Page 1409 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼お勧め!映画「華氏451」・華氏911 桃李 04/9/13(月) 14:39 ┗Re(1):お勧め!映画「華氏451」・華氏911を観てより派生して 桃李 04/9/13(月) 14:59 ─────────────────────────────────────── ■題名 : お勧め!映画「華氏451」・華氏911 ■名前 : 桃李 ■日付 : 04/9/13(月) 14:39 -------------------------------------------------------------------------
王里さま、諸氏からお勧めいただいた映画です。 「華氏911」から 以下、重複するところがありますが、お許しください。 >>すばらしかった最後のシーン、これから見る方のために、我慢して詳しく触れませんが・・・。人間の積み重ねてきた知の遺産を愛して守ろうとする人たちが現れます。素敵だった!! ここに付け加えますと、「本の内容を頭にしまえば、誰も奪えない。こうしておけば、印刷できるときが来たら印刷することができる。禁止されたらまたこうやって覚えておいて、印刷できるときが来るのを待つんだ」という台詞がありました。 歴史や科学、人間の生活についての愛情と尊敬が、このような不屈の精神をこめた 台詞になってでてきたのですね。「おぉ!!!」っとうなって絶賛です。最後のシーンから、体制に翻弄されないための知恵の使い方や人間の尊厳を教えられました。 >>私は、アフリカのグリオと呼ばれる人たちを思い出しました。 >>グリオは語りべであり、歌も歌います。力のある家に専属のグリオがいて、その家の代々の歴史を語り続けることなどが仕事です。 >> >>アフリカから連れてこられた奴隷、キンタ・クンテの話を、その子孫であり作家のアレックス・ヘイリーさんが聞いたのも、グリオからでした。マリ共和国のジョフレ村の歴史を、三日間かけて語るこの老人の口から、出てきたのが自分の祖先の名前だったので、全身の血が固まるほどに驚いたそうです。 >> >アイヌのユーカラとか、世界にはたくさんの口承文学があるんでしょうが、失われた宝も多いのではないでしょうか。文字で残すことの大切さを思います。そうした意味ではインターネットには無限の可能性がありますね。 |
投稿の途中でアップされてしまいました(^^; 読みづらくて申し訳ございません。 華氏911とならんで、観られるとよいと思います。 また、私はこの映画から、口承による文化の伝達について、アフリカの グリオを引き合いに出しました。 アフリカには文字による文化の伝達がありませんでした。 それは、アフリカの環境、気候では、紙の生産が難しく 書き残したものも、気候の激しさゆえに、保存が困難を極めるのです。 2003年に京都国立近代美術館へ、「知られざる西アフリカの美術」という 展覧会へいき、わかったことです。 スイスのチューリッヒにある「忘れられた文化財財団」が、協力して 開かれました。「過去について考えるときには、敬意を持つことと 承認することが必要だ。慣習や伝統、歴史が忘れられないように、それら についての記憶が生きている限り、その証を記録すして、忘却から守る。」 これがこの財団の趣旨です。関心を持ってくださった方は、検索すると出て くるかもしれません。 ここのところが、この映画の最後のシーンと妙に重なります。 体制に抑圧されながらも、自分たちの価値を守る人間の知恵の深さは、 何者にも犯されない。そこに、厳しい環境からも草が生えてくるような、 命のしたたかさと力強さを感じます。そういうことを自覚するのは 今の時代にとても大切なことだと思います。 もし、この映画を見られた方がありましたら、感想を教えてください。 |