Page 1243 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼プーチンの帝国 ウミサチヒコ 04/8/15(日) 17:42 ─────────────────────────────────────── ■題名 : プーチンの帝国 ■名前 : ウミサチヒコ <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp> ■日付 : 04/8/15(日) 17:42 -------------------------------------------------------------------------
…(前段略)プーチンがまさしくそうだ。つまり、仲間で権力集団を作って、お互いに抗争を繰り返しながら権力と利権を奪い合う。マフィアもからんできて、暗殺も生じる。 いま抗争の中心が、前大統領エリツインのグループ「セミヤ―」とプーチンのグループ「シロヴィキ」であり、いよいよ決戦になるのかのしれない。恐ろしい国だ。(8月15日、毎日新聞より) 現代ロシアの問題は、ロシアに民主主義がないことだ。権力が仲間内でやり取り・争奪される。したがって、私利集団・マフィアの跳梁が可能だ。中国も似たようなものだ。蛇頭は「共産党」政権の一部勢力の保護なしにはありえない。民衆がマフィアや蛇頭を支持するわけはない。権力が養っているのだ。 日本でも汚職は絶えない。先月橋本元総理が派閥を抜けたが、いつまでもいつまでも日本の汚職構造はつづいている。後進国もそうだ。税関吏や警官が大手を振って市民にワイロを要求する。 米国でもそうだ、超小選挙区制度で、政治を軍産複合体を中心とする無責任経済界が牛耳り、国民がのぞまない戦争に若者を駆り立てる。 いまの時代、世界は民主主義なしには、腐って滅びよう。民主主義が言われて200年以上が経つ。それがいま、なぜ機能しようとしないのか。いや、ずっと機能してこなかった。地球的環境破壊、戦争、なぜ人は求めずして求めてしまうのか。民主主義の未成熟にその原因が求められることは確かだ。なぜなら、いつの時代でも、民衆は決してそれを、認めていないはずなのだから。 |