Page 152 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼日本政府のやり方 考え込む人間 04/2/26(木) 20:19 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 日本政府のやり方 ■名前 : 考え込む人間 ■日付 : 04/2/26(木) 20:19 -------------------------------------------------------------------------
ピーター・タスカ氏はこう書いている (『ニューズウィーク日本版』2004.2.11号「ON JAPAN」)。 「日本政府は為替市場でまったく惜しげなく金を使っている。 正確にいえば、日本は『使っている』のではなく『貸している』。 為替介入は米国債を買う形で行われているからだ。 金を使っているのは米政府だ。戦争をしながら減税を行い 、政府機能も拡大する『ブッシノミクス』が可能なのは、 日本が気前よく金を貸してくれるおかげだ」。 「日本政府は国内で歳出を抑えているのに、海外では 何十兆円もの金を平気で投じている」。 「国の財政が本当に破綻寸前なら、何十兆円もの金がどこから出るのか。 日銀が刷っているのだ。その一方で日銀は、市中から金を吸い上げることで、 影響を相殺している」。 「ここで浮かんできた疑問に、誰か答えてくれないだろうか。 日銀はアメリカの減税を間接的に支えているのに、 なぜ日本の減税を直接支えないのか。日本政府はイラクの経済復興を 支援しているのに、なぜ破綻寸前の日本の地域経済を立て直そうとしないのか」。 「日本のエリートは……なぜ庶民の生活の質を高めるために力を尽くさないのか」。 |