Page 197 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼自民党チャンネル? 一主婦 04/3/8(月) 18:49 ┗Re(1):自民党チャンネル? ハルウララ 04/3/9(火) 23:31 ┗Re(2):自民党チャンネル? 一主婦 04/3/10(水) 0:00 ┗Re(3):自民党チャンネル? ハルウララ 04/3/10(水) 20:52 ┣Re(4):自民党チャンネル? Gokai Sezutomo 04/3/10(水) 23:35 ┗Re(4):自民党チャンネル? 一主婦 04/3/11(木) 1:54 ┗Re(5):自民党チャンネル? ハルウララ 04/3/11(木) 23:18 ┗Re(6):自民党チャンネル? 一主婦 04/3/12(金) 0:20 ┗Re(7):自民党チャンネル? ハルウララ 04/3/12(金) 22:08 ┗Re(8):自民党チャンネル? 一主婦 04/3/12(金) 22:52 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 自民党チャンネル? ■名前 : 一主婦 ■日付 : 04/3/8(月) 18:49 -------------------------------------------------------------------------
自民党がテレビ局を目指している。CS〔通信衛星〕放送で独自チャンネルを開設、党本部スタジオから24時間、広報を続ける計画を練っている。 一部民放番組の報道が「偏向だ」と怒る自民党。自前チャンネルで逆襲し、都市部の支持を一気に獲得する作戦だという。 自民党のこうした動きに、立教大学の服部教授〔マスコミ法制論〕は「電波はもともと公共のもの。報道機関を広報機関ととらえる政権政党のおごりを感じる」と批判している。 |
▼一主婦さん: > 自民党がテレビ局を目指している。CS〔通信衛星〕放送で独自チャンネルを開設、党本部スタジオから24時間、広報を続ける計画を練っている。 > 一部民放番組の報道が「偏向だ」と怒る自民党。自前チャンネルで逆襲し、都市部の支持を一気に獲得する作戦だという。 > 自民党のこうした動きに、立教大学の服部教授〔マスコミ法制論〕は「電波はもともと公共のもの。報道機関を広報機関ととらえる政権政党のおごりを感じる」と批判している。 ■一主婦さんは、政党が独自のチャンネルを開設することに疑問を持っておられるようですが、私は、やり方によって、今後は大いに推進すべき手段だと思います。 「どんな政党にも公平に、公共の電波を割り当てる」と言う条件が守られるならば、政党が独自のチャンネルを開設して、党の方針や政策を解り易く国民に訴えることは、大いにやるべきではないかと思います。 さらにデジタル化が進めば双方向の通信により、視聴者の反応も即座に把握できます。 政党は視聴者(支持者、非支持者を問わず)の反応を短時間で確実に把握できるし、支持者が求める要求を確実に政策に反映できるようになるのではないでしょうか。 別のコーナーで「ビラ配り事件」が話題になっていますが、大事な休日を潰してビラを配ったり、他人に気兼ねしてポストにビラを投げ込んだりと、そんな苦労を伴う活動(一生懸命に活動した人には失礼ですが)を、いつまでも続けるよりも、よほど効果的かつ効率的に教宣活動が出来るのではないでしょうか。 各戸訪問も大事かも知れませんが、私には前時代的な活動にしか見えませんね。 また「政権政党のおごりを感じる」などの批判や、言論弾圧とか基本的人権の侵害とか言って、いつまでも時間を浪費しているよりは、この方法の方が、より早く訴えたい事の要点が国民に伝わるように思いますね。 |
ハルウララさま、はじめまして、こんにちは! 確かに貴方様のおっしゃられるとうり「 どんな政党にも公平に、公共の電波を割り当てる」と言う条件が守られるならば、政党が独自のチャンネルを開設して、党の方針や政策を解り易く国民に訴えることは、大いにやるべきではないかと思います。この点は私も異論はございません。しかし現実は次のような点が指摘されているのです。 2月23日付け東京新聞7面(国際面)を読んだ人は多いと思う。読まれていない方にも是非読んでいただきたい。テレビ関係者に特に読んでもらいたい。 見出しは「骨抜きテレビ〃賛美〃一色」「プーチン帝国の作り方(上)・大統領選の裏側で」「全土に威光」「政府系企業が買収・支配」。 わが国はどうか? 日本の小泉政権とテレビ局の関係がロシアの状況に近づきつつある。自民党によるテレビ朝日への執拗ないじめを受けて、テレビ朝日は番組の不手際を認めて責任者を処分した。テレビ朝日がこの事件によって自由な報道精神を放棄しないことを望みたい。それ以上に精神において政府自民党に屈服していないと信じたい。 最近、報道関係者の話としてよく耳にすることだが、小泉内閣になってから、政府与党側の放送に関するチェックがきびしくなったとのことである。「政治報道は徹底的に監視されていて、小泉批判報道はやりにくくなった」と語るディレクターもいる。「森田さんにも出演を頼みにくくなりました」と語るテレビ局内の友人もいる。 私自身、この数年間、政府与党のマスコミ監視がきびしくなったことを日常的に感じていた。やんわりとだが、「小泉批判派あまりきびしくやらないよう注意してくれませんか。穏やかにお願いします。あとがうるさいものですから……」「森田さんはあちら(自民党執行部のこと?)のブラックリストに載っているようですから、注意してください」などと、「友情ある説得」を受けたことがある。プロデューサー的立場の幹部から「うちの社の方針は小泉さん批判はしないことです」と告げられて、一度は出演を断らざるを得なくなったこともあった。 再び、東京新聞の記事を引用する――「三月十四日投票のロシア大統領選は、プーチン大統領の独走状態だ。それを生み出す大統領の強力な支配力。それを許した民主勢力の退潮」。 わが日本国と比べてみると、共通点がある。テレビ、ラジオの内側から見ると、明らかに日本のロシア化が進んでいる。小泉政権のプーチン化が進行中である。それも急激に進んでいる。時々、“小泉ファシズム”という言葉さえ耳にするようになった。 2004.2.23 世界に広がる政治権力のマスコミ支配――テレビが政治権力の手先になると独裁権力が成立する 【ロシアにおけるプーチン独裁体制の成立】 「森田実の時代を斬る」より |
▼一主婦さん: >2004.2.23 >世界に広がる政治権力のマスコミ支配――テレビが政治権力の手先になると独裁権力が成立する >【ロシアにおけるプーチン独裁体制の成立】 > 「森田実の時代を斬る」より ■一主婦さん、ここに貴方が提起した「政党が独自のチャンネルを開設して、党の方針や政策を国民に解り易く訴える・・・広報手段の問題」と「政府与党のマスコミ監視が厳しくなって、政府批判がやり難くなった・・・マスコミ支配の問題」は、ぜんぜん次元の違う話しのように思いますが、いかがでしょうか。 そこで、政党の広報手段の問題については、お互いに同意ですから省略します。 つぎに、「世界に広がる政治権力のマスコミ支配問題」について書きます。 1.東京新聞の記事を引用されていますが、その見出し「骨抜きテレビ〃賛美〃一色」「以下・・・省略」と、わが国はどうか?・・以下の文章で、どこからどこまでが引用で、どこからどこまでが貴方自身の意見でしょうか。 まず、東京新聞は中日新聞の東京版という事はご存知だと思いますが、ここ数年の中日新聞の傾向を見ると、地方紙にしては、明らかに中央3誌(朝日、読売、毎日)を意識して、政治問題をことさらセンセーショナルに取り上げ、出来るだけ目立つような書き方をしています。この点を少し割り引いて、見ることも必要ではないでしょうか。 2.評論家の森田実氏ですが、彼は数年前までは、頻繁にテレビ出演していました。 特に朝の番組では、和服姿でホテルのロビーのような所からの中継で、次の政局について語っていたように思います。その頃から、彼が最も得意としていたのは、常に政局問題だけ(誰が次の首相に相応しいか・・程度の話)だったと思います。 その彼が「現小泉政権を批判したため、テレビ出演から遠ざけられた」と言ってるようですが、時は移り、ここ当分は政局問題はない、とディレクターが判断し「彼の論評は旬ではない(話題性がない)」として、テレビ出演を見送っているだけ・・・とも取れます。 こんな状況から見れば、彼のぼやきを一方的に信じてしまうことは、どうかと思いますね。 3.「政治権力によるマスコミ支配」問題ですが、東京新聞の記事で言うほどの大袈裟な問題でもないと思いますね。 それよりも「政府与党のマスコミ監視が厳しくなって政府批判がやりにくくなった」などと、マスコミ自体が泣き言をいう以前の問題で、自らが毅然として「中立性、公共性」を守り通せば良いのではないかと思います。 その意味では、テレビ朝日の「ニュースステーション」などは、言うに及ばずで見るに耐えません。 4.「ロシアにおけるプーチン独裁体制」とは、何をさして言っているのか知りませんが、私は今のプーチン体制については、過去のエリティン体制と比較すれば、日本にとって何ら問題のない良い政治体制かと思います。 この中で「プーチン大統領の独裁状態を許した民主勢力」という表現がありますが、この民主勢力とは、どんな勢力を指して言っているのでしょうか。 5.最後に、ここは見に来る人も少ないので、貴方のお気持ちは分からないでもありませんが、ここに書きこんだ内容を、あっち(第2掲示板)にも、同じ事を書き込むのは、ネットのマナー上、あまり誉められたものではありませんので、一言だけ付け加えさせていただきます。 |
▼ハルウララさん: 、>5.最後に、ここは見に来る人も少ないので、貴方のお気持ちは分からないでもありませんが、ここに書きこんだ内容を、あっち(第2掲示板)にも、同じ事を書き込むのは、ネットのマナー上、あまり誉められたものではありませんので、一言だけ付け加えさせていただきます。 この際、ネットのマナーについては大幅に緩和して頂いて、あちこち賑やかに書き込んでくれることを私は願っています。そのほうが楽チンです。 |
ハルウララ様へ まず「政党が独自のチャンネルを開設して党の方針や政策を国民に...」は賛成です。 しかし今回この「自民党チャンネル?開設」と新聞に載った事は、自民党だけが始めようとしてるのです。他の党に呼びかけていません。やるのでしたら他の政党も、同時にやるのでないとフェアでないと思います。 それから「政府与党のマスコミ監視が厳しくなって...」とは確かに本来は次元が違います。しかし森田氏が色々言われているようなことであれば、思うようにならないマスコミに痺れを切らせて、「自分達がやる」ということではありませんか。それは弊害が出てきませんか。 批判受けるかもしれませんが、「2月23日付け...」から森田氏の意見です。私は東京新聞にも森田氏にも信頼を置いています。 マスコミ関係者も「政府与党のマスコミ監視が厳しくなってやりにくくなった。と泣き言を述べる前に毅然と...」といわれますが森田氏によると、内部で処分が行われたとあるではありませんか。なかなか毅然とした態度は難しくなるのではありませんか。 プーチン政権下ではこんな事がありました。〔電話の向こうで、有力テレビ局編集幹部の声はおびえていた。「とにかく何も話せない」と。この幹部は、メディアとクレムリン〔大統領府〕の関係を教えて欲しいとの新聞記者の要望を受諾していた。それが突如、接触を拒否してきたのだ。約束の日の前日、モスクワでアパートの無人部屋のドアが爆破された。その隣に住むのはプーチン政権の報道統制に関する暴露本を出版した女性記者。事件はマスコミ関係者を戦慄させた。〕 毎日のように政権の意にままに伝えられる翼賛報道。1月末にはパウエル米国務長官のロシア訪問で同長官はプーチン〔ロシア大統領〕体制に対する米国の不満を率直に伝えている。 その一つにマスメディア統制下の下院選挙があった。ここらあたりで何らかの歯止めをかけておかないとプーチン政権はシラビキー〔旧ソ連秘密警察のKGBを中心とする武力派〕が支配する体制へ移行していく危険が高いからであるということである。 |
▼一主婦さん: > ハルウララ様へ >まず「政党が独自のチャンネルを開設して党の方針や政策を国民に...」は賛成です。 > しかし今回この「自民党チャンネル?開設」と新聞に載った事は、自民党だけが始めようとしてるのです。他の党に呼びかけていません。やるのでしたら他の政党も、同時にやるのでないとフェアでないと思います。 > それから「政府与党のマスコミ監視が厳しくなって...」とは確かに本来は次元が違います。しかし森田氏が色々言われているようなことであれば、思うようにならないマスコミに痺れを切らせて、「自分達がやる」ということではありませんか。それは弊害が出てきませんか。 > 批判受けるかもしれませんが、「2月23日付け...」から森田氏の意見です。私は東京新聞にも森田氏にも信頼を置いています。 > マスコミ関係者も「政府与党のマスコミ監視が厳しくなってやりにくくなった。と泣き言を述べる前に毅然と...」といわれますが森田氏によると、内部で処分が行われたとあるではありませんか。なかなか毅然とした態度は難しくなるのではありませんか。 > ■まず「他の党も同時にやらないとフェアでない」と言う点ですが、政党間には財政力に大きな差があります。どこも同じように自局を開設しようとすれば、小さな政党は財政的に苦しく、その場合、国が税金を使って支援すると言う事になりますね。 現状は、議員数に応じて政党助成金が交付されていますが、これ以上に小さな政党だけに助成金を出すことに国民が納得しますかね。 その必要性がないとすれば、どこでも自由に開設すれば良いと思います。 まさか自民党も反対はしないでしょう。 それに「テレビはダメで、新聞(赤旗?)は自由で良い」と言う発想ではいけません。 また現在は、国会中継を午後2時〜3時頃にやってますが、見ることが出来るのは、その時間帯に自宅にいる老人や主婦の皆さんだけで、就業中の方は見ることが出来ません。 その意味からも、政党が自局のチャンネルを開設する事は、歓迎すべき事だと思います。 東京新聞(中日新聞の東京版)ですが、仕事がら毎日、各紙に目を通していますが、最近の中日新聞には、少し?がつく事が多いと感じています。 10年ほど前に、少年のいじめ事件(自殺)を中日新聞がスクープした事があります。 その結果、事件の特異性から大きな社会問題へと発展し、日本国中に報道されました。 その後にも、名古屋市内の少年いじめ事件(5000万円恐喝)があり、これも中日新聞が大々的に報道して注目をあびました。このような事を契機として、一地方新聞が全国紙に肩を並べるべく、少しづつ背伸びを始めたのではないかと私は思います。 最近の報道内容は明らかに一方に傾いたものが多く、地方紙としては、?がつきます。 そんな訳で、その流れを汲む東京新聞の報道には、ある程度の割引が必要だと思います。 評論家の森田氏ですが、逆の見方をすれば「過去にテレビ、新聞、講演会などで重用されたのに、最近は少しも声がかからない。これは自分が、現政権を批判したからだ」と思い込んだとしても、マスコミ各社が「もう賞味期限切れ、話題性に乏しいから使えない」と判断しているだけかも知れません。 森田氏が「自民党執行部のブラックリストに載っている」とプロデューサーから聞いたと言うのも「私は大物だ」と言いたいだけのようにも受け取れます。 彼の言ってる事にも、ある程度の割引が必要で、新聞記事をそのまま受け取ることは、どうかな?と思います。 マスコミ関係者が「政府与党の監視が厳しくなってやりにくくなった」と嘆いているとの事ですが、あの程度の社内処分で「何を可を言わんや」と言う感じですね。 卑しくもマスコミの責任ある立場に身を置くものが、あの程度のことで、外部の人間に泣き言を言う、そのこと自体、私は感心しませんね。 その事と、思うようにならないマスコミに痺れを切らして「それなら自分達がやる」と、自民党が言ったか、言わないか私は知りませんが、この問題を同列に扱うことは、少し筋違いのように思います。 自民党の言っているのは、民放をどうこうしようではなく、あくまでも、自局(CS)の開設ですから。 |
ハルウララさま、お疲れのところすみません。 もう少しお聞きします。確かに「テレビはダメで新聞〔赤旗〕はいい...」という発想はいけませんが、どうも資金力がものを言う世界になりはしないか?と懸念します。国会中継は就業中の人は見れませんが、これは夜間に再放送する事もできるのではないかと考えます。 森田氏についてですが、マスコミ各社が「もう賞味期限切れ、話題性に乏しいから使えない...」と考えているのでは、とおっしゃられていますが、そうではないと考えます。少し長いですが次をお読みください。 「森田実氏2003.9.16小泉政権と癒着するマスコミに反省を求める」 数日前、あるテレビ局の番組の責任者から、自民党総裁選をめぐって番組出演の依頼があった。私はいったん引き受けると返事をしたが、その時、彼はこう言った。「森田さんがどのような考え方をもっているかはホームページなどを見て知っている。しかし、わが社は小泉批判はしないことを社の方針として決めている。出演にあたりこの方針に従ってほしい」、と。これを聞いて私は直ちに出演を断った。私はこのような条件をつけられた時は、言論の自由に反するとして断ってきた。これは私の生き方である。無条件でなければ出演しないことにしてきた。「今後、君の局の番組には出演しない」と伝えるとともに、「君が“わが社の方針は小泉批判はしないことだ”と言ったことを私は公表する。テレビ局が権力者の側に立っていることを国民に知らせ、テレビ局のあり方を考えてもらおうと思う」と言った。 翌日、そのテレビ局の旧知の大幹部から電話があった。彼は「当社は小泉批判はしないなどとの方針を決めたことはありません。政治に緊張感をもたらす政治報道を行うことがわが社の一貫した報道姿勢であり、森田さんの言論に条件をつけるつもりはまったくありません。“小泉批判はしない”との番組責任者の言は妄想です」と言った。その後、当人からも釈明の電話があり、この件は一応落着した。 今は終わったことだが、考えてみるとこれはおそろしいことである。このことをマスコミ内部で働いている知人と話し合って教えられたことがある。マスコミ界のなかに小泉首相を支持するインフォーマルなグループができているとのことである。彼らは小泉勝利のために、フリーの言論人に対して陰に陽に圧力を加えているという。私が担当者の要請を黙って引き受けてテレビに出演していたら、この問題はおそらく永遠に「闇の中」に葬られたことだろう。今回、私は「政治報道はそういうことでいいのか」と強く抗議した。その結果、テレビ局幹部が公正・中立な政治報道を約束し、担当者も発言を取り消した。今回の“事件”を通じて、わが国の言論の自由が危うくなっていることを思い知らされた。 もう一つ貴方はマスコミ関係者に骨のある所を求められていますが、次のような事はどう考えられますか? 特に東京で社屋の土地が無かったから、 自民党に頼んで国有地を安く売ってもらった。読売、朝日、毎日、産経、 みんなそうです。とても大きな借りを作ってしまった。だから新聞記者が 一生懸命何かを書こうと思っても、中枢のところで握手をしてい ますから、突破できない。 特に私は読売新聞にいましたから。読売新聞の幹部がどういう考えで新聞を つくっているかというのは、社内に発表される社内報で知っていますから。 それに私自身が辞める前は編集局次長で首脳会議に何年か出席 していたわけですからね。 その時に驚いたのは、新聞記者、ジャーナリスト、マスコミの役割は −−あの人たちにはジャーナリストもマスコミもみんな一緒です−− 【政府が行政を行うのをサポートすること】だ、と言われたことです。 私は三十年以上政府権力をチェックするという考え方だったんですけれど、 最後の数年は、サポートするんだとトップは考えて紙面を作るようになっていた。 上記の文は元読売新聞記者、黒田清氏の発言です。 2003年7月22日黒田清「批判できない新聞」 日本との対話、不服の諸相ロナルド、ドーア編岩波書店94年 |
▼一主婦さん: > ハルウララさま、お疲れのところすみません。 >もう少しお聞きします。確かに「テレビはダメで新聞〔赤旗〕はいい...」という発想はいけませんが、どうも資金力がものを言う世界になりはしないか?と懸念します。国会中継は就業中の人は見れませんが、これは夜間に再放送する事もできるのではないかと考えます。 > 森田氏についてですが、マスコミ各社が「もう賞味期限切れ、話題性に乏しいから使えない...」と考えているのでは、とおっしゃられていますが、そうではないと考えます。 ■確かに貴方が心配するような「資金力がものを言う世界になる」は否定しません。 この状況は、アメリカの大統領選におけるメディア戦略をみれば明らかですし、両陣営 とも、これから資金力にものを言わせて徹底的にやるでしょうね。 この状況が良いか悪いかは、見方によって分かれると思いますが、先進国では程度の差 はあれ、どの国でも大体同じような方向に向かうのではないでしょうか。 日本においても、各政党が今後どのようなメディア戦略を展開するのか、また、それが どの程度ならフェアなのか、難しい問題ですから、私には分かりません。ただ、このメ ディア戦略の流れは止めようがないと思います。 ■「森田実氏2003.9.16小泉政権に癒着するマスコミに反省を求める」について この内容は初めて見ましたが、最終的には旧知の大幹部および当人から釈明の電話があ り「この件は一応落着した」と森田氏本人が言ってますね。 確かにテレビ界には、記事の内容のようなことが多いと思いますが、それにしても何で そのテレビ局は小泉批判をしない事になっているんですかね。 批判したら何か困る事でもあるんでしょうか。もし、批判して政府からクレームが来た ら、そして、それが理不尽なものなら、それこそ正々堂々と国民に向かって発表すれば 良いのではないでしょうか。誰に遠慮がいるもんですか。それこそ、そんな圧力に毅然 として対抗すれば、テレビ局は日本中から喝采ものじゃありませんかね。 普段から、やれ報道の自由だ、表現の自由だ、と強がりを言ってるメディアなら、こん な時こそ毅然たる態度で「中立、公平」を守り通すべきですね。 それが出来ないで、影で泣き言を言ってるテレビ局が弱腰だと、私は言ってるんです。 それと森田氏も2003.9に例の発言しておきながら、何で半年も過ぎた今頃(2004.3) になって東京新聞に、その記事が載ったんでしょうかね。そこが不思議です。 ■「大手新聞各社が自民党に頼んで国有地を安く分けてもらった」について これは週刊誌で読んで知ってましたが、その事が何で自民党に借りを作ったことになる んでしょうかね。その当時でも不正に格安で手に入れたのなら、どっちもどっちで、自 民党に何も遠慮する事もないと思います。 また適当な土地が無くて探していた時に、国有地を世話してもらったのなら、それはそ れで「ありがとう」で済むはずで、何で自民党に借りが出来て、それが何で現在まで遠 慮しなければならないのか、私にはさっぱり分かりません。 以上、長々と書きましたが、読み返してみると要領を得ない内容で済みません。 明日から少し旅に出ますので、ここには暫らく来れませんが、貴方には短い間でしたが おつき合いをしただきありがとうございました。 お互いに考え方の違いは明確になりましたが、目指す方向は、それほどの違いはないの ではないか・・・と思います。 今後も機会がありましたら、よろしくおつき合いください。 |
ハルウララさまへ ご返信ありがとうございました。一つだけ誤解があるようですので、お伝えいたします。 「森田氏も2003.9に例の発言しておきながら、何で半年も過ぎた今頃(2004.3) になって東京新聞に、その記事が載ったんでしょうかね。そこが不思議です。」 とありますが、これは東京新聞に掲載された記事ではありません。「森田実の時代を斬る」のなかにあったものです。ご了解願います。 |