Page 1526 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼過去への接しかた 馬鹿正直 04/9/29(水) 20:38 ┣Re(1):過去への接しかた ウミサチヒコ 04/9/29(水) 21:01 ┃ ┗Re(2):過去への接しかた 馬鹿正直 04/9/29(水) 23:38 ┃ ┗Re(3):過去への接しかた 馬鹿正直 04/10/1(金) 11:28 ┃ ┗Re(4):過去への接しかた ウミサチヒコ 04/10/1(金) 11:52 ┗Re(1):過去への接しかた ニック 04/10/1(金) 13:40 ┗Re(2):過去への接しかた 馬鹿正直 04/10/1(金) 21:32 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 過去への接しかた ■名前 : 馬鹿正直 ■日付 : 04/9/29(水) 20:38 -------------------------------------------------------------------------
>国や民族を語るときには、後の価値観で前を断罪することがあってはならないのです。 興味ある提案ですね。 「自衛隊は違憲」、これは「現在」日本では90%(95%かな)無視されています。 「現在」の価値観では無視されるのが当然だからです。 「将来」「自衛隊は違憲」が発言力を持つ可能性は十分あります。 「自衛隊は違憲」が当然視される時代が到来したとして、その時点で無視したやつらは間違っていた(馬鹿だった)と断罪することは許されるか、と言うテーマですね。 面白いですね。断罪するとしたら「今」しておいたほうが説得力があるのは間違いないですからね。 |
▼馬鹿正直さん: > >国や民族を語るときには、後の価値観で前を断罪することがあってはならないのです。 > >興味ある提案ですね。 > >「自衛隊は違憲」、これは「現在」日本では90%(95%かな)無視されています。 >「現在」の価値観では無視されるのが当然だからです。 >「将来」「自衛隊は違憲」が発言力を持つ可能性は十分あります。 > >「自衛隊は違憲」が当然視される時代が到来したとして、その時点で無視したやつらは間違っていた(馬鹿だった)と断罪することは許されるか、と言うテーマですね。 > >面白いですね。断罪するとしたら「今」しておいたほうが説得力があるのは間違いないですからね。 馬鹿正直さん 馬鹿正直さんなら、そう来ると思いました。物事の認識は私は「現在」だと思っています。認識する主体が「現在」だからです。現在の認識を元に将来を見通す、そういうことだと思います。政治・経済を実践的に見渡す、という立場に立てば、おのずとそうなると思います。私たち人間は、今及び未来をどうするか考えるものであると思うからです。このへんは、認識論?の応援が必要かもしれません。 ところで、自衛隊が合憲であるとの見解が「現在」90%であるとは思っていませんが、かりに「将来」、自衛隊違憲が「常識」になったとしましょう。すると、当然、現在の自衛隊合憲の論者は「馬鹿だった」ということになるでしょうね。 過去の認識も将来あるであろう認識も、現在からしか発生しません。もちろん、過去においても現在においても変わらない認識、というのもありえましょう。それは「普遍的」認識と呼ばれるものでしょう。しかし、私は普遍的というのはあまり使いたくありません。普遍的、という言葉は「神の摂理」というよなもので、往々にして唯我独尊に陥るとおもいます。 |
▼ウミサチヒコさん: また禅問答ですか。 私には禅問答できるほどの能力はありません。 >ところで、自衛隊が合憲であるとの見解が「現在」90%であるとは思っていませんが、 私も自衛隊が合憲であるとの見解が90%とは思っていません。正々堂々と自衛隊が合憲と主張している人は10%もいないのではないでしょうか。 80%(90−10)の人は自衛隊は合憲だとは思っていないが、正々堂々と違憲と公言出来ない、あたりではないでしょうか。 そこら辺なんですね。どうアプローチしたら80%をこちら側に向かすことができるか。 Customers satisfaction (CS)のアプローチをとるべきだと思うんですが、だめなんでしょうね。 |
禅問答にしないためにも、もう少し具体的に説明してみましょう。 表立って「自衛隊違憲」を主張する人は少なく、「護憲」あるいは「憲法改正反対」を唱える人のほうが多いのですが、実態は「自衛隊違憲」なんです。 まあいまどき「自衛隊は違憲」を叫んでもアピールしないのはそのとおりなので、作戦としては「護憲」や「改憲反対」の看板で正解でしょう。 一方、日本を含む世界の動きとして「情報」の流れが急速に高速化し、量的にも増大しつつあります。このような情報に透明性が加わると一般市民が自国の動きや世界の動きを詳しく知ることになります。 高速化した情報、情報量の増大、情報の透明性、これらの流れはIT時代の必然です。政治家は票を取るために、民間企業は利益を確保するために、情報を一般市民と共有したほうが有利だと判断するから透明性のある情報が自由により多く流通するようになります。いわば時代の流れです。 この流れは間違いなく戦争抑止力になります。世界の一般市民は間違いなく戦争を嫌っているからです。 と、まあ、この「情報」と「戦争抑止力」は私個人の考えなので、どれくらいの説得力があるかは良くわかりませんが、とりあえず、抑止力があるものとして話を進めます。 戦争抑止力が効いてくると金食い虫の軍隊は肩身の狭い立場に追いやられ、いずれは国連軍(のような組織)に収斂してゆきます。自衛隊も日本を離れ世界の警察部隊に引き取られます。 こうなると「自衛隊は憲法違反」派は元気になります。そこで「俺たちは正しかった、お前らは間違っていた、馬鹿野郎」と有頂天になったりしないでくださいよ、と忠告したいのです。 「護憲派」「改憲反対派」(実は「自衛隊違憲派」)の皆さんが「情報の高速化」「情報量の増大化」そして「情報の透明化」に率先して寄与しなかったら、馬鹿な「非自衛隊違憲派」(自衛隊合憲派ではありません)とあまり違わないのですから。 |
▼馬鹿正直さん: >禅問答にしないためにも、もう少し具体的に説明してみましょう。 >この流れは間違いなく戦争抑止力になります。世界の一般市民は間違いなく戦争を嫌っているからです。 そう思いたいです。次回の総選挙では自民党が大崩壊するかも知れませんね。民主党も、国民をナメないで、ちゃんとやってほしいですけれど…。 |
▼馬鹿正直さん: > >国や民族を語るときには、後の価値観で前を断罪することがあってはならないのです。 > >興味ある提案ですね。 > >「自衛隊は違憲」、これは「現在」日本では90%(95%かな)無視されています。 >「現在」の価値観では無視されるのが当然だからです。 >「将来」「自衛隊は違憲」が発言力を持つ可能性は十分あります。 > >「自衛隊は違憲」が当然視される時代が到来したとして、その時点で無視したやつらは間違っていた(馬鹿だった)と断罪することは許されるか、と言うテーマですね。 > >面白いですね。断罪するとしたら「今」しておいたほうが説得力があるのは間違いないですからね。 価値観うんぬんと言うよりは、元々違法だった軍隊保有を強制したのは米国であった訳ですから、「憲法を成立させたのは米国=日本人が作った訳ではないのであれは無効だ」と言う意見がある一方で、何故か「自衛隊を強制的に成立させたのは米国=日本人が作った訳ではないのであれは無効だ」とはならないんですね。 合憲・違憲以前に、まずその点が不思議に思います、西尾氏に聞いたなら何とお答えになるのでしょうか? その点を踏まえた上で、自衛隊違憲・合憲論はするべきだと思います、憲法が無効と言うならば当然軍隊も無効ですし、軍隊保有は必要と考えるならば憲法が無効だとはとても言えないでしょう。 いずれにせよ憲法の原案は日本人が作っていたと言うのは既に証拠が出ていますし(どなたかに突っ込まれるのも心外ですので資料を下段に明記)、憲法が米国から押し付けられたと言うのは間違いですが、自衛隊の場合は国民が決めた訳ではないので、憲法の条文から見ても明らかに違憲でしょう。 この点を論じる方が少ないのは非常に不思議ですが、上記の観点から現憲法に照らし合わせれば自衛隊が違憲だと言うのは明白な事実でしょう。(司法が違憲審査権を行使しないのは、高度に政治的問題に司法が介入するのは適当ではない、と言う考え方からでしょうが、既にこの時から三権分立の役割を司法が放棄してしまったとも言えます) 違憲か合憲か、明白な事実であるにもかかわらず今までの政府の「自衛隊は軍隊ではない」と言う見解により議論の本質が無視されてきた感がありますが、今回の小泉氏の見解では自衛隊は軍隊だそうですので、イコール違憲と言う事になります。 はっきり述べたと言う点では評価できますが、今まで政府内部では、心情的には軍隊だと思っていても、表面上は軍隊ではないと言わざるを得なかったのだと言う本音部分を小泉氏は見せてくれました、その点を考慮しない、「既成事実として(軍隊が)有るから、憲法をその事実に合わせろ」と言う発言は確実におかしいと申せましょう。 資料 国会図書館 http://www.ndl.go.jp/constitution/ 鈴木安蔵(憲法学者、一九〇四年〜八三年)、高野岩三郎(統計学者、一八七一年〜一九四九年)ら民間の研究者は戦後、「憲法研究会」を結成。四五年十二月二十六日、「憲法草案要綱」を発表。「国民主権」や「法の下の平等」、「生存権の保障」、「男女同権」など現行憲法と同様の原則が盛り込まれていました。 |
▼ニックさん: > >違憲か合憲か、明白な事実であるにもかかわらず今までの政府の「自衛隊は軍隊ではない」と言う見解により議論の本質が無視されてきた感がありますが、今回の小泉氏の見解では自衛隊は軍隊だそうですので、イコール違憲と言う事になります。 明白な事実であるにもかかわらず、「自衛隊は違憲」と正々堂々と表明されてこなかった方が多かったのではないですか、との問いかけなんですが....... |