この数字を考えただけでも貿易黒字のみを理由に「財政は破綻していない」というのは詭弁に過ぎないでしょう。 財政の破綻についてはご面倒でしょうが次のスレッドをご参照くだされば幸いです。是非、誤りをご指摘ください。期待しています。 |
ご参照をお願いしましたスレッドの番号を書き漏れしました。すみませんでした。追加します。 政府財政の破綻かどうかについては、 スレッド、8782・8887・8986・9534・9864・9986・10474・・・・以上ぐらいの内容をご参照、誤りをご指摘くだされば幸いです。 |
▼Gokai Sezutomoさん:こんばんは 私は経済は専門ではないので、見当違いなことを言っていたらご面倒ですがその度ご指摘いただけたら幸いです。 とりあえず財政破綻の話までいくと話が大きくなりすぎるので、とりあえずこのスレで問題にしている年金財政を主に取り上げたいと思います(ちなみにGokai Sezutomoさんが挙げられた参照スレッドは拝見しました)。 >>しかし、Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることには残念ながら私は賛成できません。 >>貿易黒字のみを根拠に破綻していないとおっしゃっていますが、貿易黒字とは民間が儲かっているというだけで、国の財政とは直接は一緒にはできません。 > > 貿易収支とは日本国全体の輸出入収支を言うのですから、輸出業者だけの儲けでないことはご存知ですね。 輸出業者だけの儲けとは思っていません。しかし、貿易収支で黒字だったからと言って、国庫が潤うことには直ちには繋がらないのでは?ということを申し上げたかったのです。別に貿易収支とは国が(もっと具体的に言うのならこの場合国の財政を運営する政府が)儲かっていることを示すわけではなく、民間企業(別に輸出業者に限らず、各種メーカーなども含め)が儲かっていることを示しているに過ぎないでしょう。 もちろん企業が儲かっていればその分税収は増えるので、いいことではありますが、税の公平性から言っても、経済界の反発・景気の冷え込みの懸念から言っても、税としてそういった企業から過剰に取り立てることは不可能でしょう。 > 2003年度経常収支は17兆2667億円、貿易・サービス収支は9兆5707億円ですね。そして新規国債発行額は確か、36兆円ほどだったように思います。 > でも経常収支の172667億円はドルであって、あくまで換算額に過ぎないのではないですか。実際にこの金額のドルを消費、消滅しようとしたら、日本国内での経済活動をものすごく活発化し、一次産品の輸入の増加を促さない限り、儲かったドルは消えないでしょう。 > 経済活動を活発化するということを個人に例えると『贅沢をすること。』といったつもりです。 おっしゃる意味がよくわかりません。たとえ海外にあるたくさんのドルを大量の一次産品の輸入の増加として消費させることが可能だとしても、それと年金がもらえる、もらえないあるいは金額の大小とは関係ないでしょう。「輸入が可能である」と言うだけであって、そのために無駄な輸入をしたところでそれが経済の活発に繋がるとは限らないし(無駄な公共事業を乱発しても景気が浮揚しなかったことと同じ)、たとえそれが景気を押し上げたとしてもそれはそれによって儲かった人のみが余裕が出来ると言うだけで、「国民全員の保障をしている」年金と同列に扱うことは出来ないはずです。「景気が浮揚すれば税収も年金徴収額も増えるじゃないか」とおっしゃるのであれば、理解は出来ますが、そうなるためにはかなりの好況が続くことが必要だと思います。 >>それに対し、国債と借入金政府短期証券を合わせた国の債務残高は2003年12月末の時点でも約670兆。 >>単純に計算しても、今年度の貿易黒字がずっと続くとして(「日本貿易会」によれば今年度の数字は「過去最高」ですが)、その黒字分を全額税金として取り立て、かつこれ以上国の財政赤字が進まないと仮定したとしても国の債務がなくなるのに40年弱かかります。 >> > 貿易収支黒字を国債返却に廻す計算をされているのですか?、お金の意味が違うのですから、発想そのものの誤りだと思いますがいかがでしょう? これは「貿易収支黒字」が即「破綻していない」に直結していると思ったことからの反論です。つまり、それだけ儲けたとしても結局国庫に入ってくるのは黒字分全額ではなく、そのごく一部でしょう。それを最も過大に考えても(つまり黒字分全額が税収として国庫に帰属したとしても)財政を立て直すのにそれだけかかる、ということが言いたかったのです。 「これは全く別物だから誤りだ」とおっしゃるのであれば、貿易収支の黒字がどうやって(そのことによる景気浮揚という現象を除き)、どれだけ国庫に帰属しているのか、わかりやすく具体例をあげていただけると幸いです。例えば2003年度の経常収支である17兆2667億円、貿易・サービス収支は9兆5707億円の中で、一体いくらぐらいが財政赤字の解消、もしくは年金財政の収入に貢献しているのか、できれば具体的数字を挙げていただけないでしょうか。 そもそもGokai Sezutomoさんは今の状況をどうすればいいのか、ということが全く不明です。 年金は(国債等もそうですが)「信用」の上に立っている以上、その信頼をなくすような政策は最もいけないはずです。しかし、現実には給付額を減らしたり、給付開始年齢を引き上げたりと信頼を失うような政策ばかりしています。結果、未納者・未加入者が増え、今日の深刻なまでの状況に陥っているのではないのですか。 Gokai Sezutomoさんはこれは厚労省の役人達がみんな愚かで、政策が間違っているだけ、別に給付開始年齢も引き上げる必要はなく、給付額も減らす必要はない、とお考えだということですか。 ちなみにしきりと「貿易収支黒字だから」とおっしゃっていますが、これが未来永劫続くわけではないでしょう。もし、何らかの要因で貿易収支が赤字に陥ってしまったとき、膨大な国の財政赤字等はどうなるとお考えですか。 そういったときのためにも「過大な財政赤字は避けるべき」と私は考えています。 あと、別スレになりますが、「赤字国債は将来世代のツケではない」とおっしゃっていますが、国債も「信用」で成り立っている以上、利払いの滞りは出来ないはず。赤字国債が増えればその分利払い額も多くなるわけだから、それが滞らなくするために将来的には増税せざるを得なくなるので、ツケにはなると思いますが。 |
▼ハマーさん:こんにちは >とりあえず財政破綻の話までいくと話が大きくなりすぎるので、とりあえずこのスレで問題にしている年金財政を主に取り上げたいと思います(ちなみにGokai Sezutomoさんが挙げられた参照スレッドは拝見しました)。 読んでいただいて、有難うございました。 >>>貿易黒字のみを根拠に破綻していないとおっしゃっていますが、貿易黒字とは民間が儲かっているというだけで、国の財政とは直接は一緒にはできません。 >> >> 貿易収支とは日本国全体の輸出入収支を言うのですから、輸出業者だけの儲けでないことはご存知ですね。 > >輸出業者だけの儲けとは思っていません。しかし、貿易収支で黒字だったからと言って、国庫が潤うことには直ちには繋がらないのでは?ということを申し上げたかったのです。別に貿易収支とは国が(もっと具体的に言うのならこの場合国の財政を運営する政府が)儲かっていることを示すわけではなく、民間企業(別に輸出業者に限らず、各種メーカーなども含め)が儲かっていることを示しているに過ぎないでしょう。 もちろん国庫は直ちに潤いませんね。しかし日本国全体として考えるとしたら、潤っているのではないですか。変な例え方をして申し訳ありませんが、例えば、ハマーさんが一億二千五百万個の細胞で構成されている身体で働いて得た収入がハマーさんが消費する額より多ければ、差し引き分を預金することが出来ますね。それが国で云えば貿易収支ではないですか。つまり、支出より収入のほうが一生を通じて多ければ、ハマーさんは破綻することなく一生を終えることが出来るのではありませんか。この簡単な理屈を国に当てはめれば正しい答えが出てきます。尚、国庫の潤いについては、段取りがよければそのときに述べさせていただきます。 >もちろん企業が儲かっていればその分税収は増えるので、いいことではありますが、税の公平性から言っても、経済界の反発・景気の冷え込みの懸念から言っても、税としてそういった企業から過剰に取り立てることは不可能でしょう。 > その通りです。 >> 2003年度経常収支は17兆2667億円、貿易・サービス収支は9兆5707億円ですね。そして新規国債発行額は確か、36兆円ほどだったように思います。 >> でも経常収支の172667億円はドルであって、あくまで換算額に過ぎないのではないですか。実際にこの金額のドルを消費、消滅しようとしたら、日本国内での経済活動をものすごく活発化し、一次産品の輸入の増加を促さない限り、儲かったドルは消えないでしょう。 >> 経済活動を活発化するということを個人に例えると『贅沢をすること。』といったつもりです。 > >おっしゃる意味がよくわかりません。たとえ海外にあるたくさんのドルを大量の一次産品の輸入の増加として消費させることが可能だとしても、それと年金がもらえる、もらえないあるいは金額の大小とは関係ないでしょう。「輸入が可能である」と言うだけであって、そのために無駄な輸入をしたところでそれが経済の活発に繋がるとは限らないし(無駄な公共事業を乱発しても景気が浮揚しなかったことと同じ)、たとえそれが景気を押し上げたとしてもそれはそれによって儲かった人のみが余裕が出来ると言うだけで、「国民全員の保障をしている」年金と同列に扱うことは出来ないはずです。「景気が浮揚すれば税収も年金徴収額も増えるじゃないか」とおっしゃるのであれば、理解は出来ますが、そうなるためにはかなりの好況が続くことが必要だと思います。 取り敢えず、年金のはなしの戻ります。 年金問題の根幹は、大雑把に言えば、日本国内での財とサービス=(パイ)を退職世代と現役世代がどのような比率で分配するかに尽きると思いますが、案外パイの大きさが具体的にどれぐらいなのかは知られていないのではないかと思います。 同様に、「円」というお金もそれを持つ金額によって、日本国内の財とサービスの分配にありつける保障だと思います。 一方ドルはそのままでは日本のパイの分配にありつけませんがアメリカ国内の財とサービスの分配にありつけます。 ドルを円に交換すればいいではないかと簡単に考えないで下さい。ここが話のミソです。 何故か、ドルの量も円の量もそれぞれの国の中央銀行が市場操作によってコントロールされているからです。つまり、お金一単位に匹敵するパイの大きさを中央銀行がコントロールしているともいえます。 さて、日本のパイの大きさとは一体どれくらいあるのでしょうか? 1億2500万人の国民がゆったりと生活していけるだけの大きさでしょうか? 今後、少子高齢化を進ませないために、再び、ベビーブームを起こさせたとしたら、人口爆発が起きますが、そういった人口増加を支えきれるだけのパイの大きさがありますでしょうか?支える為のパイの大きさとは一体どれ位でしょうか? そのときのパイの大きさに関係するのが政府の財政状態ですか?貿易額と貿易収支ではないのですか? 1億2500万人の生活を支えるために2003年度では約45兆円の輸入をしました。それだけの物資を国内でまかなわず買い入れたのです。一方、輸出は約56兆円でした。その結果として、サービス収支を加えると95707億円の黒字となったのです。この黒字分はまだ買える権利を行使していないお金(ドル)であって、GDPの増加には貢献していないお金だと考えるのですが、どう思われますか? 話が横道にそれましたが、もし日本国の人口が少子化を避けた結果、2億人になったとしたら、それを支えるために輸入が65兆円分必要なのに輸出がこのままの56兆円だったとしたら、そのときの日本人の生活を支えられないということではないのですか? 輸出より輸入のほうが多い国はそのうち、外貨準備金不足に陥り、貿易が出来なくなりIMFの援助を求めるということになる。これが国の破綻ではないですか? また話がそれてしまいましたが、結局、年金問題を本質から考えようとするとどうしても財政問題や貿易問題も含めて考えざるを得ないのではないかと思うのです。 >>それに対し、国債と借入金政府短期証券を合わせた国の債務残高は2003年12月末の時点でも約670兆。 >>>単純に計算しても、今年度の貿易黒字がずっと続くとして(「日本貿易会」によれば今年度の数字は「過去最高」ですが)、その黒字分を全額税金として取り立て、かつこれ以上国の財政赤字が進まないと仮定したとしても国の債務がなくなるのに40年弱かかります。 >>> >> 貿易収支黒字を国債返却に廻す計算をされているのですか?、お金の意味が違うのですから、発想そのものの誤りだと思いますがいかがでしょう? > >これは「貿易収支黒字」が即「破綻していない」に直結していると思ったことからの反論です。つまり、それだけ儲けたとしても結局国庫に入ってくるのは黒字分全額ではなく、そのごく一部でしょう。それを最も過大に考えても(つまり黒字分全額が税収として国庫に帰属したとしても)財政を立て直すのにそれだけかかる、ということが言いたかったのです。 国庫の赤字が大きいと国が破綻すると貴方も思い込まされているように思えます。国庫の赤字は民間へのマネーの供給であって、国の破綻とは無関係です。スレッド<8782>辺りにそのことを少し詳しく述べています。宜しければ再度ご覧下さい。 >「これは全く別物だから誤りだ」とおっしゃるのであれば、貿易収支の黒字がどうやって(そのことによる景気浮揚という現象を除き)、どれだけ国庫に帰属しているのか、わかりやすく具体例をあげていただけると幸いです。例えば2003年度の経常収支である17兆2667億円、貿易・サービス収支は9兆5707億円の中で、一体いくらぐらいが財政赤字の解消、もしくは年金財政の収入に貢献しているのか、できれば具体的数字を挙げていただけないでしょうか。 > >そもそもGokai Sezutomoさんは今の状況をどうすればいいのか、ということが全く不明です。 機械の故障や人間の病気を治すのにその原因を究明しないことには、的外れの処置を施すことになってしまいます。また、正しい処置を明示しても、原因や経過を理解していない方々に、これを言うのは勇気がいる場合があります。 また、原因や経過や現状が本当に理解できれば、答えなど聞かなくとも、おのずと解かるものもあるのです。年金問題や財政問題がそうだと私は思っています。 >年金は(国債等もそうですが)「信用」の上に立っている以上、その信頼をなくすような政策は最もいけないはずです。しかし、現実には給付額を減らしたり、給付開始年齢を引き上げたりと信頼を失うような政策ばかりしています。結果、未納者・未加入者が増え、今日の深刻なまでの状況に陥っているのではないのですか。 未納者問題が年金問題の最大の問題ではありません。極端に言うと、年金の掛け金など誰も払わなくとも年金受給者への年金支払いは可能です。 >Gokai Sezutomoさんはこれは厚労省の役人達がみんな愚かで、政策が間違っているだけ、別に給付開始年齢も引き上げる必要はなく、給付額も減らす必要はない、とお考えだということですか。 > 財務省と厚労省がみんな愚かなのではなく、気付いていないのです。 >ちなみにしきりと「貿易収支黒字だから」とおっしゃっていますが、これが未来永劫続くわけではないでしょう。もし、何らかの要因で貿易収支が赤字に陥ってしまったとき、膨大な国の財政赤字等はどうなるとお考えですか。 >そういったときのためにも「過大な財政赤字は避けるべき」と私は考えています。 > 貴方が既に仰られたように、政府財政と貿易収支は直結しないという意見、私も同意します。従って財政問題に関しては違う観点で考察する必要があります。 >あと、別スレになりますが、「赤字国債は将来世代のツケではない」とおっしゃっていますが、国債も「信用」で成り立っている以上、利払いの滞りは出来ないはず。赤字国債が増えればその分利払い額も多くなるわけだから、それが滞らなくするために将来的には増税せざるを得なくなるので、ツケにはなると思いますが。 やはり<8782>辺りに、この事を書き込んでいると思っているのですが? 考えながらの長文ゆえ、文脈が乱れました。ご容赦ください。 |
▼Gokai Sezutomoさん:遅くなってすいません。 最近忙しかったため、返信するのが遅くなって申し訳ありません。 ちょっとどうも私が答えていただきたいことと、Gokai Sezutomoさんがおっしゃってることがいまいちかみ合わないので、まとめたいと思います。 1.「国家の破綻」とは貿易赤字のために起こる場合のみではなく、国債が暴落したとき、もしくは銀行や年金・生保などを国民が信用しなくなって一斉に解約したり、払わなくなり(つまり取り付け騒ぎが起こり)、国家が耐え切れないほどの恐慌に陥ったときにも起こるのではないのですか? 2.Gokai Sezutomoさんがおっしゃってる「国債を発行しつづけても大丈夫」という理論は「恐慌は(もしくは国債の暴落は)いくら国債を発行しても絶対に起きない」という前提で成り立っているような気がしますが?(誰かが仕掛ければいつでも起こりうるものだと思いますが?あと、私は国の赤字を「ゼロにしなくてはならない」とまでは別に思っているわけじゃありませんよ) 3.中央銀行のためにドルを円に変えることが難しいのであれば(これはもちろん当然あることですが)、Gokai Sezutomoさんがおっしゃった比喩である「預金」という言葉は不適切では?少なくとも普通預金のように好きなときに引き出せる、という類のものではなく、かなり条件付の上でしかおろせないので、同じにはできないのでは? 4.しきりに「貿易黒字は日本国全体で見ればプラス」とおっしゃっていますが、これは例えば100人で100万円儲かっていたとしても、別にそれは資本主義のもとでは公平に分担されるものではなく、1人で99万円儲けて、99人で1万円しか儲かっていなければ、パイの分配も当然それに準じたものになるでしょう。つまり、貿易によって企業が儲けているわけで、政府は直接儲かっているわけではありません。貿易収支の黒字である95707億円は誰のお金ですか?使い道を拘束されない(他人にあげなきゃいけない義務のない)民間のお金でしょう。 ところが政府は憲法25条により、国民全てに「健康で文化的な生活」の保障をしなければなりません。その財源は一体どこから来るのですか? 輸出より輸入が多いからなんだというのですか?それによって儲かった企業が「健康で文化的な生活」ができていない人の支援をするわけではないでしょう。儲かった企業から税金としていくらか集めて政府がやっているだけで。それが共産主義ではない限り、過度にはできないのだから、貿易黒字のみで国家を運営していくのは不可能だと思いますが? 5.日本人が日本においてサービスを受けたいとき、貿易黒字によって海外で得たドルは一体どう貢献してくれるのでしょう?それはつまり、「輸入ができれば全て良し」ということにはならないのではないですか? 別に私はGokai Sezutomoさんのおっしゃっている理論が破綻してるとは思いません。むしろ、しっかりと成り立っているでしょう。しかし、そこはあくまで「信用が崩れない」という前提で話が進んでいるに過ぎません。 もちろん貿易黒字はいいことですし、ちょっとでも赤字財政になったらいけないとは思っていませんよ。 |
▼ハマーさん:こんにちは >ちょっとどうも私が答えていただきたいことと、Gokai Sezutomoさんがおっしゃってることがいまいちかみ合わないので、まとめたいと思います。 > >1.「国家の破綻」とは貿易赤字のために起こる場合のみではなく、国債が暴落したとき、もしくは銀行や年金・生保などを国民が信用しなくなって一斉に解約したり、払わなくなり(つまり取り付け騒ぎが起こり)、国家が耐え切れないほどの恐慌に陥ったときにも起こるのではないのですか? > 私と認識が違います。私が思う国家の経済破綻とは自国民の生活を支えるために、他国に援助を求め続けなければならなくなった状態だと思います。 個人の家の中で例えれば、主婦が子供たちに家事手伝いをさせその報酬に家の中だけに効力を発する約束手形をいくら切ろうがその家全体の支出金が収入金を上回らない限り、収支がプラスである限り、その個人の家は破産しないはずだと思います。 逆に、その家の主婦はよく働き他の家人(子供たち)に家事を任せず、従って何の約束手形も一切切らず、家の中の地域通過は一切発行していなくとも、家長の稼ぎが少なく、収支のマイナスが続けばいずれその家は破産となりませんか? >2.Gokai Sezutomoさんがおっしゃってる「国債を発行しつづけても大丈夫」という理論は「恐慌は(もしくは国債の暴落は)いくら国債を発行しても絶対に起きない」という前提で成り立っているような気がしますが?(誰かが仕掛ければいつでも起こりうるものだと思いますが?あと、私は国の赤字を「ゼロにしなくてはならない」とまでは別に思っているわけじゃありませんよ) > 世間では大量の赤字国債の発行がであれば国債の暴落はいとも簡単に起こるようにいわれていますが、日銀が暴落を許可しない限り、絶対に起こらないのです。例えば、民間の金融機関や郵貯が保有している国債を全て売りに出したとしても、日銀がそれを全て買い入れれば暴落はありません。 仮にそうしたとき、その結果何が起こるか?それは買い入れた分だけの膨大な量の日銀券(現金)の増加がおこり、金融機関同士の現金の貸し借りの市場で現金があまり、金利がゼロとなり、金融機関が預金者のお金の運用先に困るのだと思います。(別の言い方をすると、ハイパワードマネーが多いと金利がゼロに近づくということです。) 従って金融機関が少しでも金利のつく国債を現実的には売る筈もなく、国債の暴落など日銀が許さない限り起こる筈がないのです。 尚、現在日銀の日々の金融調節は国債の売りオペ買いオペが中心だと思います。 つまり国債と円は、ほぼ同価値で、過去にムーディーズが円高にも拘らず日本国債の格付けを下げたことがありましたが、それは日本国民に対する「国債暴落もありうる」と思い込ませるためのマインドコントロールの手口ではなかったかとも考えています。 (話が脱線してすみません。) > 3.中央銀行のためにドルを円に変えることが難しいのであれば(これはもちろん当然あることですが)、Gokai Sezutomoさんがおっしゃった比喩である「預金」という言葉は不適切では?少なくとも普通預金のように好きなときに引き出せる、という類のものではなく、かなり条件付の上でしかおろせないので、同じにはできないのでは? > ドルは外国為替市場において日々交換することが可能です。円もドルに交換可能です。輸出業者は売った品物の代金であるドルを円に交換し一旦は銀行に預けそのお金で原材料を買ったり給与を支払ったりしています。その結果企業の収益はプラスになることも有ればマイナスになることもあります。また、輸入業者は外国から品物を買うために、円をドルに買え品物の代金とします。そして輸入した品物を国内で売り捌き、その結果収支がマイナスのときもあればプラスのときもあります。 それが企業業績ですね。 このとき、錯覚を起こしやすいことは貿易収支が企業業績に反映されていると思ってしまうことです。結論を言いますと企業業績と貿易収支の黒字とは何の関連性もないのです。 >4.しきりに「貿易黒字は日本国全体で見ればプラス」とおっしゃっていますが、これは例えば100人で100万円儲かっていたとしても、別にそれは資本主義のもとでは公平に分担されるものではなく、1人で99万円儲けて、99人で1万円しか儲かっていなければ、パイの分配も当然それに準じたものになるでしょう。つまり、貿易によって企業が儲けているわけで、政府は直接儲かっているわけではありません。貿易収支の黒字である95707億円は誰のお金ですか?使い道を拘束されない(他人にあげなきゃいけない義務のない)民間のお金でしょう。 貿易収支黒字分は大雑把に言うと日銀名義でNY連銀、国際決済銀行、や世銀などに振り分け預けられていると思っています。貿易収支黒字分のドルは民間のものでなく、日銀名義なのです。 >ところが政府は憲法25条により、国民全てに「健康で文化的な生活」の保障をしなければなりません。その財源は一体どこから来るのですか? 政府財源で考えないで下さい。国民の生活を実際に支えているのは円という約束手形ではなく(地域通貨と呼んでもいい。)、石油や食糧や衣服などなのですから。それらを実際に買って国民に与えることが出来るのはドルなのです。円ではないのです。政府財源は円に過ぎないのですから、政府財源で頭を悩ます必要は根本的にはないのです。 また、政府財源を増やそうと思えば民間におけるマネーが増加する政策を採れば必然的に税収が増えます。 >輸出より輸入が多いからなんだというのですか?それによって儲かった企業が「健康で文化的な生活」ができていない人の支援をするわけではないでしょう。儲かった企業から税金としていくらか集めて政府がやっているだけで。それが共産主義ではない限り、過度にはできないのだから、貿易黒字のみで国家を運営していくのは不可能だと思いますが? > >5.日本人が日本においてサービスを受けたいとき、貿易黒字によって海外で得たドルは一体どう貢献してくれるのでしょう?それはつまり、「輸入ができれば全て良し」ということにはならないのではないですか? > 逆に、輸入の出来ない事態を考えてみてください。しゃねるさんが別のスレッドで仰っておられましたが、日本列島の適正乗組員は5000万人だそうです。つまり残り7500万人は海に飛び込まないといけなくなります。 >別に私はGokai Sezutomoさんのおっしゃっている理論が破綻してるとは思いません。むしろ、しっかりと成り立っているでしょう。しかし、そこはあくまで「信用が崩れない」という前提で話が進んでいるに過ぎません。 > 『信用』が成立し続ける条件は日本が国際競争力を持ち続け、貿易赤字に陥らず、日銀が日本国民を裏切らない知識や知恵を持つことが最も大きな条件です。 >もちろん貿易黒字はいいことですし、ちょっとでも赤字財政になったらいけないとは思っていませんよ。 私のこの考えは貴方の勉強された知識にはないものだと思います。場合によって180度もの思考の方向転換を求めているのかもしれません。あなた方お若い方々の間で是非検討してくださればありがたいと考えます。 |
▼Gokai Sezutomoさん:こんにちは Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることが少し理解できた気がします。 要は「ドル」を一種の国際通貨と見、あとは全て(円やユーロも含め)地域通貨と見ているわけですね。 私はそのように解釈した上でいくつか質問させていただきたいと思います。 (解釈が間違っていたらご指摘ください) 1.「ドル」が国際通貨とすれば、Gokai Sezutomoさんがおっしゃっている理論(国債等をいくら発行しても破綻しないという理論)は、唯一アメリカだけは通用しないということになりますよね? アメリカの国債は「地域通貨」ではなく、「国際通貨」である「ドル」での支払いになりますから。 2.「円」でも「ユーロ」でもなく、「ドル」が国際通貨として成り立っている根拠はなんなのでしょう? 貿易上の慣例ですか? それともアメリカが世界一の経済大国であり、「ドル」が最も強いからですか? そうだとしたら、もし日本が世界一の経済大国になったら、「円」が国際通貨たる身分を負う可能性もあるんですか? 3.もしドルが国際通貨であるとするならば、財産がある人にとっては、必要最低限のお金以外はみんな(円ではなく)「ドル」による外貨預金に走るのではないのですか? Gokai Sezutomoさんが例えられた個人の家で例えますと、主婦が家事手伝いをさせて子供たちに家の中だけに効力を発する約束手形を発行しても、子供に知恵がついてくれば、そんな家の中だけでしか通用しない約束手形より、自分で自由に外のコンビニやスーパーでお菓子が買えるようなお金に換金してくれるよう、要求するはずですよね。そうすると、そのうち約束手形よりもお金で要求する(あるいは約束手形をもらってもすぐにお金に換金する)ようにはならないんですか?「そうじゃなければ家事手伝いはしない」ということにはなってこないのですか? 4.もし仮に民間の金融機関や郵貯が保有している国債を全て売りに出して、日銀がそれを全て買い取ったとして、その際に膨大な日銀券を発行したのなら、超インフレが起きるのではないのですか?そうなった先には経済破綻は待っていないのですか? 金融機関としても、もし日本の「信用」がなくなったとしたら、国債をうり、「ドル」に換えようという発想は起きてこないのでしょうか? 5.貿易収支の黒字分が「日銀名義」ということはどういうことなのでしょう?「貿易収支は全額日銀のもので、全額日銀が完璧にコントロールできる」ということではないですよね?過程はどうあれ、結局は民間に帰属しますよね? 6.「日本の信用が成立するためには、日本が国際競争力を保ちつづけ、貿易赤字に陥らないことだ」とおっしゃっていますが、貿易赤字に陥ったとしたらどうなるのでしょう?その際、それまでの財政赤字は関係してこないのでしょうか? Gokai Sezutomoさんは結論として、「日本には経済力があるから、そこまで心配しなくてもいい」ということをおっしゃりたいのですか?それなら認識の違いとして納得いくんですが・・・。 |
▼ハマーさん:こんにちは 根気よくご返信くださって、有難うございます。結構、長文となってきましたので勝手ですが分けて回答致したいと思います。また、間違い疑問点など、ご遠慮なくご指摘くださいませ。 >Gokai Sezutomoさんは結論として、「日本には経済力があるから、そこまで心配しなくてもいい」ということをおっしゃりたいのですか?それなら認識の違いとして納得いくんですが・・・。 日本の経済力に関して申しますと、長期間不況が続いたために、大分弱まってきたとは思いますがまだ十分あるようにも思います。 (尚、私は好不況と経済力の強弱という二つの概念はまったく別物だと考えています。ハマーさんはどう思われますか?) 心配かどうかですが、経済を中心として日本の将来を考えると大変心配しています。ただ心配の内容が年金破綻、国債の暴落、ハイパーインフレ、預金封鎖、資金の海外逃避、円の紙くず化、将来世代へのツケ等ではなく、日本の重要な企業や民間銀行が安値で海外資本に買われようとしていることを心配しているのです。これが現在進行中ということなのです。97年の韓国と似たことが少しずつ起こっているように思えます。<8145>「韓国若者の反米理由の一つ」を見ていただけたら幸いです。 現在のデフレや日本売りは、日本国民が現代貨幣システムや経済についての知識が乏しく、専門家に結論の判断を委ねてしまっていることに問題があるのだと思います。 現在の日本国民の態度は、自分の財布を他人に預けているのと同様の状況だと思って間違えなさそうです。 このままでは取り返しがつかなくなる。そのように本気で心配しています。それと、色々指示してすみませんが<10189>「日本経済・数多くの誤解」も合わせて見て頂けると嬉しいです。 |
▼ハマーさん:こんにちは >要は「ドル」を一種の国際通貨と見、あとは全て(円やユーロも含め)地域通貨と見ているわけですね。 >私はそのように解釈した上でいくつか質問させていただきたいと思います。 >(解釈が間違っていたらご指摘ください) > >1.「ドル」が国際通貨とすれば、Gokai Sezutomoさんがおっしゃっている理論(国債等をいくら発行しても破綻しないという理論)は、唯一アメリカだけは通用しないということになりますよね? >アメリカの国債は「地域通貨」ではなく、「国際通貨」である「ドル」での支払いになりますから。 > 米国国債に関しては、米国国内金融機関による消化と海外資本による消化の比率に関するデータを持ち合わせておりませんので詳細にはいえませんが考え方は変わりません。同じです。米国国内での発行の国債は幾ら増刷しようがそれによって破綻することなどありません。 また米国は基軸通貨国でありますから、外貨準備金不足によって貿易が出来なくなることもありません。 ただし、米国は現在、年間5000億ドル以上の貿易赤字国であり、外国に対し膨大な累積債務がありますから、本来ならそれに匹敵する実物資産を外国から要求され、持ち出されても文句をいえない立場にあり、実際にそのように権利を行使されますと、ドルの暴落および米国内ハイパーインフレになるものと思われます。 >2.「円」でも「ユーロ」でもなく、「ドル」が国際通貨として成り立っている根拠はなんなのでしょう? >貿易上の慣例ですか? >それともアメリカが世界一の経済大国であり、「ドル」が最も強いからですか? >そうだとしたら、もし日本が世界一の経済大国になったら、「円」が国際通貨たる身分を負う可能性もあるんですか? > おそらく、主要なグローバルマネーがそれを許可しているからだと思っています。 また、パックスアメリカーナであるがゆえにドルが基軸通貨なのであって、世界一の経済大国だからということではないと思います。故に、円がドルに変わっての国際通貨になることなどまず、ありえないことだと思います。 今日は以上にさせていただきますが、3.4.5.6についても必ず回答するつもりです。 |
丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。 私の発言はとりあえずGokai Sezutomoさんに全て答えていただいたところでもう一度質問させていただきます。 そうじゃないと話が横道にそれていきそうなので。 |
▼ハマーさん:こんにちは >3.もしドルが国際通貨であるとするならば、財産がある人にとっては、必要最低限のお金以外はみんな(円ではなく)「ドル」による外貨預金に走るのではないのですか? >Gokai Sezutomoさんが例えられた個人の家で例えますと、主婦が家事手伝いをさせて子供たちに家の中だけに効力を発する約束手形を発行しても、子供に知恵がついてくれば、そんな家の中だけでしか通用しない約束手形より、自分で自由に外のコンビニやスーパーでお菓子が買えるようなお金に換金してくれるよう、要求するはずですよね。そうすると、そのうち約束手形よりもお金で要求する(あるいは約束手形をもらってもすぐにお金に換金する)ようにはならないんですか?「そうじゃなければ家事手伝いはしない」ということにはなってこないのですか? > もし私が余ったお金を持っていたとしても、決して米ドルには交換しないと思います。本来の米ドルによって得られるパイの大きさを考えると今よりずっと小さいと思うからです。つまりこのままの米国の経済力ではいづれは米ドルの暴落があると思っているのです。 それから、普通の家の近所にはコンビニもありますが、私が例えに出した家からはコンビニに行こうとしたら船か飛行機に乗らなくてはなりません。また、優秀な製品が家の中にあるのですから、そしてそれはドルでは買えないのですから、便利のよい家の約束手形(地域通貨)を欲しがる筈だと思います。 >4.もし仮に民間の金融機関や郵貯が保有している国債を全て売りに出して、日銀がそれを全て買い取ったとして、その際に膨大な日銀券を発行したのなら、超インフレが起きるのではないのですか?そうなった先には経済破綻は待っていないのですか? そのように膨大な日銀券を発行してもそのお金の行方は金融機関止まりですよ。国民にどのようにしてばら撒かれる(行きわたる)と思われますか?今確か銀行は自己資本に対してだったか、預金総量に対してだったか忘れましたが株式の保有量も制限されているはずですので、民間にお金が非常に届きにくい状態になってもいるのです。尚蛇足ですが、1989年バブル絶頂期の日銀券発行残高は28兆円で、現在は70兆円です。よって、日銀券発行残高とインフレとは直接的には関係が薄いのです。インフレにするための必要条件の一つではありますが十分条件ではありません。 また、百歩譲って、もしもお金の量が今の十倍になったとしても人口に対して品物が十分にあればインフレ率は最高十倍でそれを超えることはないでしょう。デノミ(呼称単位の変更)と似たようなことになるだけです。これをハイパーインフレとは呼ばないでしょうね。 ハイパーインフレになる時は人口に対しての生活必需品の量が不足したときです。お金が増えるとハイパーインフレになると最近よく聴きますが明らかに誤りです。騙されてはなりません。ご用心ください。 >金融機関としても、もし日本の「信用」がなくなったとしたら、国債をうり、「ドル」に換えようという発想は起きてこないのでしょうか? > 国債の価値と円の価値は依然述べた理由で、ほぼ同価値ですので「信用」がなくなるとしたら、まず円安の兆候がなくてはなりませんが、現在もその様子はありませんし、もし円安になろうものなら日本製品は世界中で益々引っ張りだことなってしまいます。 ドルに変えようという発想はドルにどれほどの購買力が、今後もあるかではないでしょうか?繰り返しになりますが、ドルは今後、暴落があっても決して不思議でありません。 すみません。5.6はまたこの次に回答させてください。 |
▼ハマーさん:こんにちは >5.貿易収支の黒字分が「日銀名義」ということはどういうことなのでしょう?「貿易収支は全額日銀のもので、全額日銀が完璧にコントロールできる」ということではないですよね?過程はどうあれ、結局は民間に帰属しますよね? > 前にも述べたのですが、民間企業の決算には、そもそも貿易収支のプラスやマイナスはなんら関係がないのです。国の貿易収支が常にプラスでも個々にはマイナス決算をしている企業は幾らでもある筈ですね。 また、貿易収支の黒字に貢献しているのは輸出業者だけとも限らないのです。安くて品質のよい原料を安定的に輸入する企業も結果から言えば貿易黒字に貢献しているのです。さらに、優秀な労働力(輸出業、輸入業を問わず)も結果的には貿易黒字に貢献しているのではありませんか? それらの企業が国内で活躍しようとすると円というお金が必要なのです。決してドルではありません。よって、輸出で稼いだドルは輸入業者が必要な分、円と交換しますがそれでも余ったドルは日銀が買い上げます。この余りのドルを日銀が買い上げることによって、輸出業者は稼いだドルを全て円に交換できる構図になっています。 国際収支のうち経常収支を無視して大雑把に言うと、この日銀によって買い上げられたドルの量が貿易黒字額であります。故に、日銀名義なのです。 そしてこのドルは日銀の資産となりますが、このドルを買い上げるとき、同額の日銀券を負債として発行もしていて、結局、資産と負債のバランスの関係上、日銀が好き勝手に使えるドル資産でもありません。 >6.「日本の信用が成立するためには、日本が国際競争力を保ちつづけ、貿易赤字に陥らないことだ」とおっしゃっていますが、貿易赤字に陥ったとしたらどうなるのでしょう?その際、それまでの財政赤字は関係してこないのでしょうか? > 貿易赤字になって外貨準備金不足に陥れば、原材料の乏しい日本では最終消費品の不足となりあっという間にハイパーインフレとなることでしょう。 このとき財政黒字か?赤字か?等の多寡はまるで無関係です。財政黒字でも同様にハイパーインフレです。 以上で<12670>の回答を取り敢えず終わらせていただきます。よろしくご検討くだされば幸甚です。 |
だいぶGokai Sezytomoさんがおっしゃっていることが分かってきました。まずは丁寧な回答に御礼申し上げます。 いくつか私の意図している質問と違った回答もあったのですが、とりあえず大きな問題ではないので、重要なことだけ質問させていただきます。 ちなみにGokai Sezutomoさんがおっしゃられた経済力の大小と好不況は、私も直接的には関係しないと思います(無関係ではないとは思いますが)。 経済力の大小は絶対的な基準であり、好不況というのは相対的な基準であると思うからです。 1.「貿易黒字によって大量のドルを日本は有しているわけだから、破綻する心配はない」ということと、「ドルはいつ暴落してもおかしくはない」ということは大きく矛盾すると思うのですが、いかがでしょう? まさに「預金していた」ものが全てパーになる可能性が十分あるっていうことですよね?あるHPで見たのですが、「日本はアメリカに対し膨大な債権があるが、米ドルの暴落、あるいはアメリカのインフレ政策により、事実上踏み倒される可能性が高い」と述べているものがありましたが、これについてはどう思われますか? 実際ドルの暴落が起きたとき、日本はどうなると思われますか? ちなみに以下は私の考えです。 ドルの暴落が起これば、もちろん日本が有している債権はほとんど無になる。それ以前に別の基軸通貨に乗り換えられたり、債権をモノなどに換えておけば問題ないが、日本がそれを行えば直ちに暴落することは明らかなので、アメリカがそれを許さず、結果として日本は暴落による多大な損害を被ると思われます。 そしてGokai Sezutomoさんの論理に従って言えば、外貨がなくなるわけですから、輸入ができなくなり、国内にモノが不足して、インフレになるとおもいます。 そうなれば競争力のある大企業は国外に流出し、その結果として日本売りも進み、国債も暴落、日本は破綻の一途をたどる可能性が高くなります(それ以前に有効な対策がうてれば別ですが)。 2.国債は国内の金融機関だけでなく、海外投資家や、最近売り出された個人向け国債というものもあるとおもうんですが、そこらへんは無視できる数字なのですか? ちょっと金融機関とそれ以外の国債保有比率がわからないので何とも言えませんが・・・。 3.Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることは正しいかもしれません。しかし、少なくとも現段階においてそうは考えていない人が多いことは事実でしょう(私も実際そういう政策を行ったらそうなるのか、ということは多分に疑問です。なぜなら考え方が極端すぎて、どこかで辻褄が合わなくなるのでは危惧があるからです。理論的に成り立ちうるということは理解できるのですが、現実的に運用する際に「考えもしなかったこと」が起きる可能性は否定できないのです。それが具体的に何かは私にはわかりませんが・・・)。 最初の話に戻りますが、実際問題としてそういう運用がなされていない今、私達は年金に対してどのように考えればいいのでしょう? Gokai Sezutomoさんがおっしゃられるように、徴収をしないでも年金が運用できるとなれば、そして私達若者から徴収しないとなるのであれば、私達も支持しやすいんですが、実際は毎年約13%、そして今後は段階的に引き上げられ約18%(私は厚生年金ですので)支払わなくてはなりません。そうなると、現在の年金制度に対する信頼はなくなり、「払いたくない」という気持ちが多分にあるんですが、それはどうすればいいのでしょう? 4.Gokai Sezutomoさんは最初のレスで「野党がそのことに気づかない」ということを批判しておられますが、Gokai Sezutomoさんがおっしゃるような年金運営をしない与党をまず批判すべきでは? |
4については「野党も含めて」と表現されていますね。与党も批判していることと捉えていいのでしょうか?そうであればこのことについては特に聞く必要はなかったですね。 |
▼ハマーさん:こんにちは >ちなみにGokai Sezutomoさんがおっしゃられた経済力の大小と好不況は、私も直接的には関係しないと思います(無関係ではないとは思いますが)。 >経済力の大小は絶対的な基準であり、好不況というのは相対的な基準であると思うからです。 > 国の経済力の強弱は、製品の競争力、生産量そして流通能力についてだと今は取り敢えず思っていますがこれはGDPに直接反映されていません。 そして、好不況は国内でのサービスも含めた実際の製品の生産量や流通量でGDPに反映されていると思います。 ところが、このGDPの変化率を通常、経済成長率と呼び、私は以前これを見て、日本の経済力の成長と判断していました。誤解していたのだと思っています。 >1.「貿易黒字によって大量のドルを日本は有しているわけだから、破綻する心配はない」ということと、「ドルはいつ暴落してもおかしくはない」ということは大きく矛盾すると思うのですが、いかがでしょう? >まさに「預金していた」ものが全てパーになる可能性が十分あるっていうことですよね?あるHPで見たのですが、「日本はアメリカに対し膨大な債権があるが、米ドルの暴落、あるいはアメリカのインフレ政策により、事実上踏み倒される可能性が高い」と述べているものがありましたが、これについてはどう思われますか? >実際ドルの暴落が起きたとき、日本はどうなると思われますか? > リンクしていないあらゆる通貨に対してドルの価値が三分の一なったのを暴落とは呼べないかもしれませんが例えばそうなってアメリカ製品を今の三分の一で買えたとすると、安くて良い買い物だとまだ感じないでしょうか?個人のドル預金が三分の一になったとしたら、暴落だとは感じないでしょうか? それでも三分の一になっただけで無になったわけではありません。 またアメリカはエネルギーを除いて自給自足をしている国だと思うので(私の認識の誤り?)そうそう簡単にはハイパーインフレに出来ないと思っています。 つまりドルの暴落はありうるがハイパーインフレにはならない。 また、中国のお金『元』とは固定相場制ですのでこれがあるうちは暴落も難しいのだと思っています。 >ちなみに以下は私の考えです。 > >ドルの暴落が起これば、もちろん日本が有している債権はほとんど無になる。それ以前に別の基軸通貨に乗り換えられたり、債権をモノなどに換えておけば問題ないが、日本がそれを行えば直ちに暴落することは明らかなので、アメリカがそれを許さず、結果として日本は暴落による多大な損害を被ると思われます。 >そしてGokai Sezutomoさんの論理に従って言えば、外貨がなくなるわけですから、輸入ができなくなり、国内にモノが不足して、インフレになるとおもいます。 >そうなれば競争力のある大企業は国外に流出し、その結果として日本売りも進み、国債も暴落、日本は破綻の一途をたどる可能性が高くなります(それ以前に有効な対策がうてれば別ですが)。 > 失礼かとは思いますが誤りの結論だと思います。 ドルの暴落が起きたとしても保有のドルの量が減少するわけではありません。従ってドル換算値での外貨準備高の減少はありません。ただ価値の減少ではあるわけですから、いわば、累積保有外貨の減少ともいえますので資源の購買余力の減少ですね。けれどもドル暴落による製品競争力の変動を無視しますと毎年の貿易額(貿易収支)には直接影響はなく、日本国内の物不足には繋がらないと考えます。 >2.国債は国内の金融機関だけでなく、海外投資家や、最近売り出された個人向け国債というものもあるとおもうんですが、そこらへんは無視できる数字なのですか? >ちょっと金融機関とそれ以外の国債保有比率がわからないので何とも言えませんが・・・。 > 発行済み国債の95%を生保や郵貯を含めた国内金融機関が保持しています。残り5%が個人と外国勢が持っているといわれています。無視してもよさそうかと思います。 尚余談ですが将来金利が上がるときがもし訪れるとしたら、通常の国債は日銀が買い支えても個人向け国債までは買い支えるとは思えないのです。よって個人向け国債は危険度が大きいと考えています。 >3.Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることは正しいかもしれません。しかし、少なくとも現段階においてそうは考えていない人が多いことは事実でしょう(私も実際そういう政策を行ったらそうなるのか、ということは多分に疑問です。なぜなら考え方が極端すぎて、どこかで辻褄が合わなくなるのでは危惧があるからです。理論的に成り立ちうるということは理解できるのですが、現実的に運用する際に「考えもしなかったこと」が起きる可能性は否定できないのです。それが具体的に何かは私にはわかりませんが・・・)。 辻褄が合うかどうかを検証することは大切ですね。その気持ちはすなわち科学する心だと思います。しかし常識にとらわれるのは科学する心ではありません。とは云え常識にとらわれるのも生きていくための知恵です。完全に否定するものでもありません。要は人生に対するスタンスの問題かもしれません。 私の意見は現代の経済的現象を分析考察し、通常流されている経済常識の誤謬をを指摘して、国民が騙されず損をせず、誤った選択をしてほしくないと願った結果です。 実際にマスコミ等で、専門家や政治家が、また多くの人々が誤った議論を熱心にしているのを見ると歯がゆくて仕方がありません。 >最初の話に戻りますが、実際問題としてそういう運用がなされていない今、私達は年金に対してどのように考えればいいのでしょう? 通常の年金問題としての議論なら、私の出る幕はありません。特別の気付きは必要ないわけですから。専門家の出した答えを検証しておれば、結論は五十歩百歩かと。 >Gokai Sezutomoさんがおっしゃられるように、徴収をしないでも年金が運用できるとなれば、そして私達若者から徴収しないとなるのであれば、私達も支持しやすいんですが、実際は毎年約13%、そして今後は段階的に引き上げられ約18%(私は厚生年金ですので)支払わなくてはなりません。そうなると、現在の年金制度に対する信頼はなくなり、「払いたくない」という気持ちが多分にあるんですが、それはどうすればいいのでしょう? > しなくてもよい苦労や損をしたくないや日本人の将来を願うなら、 たった一人ででも真実を知ろうとすることだと私は思います。 またこれも余談で、新正統派ケインズ主義というのがあるらしく、ブキャナン等の主張とは反対に「公債の発行はそれが内国債である場合、(1)公債発行国の国民は、(2)公債発行時も、公債償還時も(3)国内の利用可能な資源の減少という意味では負担を負わない。・・・という考え方です。 (私の考えと似ている部分もあるらしく、ご紹介しておきます。) http://pf.econkobe-u.ac.jp/zaisei/public_debt.html |
以下に訂正します。 公債負担論ノート http://pf.econ.kobe-u.ac.jp/zaisei/public_debt.html |
Gokai Sezutomoさんがおっしゃりたいことはだいたいわかりました。 Gokai Sezutomoさんがおっしゃったことを私が間違って解釈していないとすると、年金も税金も徴収しなくても、(国際競争力を保っている限り)国民には安定的な生活を保障できるはずですよね? 公債の発行により、国民は何の負担も負わないのだとすれば、公債の償還時の費用も公債によって賄う(あるいは日銀券の発行により賄う)ことができるはずなので。 あと、現在の兆候として国債の暴落や、円の紙くず化などが起きないということは私も賛成ですが、将来的に起こるかどうかということはまた別じゃないでしょうか。 例えばGokai Sezutomoさんが危惧されているような外国企業の進出が進んだら・・・。個人や海外投資家の国債保有比率が増えたら・・・。 それと、「ドルの暴落が起きても大丈夫」ということは、基軸通貨がドルから変わらないという前提があるんじゃないのでしょうか。 もし変わったとしたらどうなるでしょう? その際、もちろん今までのことも考慮されて、すんなり移行されるのなら問題はないとは思いますが、前回ポンドからドルに基軸通貨が移行した際は第2次世界大戦がきっかけだったように、それくらい非常時にならないと恐らく移行しないとは思いますので。 >通常の年金問題としての議論なら、私の出る幕はありません。特別の気付きは必要ないわけですから。専門家の出した答えを検証しておれば、結論は五十歩百歩かと。 私としては「現実としてどう運用されるか」ということが重要なので、いくら「年金なんて誰も払わなくても運用できる」といわれても、実際支払っている以上、それは空論にしか過ぎません。 現実として起きている年金問題についての問題提起を私はしたわけで、それに対するGokai Sezutomoさんの答えは残念ながら何も満足のできるものではありません(無駄とは言いませんが)。 私はてっきりGokai Sezutomoさんの理論から「今の年金は大丈夫」という結論が導かれるのかと思っていたのですが、今の政府の年金の運用方法がGokai Sezutomoさんの論理から外れている以上、「年金は破綻していない」ということは誤解を生む表現のしかたじゃないのでしょうか。 「本来は破綻するはずのない年金制度であるが、政府が運用方法を間違えているため、破綻しそうになっている」と表現すべきだったと思います(たいした問題ではないかも知れませんが)。 そういった意味ではこのGokai Sezutomoさんの発言は「今までの議論はなんだったんだろう」という思いを起こさせました。 あと、私が思っているGokai Sezutomoさんの理論に対する不安というものは共産主義の破綻に似たようなものだと思います。 共産主義は理論としては破綻せずに成立していたと思うのですが、現実問題として人間が運用したら失敗してしまいました。 Gokai Sezutomoさんは理論が成立する条件として「日銀が間違った経済運営をしない」ということを挙げられていましたが、私は人間が運用する限り、誤りは確実に起こるものだと思っています。 共産主義も「人間が誤った運用をした」だけだと思いますが、それゆえにほぼ全ての国がその運用に限界をみたのと同じだと思っています。 |
ハマーさんこんにちは 私は政府に誤りの政策を実行させないためには国民が年金の土台となる経済に対して真実を知ってほしいと願っているのです。そして早急に本来の政策に戻さないと本当に日本の将来が暗いものとなり、枝葉末節の年金に対する分配論などを幾ら熱心に議論しようが無駄に終わる可能性が高いのですとも訴えたいのです。 尚ハマーさんにご理解頂きたいのですが私の理論が成立する条件などというものは述べておりません。また、私は理論などというものは述べていないつもりです。ただ事実を顕現している真実が何かを出来るだけ大勢の方々に気付いて頂きたい、理不尽が実行されていることを知って頂きたいと思っています。 よく引き合いに出されることですが、病気を治そうと思えば、まず最初に原因を知ることが大切ですね。ところが、今の日本の経済の停滞、年金問題の本質について正しい十分な議論がなされていないと私は思っています。 |
Gokai Sezutomoさん こんにちは 改めて考えてていくつか疑問に思ったことがあるので、それにお答えいただければ幸いです。まだ理解できていないことは結構ありました。 1.「貿易収支の黒字分は日銀名義」とおっしゃられましたが、私の理解の範囲では例えばある会社が儲かったドルを円に換えたいとすれば、日銀ではなく民間の金融機関や、外為法の改正以降は為銀を介さなくても決済ができるはずでしたが、そこは私の認識違いなんでしょうか?日銀はどこで出てくるのでしょう? 2.「新正統派ケインズ主義」の公債に関する主張が成立するためには「内国債を公債発行国の国民が購入するという条件が必要であるということである」と書いてありますが、Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることはこの条件は必要ないのでしょうか? 国が発行する国債が、国債を購買する機関(金融機関や個人、海外投資家)の購買力を超えてしまった(あるいは発行額ほどは需要がなかった)場合はどうなるのでしょう? 3.公債が決して破綻することがないのなら、税金や年金の徴収は必要ないということですか? 4.少し前のレスですが、「国民の生活を支えるのはモノであるから、政府財源は基本的には関係ない」とおっしゃっていますが、実際に「健康で文化的な生活をおくる最低限度」の保証をするためには、政府がそのモノを企業から買い上げて国民に与えるか、国民にそれだけのお金を支給する必要があると思うのですが、それは日銀券をどんどん発行して与えればいいということですか?(これは政府財源と日銀の資産は別だと思いますのでムリだと思いますが) あるいは国債を発行して資金を調達すればいいということですか? 5.「膨大な日銀券を発行した場合、デノミと同じような現象が起こるだけ」とおっしゃっていますが、その際それまでの預金(お金の資産)は実質何分の1にかはなり、それを避けるためモノによる資産に変えようとしてモノの需要が高騰するから、インフレになる、というのは誤りでしょうか? ハイパーインフレと呼べるかどうかは別として、大混乱が起きると思うのですが。 あと、ひとつ気になったのは、Gokai Sezutomoさんは「真実」としきりにおっしゃられていますが、特に経済学のような全ての要素を考慮することが不可能な学問では、実証されるまではあくまで「説(仮説)」であると思うのですが。 「Gokai Sezutomoさんが真実と信じている」ということなら、まぁわかりますが、それを「説(仮説)」というものだと思っているので、私は「理論」と申し上げたまでです。 「真実」というのは語弊があると思います。 |
▼ハマーさん:こんにちは 今回は最後の部分だけ返答だせていたさいて、残りは日を改めたいと思います。 >あと、ひとつ気になったのは、Gokai Sezutomoさんは「真実」としきりにおっしゃられていますが、特に経済学のような全ての要素を考慮することが不可能な学問では、実証されるまではあくまで「説(仮説)」であると思うのですが。 >「Gokai Sezutomoさんが真実と信じている」ということなら、まぁわかりますが、それを「説(仮説)」というものだと思っているので、私は「理論」と申し上げたまでです。 >「真実」というのは語弊があると思います。 私は誤解していないか? 錯覚していないか? 騙されていないか? 嵌められていないか? また、冤罪ではないか? といつも考えます。いつも真実が何かを追求しようとします。そのために討論もしますし助けも求めます。 真実が何かを無視して何事も、適切な選択は出来ないはずですね。 貴兄との討論の最初に誤りあればご指摘をと申し上げたのは私が「真実かな?」と思っていることをいやこちらが真実ですよと教えてもらいたい意味もありました。 私の考察は真実がこうではないですか?という説であって、実行に移すまでの理論をまだ述べていなかったので、また、今辻褄が合っているかどうかの討論中でもあったので、真実について能書きをたれさせていただきました。 |
▼ハマーさん:こんにちは >改めて考えてていくつか疑問に思ったことがあるので、それにお答えいただければ幸いです。まだ理解できていないことは結構ありました。 > >1.「貿易収支の黒字分は日銀名義」とおっしゃられましたが、私の理解の範囲では例えばある会社が儲かったドルを円に換えたいとすれば、日銀ではなく民間の金融機関や、外為法の改正以降は為銀を介さなくても決済ができるはずでしたが、そこは私の認識違いなんでしょうか?日銀はどこで出てくるのでしょう? > 企業は輸出商品との交換によって得たドルを銀行に持ち込みますが円として預金されますので、銀行はドルを円に交換しなければなりません。その額をAとします。一方、輸入企業は輸入商品との交換でドルを支払いますが、円預金を銀行によってドルに交換してもらったものですね。この額をBとします。 このA-Bが貿易収支と呼ばれるものですが、この差額のドルをどこから調達するか?日銀からです。この円ドル交換市場において不足した円の最後の供給者が日銀ということです。かなり大雑把な説明ですので正確にお知りになりたければ、貿易に関する書を図書館等でお調べになればよろしかろうかと思います。 >2.「新正統派ケインズ主義」の公債に関する主張が成立するためには「内国債を公債発行国の国民が購入するという条件が必要であるということである」と書いてありますが、Gokai Sezutomoさんがおっしゃっていることはこの条件は必要ないのでしょうか? ない国債であればどこの国民が変われようが同じと思っています。但し信用創造機能を持たない個人や外国人が買われる場合は金融きかんがかわれるばあいとちがって、マネーサプライの一般的指標であるM2+CDの増加とならないと考えます。 >国が発行する国債が、国債を購買する機関(金融機関や個人、海外投資家)の購買力を超えてしまった(あるいは発行額ほどは需要がなかった)場合はどうなるのでしょう? > 金融機関が国債を買う場合のお金は日銀が発行するベースマネー(ハイパワード・マネー)ですので日銀が回収しない限りは減少することはなく、よって購買力は永久に存在します。 >3.公債が決して破綻することがないのなら、税金や年金の徴収は必要ないということですか? > 貿易黒字の額と人口および求める生活水準によるだろうと、漠然と考えています。実際に税金も福祉拠出金もただ(ゼロ)という国があるそうです。(ブルネイ、ナウル共和国、アンドラ公国) 勝手ですが、今日はここまでにさせて頂きます。 |
▼ハマーさん:こんにちは >4.少し前のレスですが、「国民の生活を支えるのはモノであるから、政府財源は基本的には関係ない」とおっしゃっていますが、実際に「健康で文化的な生活をおくる最低限度」の保証をするためには、政府がそのモノを企業から買い上げて国民に与えるか、国民にそれだけのお金を支給する必要があると思うのですが、それは日銀券をどんどん発行して与えればいいということですか?(これは政府財源と日銀の資産は別だと思いますのでムリだと思いますが) >あるいは国債を発行して資金を調達すればいいということですか? > いえ、そういうことではなくて1億2500万人の国民の衣食住を支えるためにどれほどの量を用意できるかといいたいのです。例えば、米何万トン、綿布何万反、塩何万トン、材木、石油、香辛料、幾ら幾らという具合に。日本国内のお金はこれら日本国で生産された物資、日本国に入ってきた物資を人々が納得しやすく分配するための手段でもあるということです。実際に食べるものではないのです。 >5.「膨大な日銀券を発行した場合、デノミと同じような現象が起こるだけ」とおっしゃっていますが、その際それまでの預金(お金の資産)は実質何分の1にかはなり、それを避けるためモノによる資産に変えようとしてモノの需要が高騰するから、インフレになる、というのは誤りでしょうか? >ハイパーインフレと呼べるかどうかは別として、大混乱が起きると思うのですが。 > はっきり誤りだと考えます。インフレで問題となるのは消費者物価であって資産のインフレではありませんね。例えお金が何分の一になるからといっても、腐ったり、激しく劣化する一般消費財を大量に購入するはずがありません。例え劣化しなくても大量に供給可能なら人々は買わないと思うのです。一般消費財の物資の需要は基本的に人口に比例すると思われませんか? それに物価の上昇が起こるとしても、百歩譲っても最大デノミまでと云いたいのです。そして、実際に仕事している人は給料も同様に上昇するわけですから何も問題ありません。 それから日銀券を発行したらインフレに必ずなるとどこかで言いましたでしょうか?私は日銀券の増刷だけではインフレにはならないと考えていたのですが。 >あと、ひとつ気になったのは、Gokai Sezutomoさんは「真実」としきりにおっしゃられていますが、特に経済学のような全ての要素を考慮することが不可能な学問では、実証されるまではあくまで「説(仮説)」であると思うのですが。 >「Gokai Sezutomoさんが真実と信じている」ということなら、まぁわかりますが、それを「説(仮説)」というものだと思っているので、私は「理論」と申し上げたまでです。 正しい答えを確認して、出来ればご一緒に日本をよい方向に導けたらと希望します。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>4.少し前のレスですが、「国民の生活を支えるのはモノであるから、政府財源は基本的には関係ない」とおっしゃっていますが、実際に「健康で文化的な生活をおくる最低限度」の保証をするためには、政府がそのモノを企業から買い上げて国民に与えるか、国民にそれだけのお金を支給する必要があると思うのですが、それは日銀券をどんどん発行して与えればいいということですか?(これは政府財源と日銀の資産は別だと思いますのでムリだと思いますが) >>あるいは国債を発行して資金を調達すればいいということですか? >> > いえ、そういうことではなくて1億2500万人の国民の衣食住を支えるためにどれほどの量を用意できるかといいたいのです。例えば、米何万トン、綿布何万反、塩何万トン、材木、石油、香辛料、幾ら幾らという具合に。日本国内のお金はこれら日本国で生産された物資、日本国に入ってきた物資を人々が納得しやすく分配するための手段でもあるということです。実際に食べるものではないのです。 ちょっとお答えいただきたいことと違いますが。例えば一人の人が平均して米を年間60kg消費するとして、1億2500万人の人口に700万トンの米があったとしても、それは「適正価格が維持される」というのに過ぎないんじゃないですか?別に全員に平等に配られるわけじゃないでしょう。 働いている人がいて、その人が家族を養うだけの十分な収入を得ている、という言わば「平均的なモデル」の家庭にはそれでいいと思いますが、社会福祉とはそもそもそうでない人(障害者や働くことのできない老人、あるいは失業者など)を支えるための制度でしょう。 それらの人に実際に米を渡すためには政府財源を無視してどうやって考えるのですか、と問いたいのです。 >>5.「膨大な日銀券を発行した場合、デノミと同じような現象が起こるだけ」とおっしゃっていますが、その際それまでの預金(お金の資産)は実質何分の1にかはなり、それを避けるためモノによる資産に変えようとしてモノの需要が高騰するから、インフレになる、というのは誤りでしょうか? >>ハイパーインフレと呼べるかどうかは別として、大混乱が起きると思うのですが。 >> > はっきり誤りだと考えます。インフレで問題となるのは消費者物価であって資産のインフレではありませんね。例えお金が何分の一になるからといっても、腐ったり、激しく劣化する一般消費財を大量に購入するはずがありません。例え劣化しなくても大量に供給可能なら人々は買わないと思うのです。一般消費財の物資の需要は基本的に人口に比例すると思われませんか? > それに物価の上昇が起こるとしても、百歩譲っても最大デノミまでと云いたいのです。そして、実際に仕事している人は給料も同様に上昇するわけですから何も問題ありません。 資産のインフレはどうして問題とならないのでしょう?私も今の日本で第1次大戦後のドイツみたいなことが起こるとは思っていませんが、土地バブルなどで損をした結果、財産を失って悲惨な末路をたどった人もいるわけでしょう。それは無視できるんですか? あと、仕事してる人は給料が上がるからいいかもしれませんが、仕事していない人はどうなるんでしょう? >>あと、ひとつ気になったのは、Gokai Sezutomoさんは「真実」としきりにおっしゃられていますが、特に経済学のような全ての要素を考慮することが不可能な学問では、実証されるまではあくまで「説(仮説)」であると思うのですが。 >>「Gokai Sezutomoさんが真実と信じている」ということなら、まぁわかりますが、それを「説(仮説)」というものだと思っているので、私は「理論」と申し上げたまでです。 >> 正しい答えを確認して、出来ればご一緒に日本をよい方向に導けたらと希望します。 私が言いたかったのは、最初のレスで「マインドコントロールされていると思いませんか?」という表現をされたり、「事実を顕現している真実が何かを出来るだけ大勢の方々に気付いて頂きたい」というような文脈で「真実」という言葉を使うと、「あなたの言ってることは間違いで、私の言っていることこそ真実であり、真理である」というような、どっかの宗教家みたいにとられかねないので、控えた方がいいのでは、と余計な御世話ながら申し上げたまでです。 あと、貿易収支についてですが、私が総務省統計局の解説(http://www.stat.go.jp/data/nenkan/15j.htm)と日本銀行国際局の解説(http://www.boj.or.jp/stat/exp/exbs01.htm#01a)を合わせて読んだんですが、どうもGokai Sezutomoさんがおっしゃっていることと一致していないような気がします。Gokai Sezutomoさんの解説だと、貿易黒字額分の日銀券は毎年必ず発行されているわけですよね? それに中にはドルを円に換算せずに保有している人もいるわけですから、貿易黒字(もしくは赤字)額は、輸出総額−輸入総額とずれることになる、ということですか? 申し訳ありませんが、お答えいただけたら幸いです。 |
▼ハマーさん:こんにちは、緊急入院だったものでレス遅れました。すみませんでした。 >> いえ、そういうことではなくて1億2500万人の国民の衣食住を支えるためにどれほどの量を用意できるかといいたいのです。例えば、米何万トン、綿布何万反、塩何万トン、材木、石油、香辛料、幾ら幾らという具合に。日本国内のお金はこれら日本国で生産された物資、日本国に入ってきた物資を人々が納得しやすく分配するための手段でもあるということです。実際に食べるものではないのです。 > >ちょっとお答えいただきたいことと違いますが。例えば一人の人が平均して米を年間60kg消費するとして、1億2500万人の人口に700万トンの米があったとしても、それは「適正価格が維持される」というのに過ぎないんじゃないですか?別に全員に平等に配られるわけじゃないでしょう。 >働いている人がいて、その人が家族を養うだけの十分な収入を得ている、という言わば「平均的なモデル」の家庭にはそれでいいと思いますが、社会福祉とはそもそもそうでない人(障害者や働くことのできない老人、あるいは失業者など)を支えるための制度でしょう。 >それらの人に実際に米を渡すためには政府財源を無視してどうやって考えるのですか、と問いたいのです。 > 私が上記のような回答をしましたのは、貴兄にお金と生活物資とを分けて考えていただきたかったからです。貨幣経済になれた現代人はついつい、物資もお金も同様に考えてしまい、例えば、1000兆円分の物資が合って、1000兆円のお金があれば、合計して2000兆円分の財産があると錯覚してしまいがちです。 円の支配権の中で生活している個人の生活感覚ではそのように計算しますでしょうが、円というお金を発行する立場の政府日銀から言えば、財産は1000兆円分の生活物資だけということになりませんか! 現在、12500万人の生活を支えつつ、尚且つ、10兆円の貿易黒字分の生活物資を海外から買い入れる余裕が今の日本の経済力にはあるのだという観点から、日本全体の生活余力を測る眼力を政府日銀や政治家は持つ必要があると私は云いたいのです。 デフレはまず最初に、一挙に、国民の持つお金を、それも膨大な量のお金を、私の非常に大雑把な計算では7000兆円ものお金を、取り上げたままにしたことからの当然の結果なのです。そのお金を元に戻せば、全てがうまく回り始める、最も大きな条件の一つが整うことになります。貴方がご心配の意味での政府財源は無視してかまわないのです。 >資産のインフレはどうして問題とならないのでしょう?私も今の日本で第1次大戦後のドイツみたいなことが起こるとは思っていませんが、土地バブルなどで損をした結果、財産を失って悲惨な末路をたどった人もいるわけでしょう。それは無視できるんですか? 悲惨な末路をたどった人は資産デフレによってであり、資産インフレによるものではありませんね。 >あと、仕事してる人は給料が上がるからいいかもしれませんが、仕事していない人はどうなるんでしょう? > 私は日本国民の大多数が現代貨幣システムを正確に理解し,その意思を汲んだ政治家達を選出し、適切な政策運営が出来るならインフレにならないと思っています。が、敢えてお答えしますと、仕事していない人々、高齢者や福祉を受けている方々はいままでどおり、社会全体として支えていくだけです。大金持ちの方々のご心配は無用でしょう? >>>あと、ひとつ気になったのは、Gokai Sezutomoさんは「真実」としきりにおっしゃられていますが、特に経済学のような全ての要素を考慮することが不可能な学問では、実証されるまではあくまで「説(仮説)」であると思うのですが。 もちろん人々の間において、正式には説です。 >>>「Gokai Sezutomoさんが真実と信じている」ということなら、まぁわかりますが、それを「説(仮説)」というものだと思っているので、私は「理論」と申し上げたまでです。 真実と信じているからこそ、広く訴えようとしているのです。自信のない考えをまず最初に話し出すはずがありません。 「共産主義理論の破綻と言う比喩とか運営の条件」というような表現をハマーさんがなされたので、真実が何か?と言う言葉を出した一面もあるかと思います。私はこの考えを正しく検討くだされば誰もが私と同じ結論にたどり着くと思っています。 >>> 正しい答えを確認して、出来ればご一緒に日本をよい方向に導けたらと希望します。 > >私が言いたかったのは、最初のレスで「マインドコントロールされていると思いませんか?」という表現をされたり、「事実を顕現している真実が何かを出来るだけ大勢の方々に気付いて頂きたい」というような文脈で「真実」という言葉を使うと、「あなたの言ってることは間違いで、私の言っていることこそ真実であり、真理である」というような、どっかの宗教家みたいにとられかねないので、控えた方がいいのでは、と余計な御世話ながら申し上げたまでです。 > それはおかしいですね。例えば、泥棒をしていないのに大勢の人々が何かの理由で、誰かを泥棒だと決め付けたとき、そのように云われた人は『そうじゃない真実は泥棒じゃない。』と訴えますよね。 人間はついつい固定観念で物事を判断しがちです。或いは周りの考えに自分の考えを同調させようとします。それは生きる知恵でもあります。ところが新しい考えや発見はその観念を打ち破って科学を発展させてきました。 仰るとおり、妖しの宗教には過度に、人の気を引く表現が多いですね。けれどもそれが気にかかって、論理的思考を遮断しようとするのもいかがなものかと思います。 私は精一杯、科学的に訴えようとしています。是非、大勢のお仲間と議論してくだされば幸いです。 >あと、貿易収支についてですが、私が総務省統計局の解説(http://www.stat.go.jp/data/nenkan/15j.htm)と日本銀行国際局の解説(http://www.boj.or.jp/stat/exp/exbs01.htm#01a)を合わせて読んだんですが、どうもGokai Sezutomoさんがおっしゃっていることと一致していないような気がします。Gokai Sezutomoさんの解説だと、貿易黒字額分の日銀券は毎年必ず発行されているわけですよね? >それに中にはドルを円に換算せずに保有している人もいるわけですから、貿易黒字(もしくは赤字)額は、輸出総額−輸入総額とずれることになる、ということですか? > >申し訳ありませんが、お答えいただけたら幸いです。 私の認識では、一旦、日銀が円を発行してドルを買い上げるがそれでは金融機関同士のお金の貸し借りの市場である短期金融市場に現金が余りすぎるので、日銀が国債の売りオペレーションなどの市場操作を行って現金を回収していることになります。時々、ニュースなどで言われる「日銀定例会議で当座預金を35兆円に据え置く。」等の意味はこうした日銀の市場操作を意味します。 |
▼Gokai Sezutomoさん:健康にはお気をつけて、お大事にしてください。 >>ちょっとお答えいただきたいことと違いますが。例えば一人の人が平均して米を年間60kg消費するとして、1億2500万人の人口に700万トンの米があったとしても、それは「適正価格が維持される」というのに過ぎないんじゃないですか?別に全員に平等に配られるわけじゃないでしょう。 >>働いている人がいて、その人が家族を養うだけの十分な収入を得ている、という言わば「平均的なモデル」の家庭にはそれでいいと思いますが、社会福祉とはそもそもそうでない人(障害者や働くことのできない老人、あるいは失業者など)を支えるための制度でしょう。 >>それらの人に実際に米を渡すためには政府財源を無視してどうやって考えるのですか、と問いたいのです。 >> > 私が上記のような回答をしましたのは、貴兄にお金と生活物資とを分けて考えていただきたかったからです。貨幣経済になれた現代人はついつい、物資もお金も同様に考えてしまい、例えば、1000兆円分の物資が合って、1000兆円のお金があれば、合計して2000兆円分の財産があると錯覚してしまいがちです。 > 円の支配権の中で生活している個人の生活感覚ではそのように計算しますでしょうが、円というお金を発行する立場の政府日銀から言えば、財産は1000兆円分の生活物資だけということになりませんか! > > 現在、12500万人の生活を支えつつ、尚且つ、10兆円の貿易黒字分の生活物資を海外から買い入れる余裕が今の日本の経済力にはあるのだという観点から、日本全体の生活余力を測る眼力を政府日銀や政治家は持つ必要があると私は云いたいのです。 > > デフレはまず最初に、一挙に、国民の持つお金を、それも膨大な量のお金を、私の非常に大雑把な計算では7000兆円ものお金を、取り上げたままにしたことからの当然の結果なのです。そのお金を元に戻せば、全てがうまく回り始める、最も大きな条件の一つが整うことになります。貴方がご心配の意味での政府財源は無視してかまわないのです。 その7000兆円のお金というのはどこから出てきたのかはわかりませんが、まぁ仮に取り上げられたとしてそれを返せばいいということですか? じゃあ、返しきった後はどう分配するのでしょう? あと、なんで「輸入された生活物資=政府日銀の財産」となるのかがわかりません。 日銀券をいくらでも発行できるから、論理的には生活物資全部を政府日銀が買い上げることができるから、ということなのですか、と伺いたかったのです。 > 悲惨な末路をたどった人は資産デフレによってであり、資産インフレによるものではありませんね。 表現の問題ですが、インフレからデフレに陥る直前に一番の高値で資産を買ってしまった人が、その後の暴落によって損をすることは、「資産インフレによる損害」という表現ではなく、「資産デフレによる損害」ということになるんですかね?とすると、「インフレによる損害」ということはありえないってことですね?価格が下がったことによる損害は全て「デフレによる損害」ということになるのですから。 >>あと、仕事してる人は給料が上がるからいいかもしれませんが、仕事していない人はどうなるんでしょう? >> > 私は日本国民の大多数が現代貨幣システムを正確に理解し,その意思を汲んだ政治家達を選出し、適切な政策運営が出来るならインフレにならないと思っています。が、敢えてお答えしますと、仕事していない人々、高齢者や福祉を受けている方々はいままでどおり、社会全体として支えていくだけです。大金持ちの方々のご心配は無用でしょう? Gokai Sezutomoさんは今までの社会福祉のあり方が間違いだと指摘されているので(Gokai Sezutomoさんの理論では、年金等の負担金を上げる必要はなく、もっと言えば徴収する必要もないとおっしゃっていたので)、「今までどおり」ではない気がしますが。 >>私が言いたかったのは、最初のレスで「マインドコントロールされていると思いませんか?」という表現をされたり、「事実を顕現している真実が何かを出来るだけ大勢の方々に気付いて頂きたい」というような文脈で「真実」という言葉を使うと、「あなたの言ってることは間違いで、私の言っていることこそ真実であり、真理である」というような、どっかの宗教家みたいにとられかねないので、控えた方がいいのでは、と余計な御世話ながら申し上げたまでです。 >> > それはおかしいですね。例えば、泥棒をしていないのに大勢の人々が何かの理由で、誰かを泥棒だと決め付けたとき、そのように云われた人は『そうじゃない真実は泥棒じゃない。』と訴えますよね。 > 人間はついつい固定観念で物事を判断しがちです。或いは周りの考えに自分の考えを同調させようとします。それは生きる知恵でもあります。ところが新しい考えや発見はその観念を打ち破って科学を発展させてきました。 > > 仰るとおり、妖しの宗教には過度に、人の気を引く表現が多いですね。けれどもそれが気にかかって、論理的思考を遮断しようとするのもいかがなものかと思います。 > > 私は精一杯、科学的に訴えようとしています。是非、大勢のお仲間と議論してくだされば幸いです。 Gokai Sezutomoさんがこの例えでいうなら「泥棒をしていない」という前提があることがおかしい、と申し上げたいのです。 経済は本来実際に行わなければどうなるかはわからないほど、様々な要因があり、理論がしっかりとたっていたって実際に成功するとは限らないと思っています(そうでなければあらゆる国で同じ経済運営が行われるはず。理論がまだ収束していないんだとおっしゃるのであれば、Gokai Sezutomoさんのおっしゃっているものが「収束された形」かどうかは誰にも分からないはずです)。 最初の泥棒の例えに戻れば、泥棒をしたかどうかはわからないが、ある容疑者がいて、その人が犯人かどうかを私とGokai Sezutomoさんが論じ合っている状態でしょう。それに対してGokai Sezutomoさんは(真実がどちらかはわからないのに)「彼は泥棒ではない。それこそが真実であり、あなたが泥棒だと思い込んでいるのはマインドコントロールに過ぎない」とおっしゃっているように「見える」から「控えた方がいい」と申し上げているだけです。 もちろんそのことをGokai Sezutomoさんが、物証なり状況証拠なりから論理的に導き出そうとされているとは思いますが。だからこそ、誤解を招くような表現は避けた方がいいと申し上げているだけです。 「マインドコントロール」やら「真実」という言葉を使っているから、Gokai Sezutomoさんのおっしゃることを遮断して思考停止に陥れと言ったつもりは全くなく、まさにGokai Sezutomoさんがおっしゃるように「議論」すればいいと思っています。Gokai Sezutomoさんの表現は、逆にGokai Sezutomoさんが私達の議論を「遮断しよう」としているように「見える」と申し上げたいだけです。 |
「マインドコントロール」やら「真実」という表現は、言い方を変えれば「Gokai Sezutomoさんが自分の理論が正しいという『固定観念』に縛られているように『見える』」ということです。 何度も「見える」と書いているように、私自身がそう思っているわけではないということをご理解いただきたいです。 |
▼ハマーさん:こんにちは >▼Gokai Sezutomoさん:健康にはお気をつけて、お大事にしてください。 > 有難うございます。 >>>それらの人に実際に米を渡すためには政府財源を無視してどうやって考えるのですか、と問いたいのです。 >>> >> 私が上記のような回答をしましたのは、貴兄にお金と生活物資とを分けて考えていただきたかったからです。貨幣経済になれた現代人はついつい、物資もお金も同様に考えてしまい、例えば、1000兆円分の物資が合って、1000兆円のお金があれば、合計して2000兆円分の財産があると錯覚してしまいがちです。 >> 円の支配権の中で生活している個人の生活感覚ではそのように計算しますでしょうが、円というお金を発行する立場の政府日銀から言えば、財産は1000兆円分の生活物資だけということになりませんか! >> >> 現在、12500万人の生活を支えつつ、尚且つ、10兆円の貿易黒字分の生活物資を海外から買い入れる余裕が今の日本の経済力にはあるのだという観点から、日本全体の生活余力を測る眼力を政府日銀や政治家は持つ必要があると私は云いたいのです。 >> >> デフレはまず最初に、一挙に、国民の持つお金を、それも膨大な量のお金を、私の非常に大雑把な計算では7000兆円ものお金を、取り上げたままにしたことからの当然の結果なのです。そのお金を元に戻せば、全てがうまく回り始める、最も大きな条件の一つが整うことになります。貴方がご心配の意味での政府財源は無視してかまわないのです。 > >その7000兆円のお金というのはどこから出てきたのかはわかりませんが、まぁ仮に取り上げられたとしてそれを返せばいいということですか? お金を元に戻してくれれば、年月がたってしまっただけもとにもどらないものがふえましたが、それでも戻らないよりずっといいと思っています。 >じゃあ、返しきった後はどう分配するのでしょう? 「お金を元に戻す」という意味が正確に貴方に伝わっているならば上記の疑問文は「説」の肯定否定にかかわらず、違う文型になりそうです。 >あと、なんで「輸入された生活物資=政府日銀の財産」となるのかがわかりません。 上記のような記述をどこで私がしたのでしょうか? >日銀券をいくらでも発行できるから、論理的には生活物資全部を政府日銀が買い上げることができるから、ということなのですか、と伺いたかったのです。 > この部分の意味が不明です。 >> 悲惨な末路をたどった人は資産デフレによってであり、資産インフレによるものではありませんね。 > 些細な表現の違いを指摘したのではありません。誤解がありませんように。 >表現の問題ですが、インフレからデフレに陥る直前に一番の高値で資産を買ってしまった人が、その後の暴落によって損をすることは、「資産インフレによる損害」という表現ではなく、「資産デフレによる損害」ということになるんですかね?とすると、「インフレによる損害」ということはありえないってことですね?価格が下がったことによる損害は全て「デフレによる損害」ということになるのですから。 > 貴方はもしかして揶揄して仰っておられるのかもしれませんが、もしそうなら、図らずも正しい答えを仰ったことになります。 >>>あと、仕事してる人は給料が上がるからいいかもしれませんが、仕事していない人はどうなるんでしょう? >>> >> 私は日本国民の大多数が現代貨幣システムを正確に理解し,その意思を汲んだ政治家達を選出し、適切な政策運営が出来るならインフレにならないと思っています。が、敢えてお答えしますと、仕事していない人々、高齢者や福祉を受けている方々はいままでどおり、社会全体として支えていくだけです。大金持ちの方々のご心配は無用でしょう? > >Gokai Sezutomoさんは今までの社会福祉のあり方が間違いだと指摘されているので(Gokai Sezutomoさんの理論では、年金等の負担金を上げる必要はなく、もっと言えば徴収する必要もないとおっしゃっていたので)、「今までどおり」ではない気がしますが。 > 今までどおり、ほんの少しも違えずにという意味で、「今までどおり」という言葉を解釈されたわけでは、まさか、ありませんね? 今までどおり、社会全体で支えればよいかと。 >> それはおかしいですね。例えば、泥棒をしていないのに大勢の人々が何かの理由で、誰かを泥棒だと決め付けたとき、そのように云われた人は『そうじゃない真実は泥棒じゃない。』と訴えますよね。 >> 人間はついつい固定観念で物事を判断しがちです。或いは周りの考えに自分の考えを同調させようとします。それは生きる知恵でもあります。ところが新しい考えや発見はその観念を打ち破って科学を発展させてきました。 >> >> 仰るとおり、妖しの宗教には過度に、人の気を引く表現が多いですね。けれどもそれが気にかかって、論理的思考を遮断しようとするのもいかがなものかと思います。 >> >> 私は精一杯、科学的に訴えようとしています。是非、大勢のお仲間と議論してくだされば幸いです。 > >Gokai Sezutomoさんがこの例えでいうなら「泥棒をしていない」という前提があることがおかしい、と申し上げたいのです。 >経済は本来実際に行わなければどうなるかはわからないほど、様々な要因があり、理論がしっかりとたっていたって実際に成功するとは限らないと思っています(そうでなければあらゆる国で同じ経済運営が行われるはず。理論がまだ収束していないんだとおっしゃるのであれば、Gokai Sezutomoさんのおっしゃっているものが「収束された形」かどうかは誰にも分からないはずです)。 > 誰かのそういう仮説が、不勉強な私の耳にも、ちょくちょくと入って来るなら、このような形でしゃしゃり出たりはしませんよ。 >最初の泥棒の例えに戻れば、泥棒をしたかどうかはわからないが、ある容疑者がいて、その人が犯人かどうかを私とGokai Sezutomoさんが論じ合っている状態でしょう。それに対してGokai Sezutomoさんは(真実がどちらかはわからないのに)「彼は泥棒ではない。それこそが真実であり、あなたが泥棒だと思い込んでいるのはマインドコントロールに過ぎない」とおっしゃっているように「見える」から「控えた方がいい」と申し上げているだけです。 この部分の文意は議論の仕方についての貴方のご意見だと思います。こういった議論のための議論は貴方も無意味に感じておられるご様子、出来れば本文の議論だけにしたいのですが、出来れば、私に言葉の選択の自由を確保して頂きたいと思います。例えば、「マインドコントロール」、特に「真実」という言葉も含めてです。 >もちろんそのことをGokai Sezutomoさんが、物証なり状況証拠なりから論理的に導き出そうとされているとは思いますが。だからこそ、誤解を招くような表現は避けた方がいいと申し上げているだけです。 > >「マインドコントロール」やら「真実」という言葉を使っているから、Gokai Sezutomoさんのおっしゃることを遮断して思考停止に陥れと言ったつもりは全くなく、まさにGokai Sezutomoさんがおっしゃるように「議論」すればいいと思っています。Gokai Sezutomoさんの表現は、逆にGokai Sezutomoさんが私達の議論を「遮断しよう」としているように「見える」と申し上げたいだけです。 貴方がそう感じられていたとしても、 事実は、 決して、私のほうから議論の遮断をしているつもりはありません。 |
再書き込みをお許し下さい。お知らせのためです。 なだいなださんの老人党の提言に共鳴なさった方々が掲示板に殺到してつながらなくなり、なださんが困られた時に老人党の掲示板を作り、助けて下さったのがいちエンジニアさんでした。その後、いちエンジニアさんは「民の声」という掲示板を主催していらっしゃいます。 現在、そこで下記のような署名活動を展開しています。皆さん、ぜひお読み下さいますようお願い申し上げます。いちエンジニアさんから御協力いただければ幸いとのことです。 民の声「年金積立金無駄遣い禁止法案」実現のための署名運動 http://Yufuu.com/Tami/StartShomei.htm |
署名させていただきました。 |
珠 様 署名させて頂きました。頑張りましょう!!! |
「事務費は国庫負担」の有利な保険ですよ、と厚生労働省はPRする。 ところが赤字垂れ流し財政の日本は財務省が保険金で税金の肩代わりをする 租税特別措置法をつくった、厚生労働省のたかり役人どもも問題だが 根源的な問題は保険契約の体をなしてないことだ。 個人の被保険者の掛け金を記録し不可侵の権利にした制度にしよう。 出来ないなら解散だ! |
みなさん、光文社の新円切り替えー藤井厳喜著ーーを買って読んでみましょう。 気の弱い人は卒倒しないように気をつけてください。 一般人に日本の真実を知らされていないのがよくわかります。 大マスコミはなぜ本当のことを報道しないのでしょう?? 郵貯や年金保険料は、アメリカ国際にばけていて、日本は債務国同然! 日本はすでに破産同然です!!! 歳入の何倍もの歳出が、しらされないまま、続いていて、国がサラ金漬けなんです!! もういつ破産してもおかしくない状態です。 年金の話どころでなく いつーーーー円や国債が紙くずにーー60年前のように なってもおかしくないんですって 庶民の自衛手段は??? |
本来の個人主義に戻れば日本は破綻から逃れられる。 |
資本主義&個人主義の原点に戻り低負担で日本が活性化するだけで破綻しない。 |
「年金は破綻してる」などとの設問は「週刊誌の広告見出し」の ようなものである・・。 先進国、としての証「あかし」は機能する年金制度を確立してるか否かにかかっており、 国家としての世代を超えて社会を安定させる最も重要なことである・・。 たしか、現在は心無い年金官僚や年金システムを利権としか考えない政治家の 存在も目にするが・・・それらを超えて年金制度を確かなものにしなければならない・・。 始めに・「悲観あり」とする考え方は如何なものかと、思う・・! 人の生き方、企業の経営、国家の運営も総て行く先には不透明なものがあるが それを乗り越えて行くのが人類がこれまで辿ってきた道であると思う・! 悲観的な見方の前に年金制度をしっかり守り、確かなものにして行くのが ・本筋である・・。 |
年金の無駄使いが問題視されて相当な時間が経過したようですが、昨日も社会保険庁の公車払い下げの茶番劇が放映されていました。400万近い金額の高級車がわずか1800円程度の金額で下取りされ、それを同庁の職員が買ったというものでしたがこれは随分以前から問題視されていたと思いましたが未だに誰も責任を追及されていないそうです。 いったい小泉総理はなにをしているのか、こんな事実を知らないわけはないと思いますが頭を挿げ替えればいいじゃないかとでも言いたいのでしょうか?。こういう不逞官僚を野放しにしておいて年金改革は大丈夫と嘯いている総理なんか本当にいらない!! こんな総理が無党派対策に取り組むと意気込んでいます。馬の尻よりも硬い面の皮を持った小泉総理がどんな卑劣な手を打ってくるか良識のある国民全員で監視していかなければなりません。今度の国会を注目しましょう。 |
「日本の年金はネズミ講だ!」と木村剛さんが今週の週間朝日で言っていた。 老人とはネズミ講の上位者なんだね、何が何でも精神論で守らなくちゃ、か? |
木村剛には正論を期待したが、保険を脱会したら保険金が没収の木村案には失望した。 |