Page 2194 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今、財政再建は必要か? peace 04/12/31(金) 0:08 ┣Re(1):今、財政再建は必要か? rerere 04/12/31(金) 1:17 ┣Re(1):今、財政再建は必要か? ウミサチヒコ 04/12/31(金) 2:33 ┃ ┗Re(2):今、財政再建は必要か? peace 05/1/5(水) 23:23 ┣Re(1):今、財政再建は必要か? 佐藤 圭 04/12/31(金) 11:43 ┣Re(1):今、財政再建は必要か? Gokai Sezutomo 04/12/31(金) 14:02 ┃ ┣Re(2):今、財政再建は必要か? ウミサチヒコ 04/12/31(金) 14:27 ┃ ┃ ┗Re(3):今、財政再建は必要か? Gokai Sezutomo 05/1/1(土) 19:29 ┃ ┗Re(2):今、財政再建は必要か? rerere 04/12/31(金) 21:53 ┃ ┗Re(3):今、財政再建は必要か? Gokai Sezutomo 05/1/1(土) 19:44 ┗Re(1):今、財政再建は必要か? Gokai Sezutomo 05/1/1(土) 23:23 ┣Re(2):今、財政再建は必要か? peace 05/1/3(月) 18:44 ┃ ┗Re(3):今、財政再建は必要か? Gokai Sezutomo 05/1/3(月) 23:02 ┃ ┗Re(4):今、財政再建は必要か? peace 05/1/4(火) 22:26 ┃ ┗Re(5):今、財政再建は必要か? Gokai Sezutomo 05/1/4(火) 23:31 ┗Re(2):今、財政再建は必要か? 東光 05/1/3(月) 19:46 ┣Re(3):今、財政再建は必要か? Gokai Sezutomo 05/1/3(月) 21:10 ┗Re(3):今、財政再建は必要か? peace 05/1/4(火) 22:42 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 今、財政再建は必要か? ■名前 : peace ■日付 : 04/12/31(金) 0:08 -------------------------------------------------------------------------
本の記述の中に興味のあるものがいくつかあったので、もしよろしければみなさんご意見お聞かせください。 ({}の中はリチャード・クー、「デフレとバランスシート不況の経済学」より要約) { ボトルネックは資金需要であり資金供給ではない。 これはかつて高度成長が望めた日本の企業において借入比率がアメリカと比べても非常に高く1980年代初期にはアメリカの企業の5倍も借金を抱えていた(02年でも約1.5倍)。低成長(マイナス成長)の今日、借入比率を改善するために企業は借金を返し続けている(バランスシートを修正)、その一方で銀行は一時期を除き貸し出しには積極的であったとの資料が出ています。(この辺は資料を信じるしかないのですが。) } 借金を返すことによってお金が消えていっている?(確か誰かの借金は誰かの預金でしたよね、民間の信用創造機能機能が低下してきている?) このマネーサプライ減少を相殺しているのが政府の財政赤字らしいのです。 { 財政再建=マネーサプライ削減 政府が財政赤字を出していなければ人々が実際に使えるマネーサプライは今の水準から最低でも3割以上も減少してた事になる。つまり民間資金需要がマイナスになっている(企業のバランスシート修正)今、財政赤字を減らせと言うことはマネーサプライを減少させろと言う事である。 財政赤字は将来世代への所得移転ではない 現世代の人たちが自分たちの所得をすべて使おうとせず一部を国債の購入に回すことで政府は財政赤字を出すことができ、現世代は自分たちの自由に使うことができるお金が減ると言うことは財政赤字はその世代が負担していること。 その一方で将来世代はたとえその国債の償還用に増税されても、その償還分は彼らに支払われる事になるので自分たちの所得は自分たちで使える。 } 言い回しは違うのですが財政赤字に対するGokai Sezutomoさんのご意見と近いのではと感じましたがいかがでしょうか。 つまり閉じられた世界の中での貸し借りは、いくら巨額で有ろうともその世界自体の将来の危機にはつながらない。そうですよね? 今、小泉政権が財政再建を目指していますが、大丈夫でしょうか?もしクー氏の説が正し意図すれば、企業のバランスシート修正が一段落して財政再建を目指してもマネーサプライは減少しなければ良いのですが。その辺はいかがお考えですか? { 先の大戦前の大恐慌もアメリカで企業のバランスシート修正を支える財政赤字を渋ったためマネーサプライが減少し大恐慌を招きそれが世界各国に波及し各国が通貨の切り下げを競いその後、保護主義に走り大戦に及んだ。 } この辺はちょっと話題がそれるのですが、もしそれが本当ならば今回はそうならないことを望むだけです。 長々とすみませんでした、今年はこの辺で失礼します。 Gokai Sezutomoさん、rerereさん、北の老兵さん、ウミサチヒコさん、愚民さん、退役軍人さん、佐藤 圭 さん、爆笑さん、BlackJokerさん(見てるかな)、ワクチンさん、そしてこの掲示板を陰で支えてくださっている管理スタッフのみなさん。 どうぞ良いお年をお迎えください。 |
▼peaceさん:こんばんは >借金を返すことによってお金が消えていっている?(確か誰かの借金は誰かの預金でしたよね、民間の信用創造機能機能が低下してきている?) >このマネーサプライ減少を相殺しているのが政府の財政赤字らしいのです。 > >{ >財政再建=マネーサプライ削減 >政府が財政赤字を出していなければ人々が実際に使えるマネーサプライは今の水準から最低でも3割以上も減少してた事になる。つまり民間資金需要がマイナスになっている(企業のバランスシート修正)今、財政赤字を減らせと言うことはマネーサプライを減少させろと言う事である。 誰かの預金は誰かの借金でもある。民間需要がないと言われますが、実は銀行がBIS規制によって不良債権などとと言われるものを抱えた企業に貸し出しできない状態なので国債の購入をせざるを得ないというのも現実でしょう。民間に貸し出しできない状態に置かれているのが最大の問題だと思います。財政政策とは民間への資金の供給の役割を果たしているのだから、今の日本でこれを縮小することはすなわち信用収縮に向かってしまうと考えます。よく政府の借金を家庭に置き換えて破綻寸前と言いますが、日本の国を家庭とすれば外とは海外のことになります。日本の貿易黒字は12兆円もあるのですから家庭で言えば多額の貯金ができていることになります。 したがってこの時期の財政再建など全く必要のないものと考えます。 双子の赤字で有名なアメリカは株式も上昇を始めて10000ドルを越えて景気はむしろいいくらいです。これはブッシュの大減税と同時にイラク戦争というアメリカの公共事業(勿論個人的にはイラク戦争には反対ですが)が効果を発揮したのであり、景気回復に財政再建など全く関係ないことを知っているようです。日本政府もアメリカを真似るなら景気をよくするという断固とした意思に関しては見習って欲しいものです。 > >Gokai Sezutomoさん、rerereさん、北の老兵さん、ウミサチヒコさん、愚民さん、退役軍人さん、佐藤 圭 さん、爆笑さん、BlackJokerさん(見てるかな)、ワクチンさん、そしてこの掲示板を陰で支えてくださっている管理スタッフのみなさん。 >どうぞ良いお年をお迎えください。 peaceさんも良いお年をお迎えください。 |
▼peaceさん:rerereさん 今年はお世話になりました。 財政再建?それは必要なんじゃないですか?よくわかんないけれど。 経済のことは難しくてわかんないことだらけだけれども、最近わかったことが一つある。単純明快なことだ。 いくら高級官僚や富豪がお金を独り占めにしようが構わない、ということだ。問題は、彼奴らがお金をドンドン使ってくれればいいんだよね。すると、製造業・食品業・交通、さまざまなところにお金が行く。すると、川下のそういう企業が儲かる、すると従業員にも少しはパイの分け前が回ってくる、すると従業員という一般大衆の消費活動が盛んになる、するとまた、製造業・食品業・交通、さまざまなところにお金が行く、というわけだ。その過程の中では、耕し、製造し、サービスしという労働が必要になってくる。 このサイクルがうまく行っているのか?せっかく労働したくても労働の機会がない、労働がなければ財貨も生じない、だから税収もない、悪循環だ。問題は、単に無駄遣い云々だけではないわけだ。せっかくの労働力を生かす機会がないことが、結果として最大の問題なわけだ。 どうすればいいか、労働力を調達して、次につながる財貨、生きた財貨を生産しなければならない。それには道路が有効か?箱物が有効か?それを考えなければならない。次の労働につながるもの、それを作らなければならない。何を?わかりませーん。 よいお年を! |
▼ウミサチヒコさん: こんばんは 間が空いてしまいましたが、よろしければおつき合いください。 >財政再建?それは必要なんじゃないですか?よくわかんないけれど。 僕もやってもやらなくても大して影響ないならやった方がいいと思いますが、Gokai Sezutomさんとお話ししたりして、いろんな事を知ってくると現在の状況では絶対にやるべきではないと今は確信しています。 >経済のことは難しくてわかんないことだらけだけれども、最近わかったことが一つある。単純明快なことだ。 > >いくら高級官僚や富豪がお金を独り占めにしようが構わない、ということだ。問題は、彼奴らがお金をドンドン使ってくれればいいんだよね。すると、製造業・食品業・交通、さまざまなところにお金が行く。すると、川下のそういう企業が儲かる、すると従業員にも少しはパイの分け前が回ってくる、すると従業員という一般大衆の消費活動が盛んになる、するとまた、製造業・食品業・交通、さまざまなところにお金が行く、というわけだ。その過程の中では、耕し、製造し、サービスしという労働が必要になってくる。 > >このサイクルがうまく行っているのか?せっかく労働したくても労働の機会がない、労働がなければ財貨も生じない、だから税収もない、悪循環だ。問題は、単に無駄遣い云々だけではないわけだ。せっかくの労働力を生かす機会がないことが、結果として最大の問題なわけだ。 そう思います。 >どうすればいいか、労働力を調達して、次につながる財貨、生きた財貨を生産しなければならない。それには道路が有効か?箱物が有効か?それを考えなければならない。次の労働につながるもの、それを作らなければならない。何を?わかりませーん。 「生きた財貨を生産しなければならない。」それは理想ですが。 先の大不況でニューディール政策でも効果がなかった景気回復を大戦でもって回復しましたよね。もちろんアメリカは勝利した事もあると思うのですが。今までの歴史の中で不況の打開策としての「戦争」はかなり効果的だったのでは、そしてそれは究極の財政出動だったのではと思います。短期間に国が大量の財政赤字を出しものすごいスピードでお金と物が動き出す事により景気が勢づくのではないでしょうか。 イギリスは第二次大戦後GDPの250%以上に相当する政府の債務残高が有ったそうです。(いまの日本で150%位らしいです) マスコミの論調では道路、箱物が公共事業の批判の対象になっていますが少なくとも穴を掘って埋めるだけの工事でもいいので戦争だけは避けたいと今は思っています。 景気が悪くなると世の中何となくきな臭くなってきますよね。(それなりに理由が有るんでしょうが) 舌足らずですみません、お伝えしようとしていること分かっていただけましたでしょうか? |
今 妻に叱られて まわりの掃除を少ししたところです。 国の財政再建は程ほど必要だと考えます。 理由はわれわれ老人にとって怖いインフレ防止のためです。 もうひとつ不要なハコモノ、3セク、上級官僚の天下りによる極端な無駄使いを防ぐ契機となるからです。 世の中の一般経済(景気)は根本的には民間企業の経営努力(技術開発力で世界に負けないことなどを含む)によると考えます。 短兵急な言い方になりますが、貰う年金の価値が下がるインフレが一番嫌です。 また来年お会いしましょう。お元気で。 |
peaceさん、 今年は、大変お世話になり有難うございました。来年もよろしくお願いします。 また最後に、 私にとっては、このような大変うれしいスレッド、 良いお年玉を頂きまして有難うございます。 来年こそ大勢の皆様が 財政の真実、日本経済の真実、貨幣の真実について、気付いてくださるよう、 そして、日本国民の将来が明るいものとなりますように、 心より祈念したいと思います。 peaceさんも、是非、良いお年をお迎えください。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >peaceさん、 >今年は、大変お世話になり有難うございました。来年もよろしくお願いします。 >また最後に、 >私にとっては、このような大変うれしいスレッド、 >良いお年玉を頂きまして有難うございます。 > >来年こそ大勢の皆様が >財政の真実、日本経済の真実、貨幣の真実について、気付いてくださるよう、 >そして、日本国民の将来が明るいものとなりますように、 >心より祈念したいと思います。 > >peaceさんも、是非、良いお年をお迎えください。 Gokai Sezutomoさん、ぜひ難しくならないよう、私からもお願いします。本や世間の評論家が言っているようなことは耳にタコが出来ております。近経・○経、ミクロ・マクロ、そんなの関係なく、(あ、関係ないと言ってはいけないんだ)、とにかく分かったようなレーベルでないやつで、よろしくお願いします。 |
▼ウミサチヒコさん: 新年あけまして、 おめでとうございます。 大変、心強いお言葉を頂きまして、心よりお礼申し上げます。 子々孫々、同胞のためにも、 耳にたこが出来ても、何の役にも立たない経済常識を刷新できますよう、 是非、反論を交えまして、お付き合いくださいますようにお願い申し上げます。 財政再建は rerereさんやpeaceさんが危惧されている通り、 必要でないばかりか、日本経済の正常な発展を阻害するものです。 そういうことだとすると、 長引くデフレに対処するする方法は、刷いて捨てるほどあることになりますね。 そして、あらゆる社会保障がもっともっと、手厚く行えるようになり、 若者が若い人々が将来に不安を抱くことなく、思いっきり働くことができるような日本経済の実力に見合った、好況を作り出すことが簡単に出来ます。 現在のデフレは、 悪意による意図的なものか、現代貨幣システムへの理解不足によるものかどうかはわかりませんが、本当の日本経済の実力ではありません。 経済的専門知識が無くても、このこと、 今の日本経済が本当の実力を顕現していないことに気付くことも出来ます。 例えば、1980年頃、医者にかかるとき、 社会健康保険の本人は、初診時に、800円程、窓口で支払えば、後は無料で治療を受けられたのではなかったでしょうか? ところが、今は3割を支払わなくてはならないし、 たしか、1965年頃から、小学中学の教科書は国が無料配布をはじめたと、思いますが、その制度が今危機にさらされているようなことも聞きました。 其の頃よりも今の日本の経済力は劣っているのでしょうか? そうではないですよね。 口をそろえたかのように老人の方たちは、 「日本は豊かになった。」といいます。若い現役世代の不安や苦しみをよそにです。年金受け取り世代の感覚は間違えているのでしょうか? いや、そうとはいえないですね。 では、あの頃よりも経済力が増している筈なのに、 何故に、そのころ可能だった制度が維持できないのでしょう? 民主党がこのことに、現政権より、先に気付くことが出来れば、政権交代も現実のものになると思います。 >Gokai Sezutomoさん、ぜひ難しくならないよう、私からもお願いします。本や世間の評論家が言っているようなことは耳にタコが出来ております。近経・○経、ミクロ・マクロ、そんなの関係なく、(あ、関係ないと言ってはいけないんだ)、とにかく分かったようなレーベルでないやつで、よろしくお願いします。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >来年こそ大勢の皆様が >財政の真実、日本経済の真実、貨幣の真実について、気付いてくださるよう、 >そして、日本国民の将来が明るいものとなりますように、 >心より祈念したいと思います。 私はGokai Sezutomoさんおかげで財政赤字を悪とするマインドコントロールからさめることができました。私にとって本当に大きな収穫でした。リチャード・ベルナー氏の本は以前に読んではいたのですが、重要な部分を全て読み飛ばしていたことに改めて気付きました。我々は重要な情報もなんとなく読んでいるだけでは本当の意味を理解できず見逃していることが実に多いものです。来年も真実を見のがさない手助けを是非お願い致します。それでは良いお年をお迎えください。 |
▼rerereさん: 新年あけまして おめでとうございます。 昨年はお世話になり有難うございました。 本年もよろしくお願い申し上げます。 rerereさんは本当に正確に理解してくださいました。 私こそ、心よりお礼申し上げます。 今度は、rerereさんのお力で出来るだけ大勢の方々にも気付いて頂けるように、働きかけて下されば幸いに思います。 本年が、rerereさんにとって、良き年でありますよう、祈念いたします。 >私はGokai Sezutomoさんおかげで財政赤字を悪とするマインドコントロールからさめることができました。私にとって本当に大きな収穫でした。リチャード・ベルナー氏の本は以前に読んではいたのですが、重要な部分を全て読み飛ばしていたことに改めて気付きました。我々は重要な情報もなんとなく読んでいるだけでは本当の意味を理解できず見逃していることが実に多いものです。来年も真実を見のがさない手助けを是非お願い致します。それでは良いお年をお迎えください。 |
▼peaceさん: 新年明けまして、 おめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 そして、本年も、peaceさんにとって、良い年でありますよう祈念申します。 >({}の中はリチャード・クー、「デフレとバランスシート不況の経済学」より要約) >ボトルネックは資金需要であり資金供給ではない。 この、資金需要や、資金供給というときの資金とは、マネタリーベース=ハイパワードマネー=ベースマネー・・・(現金のようなもの)ですね。 で資金需要が旺盛ということは経済活動が活発ということで、バランスシート(貸借対照表)での純資産にも余裕があることです。 この純資産に余裕が無くなれば、企業は返済に走ります。 或いは、投資に見合うだけの収益が得られなくなれば、企業は借り入れを増やそうとはしませんし設備投資も控えることと思います。 これが資金需要の意味だと思いますが、peaceさんはどう思われましたか? 資金供給というのは市中銀行などの民間金融機関の企業や個人への「借りてくれ」攻勢だし、 金融機関同士での現金の貸し借り市場である短期金融市場への日銀のベースマネーの供給ですね。 借入比率がアメリカ企業の5倍だったということですが、この借入比率は、資産に対してのものでしょうか売り上げに対してのものでしょうか? 或いは、どういう意味での借入比率なのでしょう? 本当に借入比率の改善のために返済を始めたのでしょうか? >これはかつて高度成長が望めた日本の企業において借入比率がアメリカと比べても非常に高く1980年代初期にはアメリカの企業の5倍も借金を抱えていた(02年でも約1.5倍)。低成長(マイナス成長)の今日、借入比率を改善するために企業は借金を返し続けている(バランスシートを修正)、その一方で銀行は一時期を除き貸し出しには積極的であったとの資料が出ています。(この辺は資料を信じるしかないのですが。) >} > >借金を返すことによってお金が消えていっている?(確か誰かの借金は誰かの預金でしたよね、民間の信用創造機能機能が低下してきている?) >このマネーサプライ減少を相殺しているのが政府の財政赤字らしいのです。 >財政赤字は将来世代への所得移転ではない >言い回しは違うのですが財政赤字に対するGokai Sezutomoさんのご意見と近いのではと感じましたがいかがでしょうか。 >つまり閉じられた世界の中での貸し借りは、いくら巨額で有ろうともその世界自体の将来の危機にはつながらない。そうですよね? > はい、良く似ています。 TVによく出演していたときこのようなことを述べてなかったように思うのですが。 どちらにしてもこのことを言明することは良い事だと思います。 >今、小泉政権が財政再建を目指していますが、大丈夫でしょうか?もしクー氏の説が正し意図すれば、企業のバランスシート修正が一段落して財政再建を目指してもマネーサプライは減少しなければ良いのですが。その辺はいかがお考えですか? > 企業の借金返済が、マネーサプライの減少要因であることのように、 国の借金返済(財政再建)もマネーサプライの減少要因です。 つまり民間の総預金量の減少となり、それが民間の購買力の低下となり、他に景気拡大要因が無い限り、景気は当然、悪化します。 >先の大戦前の大恐慌もアメリカで企業のバランスシート修正を支える財政赤字を渋ったためマネーサプライが減少し大恐慌を招きそれが世界各国に波及し各国が通貨の切り下げを競いその後、保護主義に走り大戦に及んだ。 >} >この辺はちょっと話題がそれるのですが、もしそれが本当ならば今回はそうならないことを望むだけです。 > |
Gokai Sezutomoさんそして老人党のみなさん あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 >この、資金需要や、資金供給というときの資金とは、マネタリーベース=ハイパワードマネー=ベースマネー・・・(現金のようなもの)ですね。 > >で資金需要が旺盛ということは経済活動が活発ということで、バランスシート(貸借対照表)での純資産にも余裕があることです。 >この純資産に余裕が無くなれば、企業は返済に走ります。 >或いは、投資に見合うだけの収益が得られなくなれば、企業は借り入れを増やそうとはしませんし設備投資も控えることと思います。 >これが資金需要の意味だと思いますが、peaceさんはどう思われましたか? その通りだと思います。ただ、前者の純資産の余裕の比率がどの程度が妥当であるかの判断は資産価値が上昇し、なおかつ企業実績も成長している状態と資産バブルがはじけ成長もストップした状態とではその比率はかなりの差が有りそうです。 僕はこれを調べるまで知らなかったのですがレバレッジ比率(参考資料:http://www.nomura.co.jp/terms/ha-gyo/fusaihiritu.html)と言うものがあり。(要するに総資本の中にどれだけ借金が含まれているのか、Gokai Sezutomoさんの言う所のバランスシートでの純資産の余裕?)日米の資本レバレッジ比率と言う資料が有ります。これはクー氏の本に掲載されていたものと少し違うのですが、 ウエブ上に有ったのでご覧ください。 http://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/2004/040528naitou.pdf の12ページのグラフです。日本は戦後高度成長に合わせてその数値は上昇していますが、近年は一貫して下降傾向にあります、しかし、日米の格差はいまだに大きなものがあり、アメリカ企業なみのレバレッジ比率にするにはまだまだ日本企業は借金を返済する(または純資産が増加する)必要があると思われますがいかがでしょうか。 >資金供給というのは市中銀行などの民間金融機関の企業や個人への「借りてくれ」攻勢だし、 >金融機関同士での現金の貸し借り市場である短期金融市場への日銀のベースマネーの供給ですね。 これは日銀短観に「(借り手側から見た)金融機関の貸し出し態度」の調査結果が有ります、(資料http://www.kisc.meiji.ac.jp/~chidasmr/yohyaku.pdf、図表3をご覧ください、資料全体をご一読されてもおもしろいと思います)0よりもプラスが「緩い」マイナスが「厳しい」を表します。 rerereさんの仰るようにBIS規制の自己資本比率の改善等による貸し渋り問題が資金供給問題であると思っていましたが。しかし、この資料を見る限り金融機関の貸し出し態度いかんに関わらず企業はそのレバレッジ比率の圧縮をし続けているようです。 >はい、良く似ています。 >TVによく出演していたときこのようなことを述べてなかったように思うのですが。 >どちらにしてもこのことを言明することは良い事だと思います。 やはりテレビのようなメディアでそれを言うのは誤解を生む可能性があるので控えたのでは無いでしょうか。(実はこれが今一番言うべき重要なポイントだと思います。) >企業の借金返済が、マネーサプライの減少要因であることのように、 >国の借金返済(財政再建)もマネーサプライの減少要因です。 >つまり民間の総預金量の減少となり、それが民間の購買力の低下となり、他に景気拡大要因が無い限り、景気は当然、悪化します。 同意します。 よって今、政府は財政再建目指したプログラムを進めてはいけないと思います。本当に景気回復を目指しているのならば逆に財政赤字を増やすべきだと思います。 長々と失礼しました。 |
▼peaceさん: >>その通りだと思います。ただ、前者の純資産の余裕の比率がどの程度が妥当であるかの判断は資産価値が上昇し、なおかつ企業実績も成長している状態と資産バブルがはじけ成長もストップした状態とではその比率はかなりの差が有りそうです。 > その通りだと思います。 株価と地価の大幅な下落によって、資産価値が大幅に減少し、よって民間の購買力が減少し、企業が利益を上げにくくなり、且つ、負債比率が上昇したために、不良債権と認定された企業が倒産していきました。 倒産ではありませんが最近の代表例が、UFJ,であり、ダイエー、MISAWAだと思います。 資産価値さえ上がれば、負債比率も減少します。 それから、企業の資金調達方法は、アメリカでは直接金融を主体とし、日本では間接金融を中心としてきたと理由もあって、負債比率が日本とアメリカでは違うのではないでしょうか? >僕はこれを調べるまで知らなかったのですがレバレッジ比率(参考資料:http://www.nomura.co.jp/terms/ha-gyo/fusaihiritu.html)と言うものがあり。(要するに総資本の中にどれだけ借金が含まれているのか、Gokai Sezutomoさんの言う所のバランスシートでの純資産の余裕?)日米の資本レバレッジ比率と言う資料が有ります。これはクー氏の本に掲載されていたものと少し違うのですが、 ウエブ上に有ったのでご覧ください。 >http://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/2004/040528naitou.pdf >の12ページのグラフです。日本は戦後高度成長に合わせてその数値は上昇していますが、近年は一貫して下降傾向にあります、しかし、日米の格差はいまだに大きなものがあり、アメリカ企業なみのレバレッジ比率にするにはまだまだ日本企業は借金を返済する(または純資産が増加する)必要があると思われますがいかがでしょうか。 > 日本が経済発展し福祉大国になるためには、 おそらく、間接金融のほうが有利ではないかと考えています。 したがって、アメリカ並みに負債比率を下げる必要は無いものと思います。 なお、この内藤純一氏のレポートですが、論理的に、おかしなところがありました。 p3では、平成不況の原因を、「資産デフレが過剰債務を生み、過剰債務が資産デフレを作り出す連鎖」としているのに、 p4では、「信用創造機能の急激な収縮が主因」としています。 私には、ちぐはぐなレポートのように思いました。 原因分析の結果がふらついていては、正確な処方箋は出せませんよね。 どう思われますか? >これは日銀短観に「(借り手側から見た)金融機関の貸し出し態度」の調査結果が有ります、(資料http://www.kisc.meiji.ac.jp/~chidasmr/yohyaku.pdf、図表3をご覧ください、資料全体をご一読されてもおもしろいと思います)0よりもプラスが「緩い」マイナスが「厳しい」を表します。 >rerereさんの仰るようにBIS規制の自己資本比率の改善等による貸し渋り問題が資金供給問題であると思っていましたが。しかし、この資料を見る限り金融機関の貸し出し態度いかんに関わらず企業はそのレバレッジ比率の圧縮をし続けているようです。 > 特に、純資産が多いと言われる優良企業ほどその傾向が強いように思います。 今のうちに返しておかないと、いつ自分の企業が、不良企業と認定されて、解体の憂き目に合うか解からないからだと思います。 為政者を信用していないのではないでしょうか? 或いは本能的に危ない?とでも思っているのかもしれません。 それと、銀行の貸出態度ですが、優良企業、つまりお金の不必要な企業には借りて欲しくて、お金を貸して欲しい中小零細には貸したくなかったとも聞いています。 >やはりテレビのようなメディアでそれを言うのは誤解を生む可能性があるので控えたのでは無いでしょうか。(実はこれが今一番言うべき重要なポイントだと思います。) > >よって今、政府は財政再建目指したプログラムを進めてはいけないと思います。本当に景気回復を目指しているのならば逆に財政赤字を増やすべきだと思います。 > 仰るとおりです。 |
▼Gokai Sezutomoさん: こんばんは レスありがとうございます。 よろしくお願いします。 >それから、企業の資金調達方法は、アメリカでは直接金融を主体とし、日本では間接金融を中心としてきたと理由もあって、負債比率が日本とアメリカでは違うのではないでしょうか? >日本が経済発展し福祉大国になるためには、 >おそらく、間接金融のほうが有利ではないかと考えています。 >したがって、アメリカ並みに負債比率を下げる必要は無いものと思います。 直接金融・間接金融の詳しい知識はないのですが、その是非は別として近年日本の企業も資金調達方法が多様化し間接金融の比率が低下しつつあると聞きましたが、そのこともあり負債比率がアメリカ並みに近づきつつあるのではないでしょうか? または、むしろバランスシート修正(借金返済)によって間接金融の比率が低下してきていると考えた方が自然な気もします。 >なお、この内藤純一氏のレポートですが、論理的に、おかしなところがありました。 > >p3では、平成不況の原因を、「資産デフレが過剰債務を生み、過剰債務が資産デフレを作り出す連鎖」としているのに、 > >p4では、「信用創造機能の急激な収縮が主因」としています。 > >私には、ちぐはぐなレポートのように思いました。 >原因分析の結果がふらついていては、正確な処方箋は出せませんよね。 >どう思われますか? すみません、提示しましたレポートについてはサーチエンジンで検索し、図表のみを参考にしていただくつもりでしたので、内容自体は良く読んでいませんでした。改めて読んでみると、仰るとおりだと思います。たいへん失礼しました。 >特に、純資産が多いと言われる優良企業ほどその傾向が強いように思います。 >今のうちに返しておかないと、いつ自分の企業が、不良企業と認定されて、解体の憂き目に合うか解からないからだと思います。 > >為政者を信用していないのではないでしょうか? >或いは本能的に危ない?とでも思っているのかもしれません。 企業は為政者または銀行を信用できなくなってきたのではないでしょうか、トヨタの無借金経営は資金調達で銀行を見限ったからだと聞いたことがありますが、どうでしょうか? |
▼peaceさん:こんにちは お忙しいのに早速、レスを下さり有難うございます。 >直接金融・間接金融の詳しい知識はないのですが、その是非は別として近年日本の企業も資金調達方法が多様化し間接金融の比率が低下しつつあると聞きましたが、そのこともあり負債比率がアメリカ並みに近づきつつあるのではないでしょうか? そうだと思います。 ただ、そのように仕向けられたのではないかと疑っています。 そして企業が直接金融に移行しようとしたとき、国内資本家は、資産価格を崩壊させられて、それら企業に資金を供給することが出来ずに、外資のやり放題に任せるしかなかったのではないでしょうか? 結果、経営権が外資のものとなった企業が多発してしまったと思います。 >すみません、提示しましたレポートについてはサーチエンジンで検索し、図表のみを参考にしていただくつもりでしたので、内容自体は良く読んでいませんでした。改めて読んでみると、仰るとおりだと思います。たいへん失礼しました。 > いえ、構造改革派の有名大学の学者や、NHKに重宝される、エコノミストには よく考えるとちぐはぐな事を言う人々が多いのです。 それらの人々の言う事は、当たり前のことを言っているように聞こえて、 実は、なんとなく、腹に収まりにくい言い方をされます。 > >企業は為政者または銀行を信用できなくなってきたのではないでしょうか、トヨタの無借金経営は資金調達で銀行を見限ったからだと聞いたことがありますが、どうでしょうか? 元UFJの寺西氏や、 西武の堤氏も、そう思っているかもしれません? |
▼Gokai Sezutomoさん: >他に景気拡大要因が無い限り、景気は当然、悪化します。 「他に景気拡大要因が無い限り」とは、ものすごい条件が紛れ込んだものですね。 マネーサプライを増やす以外に景気拡大は望めないとでも言いたげなご様子です。 リチャード・クーはニュー・ディール政策はおろか、日本の戦時下の統制経済すらよかったとまでテレビで発言していた人ですよ。(私の記憶ですが) 彼のそういう側面についてはどう思われますか? |
▼東光さん: > 「他に景気拡大要因が無い限り」とは、ものすごい条件が紛れ込んだものですね。 > > マネーサプライを増やす以外に景気拡大は望めないとでも言いたげなご様子です。 > 東光さんは どうもバイトっぽいい方をされるのですが、 マネーサプライを増やさなくても、マネーの流通速度を上げても景気拡大になると思います。 > リチャード・クーはニュー・ディール政策はおろか、日本の戦時下の統制経済すらよかったとまでテレビで発言していた人ですよ。(私の記憶ですが) > 私はその発言を聞いた記憶がありませんが、 戦時下の統制経済のどの部分が良かったと発言されたのでしょうか? |
▼東光さん: こんばんは 素朴な疑問です。 > リチャード・クーはニュー・ディール政策はおろか、日本の戦時下の統制経済すらよかったとまでテレビで発言していた人ですよ。(私の記憶ですが) ニューディール政策、統制経済を肯定するのはなぜいけないのですか? あまり知識がないもので、よろしければお教えください。 |