Page 213 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼第2日本語の方言:まず名古屋弁でいこみゃあ ひまんじい 04/2/1(日) 15:11 ┣Re(1):第2日本語の方言:まず名古屋弁でいこみゃあ ひまんじい 04/2/8(日) 16:22 ┃ ┗Re(2):第2日本語の方言:まず名古屋弁でいこみゃあ ひまんじい 04/3/13(土) 19:23 ┣Re(1):第2日本語の方言:まず名古屋弁でいこみゃあ Tutti 04/2/9(月) 17:00 ┃ ┗Re(2):第2日本語の方言:まず名古屋弁でいこみゃあ ひまんじい 04/2/9(月) 18:52 ┣Re(1):第2日本語の方言:北海道弁あれこれ 北の老兵 04/2/9(月) 20:06 ┗Re(1):おそらく死滅してしまった「東京方言」 千葉の菊 04/3/15(月) 1:13 ┣Re(2):おそらく死滅してしまった「東京方言」 ひまんじい 04/3/15(月) 10:08 ┣Re(2)大阪方言もおそらく同じ しゃねる 04/3/16(火) 9:31 ┗Re(2):おそらく死滅してしまった「東京方言」 海幸彦 04/3/16(火) 12:34 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 第2日本語の方言:まず名古屋弁でいこみゃあ ■名前 : ひまんじい ■日付 : 04/2/1(日) 15:11 -------------------------------------------------------------------------
巷の音読ブーム、日本語ブームに乗っかって、明るく楽しく元気づけるパワーを持っている「方言」に着目して、まずはわがふるさと・名古屋の言葉、名古屋弁でいこみゃーか。 「お国訛りは国の手形」のプライドを持って。 名古屋弁はきたにゃーといわれる向きも有りますが、そのきたにゃー響きの中にも、あったかな(暖かな)心がこもっとるのです。 これから不定期にS先輩の名古屋弁講座を参考に、では始めさせていただきます。それと皆さんの中で言いたゃーことがあったらなんでも言ってちょうよ、たのむに。 第1回 「おととといもと」 「うちのおととが、おとと好きなもんだで、”おととい”買ってきたがね。」 (魚好きの弟のために、一昨日の日付のものを買い求めてきました) なんでおとといのものなのか。 その日が賞味期限前日で8割引だったから、が正解。 これは、おとと(弟)の健康よりもおとと(魚)の値段のほうが大事という堅実な名古屋人の一例? 「いもとが、いもと大根好きだで、井元の八百屋で買ってきたがね」 (芋と大根が好きな妹のために、井元生鮮店で買い求めてきました。) 井元の八百屋って? そういう名前の八百屋が名古屋にあるの! 聞いたことない? 私もない… これらは名古屋弁の特徴である省エネ型言語の一つで、「おとうと」「いもうと」の「う」を省略したものです。 |
不定期名古屋弁講座 第2回 「さかしま」 「さかしま」とは「さかさま」のことで、3番目の「さ」が「し」に変わっただけで名古屋的雰囲気をかもし出す不思議な言葉です。 国民的アイドルだったきんさんぎんさんの、きんさんが先に行った時に、ぎんさんが言った言葉: 「まぁ、さかしま見るのいやだで、はよ、行きてゃあわ」 (なんとしても、子供より先に私はあの世へ行きたいです) そういやぁ、名古屋駅のすぐ南にある大きな交差点、あそこ「ささしま」だよ。笹島、それがどうしたの!ちっとも面白ないがね! な、なんと 三省堂の新明さんこと「新明解国語辞典」によると、「さかさま」とは「さかしま」の変化、となっているそうです。ということは、名古屋弁だと思っていた方が、「正規の熟語」で、標準語だと思っていたほうが「その変化形」だったなんて、これほんと「さかしま」だぎゃあ。 |
不定期でいつまで続くかもわからん名古屋弁講座 > >だいぶ間隔があいて 第3回 今日本中の言語学者から槍玉にあがっとる「ら抜き言葉」、これ名古屋人は昔から日常的に使っとるでヨ。 食べれる 見れる 飲めれる 書けれる しゃべれる など 「れる」が名古屋弁の尖兵として全国を席巻することになるでしょう。 そして他の名古屋弁もだんだん全国的に猛威をふるうようになるはずです。こうしてきれいな日本語は名古屋弁に駆逐されていくことになるのです。 この法則を「ダレダシャンの法則」といいます。 こんなとろくさいこと こいとるの、誰だしゃん? |
ひまんじいさん、こんにちは。 名古屋弁で、知ってる言葉が一つだけある。 「くそたわけ!」…だめ? |
Tuttiさん こんにちは。 > >名古屋弁で、知ってる言葉が一つだけある。 > >「くそたわけ!」…だめ? 有難うございます。 やっぱ 名古屋弁ってガラ悪いすね。 「くそたわけ!」 と言うとき、まん中の「た」は「だ」に近い感じになって、 「くそだーけ」という感じになると思います。 また名古屋人は「たーけ」という言葉をしょっちゅう使いますので、びっくりされないようにお願いします。まるで接続詞のようにお使いになられる向きもあるようです。 いま手もとに資料がありませんので、用例など折りあらばまた書かせてもらいます。 ありがとうございました。 |
本州と比べて開拓が遅れた北海道には、日本全国からの開拓者・移住者がたくさん住み着いています。そのため先住民族であるアイヌの言葉や本州からの方言が、共通語とは異なるために、北海道の方言となったものが多いそうです。「方言は成長する」そうです。本来は本州の方言であった言葉だけど、意味や使い方が変化したものもあります。 ごく一部ですが、あ行から照会しましょう。 あおたん△【青たん】[名] あおあざ。皮膚に打撲を受けたとき等にできる青い痣(あざ)。 あく△【灰】[名] (石炭ストーブ等の)灰。 あくど△ 〔「あぐど」とも〕[名] 踵(かかと)。 あずまし・い [形] 落ち着いて心地よい。〈中〉→あずましくない あっぱくさ・い【あっぱ臭い】[形] たやすい。取るに足らない。〈まれ〉 あまらか・す【余らかす】[動サ五] =あます もてあます。 あわく・う【泡食う・沫食う】[動ワ五] 慌て急ぐ。〈広〉 あんばいわる・い【塩梅悪い】[形] 具合が悪い。調子・体調・気分が悪い。 ~「あんべわり」と訛ることがある。 いいふりこき【良い振り放き】[名] 格好をつけているひと。見栄を張っているひと。〈全〉 いず・い【居辛い】[形] 気持ちが落ち着かない。(体の一部に小物体が触れるなどして)不快である。「目にごみが入ったみたいでいずい。」〈全〉 うだて△ [副] 非常に。〈まれ〉 |
千葉に長いこと住んでいて、使う機会がなくなったこともあり、「東京方言」をほとんど忘れてしまいました。 今の東京で「東京方言」を使っている人は何人ぐらいいるのでしょうか? 千葉の在で生まれて育った妻と時々コトバの使い方がちがうので、「自分は東京の人間なんだなあ」と思います。 妻は「ご飯を盛る」といい、私は「ご飯をよそる」と言います。 また、私は米をといで水に浸けておいたり、食べ終わったご飯茶碗を水に浸けておくことを「うるかす」といます。 こういったコトバは台東区の谷中出身の母から受け継いだものだと思います。 |
▼千葉の菊さん こんにちは。 >妻は「ご飯を盛る」といい、私は「ご飯をよそる」と言います。 >また、私は米をといで水に浸けておいたり、食べ終わったご飯茶碗を水に浸けておくことを「うるかす」といます。 >こういったコトバは台東区の谷中出身の母から受け継いだものだと思います。 ありがとうございました。生活用語についての考察も面白いものと思います。自分を含めて言葉への興味が深まればと思います。 「ご飯を盛る」と「ご飯をよそる」って、ニュアンスが違うのかなあとも思うのですが、私の近辺では「ご飯をつける」とか上品に「ご飯をよそおう」とか言っているようです。 ところで名古屋へほかからみえた方がびっくりされるのが、事務所の配置換えとか引越しのお手伝いの折、「おい、この机つってくれや」といわれたときです。つるとは首を吊るの連想もあるのかもしれませんが、机を持ち上げて移動させるという意味です。「持ち上げる」ことを「つる」(鶴ではありません、アクセントをるに置きます)といいます。 |
私の母や伯母(90歳存命)が時折話す大阪弁 は現在マスコミで使われている大阪弁と違うようにおもいます。 私たち男三兄弟は終戦までおおぼんちゃん、なかぼんちゃん、こぼんちゃん と呼ばれて育ちました。次男は三男がうまれるまで「こぼん」よばれていたような。 またアクセントも違うようです。母4姉妹は船場あたりの育ちのはずですが。 どうもマスコミの大阪弁は元気の良い泉州弁か通天閣界隈の芸人の多かったあたりの 大阪弁との合成語ではと想像してます。 |
▼千葉の菊さん: >千葉に長いこと住んでいて、使う機会がなくなったこともあり、「東京方言」をほとんど忘れてしまいました。 >今の東京で「東京方言」を使っている人は何人ぐらいいるのでしょうか? >千葉の在で生まれて育った妻と時々コトバの使い方がちがうので、「自分は東京の人間なんだなあ」と思います。 >妻は「ご飯を盛る」といい、私は「ご飯をよそる」と言います。 >また、私は米をといで水に浸けておいたり、食べ終わったご飯茶碗を水に浸けておくことを「うるかす」といます。 >こういったコトバは台東区の谷中出身の母から受け継いだものだと思います。 千葉弁 小皿→テショウ 下駄箱→ゲダバゴ ひっくり返す→かくるげぇす 引張る→しょっぱる、しょっぴく 押す→おっぺす お前→いし(お前はさぁ=いしはよぅ) お前達→いしらぁ、いしゃらぁ、えしゃらぁ 曽祖父→としょ、としょじいさん 祖父→じいや、じいやぁ(いずれもアクセントなし、フラット。映画TVでの執事=じいや、は前にアクセントです。) 道普請→ミジブシン いたずら坊主→アグダレボー 味噌汁→おつけ 漬物→こうこ、おこうこ かつお→かずう スモモ→ばたんきょ みみず→めめず 寝室→ねべや シャッポ、シャボン、ギヤマン、、、これは曽祖父が使っていた。 以上6歳まで住んでいた千葉県香取郡近辺の方言でした。 |