Page 1166 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼老人党の目的・意義について(長文すみません) Ray 04/8/4(水) 22:30 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 老人党の目的・意義について(長文すみません) ■名前 : Ray ■日付 : 04/8/4(水) 22:30 -------------------------------------------------------------------------
▼みなさま: こんにちは、Ray@スタッフです。 昨年8月の第一回世話人会から一年ということで、 老人党の目的と意義について改めて考えてみました (以下は私の個人的な意見です)。 【老人党の目的】 なだいなださんが老人党を提案なさったとき、なださんは 「老人が馬鹿にされないために、老人が集まって世の中を変えよう」 とおっしゃいました。 この「老人」には、今「高齢者」と呼ばれる人たちだけでなく、 いずれ老人になる人や、社会的弱者といわれる人たちを含んでいると なださんはおっしゃっていますし、 私もその考えに賛同して(私自身はまだ老人ではありませんが) 老人党に参加するようになりました。 また、「世の中を変える」というのは、 一部の人たちだけが楽に生きられるような社会ではなく、 誰もが平等に・平和に・幸せに生きられる社会を目指す ということだと私は考えています。 *老人党発足の経緯については、なださんの著書 『老人党宣言』(筑摩書房)に詳しいので、 老人党というのがどういうものなのかよくわからないという方は どうぞ御一読下さいますよう、お願い申し上げます。* 老人党はヴァーチャル政党ですし、サイト運営のためのスタッフはいますが 党首もいなければ執行部もない、平等な組織です。 このような組織が一つの目的のためにまとまるとしたら、 それは参加する人一人ひとりが自主的に判断して 一つの方向に動くときだけだろうと思います。 誰かに言われてやることではありませんから、 そのような動きはなかなか起こりにくいとは思いますが、 ひとたび動き始めたら止まらない動きになるでしょう。 なださんが老人党という提案をなさってから一年半、 マスメディアに取りあげられるようになってから一年あまりになります。 今、老人党は「最初の段階の終わり」に入ってきたように私には思えます。 ゆっくりと動き始めた老人党の動きが 本当に世の中を変えるものになるのかどうかは 今後しばらくの間にかかっているのではないでしょうか。 【老人党の意義】 「世の中を変える」と一口に言っても、一朝一夕に変わるものではありませんし、 もし急に変わったとしたら、それはどこかに無理を抱えた変化となるでしょうから、 新しい状態は持続せず、必ず揺り返しが来るものになるでしょう。 「世の中を変えたい」「今の世の中は嫌だ」と思う人がいても、 なかなか変わらない状態が続いていたら、 その人は「世の中を変えることなんて所詮無理だ」と 諦めてしまうかも知れません。 しかし、同じ考えを持った人があちこちにいるということを知っていれば、 そう簡単に諦めてしまわずに、ゆっくりとではあっても 本当に世の中が変わって行くまで、その気持ちを持ちつづけ、 世の中を変えるために何かをしつづけることができるはずです。 同じ考えの人がいることを確認しあう場として このヴァーチャルな空間にあること自体が 老人党の存在意義の一つだと私は思います。 特に老人党はインターネットが主の存在ですから、 今現在自分がいる場所や環境にあまりとらわれないで済みますし、 コンピュータやネット以外にはお金もそれほどかからず、 自分の好きなときに好きなだけ、自分の都合に合わせて参加できる という大きな利点があります。 そして、「世の中を変えるために何をしたらいいのか」ということについても、 このような掲示板でのやりとりを通じてヒントを得たり、 自分がやっていることの報告をしたりすることができます。 さらに、老人党の掲示板は、老人党員に限らず このサイトにアクセスした人すべてに開かれた場所ですから、 同じ考えを持った人だけではなく、違う考え方の人の意見も聞くことができます。 このことは、自分と違う意見の人がなぜそのような意見を 持っているのかを知ることができるという点で とても重要だと思います。 なぜなら、現実の社会にはいろいろな考え方の人がいるため、 「世の中を変えたい」という気持ちを持つ人どうしだけで集まっていても 本当に世の中を変えることはできないからです。 本当に社会を変えて行くためには、 「世の中を変えたい」と今は思っていない人たちにも 「世の中を変えたい」という思いに賛同してもらうことが必要です。 意見の違う人のことを排除するのではなく、 お互いの立場を尊重し、相手を言葉で説得していくのでなければ、 ただの愚痴のこぼし合い、あるいは罵り合いになってしまうでしょう。 それはどちらにとっても労力と時間の無駄でしかないと思います。 【老人党の活動】 老人党は、目的の項にも書いた通り、ひとりひとりの党員が 自分の判断で自主的に行動する組織ですので、 全体で何かをするということはあまりありません。 しかし、「世の中を変えるために」何をしたらいいのか、 ということについては、選挙の際に棄権防止を呼びかけたり、 意見広告に出資したり、デモや集会に参加したりしてきました。 また、マスメディアや政党に対して「老人党の……です」と名乗って 意見を伝えるということも行われています。 これは、マスメディアや政党を批判するだけでなく、 いい記事・番組または政策・活動を評価することで いいものを増やしていくという意味を持ちます。 老人党サイトのリンク集に政党・マスメディアへのリンクがありますので どうぞご利用下さい。 【掲示板について】 今、この掲示板に日常的に書き込みをなさる方は大体決まった顔ぶれですが、 この掲示板にアクセスし、書き込みを読んでいる方の大半は 書き込みをなさらない方々です。 そういう方々は、直接議論に参加していなくても、ここで行われる議論を読んで いろいろなことをお考えになっているだろうと思います。 書き込みをせず、読んでいらっしゃるだけの方々は、 必ずしも「世の中を変えたい」という老人党の目的に賛成の方ばかりではないでしょう。 「もう少し様子を見ます」というような書き込みも 入党宣言掲示板にはいくつかあります。 そうであればこそ、この掲示板で何が話題となるか、 どのようなやりとりが行われるかということの重要性は ちょっと考えればすぐにおわかりいただけると思います。 掲示板は密室でのお喋りではなく、公開の場での話し合い(会議)です。 舞台の上で、大勢の観客の前で討論しているようなものです。 そのような場で自分の意見を述べるときには、 「なぜそう考えるのか」という理由を説明することが要求されるでしょう。 どうぞ掲示板に書き込まれる方はその点を踏まえ、 公の場にふさわしい態度・姿勢でお書き下さい。 長文を最後までお読み下さり、ありがとうございました。 |