過去ログ

                                Page      20
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼何か対策はありませんか?  一主婦 04/1/31(土) 0:21
   ┗Re(1):何か対策はありませんか?  オルトン 04/1/31(土) 0:35
      ┗Re(2):何か対策はありませんか?  一主婦 04/1/31(土) 1:55
         ┗Re(3):何か対策はありませんか?  オルトン 04/1/31(土) 6:21
            ┗Re(4):何か対策はありませんか?  一主婦 04/1/31(土) 16:34

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 何か対策はありませんか?
 ■名前 : 一主婦
 ■日付 : 04/1/31(土) 0:21
 -------------------------------------------------------------------------
    日本経団連が又政治献金にかかわる。政党への政策評価も28日まとまった。
指針を示して企業に献金を促し政策本位の政治の実現を目指すのだという。
献金の目標額は約40億円。経団連は産業界の声を代弁する立場にある。
それはよいとして献金後実現した政策が期待どうり業界よりだったら「金で買った。」
と受け取られるのは間違いない。以前某経団連のトップが消費税の大幅アップを謳いあげ
「年金は全て消費税で...」と言ったことがあったと記憶している。
年金の掛け金は労使折半のはず、それでは企業は免れることになってしまう。
大体労働者の賃金にはシブイのに自ら献金を言い出すのは、
なんらかの利を見込んでの事だと思われませんか?政策を歪めてしまう政治献金は
辞めてもらいたい。
 民主党の政策調査会幹部は「お金をくれるというのに拒否する理由はない。それだけだ。」
と語ったという。ほっといては必ず腐敗する。ここは私達が献金言い出した企業の製品は
不買するなど何か対策を考えることは出来ないだろうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):何か対策はありませんか?  ■名前 : オルトン  ■日付 : 04/1/31(土) 0:35  -------------------------------------------------------------------------
   一主婦さん、こんにちわ。

経団連が早速、自民党、民主党に対して、経団連の方向性との合致度が高いかどうかの
評価を下しましたね(日経新聞に記載されてました)。

献金の是非に関しての智識が乏しいので、誤った展開をするかもしれませんが・・。
経団連が政策評価を行ったのは、今回初めてなのか、以前から行われていたのか、
それを知らないぐらい、経済界と政治界の関係性についての智識は殆どありません。

ですが、私の浅薄なる知識と見解のもとで考えると・・

経済界も国民によって構成される一つの集合体と解釈すれば、経団連が献金と引き換えに
政治を思惑の方向へ導こうとするのも、一つの在りかたかもしれません(勿論問題を孕むのですが)。

私は、今回経団連が自民党・民主党に対してある評定・格付けを与えたという事です。
クセモノであるのは、各党の政策を優劣づける意味で評定を与えたのではなく、
経団連との合致度という意味合いで評定を与えた、という事です。しかし、
「合致度」としての評定でありながら、税制、雇用、環境、教育への各党の取り組みに
対してABCDという格付けが行われた時に、当然ながら私達の選挙の際などにおいて
判断の拠る所の一つとして影響しかねない(こういう「合致度」の評定が以前にも行われていたのかわかりませんが)。

「献金」の是非は、もっと智識のある方のご投稿を期待します。
その意義、短所などについて私もご教授されたいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):何か対策はありませんか?  ■名前 : 一主婦  ■日付 : 04/1/31(土) 1:55  -------------------------------------------------------------------------
    こんにちは、オルトンさま!
私も詳しいことは解りません。ただ「政策をカネで買う」との批判と書かれていて
、しかも政党も「くれるものはもらう」と言う姿勢ですので、馴れ合いが生じ国民が
蚊帳の外に置かれるのでは...と心配なのです。献金を武器にやはり政策が歪められる
と思います。何のための政党助成金でしょう。この流れは止めたいものです。
その為にはどうすればいいのか....
詳しい方の参加をお願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):何か対策はありませんか?  ■名前 : オルトン  ■日付 : 04/1/31(土) 6:21  -------------------------------------------------------------------------
   一主婦さん、おはようございます。
私のことは、「さま」でなく「さん」づけ程度でよろしいですよ(^^;


> こんにちは、オルトンさま!
>私も詳しいことは解りません。ただ「政策をカネで買う」との批判と書かれていて
>、しかも政党も「くれるものはもらう」と言う姿勢ですので、馴れ合いが生じ国民が
>蚊帳の外に置かれるのでは...と心配なのです。献金を武器にやはり政策が歪められる
>と思います。

なるほど。経団連は、政策合致度の高い党に対してより多くの政治献金を支払う
姿勢でいるんでしょうね。政治献金の増額を目論んで各党が政策姿勢に変化を
見せる可能性はあるでしょうね。そういう点で、経団連が政党を思惑方向へ誘導
する事に危険性がある、という事ですね。 大変よくわかりました。
私が注目点の一つとして留めているのは、経団連の思惑が如何なるものか、という
事です。私見ですが、トヨタの奥田会長は優れたリーダーシップを持つ方だと
想っています。その方が経団連の長を務めています。彼が私の期待どおりの御人格の
所有者であれば、政治献金で政党を長期的には日本にとって望ましい方向にもって
いく可能性にも期待をしています。 

ただし、経団連にとって自民党が与党であるほうが何かと好都合であるかのように
感じ取れる動向も「合致度」評定の一部から邪推できます(あえてこう表現します)。

教育改革について、
自民党に合致度、取り組みともにBを与える。
民主党には合致度にB,取り組みにCを与える。

自民党へのコメント「改革推進揚げるが、具体論は将来策定」
民主党へのコメント「学校評価制度導入など方向性一致」
経団連のコメントを見ると、具体論が策定されていない点で自民党の
取り組み姿勢が民主党より優れている点に疑問を感じるのです。

経団連に期待の眼差しを寄せる一方で、常に自民党有利になるべく働きかけていないか
冷徹に疑問視する別の眼差しも必要になるでしょう(今年夏の参議院選挙を前に)。


政治献金について、私としては賛否両論持ち合わせていて、その賛成点とは
前述したような期待が可能である場合です(政治献金でもって、「望ましい方向」に
政党政策を変容させるべく働きかける)。その限りにおいてこの流れは個人的には
歓迎です。

しかし、否定的、懐疑的懸念もあります。上記にある、教育改革項目における評定から
自民党を有利に立たせたい思惑があるのではないか?との疑問が生まれるという事です。
その場合、政治献金はその思惑の経路をより主流化させる作用を持ちかねないので
当然憂うべき事であると考えます。

物事に対しては、賛否両論を併せ持った視点で多面的に考察する事が大事かと
思います。


政党に一主婦さんが何かしらの一石を投じたい・・という事であれば・・
私なら以下の行動のいずれかを、あるいは複合的にとるかもしれません。

1.議員として務めている者の事務所に押しかけて、議員あるいはスタッフと対話をする
2.他のスレッドで「メールを送ろう」という呼びかけがあるので、恐らく自民党、民主党
 のサイト上で直接メール・投稿を送る事ができるのではないでしょうか。
3.この老人党を始め、一主婦さんの亭主から、近所の奥様方までと、幅広く対話をし、
 問題意識を共有化させるとともにそれらを伝播していくという事です。

少なくとも以上の三点が現段階では考えられます。
私も、中学から大学時代の友人と会って食事や飲む機会があるときにこうした政治問題を
話題にとりあげる事も少なくないです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):何か対策はありませんか?  ■名前 : 一主婦  ■日付 : 04/1/31(土) 16:34  -------------------------------------------------------------------------
    オルトンさんへ
アドバイス有り難う御座います。とてもお詳しいですね。
 再開する政党献金への関与の仕方は旧経団連が十年前まで行っていた斡旋とは確かに違う。自民、民主など各政党政策評価は税制改革など十項目に上る。それを参考に会員企業や業界団体が自らの判断で政党へ献金する。その際、企業名や金額を明らかにし、政党にもどう使ったか公表を求めるという。透明度は高まるだろうが、やはり疑問と心配が先立つ、企業の従業員を含む国民の多くが納得できる採点基準をつくるのは簡単ではない。多大の労力と工夫がいる。社会全体が受け入れるだろう公正で的確な評価を、本当になし得るのか、経団連は産業界の声を代弁する立場にある。それは良いとして献金後実現した政策が期待どうり業界寄りだったら「カネで買った」と受け取られるのはまちがいない。経営者の中には、献金斡旋をやめた後、弱まった経済界の政治への影響力を取り戻したいとの思惑も強いと聞く。とすれば、献金の再開は従来の政治に「カネも口も出す」のとどこがどう違うのだろうか。政策本位の政治を目指してともいう。だが仮に政策の実現度合いに、重きを置く企業が多いとしよう。政権与党への評価が当然高まり、その分献金の額も増えるに違いない。結果として政治と業界のもたれ合いの構造を温存しかねないのである。
 
 上記は2004年1月8日 T新聞の記事の一部です。私は献金再開は反対です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                 Page 20