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 ▼なだいなださんの「打てば響く」を読んで。  右近 04/10/30(土) 2:02

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 ■題名 : なだいなださんの「打てば響く」を読んで。
 ■名前 : 右近
 ■日付 : 04/10/30(土) 2:02
 ■Web : http://blog.goo.ne.jp/ukonkmy/
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    こんばんは。右近と申します。今日は、なだいなださんの「打てば響く」を読んで考えたことを書きたいと思います。
 まず、なださんは「掲示板というのは自由な広場だというのがぼくの考えです。ぼくは自由に関しては絶対自由主義者です。人間は自分たちだけで必要なマナーを自然に作っていける動物だと信頼しています」と主張されていますが、自然に任せるだけで人間は必要なマナーを作っていけるでしょうか。必要なマナーを形成していくためには、ただ自然に任せるのではなく、各自が主体的に議論し、必要なマナーを積極的に形成していく努力が必要だと考えます。
 次に、なださんは「冷静でいられるのと、いられないのと、どちらが良いか。もちろん、いかなる場合でも冷静であることでしょう。ぼくは戦争末期に軍の学校に在籍していました。今でも役立っている、そこで学んだ数少ないことです」と主張されていますが、確かに困難な情況や、挑発的な相手に対して理性を保ち、冷静であることは必要でしょう。ただ、理性を保ち、冷静であることは大事ですが、不正や、納得がいかないことに対して怒ることも必要だと考えます。それでも、怒りによって理性のブレーキを吹き飛ばすべきではないでしょうが。
 最後になださんは「「産業再生機構」なんてものはいらない。ダメな会社はつぶれた方が日本の活性化につながる。日本は戦後ゼロから出発したのだ」と主張されていますが、なださんの、この主張に対してはかなり疑問に思います。確かにダイエーや大京といった企業の業績が悪化しており、その企業を再生するために税金を使うことに対して疑問が投げかけられています。しかし、業績が悪化している企業=ダメな会社として、その企業をつぶしても社会の安定性が弱まり、日本の活性化につながるとは考えにくいのではないでしょうか。また、なださんは業績が悪化している企業を再生させるために景観が犠牲になっていることを指摘されていますが、確かに企業を再生させるために景観や自然環境が犠牲にされるべきではないでしょう。しかし、業績が悪化している企業をつぶしても、そこで働いていた人達を受け止め、再度働く場を提供するための社会的状況・制度がない状態では生きがいをなくす人達を増加させ、日本社会の活性化にはつながらないと考えます。

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