Page 2217 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼10万人の死者(なだいなだ) 珠 05/1/4(火) 14:22 ┣ファルージャでも死者が(1) 珠 05/1/4(火) 16:28 ┃ ┗ファルージャでも死者が(2)化学兵器 珠 05/1/4(火) 16:31 ┃ ┗Re(1):ファルージャでも死者が(2)化学兵器 龍馬 05/1/8(土) 12:04 ┣Re(1):10万人の死者(なだいなだ) 市民賢 05/1/4(火) 20:02 ┃ ┗Re(2):10万人の死者(なだいなだ) 石頭の息子 05/1/4(火) 20:37 ┣アイタタ 九州渡辺 05/1/5(水) 23:02 ┃ ┣Re(1):アイタタ 相良唯夫 05/1/7(金) 12:18 ┃ ┗憲法に関する私見 Ray 05/1/7(金) 19:32 ┃ ┣Re(1):憲法に関する私見 告天子 05/1/7(金) 20:26 ┃ ┃ ┗Re(2):憲法に関する私見 告天子 05/1/7(金) 20:43 ┃ ┃ ┣Re(3):憲法に関する私見 宮天狗 05/1/7(金) 21:13 ┃ ┃ ┃ ┗Re(4):憲法に関する私見 告天子 05/1/7(金) 21:21 ┃ ┃ ┃ ┗Re(5):憲法に関する私見 昔神童・今人道 05/1/7(金) 21:25 ┃ ┃ ┗Re(3):憲法に関する私見 九州渡辺 05/1/7(金) 21:34 ┃ ┣Re(1):憲法に関する私見 船橋康正 05/1/7(金) 21:02 ┃ ┣欠陥:憲法に関する私見 九州渡辺 05/1/7(金) 21:05 ┃ ┃ ┗Re(1):欠陥:憲法に関する私見 Ray 05/1/7(金) 21:51 ┃ ┃ ┗Re(2):欠陥:憲法に関する私見 九州渡辺 05/1/7(金) 22:57 ┃ ┗Re(1):憲法に関する私見 トビパパ 05/1/7(金) 21:49 ┣今や15万人とか ニッチモサッチモ 05/1/6(木) 0:29 ┣Re(1):10万人の死者(なだいなだ) 桃李 05/1/7(金) 1:14 ┣Re(1):10万人の死者(なだいなだ) 告天子 05/1/7(金) 13:03 ┃ ┣Re(2):10万人の死者(なだいなだ) 告天子 05/1/7(金) 13:17 ┃ ┃ ┗Re(3):10万人の死者(なだいなだ) 笹井明子 05/1/7(金) 15:46 ┃ ┃ ┗Re(4):10万人の死者(なだいなだ) 告天子 05/1/8(土) 13:42 ┃ ┃ ┗Re(5):10万人の死者(なだいなだ) 告天子 05/1/8(土) 13:53 ┃ ┃ ┗Re(6):10万人の死者(なだいなだ) 笹井明子 05/1/8(土) 18:09 ┃ ┃ ┗Re(7):10万人の死者(なだいなだ) 相良唯夫 05/1/8(土) 19:22 ┃ ┃ ┣[管理者削除] ┃ ┃ ┃ ┣Re(9):10万人の死者(なだいなだ) 告天子 05/1/8(土) 21:50 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗日本はどこへ しげちよ 05/1/8(土) 22:03 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(1):日本はどこへ 九州渡辺 05/1/8(土) 22:59 ┃ ┃ ┃ ┣Re(9):10万人の死者(なだいなだ) 相良唯夫 05/1/8(土) 21:56 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(10):10万人の死者(なだいなだ) 相良唯夫 05/1/8(土) 22:25 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(11):10万人の死者(なだいなだ) 告天子 05/1/8(土) 22:45 ┃ ┃ ┃ ┗移動しました 管理スタッフ 05/1/9(日) 14:56 ┃ ┃ ┗Re(8):10万人の死者(なだいなだ) 笹井明子 05/1/8(土) 21:06 ┃ ┗人間精神。 英 05/1/8(土) 23:08 ┃ ┣Re(1):人間精神。 とうろう 05/1/8(土) 23:45 ┃ ┃ ┗お答えです。 英 05/1/9(日) 21:44 ┃ ┃ ┗Re(1):お答えです。/日本人? とうろう 05/1/13(木) 21:43 ┃ ┗Re(1):人間精神。 告天子 05/1/9(日) 0:06 ┃ ┗カ… カウンターですか? 英 05/1/9(日) 21:52 ┃ ┗Re(1):いえ、まじめにそうなんでした・・・。 告天子 05/1/10(月) 13:33 ┗Re(1):10万人の死者(なだいなだ) 船橋康正 05/1/7(金) 21:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 10万人の死者(なだいなだ) ■名前 : 珠 ■日付 : 05/1/4(火) 14:22 -------------------------------------------------------------------------
「なだいなだのサロン」に、なださんがフランスから書込んでいらっしゃいましたので、こちらに転載致します。 --------------------------------------------------------------------- 10万人の死者 投稿者:なだいなだ 投稿日: 1月 4日(火)08時13分8秒 ヨーロッパにいて、連日テレビでスマトラ地震津波の惨状を見ています。 本当に目を被いたくなります。 10万人が一瞬のうちに命を奪われるということを、戦争が遠くなり、 想像できなくなっていますが、今回はその悲惨さがいかなるものかを 垣間見せてくれました。でも、前の戦争で、一夜で10万人が命を失う ということ、それに近いことが、起こりました。 東京大空襲も、ドレスデン空襲も、広島原爆も、そうです。 自然の災害といっても、日本の津波警報システムを取り入れれば、 かなり防げるのではないかといわれています。 自然災害と違って、戦争は避けることができます。日本の憲法は 戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓いだったのです。 こちらに来て池澤夏樹の「憲法なんて知らないよ」の解説を書きながら 日本の憲法って、なかなかいいものじゃない、という気持ちが深まっています。 |
津波の被害には呆然とする思いですが、イラクにも目を注いで下さい。(転載許可済) ====================================================================== URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎) □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □ 2005年 1月4日 火曜 Tuesday, 4 January 2005. ------------------------------------------------------- ☆★ファルージャ住民、数千人がデモ Thousands of Fallujans Demonstrate 2005年1月2日 Informed Comment /Juan Cole ------------------------------------------------------- http://www.juancole.com/2005/01/thousands-of-fallujans-demonstrate-ash.html アッ・シャルク・アル・アウサト: 何千人ものファルージャ住民が1日にファルージャ入り口の正面でデモをおこなった。彼らは米軍に対して自分たちの街から立ち去るように要求し、彼らが故郷の街に戻れるよう基本サービス(訳者註:水と電気など)を復旧することを求めた。 その現場から報道した記者は、デモ参加者は3万人という推測を伝えた。 [筆者Cole註:アラブの衛星テレビでその映像を見て、大規模かつ重要なデモだということに同感するが、3万人というのには論理的な疑問を感じており、2〜3000人強だと思う。例えば、それだけの人数の水があるだろうか。] 訳者註: 1日、サクラウィヤでデモするファルージャ住民の映像 http://www.alchahed.net/saq010105.htm 幾つかのプラカードでは、ファルージャ住民は軍隊の占領下で生活することを拒否する、と書かれていた。彼らは要求事項をまとめ、そこには彼らの帰郷を促進すること、基本サービスを早急に回復すること、荒れた市街を再建すること、住民に財政的な補償をすること−−が含まれていた。彼らはまた、帰郷者に身分証明書の提示を求める米軍に抗議した。多くの者が、そのような書類は市を出るときに置いてきたと主張した。 子どもたちは、「僕の父さんはどこにいるの?」とか「僕の家はどこ? あなたたちは解放者だと思ってるの?」と書かれたプラカードを手にして行進した。 一部のデモ参加者は、避難中に市内に置いてきた食料を一切食べるなと、帰郷者が海兵隊員から指示されたことを指摘した。 それはファルージャ攻撃において米軍が化学兵器を使ったということと関係していると思う。しかし、この主張に私は何の意味も感じない。私は米軍が化学兵器を使ったと思ってないし、そうすることで反発を招くような危険を米軍がおかすとも考えない。また、米軍が持つ化学兵器のどれが食料を食べられないようにするのか、想像することが私にはできない。 (※末尾に訳者による補足) ファルージャのデモはニュースとなっても当然の規模だったが、西側の新聞あるいは通信社と通じては何の報道も見つけることができなかった。 [1月2日 追記: 残してきた食料を口にすることについて米軍が警告を発したという仮定のもとに、その警告の理由について親切な読者が幾つか示唆してくれた。ある読者は、ファルージャ攻撃で使われたコルダイト爆薬その他の化学兵器が人体に悪いと示唆した。別の読者は、米軍の戦車砲から発射されたウラン弾と関連した措置だと示唆した。また別の読者は、米兵が食料をゲリラに渡さないために、故意に毒を入れたとほのめかした。] --------------------- |
(続きです)※訳者による補足: 内外の反発を招くのは、化学兵器の使用だけでなく、ファルージャ全市の破壊や、国際法で禁じられているクラスター爆弾や焼夷弾の使用なども同じこと。そして米軍自身、後者の使用を認めてもいる。化学兵器に限って使用していないのではないかという主張は、かえって説得力がないように訳者は受けとめているが、原文筆者の考えは、一応、そのまま紹介した。 また、帰郷するファルージャ住民に対して、残してきた食料と水を口にするなと米軍が警告したことは、デモのプラカードに書かれただけでなく、昨年末のロサンゼルス・タイムスでも報道された。次のURLで確認することができる。 Falloujans Get an Unsettling Look at Their City http://www.latimes.com/news/printedition/la-fgzfallouja30dec30,1,3709400.story ・・・ U.S. troops handed them leaflets warning against a myriad of dangers and advising them that the U.S. military could not guarantee their safety. Don't drink the water, the leaflets warned,or eat food left behind. ・・・ 米軍兵士は彼ら(=ファルージャ帰郷者)に、無数の危険を警告し、彼らの安全を米軍は保証できないと助言するリーフレットを手渡した。リーフレットには、水を飲むなと警告されていた。あるいは、市内に置いていた食料を口にするな、と。 ・・・ Return to Fallujah brings anger, despair http://www.post-gazette.com/pg/05002/435436.stm http://raedinthejapaneselang.blogspot.com/ この写真は,ファルージャで化学兵器によって殺された人がいるということを示す1枚です。この写真の2人の男性が,床の上で毛布をかぶって眠っているまま死んでいることがおわかりになるでしょう。この2人の男性は眠っている間に死んでいます。銃撃を受けたことを示す血は,どこにもありません。 (前後の文章を略しました。写真および全文は上記URLでどうぞ) ------------------------------------- 「URUK NEWS イラク情勢ニュース」から(転載許可済) |
▼珠さん: >(続きです)※訳者による補足: >内外の反発を招くのは、化学兵器の使用だけでなく、ファルージャ全市の破壊や、国際法で禁じられているクラスター爆弾や焼夷弾の使用なども同じこと。そして米軍自身、後者の使用を認めてもいる。化学兵器に限って使用していないのではないかという主張は、かえって説得力がないように訳者は受けとめているが、原文筆者の考えは、一応、そのまま紹介した。 > >また、帰郷するファルージャ住民に対して、残してきた食料と水を口にするなと米軍が警告したことは、デモのプラカードに書かれただけでなく、昨年末のロサンゼルス・タイムスでも報道された。次のURLで確認することができる。 >Falloujans Get an Unsettling Look at Their City >http://www.latimes.com/news/printedition/la-fgzfallouja30dec30,1,3709400.story > > ・・・ U.S. troops handed them leaflets warning against a myriad of dangers and advising them that the U.S. military could not guarantee their safety. Don't drink the water, the leaflets warned,or eat food left behind. ・・・ > >米軍兵士は彼ら(=ファルージャ帰郷者)に、無数の危険を警告し、彼らの安全を米軍は保証できないと助言するリーフレットを手渡した。リーフレットには、水を飲むなと警告されていた。あるいは、市内に置いていた食料を口にするな、と。 ・・・ >Return to Fallujah brings anger, despair >http://www.post-gazette.com/pg/05002/435436.stm > >http://raedinthejapaneselang.blogspot.com/ >この写真は,ファルージャで化学兵器によって殺された人がいるということを示す1枚です。この写真の2人の男性が,床の上で毛布をかぶって眠っているまま死んでいることがおわかりになるでしょう。この2人の男性は眠っている間に死んでいます。銃撃を受けたことを示す血は,どこにもありません。 > (前後の文章を略しました。写真および全文は上記URLでどうぞ) >------------------------------------- > 「URUK NEWS イラク情勢ニュース」から(転載許可済) ファルージャはフセインの支持者の本拠地であることを「珠」さんはどうして書かないのかな?勿論、ご指摘の化学兵器が許されるとはおもっていませんよ!でも、フセイン政権への回帰を望んでいる人いたちが多い地区であることも指摘しておかないとね! |
いやはやなんともスマトラ沖地震の被害には言葉すらありません。今の私にできることといえば小額の義捐金を某新聞社を通じて送ることだけです。 あの例の阪神大震災の直後、まだ若かった?私はボランテイアで東灘区に入りましたがビルは傾いているわ食べ物飲み物はないわ、はてまた塵灰(アスベスト)の飛ぶ中での作業は呼吸困難になるわでもう二度と経験したくないものでした。ですからどんな形にしろ今現地に入り込んで諸作業に従事していらっしゃる方には頭が下がります。 |
▼市民賢さん: >いやはやなんともスマトラ沖地震の被害には言葉すらありません。今の私にできることといえば小額の義捐金を某新聞社を通じて送ることだけです。 >あの例の阪神大震災の直後、まだ若かった?私はボランテイアで東灘区に入りましたがビルは傾いているわ食べ物飲み物はないわ、はてまた塵灰(アスベスト)の飛ぶ中での作業は呼吸困難になるわでもう二度と経験したくないものでした。ですからどんな形にしろ今現地に入り込んで諸作業に従事していらっしゃる方には頭が下がります。 市民賢さん、 神戸市民として、あなたのような尊いヴォランティアに支えられ復興しています、今年は震災10周年です、改めて当時の多くの支援に感謝すると共に、今も震災弱者に黙々とたゆまざる支援を援護されている方々に畏敬の念を禁じえません。 スマトラ沖地震には世界各国が援助の手をさしのべています、復興には長い年月がかかるでしょうが、援助が続くことを願うばかりです。 |
自然災害と違って、戦争は避けることができます。日本の憲法は 戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓いだったのです。>> えっ?日本の憲法って【戦後の自治権すら無かった当時の日本が独自に】 作成したものだったんですか? アメリカの押し付け憲法じゃなかったです かねぇ? しかも憲法とか法律について何ら専門知識を持たない素人が僅か 一週間で作成したやっつけ仕事ですけど。確か日本国憲法が出来た時には 日本の政府には自己決定権すら許されず、GHQの許可が無ければ何も 出来なかった筈ですよ。 しかも政府が新憲法草案を提出したら、それは たちどころに却下されています。 |
▼九州渡辺さん: >自然災害と違って、戦争は避けることができます。日本の憲法は >戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓いだったのです。>> >えっ?日本の憲法って【戦後の自治権すら無かった当時の日本が独自に】 >作成したものだったんですか? アメリカの押し付け憲法じゃなかったです >かねぇ? しかも憲法とか法律について何ら専門知識を持たない素人が僅か >一週間で作成したやっつけ仕事ですけど。確か日本国憲法が出来た時には >日本の政府には自己決定権すら許されず、GHQの許可が無ければ何も >出来なかった筈ですよ。 しかも政府が新憲法草案を提出したら、それは >たちどころに却下されています。 ここで老人党の皆さんが反論されないのは何故でしょう? 憲法9条に対する意見を出されたら? それともここでは議論するに相応しくないとお考えかな? |
Rayです。まとめレスで失礼します。 すでに笹井さんからレスがついていますし、 このスレッドの本論からは外れるような気もしますが 私見を書きます。 * ▼九州渡辺さん(39446): >日本の憲法って【戦後の自治権すら無かった当時の日本が独自に】 >作成したものだったんですか? アメリカの押し付け憲法じゃなかったです >かねぇ? >(以下略) とお書きですが、現行の日本国憲法は1946年に 国会において承認されています。 また、もし仮に自治権がなかった日本に アメリカが押しつけた憲法であったとしても、 それが戦後60年(憲法制定から59年、自治権回復から53年)もの間 改正されてこなかった事実は、 その間私たち日本国民が現行の憲法を自国の憲法として 認めてきたことの表れではないでしょうか。 「仮に成立過程に問題があったとするなら、 なぜそのような問題のある憲法がこれほど長い間 憲法として機能し続けてきたのか」 という問いにきちんとした答えを出せないのであれば、 「成立過程に問題があったから改憲が必要」 という論理は成り立たちません。 一方、 >政府が新憲法草案を提出したら、それは >たちどころに却下されています。 とお書きの「新憲法草案」については、 その内容が明治憲法とほとんど変わっておらず、 主権在民などの理念が盛り込まれて いなかったからだと聞いています。 九州渡辺さんはその(却下された)憲法草案にもとづいた憲法の方が 日本の憲法にふさわしかったとお考えなのでしょうか。 * ▼告天子さん(39560・39561): 「戦争、特に侵略戦争を避ける(侵略していく側にならない)ために 軍隊と戦争を放棄する」という日本国憲法の平和理念は それ自体間違ったやり方(手段)だとは私は思いませんので、 なぜこれを告天子さんが >戦争を避ける、また、日本の大理想が世界平和にあることは、これは疑い得ないというか憲法的な観念だと思うけれども、「日本国憲法」の場合は、その精神とはむしろ似て非なるところに問題があるのでは?、と思う。 とお考えなのか、私にはよくわかりません。 憲法の成立過程に関するご意見に関しては 上記九州渡辺さん宛レスをお読みいただければと思います。 |
こんにちは、お久しぶりです。横レスになりますが、興味深いので、九州渡辺さん宛への書き込みにも、私の意見を書きます。 ▼Rayさん: >▼九州渡辺さん(39446): >それが戦後60年(憲法制定から59年、自治権回復から53年)もの間 >改正されてこなかった事実は、 >その間私たち日本国民が現行の憲法を自国の憲法として >認めてきたことの表れではないでしょうか。 それは違います。日本国憲法が、大日本帝国憲法以上の超硬性憲法であったために「改正されなかった」のであり、Rayさんの言われる「自国の憲法として認めてきた」ために改正されなかった、というのは後付の理屈かと思います。また、冷戦下の政治状況が、改正を許さなかったという理由も加えるべきでしょう。 >「仮に成立過程に問題があったとするなら、 >なぜそのような問題のある憲法がこれほど長い間 >憲法として機能し続けてきたのか」 >という問いにきちんとした答えを出せないのであれば、 >「成立過程に問題があったから改憲が必要」 >という論理は成り立たちません。 憲法として曲がりなりにも機能してきたのは、何とか先人が上手く使いこなしてきたからであって、別段、日本国憲法が優れていることの証拠ではありません。 、 >>政府が新憲法草案を提出したら、それは >>たちどころに却下されています。 >とお書きの「新憲法草案」については、 >その内容が明治憲法とほとんど変わっておらず、 >主権在民などの理念が盛り込まれて >いなかったからだと聞いています。 主権在民は、米国の政治イデオロギーですから、これは外すわけにはいかなかったでしょう。外せば、占領憲法として作らせる意味がなくなります。 >九州渡辺さんはその(却下された)憲法草案にもとづいた憲法の方が >日本の憲法にふさわしかったとお考えなのでしょうか。 急ごしらえの憲法ですから、帝国憲法には劣るでしょうが、日本国憲法よりは「国民憲法」としての意味合いは強いでしょう。 主権在民、国民主権というのは、法理上天皇の存在とどうしても矛盾します。日本国憲法では、天皇の地位を「国民の総意に基づく」としていますが、別段天皇の地位は国民の総意により成り立っているわけではないので、これは歴史に反するし、明らかに混乱した内容の憲法であり、日本国の憲法として真にふさわしいものであるか、大いに疑問であります。 >▼告天子さん(39560・39561): > >「戦争、特に侵略戦争を避ける(侵略していく側にならない)ために >軍隊と戦争を放棄する」という日本国憲法の平和理念は >それ自体間違ったやり方(手段)だとは私は思いませんので、 戦争放棄は、非常に高邁な理想であり、ああいう「えいやっ」と作ったような憲法でもって実現されるようなものではない、と私は考えます。 日本国憲法の平和理念は、むしろ日本国を戦争に引きずり込んだような諸外国の秩序を信頼せよ、という虚構の上に成り立つものであり、現実味が薄いです。従って、非常に危うい性格を持っているものだが、それが冷戦下では逆手に取られて日本人は上手く使ったのではないかと思います。 |
主権在民、というよりも、国民主権は、米国のような歴史と宗教を持つ国ならいざ知らず、(米国がそれほど立派な国だとは思いませんが)、日本のような歴史と伝統を持つ君主国には不適当な原理でしょう。「人類普遍の原理」などとうたっておりますが、それは米人がそう信じているだけの話で、普遍とは言いますが世界各国で米国流の考え方がきしみを生じさせていることにはご同意いただけることかと思います。 日本国憲法は、あまりにも日本人の伝統意識から離れすぎており、歴史的な事実に明らかに反したような構成になっている。真に国民憲法とは、とても言えない。 そして、それが何故「熱烈に歓迎されたか」と言えば、それはその前の戦争の時代に対する不満・反感がそれだけ大きかったからではあっても、内容的に絶賛してそれを認めたというわけではない。むしろ、悪い面に気づかなかった、気づいたとしても、当時は「戦争に負けた」のであり、「占領下」にあるのであり、逆らえばどんなことになるのか、今の平和な時代と同列に考えるのは誤りです。 むしろ、こういう憲法でもって、我々は「過去をごまかしてしまった」のではないか、と私は思っています。この憲法は、明治、大正の御代を、日本の歴史を、根本から否定する性格を秘めていますし、また、日本人が「何故戦争に至ったか」を真に反省することを妨げてもいる。その一方で、「戦争放棄の条文」を預けるのだから、何とも巧妙な話です。 |
▼告天子さん: あなたは日本国憲法を全面的に否定し、天皇は神聖にして犯すべからず、 民主主義なんてとんでもない、というわけですね。 しかしそんなことをいえるのは民主主義だからこそとは思いませんか? |
▼宮天狗さん: >▼告天子さん: > >あなたは日本国憲法を全面的に否定し、天皇は神聖にして犯すべからず、 >民主主義なんてとんでもない、というわけですね。 >しかしそんなことをいえるのは民主主義だからこそとは思いませんか? 極端なお話ですね。欽定憲法の日本国憲法を私は重んじておりますよ。民主主義、ということがどういう文脈で使われるのかも明らかにせず、「告天子は民主主義などとんでもないと考える者である」とするなら、これは大変な話ですよ。そういう誘導的な議論は、何も明らかにしません。 むしろ、ドグマ化された「民主主義」故に、言えないことだってあるでしょう。民主主義、なる語をご印籠のように相手に突きつけるやり方は、「主義者」的であると思いますし、「魔女狩り」的な性質を帯びていると思いますね。 |
こんばんは。 一言一句たりとも、変える必要なし。 さようなら。 |
告天子さん 当時は「戦争に負けた」のであり、「占領下」にあるのであり、逆らえばどんなことになるのか、今の平和な時代と同列に考えるのは誤りです。>> そうです。当時はGHQが絶対者でした。確かポツダム宣言では『国民の言論 思想の自由』は認められていた筈なんですが、完全な言論・思想統制下に ありました。現に教科書は墨で塗り潰されています。 また、日本人が「何故戦争に至ったか」を真に反省することを妨げてもいる。 >>これは小村寿太郎がハリマンから満鉄共同経営を蹴ったことによる オレンジプラン発動が遠因ですね。 日英同盟もアメリカのオレンジプラン に則り、期日満了に伴いアメリカがワシントン軍縮会議を提案、イギリスは 日英米三国協定を提案したが、アメリカの難色により、日英同盟終了。 |
▼Rayさん: > 現行の日本国憲法は1946年に >国会において承認されています。 > >また、もし仮に自治権がなかった日本に >アメリカが押しつけた憲法であったとしても、 >それが戦後60年(憲法制定から59年、自治権回復から53年)もの間 >改正されてこなかった事実は、 >その間私たち日本国民が現行の憲法を自国の憲法として >認めてきたことの表れではないでしょうか。 > >「仮に成立過程に問題があったとするなら、 >なぜそのような問題のある憲法がこれほど長い間 >憲法として機能し続けてきたのか」 >という問いにきちんとした答えを出せないのであれば、 >「成立過程に問題があったから改憲が必要」 >という論理は成り立たちません。 > >一方、 >>政府が新憲法草案を提出したら、それは >>たちどころに却下されています。 >とお書きの「新憲法草案」については、 >その内容が明治憲法とほとんど変わっておらず、 >主権在民などの理念が盛り込まれて >いなかったからだと聞いています。 > Rayさんには、いつも文句を言っておりますが、この私見には説得力ありますね。意見はいろいろあっても良いというのだから、こうじゃないといけないと言い切るのはおかしな話ですからね。 |
それが戦後60年(憲法制定から59年、自治権回復から53年)もの間 改正されてこなかった事実は、>> 第9章 改 正 第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会 が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承 認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、 その過半数の賛成を必要とする。 http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM#s11 何を仰いますことやら。衆院・参院の2/3以上の賛成では事実上不可能 でしたよ。少なくとも現在よりも左傾化していた時代ではね。 「仮に成立過程に問題があったとするなら、 なぜそのような問題のある憲法がこれほど長い間 憲法として機能し続けてきたのか」>>これも上と重複します。現在では 完全に機能不全ですよ。世界規模での災害とか、復興支援においては、も はや日本は金銭のみの拠出ではどこの国にも相手にされません。 医師団・消防庁などでも食事・仮宿舎その他の自前での設営は無理ですね。 現在の津波災害支援で、何故自衛隊が東南アジアから要請されるか分かって ますか?【日本は領土的野心】が無いからですよ。 特に <平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して>の部分は日本の周辺国を見る 限り噴飯ものですよ。台湾以外の国のどこにこれに該当する国家があるのか ご教授願います。中国・南北朝鮮、いずれの国も絶えず日本が大人しいのを いいことに挑発を続けていますけどね。 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決 する手段としては、永久にこれを放棄する。 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しな い。国の交戦権は、これを認めない。>>これはいくら外敵から侵略され ても『黙って日本は滅びるに任せるべし』と言うに等しいですよ。 それとも、潜在的な外敵は存在しないとでも言うのでしょうか? 九州渡辺さんはその(却下された)憲法草案にもとづいた憲法の方が 日本の憲法にふさわしかったとお考えなのでしょうか。>> 徴兵制・女性の選挙権無し以外はそれほど問題ではないと思いますが。 昭和になってからは事実上天皇陛下の発言権は限られていましたしね。 絶対的な拒否権があれば、大東亜戦争に突入は無かったことは確かです。 御前会議の時、『四方の海みなはらからと思う世に など波風のたちさわ ぐらん』とお詠を詠まれました。しかし朝日新聞などが世論を煽り、もは や開戦への暴走は止められませんでした。 後追加すれば地主・小作人制度でしょう。 |
▼九州渡辺さん(39596): Rayです。 九州渡辺さんほかが 「アメリカの押し付けである」 と主張なさっている現在の憲法が これまで改正されずに来たことについて、 >衆院・参院の2/3以上の賛成では事実上不可能 >でした とお書きですが、「現在よりも左傾化していた時代」であったとしても それがその当時の日本国民の意志だったことには かわりがないと思います。 ですから私は先の(39587)で >また、もし仮に自治権がなかった日本に >アメリカが押しつけた憲法であったとしても、 >それが戦後60年(憲法制定から59年、自治権回復から53年)もの間 >改正されてこなかった事実は、 >その間私たち日本国民が現行の憲法を自国の憲法として >認めてきたことの表れ であると書きましたし、 「押しつけられたものだから改正が必要である」 とか 「当時の日本人はアメリカに逆らえなかったので それを我慢していた」 というような主張には無理があると思うのです。 また、他国の紛争・災害時の支援については、 自衛隊(武力をもった組織)がいかなくても、 赤十字なり消防(レスキュー)なり、同等の能力のある 組織がありさえすれば、それで十分であると私は思っています。 #医師団・消防団には宿営施設の設営は無理、とお書きですが、 それはその団体に対して失礼であるように思います また、わたしは自衛隊が災害時の救援のために 海外で活動することには反対しておりません# このことは、私が以前(昨年二月ごろ)にこの掲示板に 「改憲不要論」として書いたものと重複しますが、 「国際協力のために自衛隊は必要だから改憲も必要」 という論理も成り立たない(というか、自衛隊でなく、 改憲しなくても十分国際協力は可能である)ということです。 さらに、GHQによって却下された憲法草案について >徴兵制・女性の選挙権無し以外はそれほど問題ではないと思いますが。 >(中略) >後追加すれば地主・小作人制度でしょう。 とお書きですが、それだけでも却下される理由として十分である、 すなわち却下されても仕方のない内容であるように私には思えます。 |
それがその当時の日本国民の意志だったことには かわりがないと思います。>>労組=社会党でしたからね。しかも現在ほど 民意が反映される時代ではありませんでしたよ。現在ではネットによる 資料の自由な閲覧が可能ですから、『これはおかしい』と思えば、どんど ん検索可能です。当時は新聞が情報入手の唯一の手段でしたから、新聞 の主張にマンマと扇動されていたんですよ。 その癖が直り切らず、現在 でも朝日新聞・毎日新聞(時々正論を載せる)はおかしな表現が多いです。 「押しつけられたものだから改正が必要である」>>では何故改正の必要 が無いんでしょうか? もはや九条(窮状)は欠陥だらけなんですけど。 それとも外敵の侵攻に対しては、日本は滅びるに任せればいいんでしょう か?現在でも島根県・竹島を韓国に不法占拠され、今又先島諸島が中国 原潜の跳梁跋扈をほしいままにしていますが。 それに対して謝りも しませんでしたね。 『戦争をしない』と『正当防衛すら出来ない』では 全く意味が違います。 当然戦争なぞしたくありませんよ。誰も個人的 に恨みの無い人を殺害したくはありません。 しかしいくらこちらが そのように考えていても、それを望まない国もあるという事実を見る必要 もありますよ。 また、他国の紛争・災害時の支援については、 自衛隊(武力をもった組織)がいかなくても、 赤十字なり消防(レスキュー)なり、同等の能力のある 組織がありさえすれば、それで十分であると私は思っています。>> 少なくとも災害支援は必要でしょう。実際に自衛隊員の活躍を目の前で ご存知ない? 洪水とかの災害では消防団だけではどうにもなりません よ。当然これらの赤十字・レスキューだけでは、食事・トイレ・風呂・ 浄水・避難場所設営は独自では無理ですね。身をもって経験しています。 それも昨年の台風で。残念ながら自衛隊は全て自前で出来るんですよ。 倒木排除の重機とかもね。 それを一々別組織でやっていたんじゃ、災害 現場はたまったものじゃありません。 それはその団体に対して失礼であるように思います>>失礼ではありません。 身をもって経験している現場サイドですんで。 とお書きですが、それだけでも却下される理由として十分である、 すなわち却下されても仕方のない内容であるように私には思えます。>> あくまで一部訂正の上ということです。 |
> 一方、 >> 政府が新憲法草案を提出したら、それは >> たちどころに却下されています。 > とお書きの「新憲法草案」については、 > その内容が明治憲法とほとんど変わっておらず、 > 主権在民などの理念が盛り込まれて > いなかったからだと聞いています。 たとえば、明治憲法第3条「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」は、 最初の草案(松本私案)によれば、「天皇ハ至高ニシテ侵スヘカラス」 と改正(?)されていたようです。この松本私案は、吉田茂(外相)、 松本烝治(国務相)、白洲次郎(終戦連絡事務局参与)、そして 総司令部からホイットニー少将らが出席した会談において却下され、 新たにGHQからの改正案が提示されました。これを草案として日本側 の改正案が作られ、それをもとに成立したのが現在の日本国憲法です。 ここまでは法律も歴史もド素人であるぼくの独学で得た知識。 ここから先は私的な感想など。 日本国憲法成立に関して、次の事実は注目すべきでしょう。 1)憲法改正にあたり、最初は日本側にその草案を任せられていたこと 2)草案が拒否されて初めて総司令部側からの改正案が出されたこと 3)総司令部の改正案をモデルとして、日本人が起草したこと GHQから拒否された草案を指揮した人物、松本国務相は法学博士 でした。新たに起草された改正案作成に当たって指導的役割を 果たしたのは、この法学博士よりも、白洲次郎だったのではないか と、ぼくは勝手に思っているのですが、どなたか事実をご存知の 方がいらしたら、教えてください。ケンブリッジ大学で歴史学と 紳士道を学んだ白洲次郎の方が、かの法学博士よりは適任だった ように思うのは、あくまでぼくの私的な感想です。 GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と見なされた白洲が憲法草案 に指導的役割を果たしたとすれば、この憲法をアメリカの押しつけと 規定する根拠がさらに虚しくなるように思います。 |
う〜ん、津波の物凄さよ! ・・・・・・・・・・・・ 思わず、それに倍する人達が殺されたと伝えられる、1937年暮、南京での情景を想像してしまった。 |
私もフランスで連日スマトラ地震の報道を見ていました。 クリスマスの終わりからお正月のさなかもずっと流れていました。 年末年始にテレビで一番たくさんみた人間は、地震と津波で無くなった方々と 家族を亡くしてない叫んでいる方々、何体もの遺体をもくもくと運ぶ人たちでした。 胸が本当に苦しくなって、とても驚きました。私はテレビでこんなに多くの遺体を見たのはおそらく生まれて初めてです。イスラム教の方々は火葬が禁じられているそうです。今後の衛生面での危機も心配されるところです。 本当に毎日、テレビで遺体と泣いている人、家族を捜す人を見ない日がありませんでした。 |
▼珠さん: >「なだいなだのサロン」に、なださんがフランスから書込んでいらっしゃいましたので、こちらに転載致します。 >--------------------------------------------------------------------- >自然災害と違って、戦争は避けることができます。日本の憲法は >戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓いだったのです。 >こちらに来て池澤夏樹の「憲法なんて知らないよ」の解説を書きながら >日本の憲法って、なかなかいいものじゃない、という気持ちが深まっています。 戦争を避けるためには、戦争に対する、現実に対する正視が必要でしょう。戦争を避ける、また、日本の大理想が世界平和にあることは、これは疑い得ないというか憲法的な観念だと思うけれども、「日本国憲法」の場合は、その精神とはむしろ似て非なるところに問題があるのでは?、と思う。 だから、 >日本の憲法は >戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓いだったのです。 これは事実と違います。そればかりではなく、本当の日本人のあるべき「不戦の誓い」、平和主義をスポイルするものだと思う。事実と違うことが「事実であるかのように」語られ、それをおかしいと思わなくなったときに、本当の「危機」があり、たとえば戦争は大きな暴力だが、人間精神に対する暴力、というものが招来されてしまうのだと思う。 |
▼告天子さん: >▼珠さん: >>「なだいなだのサロン」に、なださんがフランスから書込んでいらっしゃいましたので、こちらに転載致します。 >>--------------------------------------------------------------------- > > >>自然災害と違って、戦争は避けることができます。日本の憲法は >>戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓いだったのです。 >>こちらに来て池澤夏樹の「憲法なんて知らないよ」の解説を書きながら >>日本の憲法って、なかなかいいものじゃない、という気持ちが深まっています。 日本国憲法は、いわば「占領憲法」であって、それを「なかなかいいものじゃない」という気持ちは全く理解できません。生き残った「今の老人たち」に対して冒涜的ですらあると思います。 不戦の誓い、日本人の平和愛好の精神をいうなら、それには納得しますが、日本国憲法がそれを体現した存在であるとは、その成立経緯からして「成立時点でいわば革命があったから正当な憲法なのである」とでもしないと正統性を論じられないような憲法なのですから、「不戦の誓い」の容れ物としては、到底ふさわしいとは言えないでしょう。 憲法が、「今の老人たち」の不戦の誓いだった、というのは端的な誤りです。現代の神話みたいなものです。そういう神話に縛られるところに、むしろ暴力は生ずるのではないでしょうか。 |
なだいなださんが言及されている「憲法なんて知らないよ―というキミのための「日本の憲法」」の中で、池澤夏樹さんはその公布までの経緯を分かりやすく丁寧に、説明しています。そのほんの一部をご紹します。 「(日本を統治するために来ていたアメリカ人の中から委員を選び作られた)この草案は日本側に提出され、日本とアメリカの間で議論されて、いくつもの手直しを経た上で、公布された。そして、ここがいちばん大事なんだけど、この新しい憲法を日本人は熱烈に歓迎したんだよ。」 国立国会図書館の「日本国憲法の誕生」に、憲法公布までの経緯が詳細に書かれています。http://www.asahi.com/national/update/0817/004.html ここにも「新しい憲法については、日本政府の中でも様々に意見が分かれた。GHQは当時の日本の憲法学者などでなる「憲法問題調査委員会」の議論に関心を寄せていた。その議論中には『軍備完全撤廃論』も含まれる。結局、提出された政府案への国民の反応を見た上で、政府案ではなくGHQ案を審議するように日本政府に伝えた。日本国民の新しい憲法に対する反応は『驚きと歓迎』であった。」ということが資料と共に記載されています。 一昨年まで続いた旧老人党掲示板上の「憲法を考える」というスレッドでも、「新しい憲法に希望の輝き感じた」という戦争体験者の実感のこもった投稿がありました。この国民の歓迎をなだいなださんは「戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓い」という言葉で表現されたのだろうと、私は思います。 なだいなださんの表現が適切かどうかは、夫々の感じ方だと思います。皆さんも、池澤夏樹さんの本や「日本国憲法の誕生」を直接お読みになって、成立までの経緯と今の憲法の持つ価値について、夫々ご自分で確かめ、判断されることをお勧めします。 |
▼笹井明子さん: >なだいなださんが言及されている「憲法なんて知らないよ―というキミのための「日本の憲法」」の中で、池澤夏樹さんはその公布までの経緯を分かりやすく丁寧に、説明しています。そのほんの一部をご紹します。 > >「(日本を統治するために来ていたアメリカ人の中から委員を選び作られた)この草案は日本側に提出され、日本とアメリカの間で議論されて、いくつもの手直しを経た上で、公布された。そして、ここがいちばん大事なんだけど、この新しい憲法を日本人は熱烈に歓迎したんだよ。」 「日本人が新しい憲法を熱烈に歓迎した」ことが一番大事である、とのことですが、それはそれは歴史的事実に反しています。また、「議論されて、手直しされて」という説明にも、根本的に大事な部分が欠落しています。当時の法学者はおおむね新憲法に対して懐疑的・否定的見解であり、主権在民・民主主義にしても、当時の日本人が考えたような「日本人の民主主義」、すなわち明治・大正の日本人が意識した民権とは全く異なる、異様な「デモクラシー」としてそれは姿を顕したのです。 当時のコミュニストの憲法試案では、主権は「国家にあり」とされています。社会党案でも、やはり国民主権ではありません。つまり、当時の過激な層でも、GHQ案のようなことは考えていなかった。帝国憲法を改正して、というのも少数派で(そもそも帝国憲法を変えようという動きは、日本人からは出ていない)、 実際には「憲法を変える」ことは占領軍の意志に基づいて行われ、しかもそれは、日本人の政治意志を反映していない。日本人ではなく、占領軍の意志を反映している。そしてそれは、(占領国の憲法を制定するとは)国際法違反であるから、そうして作られた超硬性憲法が如何に「本質的な違法性」を持っているか、ということです。仮に「当時の国民が熱烈に歓迎したんだよ」ということがあったとしても、それは日本国憲法の問題的性質を少しも変えることはありません。 >ここにも「新しい憲法については、日本政府の中でも様々に意見が分かれた。GHQは当時の日本の憲法学者などでなる「憲法問題調査委員会」の議論に関心を寄せていた。その議論中には『軍備完全撤廃論』も含まれる。結局、提出された政府案への国民の反応を見た上で、政府案ではなくGHQ案を審議するように日本政府に伝えた。日本国民の新しい憲法に対する反応は『驚きと歓迎』であった。」ということが資料と共に記載されています。 「(GHQは)政府案ではなくGHQ案を審議するように日本政府に伝えた。」 、のであれば、私の言うとおりではありませんか。占領憲法だ、ということです。真の日本人の憲法ではありません。 >一昨年まで続いた旧老人党掲示板上の「憲法を考える」というスレッドでも、「新しい憲法に希望の輝き感じた」という戦争体験者の実感のこもった投稿がありました。この国民の歓迎をなだいなださんは「戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓い」という言葉で表現されたのだろうと、私は思います。 なださんの主張は、上記に意見したように、歴史的事実から外れています。 >なだいなださんの表現が適切かどうかは、夫々の感じ方だと思います。 感じ方の問題ではありません。事実に反している、と申し上げているのです。もちろん、政治意見ですから、「それぞれの感じ方」は自由ですが、この感じ方だけを見ると、日本国憲法に対する理解を深めることにはならない、ということです。 >皆さんも、池澤夏樹さんの本や「日本国憲法の誕生」を直接お読みになって、成立までの経緯と今の憲法の持つ価値について、夫々ご自分で確かめ、判断されることをお勧めします。 引用文を見た範囲では、占領憲法である日本国憲法を日本人が熱烈に歓迎した、・・・だから日本国憲法を守ろう、という政治的意見の性格を強く感じます。 |
それぞれが自分の目で確かめて、というのであれば、「事実をきちんと見る」ことが大事でしょう。憲法調査会などでも、成立当時の様子は様々語られておりますし、事実は事実としてきちんと知る、ということが抜けたところで「いいものだと思う」みたいなことで国権を論ずるのはおかしい。 今までは、改憲を「論ずること自体」が、不届きなこと、民主主義を愚弄すること、であるかのように語られてきて、あったこともなかったことにし、そういうことの果てに拉致事件のようなことになったのではないか、盲目的に「とにかく日本国憲法はいいもの、みんなで守ろう」、みたいにされる方が、却って思想的統制を思わせ、自由な精神の働きを妨げている。 |
▼告天子さん: >それぞれが自分の目で確かめて、というのであれば、「事実をきちんと見る」ことが大事でしょう。 その点に異論はありません。ですから成立当時の経緯を説明した資料(「日本国憲法の誕生」)をご紹介しました。 私自身は今の憲法を大切に思っています。池澤夏樹さんの感じ方に共感もしています。しかしどう受け止めるかは、結局は夫々の判断です。 自民党主導の改憲への道は着々と作られています。国民一人一人がどう思うかが現実に問われようとしている今、「知らない間に思っても居ない事態になっていた。こんなはずではなかった」などということのないように、自民党の改憲の内容を含め、憲法について様々な角度から確かめ、自分の心に問いかけて、自分自身の考えを導き出して欲しいと願っています。 |
▼笹井明子さん: >その点に異論はありません。ですから成立当時の経緯を説明した資料(「日本国憲法の誕生」)をご紹介しました。 http://www.ndl.go.jp/constitution/ どうぞ、↑の「日本国憲法の誕生」も参考にしてください。事実を正しく知ることが道を誤らぬ道標です。 とことん議論されることは歓迎です。 右翼とか左翼と決め付けず、平和国家建設を担う情熱をぶつけあうことは、いたずらな議論とは思いませんから、お続けになったら良いと思います。 真実を知ることによってのみ未来は拓かれる。 |
この書き込みは管理者によって削除されました。(05/1/10(月) 16:22) |
▼九州渡辺さん: なるほど、それはお話を聞かないと分からない話ですね。参考になります。GHQ、民政局はその、日本国民多数の意見を代表するとは到底思えないようなその「民間案」に対して「注目していた」、とありましたから、 笹井さんの「まじめに、まじめに」 は結構ですが、まじめに見ようがどう見ようが、事実は一つです。九州渡辺さんの指摘は有益だが、「とにかく現憲法を守ろう」と「まじめに」繰り返されても、日本国憲法が占領憲法として成立し、しかもその体制を守るべく、強力な戦犯追及、公職追放、検閲と報道・言論・教育機関の統制による思想弾圧の時代が続いたという事実、それには何ら変わるところがないのです。まじめに見るなら、そういうところを見るべきかと思いますね。 |
▼告天使さん: 自衛隊が「自衛隊たりえない」根拠もそこにありますね。 海上自衛隊などは,海上警備行動という義務が課せられており,相手が攻撃してしないことには手が出せない状況です。 ミサイルを1発くらって,護衛艦の1つでも大破したら攻撃できるそうですが,これでは自衛官がやる気をなくすのも当然ですし,自衛官自身ミサイルを発射するということはどういうことか,などと自問したこともないでしょう。 攻撃可能になったとたん,自衛隊の護衛艦はすべて沈没させられてます。昔のように精度の悪い大砲でやり合う時代ではないのですから。 そういう事態をまったく望むものではありませんが,交戦規定がはっきりされていない現在,自衛隊は無力としかいいようがありません。 とにかく,米占領よりこちら,日本は実在としての国を失ったというべきです。 外交的に自ら何もしないのではなく,できないのですから。 資源的に,また軍事的に独立しようとすると,アメリカなどが妨害をするでしょう。 これは誰が首相をやっても変わらない事実です。 |
しげちよさん 攻撃可能になったとたん,自衛隊の護衛艦はすべて沈没させられてます。昔のように精度の悪い大砲でやり合う時代ではないのですから。 そういう事態をまったく望むものではありませんが,交戦規定がはっきりされていない現在,自衛隊は無力としかいいようがありません。>> 実はこれが大問題な訳です。 極論すれば、『法律(憲法)を守って死ぬか 法律を破ってでも生存するか』という結論に行き着きます。 ギリギリの 選択を迫られた場合は、当然後者になりますよ。いくら法律を遵守したとこ ろで、死んでしまったら何にもなりません。 理想論のみを語る輩はその あたりが分かっていない。 『もしこのような問題が自分に降りかかったら 果たしてどうするか?』を考えなくてはなりません。『そんなもの関係無い』 とか『自分に限ってそのような事にはならない』という希望的憶測で終了 するような問題ではありませんからね。 |
▼九州渡辺さん: >相良唯夫さん >ご紹介のHP読ませて頂きました。 >しかし憲法研究会のメンバーが腐臭プンプンですよ。 そうですね、その通りです。私もそう思ってしまいますが、一方だけから勉強しないでとことん議論して頂きたいと思います。 この議論が嫌だという人もいますが、本気に憲法を改正しようと思えば、反対者の意見も十分に聞き、納得のいく説明をしなければなりません。 これからの日本を背負う若者のために、いい日本を築きたいものです。 |
ご参考までに、 http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/008914720000323005.htm#p_honbun |
http://www.sangiin.go.jp/japanese/kenpou/keika_g/147_07g.htm#chousa この回も興味深かったです。「男女平等」規定の背景にはフェミニズム思想があって、日本の文化に対する勘違いも背景にあったこと、文案を詰める段階で、日本側代表と米人側とでは、そもそも言葉が違うので、意思疎通に非常な困難があったこと、その割にはホテルに缶詰で、「じっくり時間を掛けた」訳でもなく決められたこと、などなど、驚くばかりです。 |
▼九州渡辺さん(39711): Ray@スタッフです。 この書き込みは、 >しかし憲法研究会のメンバーが腐臭プンプンですよ。 >(中略) >これらは少なからず、マルクス・レーニン思想にかぶれた輩です。 >そりゃおかしくもなります。 の表現が掲示板のルールのうち * 差別的意図があると判断されるもの、もしくは差別用語を含む文章 * 元投稿者の人格を否定する内容、誹謗中傷、脅迫的な文章 * 読み手を不快にすることで掲示板の混乱を招くことを意図する文章、もしくはその恐れのある文章(いわゆる「荒らし」行為) に抵触するものと見なし、削除対象として スタッフ連絡板に移動しました。 以後、この書き込みへのレスを禁止します。 なお、この件に関するご意見は、私の書き込みへの 返信としてではなく、スタッフ連絡板にお書きください (総合掲示板に書かれたご意見には原則としてレスいたしません)。 よろしくお願いいたします。 |
▼相良唯夫さん: >右翼とか左翼と決め付けず、平和国家建設を担う情熱をぶつけあうことは、いたずらな議論とは思いませんから、お続けになったら良いと思います。 「ご紹介のHP読ませて頂きました。 しかし憲法研究会のメンバーが腐臭プンプンですよ。」 相良さんの後についた、このような表現のレスが「右だ左だ」という形で議論をゆがめ、皆さんが真面目な議論をすることに嫌気がさすのだということを、ご理解いただけたのではないかと思います。 憲法について真面目に考えることはとても大切ですので、またいずれ改めて問題提起させていただきます。 |
▼告天子さん: >人間精神に対する暴力 世相や現在の老人党掲示板を考えるにあたり、告天子さんのこの言葉が衝撃的に感じました。 ほめ殺しする訳ではありませんが、文才ともいえる表現です。 現在の人間は人を踏みすぎます。 日本には国民は居ても日本人は居ない、常々そう感じている次第です。 |
▼英さん: こんばんは。お久し振りです。横レスごめんなさい。 今は、老人党掲示板サーフィンをしていましたので、貴コメント目に入りました。 そこで、少し弊コメントを。 >現在の人間は人を踏みすぎます。 ここで「人間」と「人」を使い分けておられますね。 ところで、貴方の「人間」と、「人」の定義は如何でしょうか。 >日本には国民は居ても日本人は居ない、常々そう感じている次第です。 この意味はどのような事ですか。 日本「国民」は全て日本「人」ではありませんか? 少し、詳しく教えてください。 このスレッドを全く読み込んでいませんので、貴レスへの「単純且つ単細胞的な反射的レス」であることを予めお断わりしておきます。 宜しく。 |
▼とうろうさん: こんばんは、横レス大いに歓迎です、どうぞどうぞ〜。 >ここで「人間」と「人」を使い分けておられますね。 >ところで、貴方の「人間」と、「人」の定義は如何でしょうか。 なかなか敏感ですね、お気づきでしたか。 私は人物を特定する時、もしくは不特定多数の人物であってもそこに「人格」を想定する時、その様な時に「人」という人称で表現します。 「ヒト」という言葉には、魂が宿る意味合いがあるそうです。 よって、話題の中に出てくる人物の歓喜や苦痛などの感情や、信条などの精神性など、それらの生命・魂に私の感情がリンクしているのです。 >日本「国民」は全て日本「人」ではありませんか? 日本国の国籍があっても、そこに日本時固有の文化や精神性や情緒など、過去から連綿と続く心の伝達が無ければ、それを日本人と呼べるでしょうか? 私はこの皮肉を込めて、日本国民は居ても日本人は居ないと、表現しています。 |
▼英さん: こんばんは。お答え有難うございました。 貴意に即して少し感想を。 >なかなか敏感ですね、お気づきでしたか。 有難うございます。 >私は人物を特定する時、もしくは不特定多数の人物であってもそこに「人格」を想定する時、その様な時に「人」という人称で表現します。 そうですか。何となく分かりますが、全ての人に「人格」はあるのではありませんか。それとも、特定の人にしか「人格」を認めないということでしょうか。 >「ヒト」という言葉には、魂が宿る意味合いがあるそうです。 ヒトとは生物学的な言葉ではありませんか。ホモサピエンス(考えるホモ族)を言うものではと思っていました。 >よって、話題の中に出てくる人物の歓喜や苦痛などの感情や、信条などの精神性など、それらの生命・魂に私の感情がリンクしているのです。 原初の人間性みたいなものですか。 >>日本「国民」は全て日本「人」ではありませんか? > >日本国の国籍があっても、そこに日本時固有の文化や精神性や情緒など、過去から連綿と続く心の伝達が無ければ、それを日本人と呼べるでしょうか? >私はこの皮肉を込めて、日本国民は居ても日本人は居ないと、表現しています。 要するに「日本の伝統」と言われるような「精神性」を持った人を日本人と定義されているのですか。あるいは「国粋的」な意識をお持ちなのでしょうか。 「日本人」を一定の意識の下に押し込めるような「独善性」を感じますが、そうは思われませんか。 私は、人間性は勿論生まれ育った風土、伝統、歴史、環境に影響されるものと思いますが、その人の個性はその人自身が構築するもので「国」などというものは、まぁ便宜的な括りであって、あまり、重きをおきません。それより同じ「人間」として、世界万民は変わらないものと思いたい方です。 国、伝統、風土、歴史・・・に国民が拘束される必要を感じないものです。一個の個人として、人間として存在するだけで十分と思っています。 少し、感想を述べました。失礼します。 |
▼英さん: ありがとうございます。尊敬する英さんにそう言っていただけて、本当にうれしいです。 自分の主戦場である某板でも、(いわゆる保守の板です)、「魔女狩り」的なことがあって、自分も半ば追放された状態なのですが、思想がどう、ということより、やはり「人を踏む」ことへの感受性、それが分からない人とでは、話が通じないと思っていました。 英さんはある意味おっかない方だと思いますが、「分かっている」人だと思います。なので今、私は非常にうれしく思っています。 |
▼告天子さん: あいや、今度は私がほめ殺しの番ですか? 堪忍して下さい☆ >英さんはある意味おっかない方だと思いますが おっかないと言うか、まあいわゆる奇人変人の類です。 本来はかしこまって物申すような者では無いのですが、老人党掲示板ではオチャラケているような、潤いと言おうか余裕と言おうか… いわば学級崩壊寸前のギスギスした状態なので、危機感を持ってかしこまっている次第です。 縁がありましたら、馬鹿話でもしたいものですが… |
▼英さん: >▼告天子さん: > >あいや、今度は私がほめ殺しの番ですか? >堪忍して下さい☆ ネットは顔が見えないので、特に感情の部分については正直にお伝えしよう、と思っています。でも、あんまり言うとくどくなるので止めます。 >おっかないと言うか、まあいわゆる奇人変人の類です。 >本来はかしこまって物申すような者では無いのですが、老人党掲示板ではオチャラケているような、潤いと言おうか余裕と言おうか… いわば学級崩壊寸前のギスギスした状態なので、危機感を持ってかしこまっている次第です。 頼まれたわけでもないのに老人党掲示板に書き込んでいる私も、何というかあれなのかしれませんが、日本の精神史、みたいなことに興味があるため、この掲示板ので問題にされていることは、結構私の琴線に触れています。 >縁がありましたら、馬鹿話でもしたいものですが… 割と受けタイプというか、柳に風の人なので、あまり面白い人でもないのですが、いずれ機会がありそうな気がします。 |
▼珠さん: >「なだいなだのサロン」に、なださんがフランスから書込んでいらっしゃいましたので、こちらに転載致します。 >--------------------------------------------------------------------- >10万人の死者 投稿者:なだいなだ 投稿日: 1月 4日(火)08時13分8秒 > >ヨーロッパにいて、連日テレビでスマトラ地震津波の惨状を見ています。 >本当に目を被いたくなります。 >10万人が一瞬のうちに命を奪われるということを、戦争が遠くなり、 >想像できなくなっていますが、今回はその悲惨さがいかなるものかを >垣間見せてくれました。でも、前の戦争で、一夜で10万人が命を失う >ということ、それに近いことが、起こりました。 >東京大空襲も、ドレスデン空襲も、広島原爆も、そうです。 >自然の災害といっても、日本の津波警報システムを取り入れれば、 >かなり防げるのではないかといわれています。 >自然災害と違って、戦争は避けることができます。日本の憲法は >戦争を体験した今の老人たちの、そのための不戦の誓いだったのです。 >こちらに来て池澤夏樹の「憲法なんて知らないよ」の解説を書きながら >日本の憲法って、なかなかいいものじゃない、という気持ちが深まっています。 日本国憲法って、なかなかいいものじゃない、と思いますよ。私もそういう気持ちが深まっています。 |