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 ▼体操日本復活に見る日本再生のヒント  流水 04/8/18(水) 12:44

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 ■題名 : 体操日本復活に見る日本再生のヒント
 ■名前 : 流水
 ■日付 : 04/8/18(水) 12:44
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   男子体操が、28年ぶりに団体優勝を果たした。
過去、団体優勝5連覇を果たし、体操日本の名をほしいままにした日本体操界も長い低迷期に入っていた。

ソ連の台頭・中国の台頭などで、最近までは過去の栄光はどこにいったのか、というほどの低迷振りだった。
旧ソ連の全盛期を支えた選手たちをコーチとして迎えたこともあった。
そこでの旧ソ連の選手たちの言葉が、体操日本復活のヒントになった。

★【ソ連が強くなったのは、日本の真似をしたからだ。つまり、基本を重視したからだ】

低迷期に入った日本体操は、ウルトラCとかDとか難度の高い技ばかりに目がいき、一番重要な基本を忘れていたのである。
体操で最も重要なのは、【姿勢の美しさ】であり、日本体操全盛期にはこの姿勢の美しさで他を圧倒していたのである。

つまり、日本体操の低迷は、日本体操の伝統である【姿勢の美しさ=基本】を忘れたところにあった。
これにきずいてからは、ジュニア育成に力を注ぎ、基本を徹底して鍛え、日本体操の原点である【美しい体操】復活に全力を注いだのである。
これが、今回の体操団体優勝という形で結実した。

小泉首相も優勝者に電話して妙な人気取りに励むのでなく、スポーツの世界で世界基準に達する発想・理念・方法・人の育成などを真剣に学んだほうが良い。
同時に、メダルを取れるような選手の影には、必ずすぐれたコーチの存在があることもよく学んだほうがよい。
すぐれた監督・コーチほど、黒子に徹している。選手は輝いていても、監督・コーチは影に隠れている。
これが、指導者の役割である。
たいした力量のない監督・コーチほど前に出たがる。
このこともよく頭に入れたほうがよい。

★「成功はすべて選手の手柄、失敗はすべて監督・コーチのせい」、このことを心の底から信じることができない人間は、指導者になるべきではないと思う。

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