Page 2030 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼滅私奉公の「すり込み」に気付く! 珍 源斎 04/12/15(水) 14:02 ┣Re(1):滅私奉公の概念的・翻訳不能? 珍 源斎 04/12/15(水) 23:43 ┗重要なご指摘と思います ニック 04/12/16(木) 0:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 滅私奉公の「すり込み」に気付く! ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 04/12/15(水) 14:02 -------------------------------------------------------------------------
戦中、戦後の復興期を支えた。 滅私奉公と云う暗黙のすり込みが有ったことに 今更ながら、気がつきました。 家庭を顧みずに会社の為の仕事一途、 長時間労働・・サービス残業も単身赴任も・・ その一貫でした。 過労の末に死に至るまで働くことも美徳? であったような? そのツケが今にして廻ってきたように思われる 良く云われる世代間の断絶も家族の間で芽生えてきたような? 足下の家庭生活において父親「男性」の関わりと 存在感の低下など何かと歪みが出てきた要因では なかったか・・と、今にして思い当たる。 戦時下モードであれば、滅私奉公もあったかも 知れないが、家庭、家族を犠牲にすることの弊害と 社会の基本的な単位が崩れれば、 次世代の育成や健全な社会の持続はおぼつかなく、 なることは現実・世相を見れば一々の説明は不要である。 |
日本語から言葉の意味でも、概念的なことでも 英語などの外国語に翻訳することができない。 語彙、語句があるが、 「滅私奉公」もトント外国人に理解されない 言葉のようである。自爆テロのことかと聞き返される始末・ 彼らの、私としての独立した自己を重んずる考えを 思えば、何となく納得できる・・ 支配の対象としてる国民には「滅私奉公」を求めても 支配者たる連中には「公私混同」「我田引水」 お手盛り給与等々役得三昧の姿が見え隠れする背景に は「滅私の」果てに殉じた人達を納得させる言葉が無い。 |
会社に忠誠を尽くし、滅私奉公をした結果、体が壊れれば捨てられる。 たそがれ清兵衛の中に自分を重ねた方々も多かったとか、あの映画はまさにその点を訴えかけていたように思います。 天皇陛下への忠誠、国家への忠誠・・・なんか似ていますね、胡散臭いです。 この言葉に騙された結果があの敗戦であったのですし、会社への忠誠に騙された結果が過労死等に繋がっています、マクロの視点では全く違うようでも、ミクロの視点で見れば何と似ている事でしょうか。 この人になら自分の一生をささげても良いと言う坂本竜馬のような人物がいる事も事実ですが、一生のうちにそのような人物を見つける事ははたしてどの位あるでしょうか、それよりも知らないうちに集団内部で洗脳されている事の方が遥かに多かったりします。 公務員の汚職事件の後良く聞くのが、「あれが違法とは知らなかった」と言う言葉ですが、集団内部で常識になってしまっていれば、なかなか自分では気が付かないものの様です。 長い時間集団内部に居続ける事よりも、一人になって考えてみる時間を持つ事も必要かと思います、現代社会では忙しくてそれどころではないのですが、それが今日の社会を形成してしまった事を考えれば、人間はもっと自分の自由になる時間(つまり一人で考える時間)も必要なのだと言う事でしょう、なださんのセリフ、好い加減を思い出しました。 |