Page 2003 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼福祉国家への道 20代 04/12/12(日) 16:36 ┣Re(1):福祉国家への道=幸せ国家! 珍 源斎 04/12/12(日) 17:44 ┃ ┗幸せ国家! 20代 04/12/12(日) 18:22 ┣どちらを取るかでしょう ニック 04/12/12(日) 19:20 ┃ ┗Re(1):どちらを取るかでしょう 珍 源斎 04/12/13(月) 10:33 ┃ ┗珍 源斎様、こんばんは ニック 04/12/13(月) 23:05 ┣1億総中流からピラミッド社会へ 馬鹿正直 04/12/13(月) 12:40 ┃ ┗Re(1):1億総中流からピラミッド社会へ 20代 04/12/13(月) 15:33 ┣Re(1):福祉国家への道 北の老兵 04/12/13(月) 16:46 ┃ ┗Re(2):福祉国家への道 20代 04/12/13(月) 22:39 ┃ ┗Re(3):福祉国家への道 王里 04/12/13(月) 23:09 ┃ ┗Re(4):福祉国家への道 20代 04/12/14(火) 0:15 ┣Re(1):福祉国家への道 モンキー 04/12/13(月) 23:07 ┃ ┗Re(2):福祉国家への道 20代 04/12/14(火) 0:31 ┗Re(1):福祉国家への道 月光仮面のおじいさん 04/12/14(火) 11:47 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 福祉国家への道 ■名前 : 20代 ■日付 : 04/12/12(日) 16:36 -------------------------------------------------------------------------
お久しぶりです20代です。 日本を真の福祉国家にするのにはどうすればよいのでしょうか。 福祉国家反対意見には ・税金を増やすと労働意欲が低下する という大きなデメリットがあります。 短絡的な意見かもしれませんが、 衣食住のような生活に必要なものの価格を下げる。 そうすることによって相対的に所得が増える(貨幣価値が上がる?) そして暮らしやすい環境をつくることはできないのでしょうか。 しかし国に任せるとロクなことにならないんですよね・・・。 対外的な問題もありますし、 経済大国日本を維持していくには福祉国家を諦めるしかないのでしょうか。 ご教授お願いいたします。 |
福祉と云うと・意味が限定されるような響きを 感じますが、幸せ国家と云う言葉の概念で考えて みたいと思います。 北欧諸国での福祉には高負担と云う義務が 伴ってるようですが、 それには国民が国を政府(行政)を信頼してる と云う大前提があります。・・ 日本の現状では望むべくもありません。 20代さんが仰有ってるように衣食住に かかる価格・取り分け住居に関連する価格を 政策的に低くすることは有効な手段です。 小さな家を将来の所得を質にして生涯を かけて支払い続けなければならないローンなど は典型的な庶民を搾取する手段に思えてなりません。 単身赴任やサービス残業・長時間労働などを 政策的に無くしただけでも・ 父親も子育て教育に参加が時間物理的に可能になります。 加えて、職住近接による通勤時間の短縮になる条件を 国も企業も含めて実現を図る・等々 これは省エネルギーや、なんと少子化そして社会問題化 してる引き篭もり等々への問題解決の一つにもなり得ます。 食糧でも近隣の農地の有効利用、その地で採れたものは その地で消費される・いわゆる「地産・地消」で 小規模であっても循環型の生態系の維持にも繋がります。 経済の形態を全面的には叶わぬとしても・・サブシステム として確立することによるメリットは少なくありません。 かつて、ブラジル経済が「ハイパーインフレ」と不況に 見舞われたり、最近ではアルゼンチン経済が破綻に近いような 状態になったり、イタリアでも財政赤字がひどく破たん寸前に なった際、何れの国々でも・・日本のような失意による大量の自殺者が 出ておりません。 ・・ラテン気質の乗りがあったかも知れませんが・・ 彼の国では国家経済とは別に機能するものがあります。 今、ヨーロッパにて起こりつつあるスローライフ・スローフズ 前述の「地産・地消」なども経済の主体を市民に取り戻す・・と云う グローバル経済から一歩引いた考え方であるようですが、着々と 実践されてる処は流石であると思います。 イジメや無理強いの無い安心して働ける社会の仕組みを創ることが 「幸せ国家」福祉国家の道になるのではないかと思います。 その気にさえなればお手本として参考になる国々はありますが 日本独自の「幸せ国家」の建設が今こそ、望まれます。 |
おっしゃる通りだと思います。 全ての問題は関連性がありますよね。 今の日本は問題が山積しています。 教育問題は将来を考えるととても重要だと思います。 やはり両親が教育に関わっていく環境が必要です。 学校に全てを任さなければならない現状は、 子供にとっては良くないと思います。 スローライフで、子供との生活を楽しみ、 家族でさまざまな経験をする必要があると思うのです。 またスローライフ化すれば、価値が金銭に一元化されることもありません。 そうすれば高齢者が社会で活躍する場も増えるのではないでしょうか。 現在のアメリカ型物質主義には限界が来ているように感じます。 |
老後に安心した生活が出来る社会を目指すか、若いうちにたんまり財産を貯め込む事が出来る社会か。 もっともその代表格のアメリカを見ても、北欧を見ても最近はどちらも上手くは行っていないようですが。 |
ニックさん こんにちわ! >老後に安心した生活が出来る社会を目指すか、若いうちにたんまり財産を貯め込む事が出来る社会か。 社会として、老後に限らず安心のできる社会を目指すべきと思います。 若い内にたんまり財産を貯め込む社会と云っても誰しも財産を得られる とは限りません・人生には幸・不幸のせめぎ合いのようなものがあり、 例え;良いと云われてる会社に入っても企業にとっては栄枯盛衰から 免れることは出来ません。 加えて、人間も生身ですので、病気や怪我、天災や災難にも 遭遇しないと云う保障はありません。 >もっともその代表格のアメリカを見ても、北欧を見ても最近はどちらも上手くは行っていないようですが。 アメリカのことを、もう少し知れば、長所、短所はあるにせよ・ 長所を見れば、極めて上手に社会が維持されてます。 アメリカの地方都市に短期間でも滞在してみると良く判ります。 北欧に於いても然り、彼の国々ではシステムに欠陥が認められれば 修正・改善にに取り組むのが早く・・・・ 少なくても何処かの国のように欠陥の放置は市民たる国民も 許さないと云う気質があります。 故に国の行政に対する信頼の度合の高いことが根底にあるようです。 20代さんの ご提言には次世代への真摯な思いが 込められてますので真剣に考える価値があるとと存じます。 |
▼珍 源斎さん: >ニックさん こんにちわ! > >>老後に安心した生活が出来る社会を目指すか、若いうちにたんまり財産を貯め込む事が出来る社会か。 > >社会として、老後に限らず安心のできる社会を目指すべきと思います。 まさにその通りだと思います、所が実際はそれとは反対方向へ向かっていると思います、又、「弱者を救済」と言う事を、イコール「怠け者を救済」と考えている方もいらっしゃるので問題なんですね。 >若い内にたんまり財産を貯め込む社会と云っても誰しも財産を得られる >とは限りません・人生には幸・不幸のせめぎ合いのようなものがあり、 > >例え;良いと云われてる会社に入っても企業にとっては栄枯盛衰から >免れることは出来ません。 > >加えて、人間も生身ですので、病気や怪我、天災や災難にも >遭遇しないと云う保障はありません。 そうなのです、どんなに才能をもっていても失敗する人も居れば、逆に成功する人も居る、社会は還流するものであり、多く持っている人は可能な範囲で余剰分を社会に還流させれば円滑に社会が動いて行くと思うのですが(これってキリスト教の精神や、イスラム教の助け合いの精神に似ていますね)、現実は「オラが稼いだ金さ何に使おうとオラ自由だ、なんでオラが貧乏人に金をやらねばなんねぇだ?」と言う方向へ向かっていますね、昔話で言えばさながら性悪な庄屋や商人のようなものでしょうか。 >>もっともその代表格のアメリカを見ても、北欧を見ても最近はどちらも上手くは行っていないようですが。 > >アメリカのことを、もう少し知れば、長所、短所はあるにせよ・ >長所を見れば、極めて上手に社会が維持されてます。 >アメリカの地方都市に短期間でも滞在してみると良く判ります。 アメリカには何にでもチャレンジして見ると言うスピリットがありますね、また歴史的に多様性を認める土台があります、この点は非常によい部分だと思いますが、経済システムは問題が多いようです。 >北欧に於いても然り、彼の国々ではシステムに欠陥が認められれば >修正・改善にに取り組むのが早く・・・・ > >少なくても何処かの国のように欠陥の放置は市民たる国民も >許さないと云う気質があります。 今日NHKでドイツのシュレーダー氏が、「かつての戦争を引き起こしたのはドイツだ、と言う認識のもとに新しい時代を開いていく」と言う主旨の発言をなさっていましたが、男らしい発言だと思います。 屁理屈で罪を正当化しようとするよりも、やってしまった事は認めて将来へ向けて進めるのは流石に独立心旺盛な土地柄と言う所でしょうか。 >故に国の行政に対する信頼の度合の高いことが根底にあるようです。 > >20代さんの ご提言には次世代への真摯な思いが >込められてますので真剣に考える価値があるとと存じます。 環境問題から福祉問題、政治献金問題から国民の政治姿勢に至るまで、欧州から学ぶべき事は相当数あると私も考えます、そしてその独立心旺盛な国民が自らの責任で選び出すので、行政に対する信頼も日本とは比較にならぬものがあるのでしょうね。 |
20代さん 私には福祉国家を語るだけの知識はありませんので、20代さんのおっしゃった下記の部分だけにコメントを入れてみます。 >衣食住のような生活に必要なものの価格を下げる。 そうすることによって相対的に所得が増える(貨幣価値が上がる?) そして暮らしやすい環境をつくることはできないのでしょうか。 戦後の日本は右肩上がりの成長を続けてきました。右肩上がりの成長をしているときは日本の終身雇用は実に有利なシステムでした。働き盛りの20代、30代の社員の給料を抑え生産性の落ちてきた40代、50代社員の給料をあげる事で、全体的な人件費を抑える事ができました。毎年入社してくる新入社員の数が毎年増える、つまり一番安い給料の社員の数が一番多い状態が続けば人件費は常に最低に保てます。その会社で一番安い給料=初任給は徐々に切りあがります。会社全体では人件費を抑えながら絶対額としての給料は増える、人々の生活は潤う、と理想的な流れです。 自分の給料の上昇分よりゆっくり物価が上がる限り、自分の豊かさは実感できますし、物価が上がる事でモノやサービスを提供している会社は儲かります。一億総中流の世界でも珍しい日本人社会が出来上がりました。一億総中流の社会は衣食住のコストは切りあがります。きり上がることで社員の幸せも会社の利益も持続するからです。 そして右肩上がりの成長はストップしました。右肩が下がり始めたのです。経済ですから上がれば下がります、下がればまた上がるのです。終身雇用制は今までの真反対の動きを始めます。一番給料の安い新入社員の数は年々減り続け、一番高い給料を取っている生産性の低い40代、50代、60代の社員の数は減りません。当然ですね、それが「終身」雇用制なんですから。それからどうなったかはもう説明しなくてもご覧の通りです。 日本は今、非常に珍しい国から「普通の国」へ移行中なんです。移行に要する期間は10年、20年ではきかないでしょう。一番仕事のできる人が一番たくさん稼ぐ、当たり前の事ですが、今その当たり前に向かって10年、20年以上先を目指して動き始めました。仕事ができないからいつまでたっても給料は上がらない(これも当たり前ですが、今の日本ではつらい事ですね)人が増えると、その増えた人を見込んで商品やサービスが提供されるようになります。つまり全体的に見ると物価は下がってきます。 20年か30年掛けて日本は1億総中流社会から貧富の差が歴然としたピラミッド型の社会に移行して行くでしょう。一番貧しい人がピラミッドの底辺に来るのですからそんな人たちが生きて行けるくらいには物価は下がっているはずです。 福祉国家とは全然違うイメージを植えつけてしまったかも分かりませんが、現実を考えるとこうなるとこんなところでしょう。この現実を踏まえてどうやれば福祉国家になれるのか、ここがこれから日本が努力しなければならないところだと考えます。 |
馬鹿正直さま 大変わかりやすい説明をしていただきありがとうございます。 確かに所得のピラミッド化は避けられないことだと思いますし、 当然のことだとも思います。 多くの国民が幸せだと思える国にするために必要なことは、 価値の多様化ではないかと思っています。 所得=その人の価値、のような社会風潮や教育といったものが、 多くの国民に足枷をしているように感じます。 より多くの価値観を持てるような教育機会が必要なのではないでしょうか。 それは学校での教育に限られたものではありません。 そのためにはやはり両親がもっと教育に時間を費やさなければならないのです。 私個人としては、都会へいくほど価値観が統一されているように感じます。 受験競争から一流企業、そして高収入という図式に完全に当てはめられた 教育が行われていると思います。 その結果、無意識に自分も他人もその図式に当てはめて価値をはかっているのです。 このやり方は戦後高度経済成長期を経て日本が経済大国に至るまでは有用でしたが、 ここまで成長した日本ではもっと成熟した精神性を目指すべきであると考えます。 何かの本で読みましたが、日本で生活をした外国の方が、 「日本は経済的には豊かだが、精神的には貧しい」と感想を述べられたそうです。 非科学的なものを切り捨て、損得のみに固執してきた為です。 この過去を認めつつ、感謝しつつ新たな生活像を創る時ではないでしょうか。 |
20代さん 福祉はその国の文化や価値観、少子高齢化や経済発展の度合いにより、社会保障制度、その制度の裏づけとなる福祉国家の理念は様々で、財源や給付対象よって、欧米諸国は3グループに分けることができるそうです。 一つは、社会保障の財源を税に軸足を置いた、全国民を対象に平等に社会保障の網をかける国です(高福祉と言われるスウェーデンなど北欧諸国が典型) 二つ目はドイツ、フランスなどの「社会保険モデル」で、職域での相互扶助という考えを基本とする国。保険料の拠出に応じた給付という発想をとるため、年金は所得比例型になります。 三つ目は民間保険が中心になるアメリカ型で、個人の活動を重視し、公的な社会保障を最低限に抑えようとするものです。 日本の年金と医療保険制度は、ドイツの社会保険をモデルとしたものです。1980年代以降、国民すべてを対象にする基礎年金を導入したり、高齢者の医療を一律に取り扱う老人保健制度を設けたりして、サラリーマンと自営業者の垣根をなくすなど、いくつかのモデルが混在しており、制度の理念が見えにくくなっていると批判されるのはそのためなのでしょう。 ヨーロッパでは現在「各国の社会保障制度は今後接近していくのか、多様化していくのか」という議論が非常に活発だそうです。 国際的な動向を見ても日本は「医療、福祉重点型」という方向に行かざるを得ないのではないでしょうか。わが国は、現金給付である年金の比重が際立って大きく、福祉関係が非常に小さくなっています。年金は基礎的な生活保障にとどめ、福祉や医療の公的保障を強化すべきでしょう。 ヨーロッパでは、保育などの家族政策や雇用政策に重点を置かれるようになって来ているといいます。日本もこれからは高い経済成長は望めないし、失業者問題もありますので、社会保障制度を根底から見直す時期だと思います。 |
北の老兵さま 大変勉強になりました。 私が思うに、やはり衣食住が安定しなければ幸せはありえません。 健康で文化的な最低限度の生活を保障するために、 衣食住に対するサポートは重要だと思います。 今の日本は大変不安定です。 国会議員が賄賂を貰っているのが当たり前、 総理大臣も然り。 メスを入れようにも入れる人間がいない。 異常な国ですね。 豊かな精神を持ち、物質主義に囚われない幸せな人生を送りたいものです。 |
▼20代さん:こんばんわ >今の日本は大変不安定です。 >国会議員が賄賂を貰っているのが当たり前、 >総理大臣も然り。 >メスを入れようにも入れる人間がいない。 >異常な国ですね。 どなたが言われたか忘れましたが…。 民主主義の対極にあるのはファシズムではない。あきらめと無関心である。という言葉がずっと心にひっかかっています。無党派層などといわれ、それがトレンドなどと自己満足している状況にないことは明らかだと思います。旗幟を鮮明にするべき時期にきているのかも知れません。 |
王里さま おっしゃるとおりです。 私もその言葉に聞き覚えがあります。 私はアウシュビッツ関係の本で読んだように記憶しております。 権利のための闘争。 しかし日本人が危機意識に鈍感なのか、 国のやり口が巧妙なのか。 権利が侵されていることにさえ多くの国民は気付かない。 無関心社会ですね。 英雄の登場をみなが期待しているという今は、 危険な状態なのかもしれません・・・。 |
はじめまして 20代 さん 残念ながら今の日本は福祉国家とは逆方向へ向かっているとしか言い様がありません。その傾向が顕著になったのは橋本首相が行った金融ビッグバンです。 これの実施により、ほぼ金融の自由化、金利の自由化が達成され日本の金融機関が巨大な米国金融機関に飲み込まれる構図が完成しました。 日本はアメリカ型弱肉強食経済に大多数の国民が認識しないうちに転回したのです。 いま、米国資本が支配している金融機関は新生銀行、あおぞら銀行、東京スター銀行、日興コーディアル証券、その他実質倒産した生保のすべて、あの三井住友銀行の大株主も米国証券会社です。 先日、個人向け生保資産でAFLACが日本生命を抜いたそうです。 このように日本の金融業界のシェアーはどんどんアメリカ資本に侵食されつつあります。 金利についても、もう長年ゼロ金利時代が続いています。今後もしばらく預金金利があがる気配はありません。 ゼロに近い預金金利の一番の被害者は少額預金者です。富裕層はもともと預金金利など当てにしてはいません。銀行は今富裕層向けの資産運用相談に力を入れています。米銀などは法律すれすれの運用を行って富裕層の利回りアップの為躍起になっています。先日、米国CITIバンクがこうした行為を金融庁に摘発されました。 もはや金融機関は少額預金者=低所得者層を相手にしてはいません。 こうして大衆資金の大収奪が合法的に行われています。 郵貯の民営化もこうした一連の流れのなかで実施されようとしていると認識した方が良さそうです。民営化により手間のかかる少額預金は金利面あるいは手数料面で不利になる可能性が強いと思います。 一方で、健康保険料のアップ、自己負担額のアップ、介護保険料の徴収範囲拡大、アップ、混合診療の導入(小生にはその本質が正確に把握できていない面はありますが)等はまさにアメリカ型の弱者切り捨て策としかいいようがありません。 アメリカでは約4千万人ぐらいが健保未加入者だそうです。高額治療も受けられません。日本もそうなりつつあるようです。 このようにして企業の勝組み負組みの二極分化だけでなく、国民の二極分化はこの十年間ではっきりしてきました。もはや一億総中流などはただの幻想だったとしか言い様がありません。 長くなりましたのでこの辺で終わりますが、20代さんのように前途が長い人たちが幸せな国家を築くためには今の政治では無理です。特に国民の財産・生命を軽んじる小泉首相は最悪です。増税、減税廃止、年金保険料アップをする前に、行政改革の徹底、良質な政治を実現する為に一刻も早く低レベルの政治家の駆逐を行うべきです。 |
モンキーさま 大変ご丁寧な説明ありがとうございます。 若い世代は福祉を実感する機会が少ないため、 この問題に関しての危機感は薄いと思われます。 介護を受ける方、老人の方などが声をあげることによって、 世論にドンドン訴えていくべきだと思います。 核家族化が進み家庭に老人がいない家も多いのではないでしょうか。 政治家の堕落はひどいですね。 最近ではテレビでも開き直って「それはしょうがない」などと言う始末。 議員年金、歳費、給与カットしてから増税しろ! あんな輩の意見が民意だなんて恥ずかしい。 選挙のやり方も変えなければいけませんね。 |
20代さん 私はスイスに行ってびっくりしました。物価が高いと言われる日本より更にスイスの方が高いのです。でも世界でも指折りの高所得の国だそうです。 東南アジアを見てお分かりのように所得が低ければ、物価も安いのです。だから中国の製品が日本にそのままの値段で入ってきたら大変な混乱を巻き起こすことになるでしょうね。 これをエンゲル係数と言われるものが証明してくれるでしょうか。物価が下がり続けている日本では、賃金が下がっている実情もその現状を表しています。 私は今の日本がタコの足を自ら食っていると感じています。安く販売するために人件費を削る、それに対抗するために他社も価格を安くせざるを得ない。そのために更に人件費を削る、その連続です。 松下幸之助さんは企業が適正な利益を得て,それを税金として国に収め、そのお金が困った人たちに配分されることが望ましいと言われています。だから豊かな国ほど企業利益は確保されていると書かれています。 100円ショップが並び立つ世界に福祉財源が確保できるでしょうか。福祉財源をどのように生み出すかが課題です。私は少し高くなってもその財源を福祉に充てられればそれが良いと感じています。それが消極的ながら消費税の増税を許す理由です。 高福祉、高負担か低福祉、低負担の選択といわれるゆえんかと思います。 でも、高福祉、低負担がもっと望ましいのですが。。。 |