Page 223 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼21世紀の秩序意識! 流水 04/3/1(月) 10:50 ┗Re(1):21世紀の秩序意識! 団塊党 04/3/10(水) 23:13 ┣Re(2):21世紀の秩序意識! 悟った海幸彦 04/3/11(木) 9:37 ┃ ┗Re(3):21世紀の秩序意識! 団塊党 04/3/12(金) 21:09 ┃ ┗Re(4):21世紀の秩序意識! 海幸彦 04/3/12(金) 21:28 ┃ ┗Re(5):21世紀の秩序意識! 団塊党 04/3/12(金) 21:50 ┃ ┗Re(6):21世紀の秩序意識! 海幸彦 04/3/12(金) 22:21 ┃ ┗Re(7):21世紀の秩序意識! 団塊党 04/3/17(水) 4:20 ┃ ┣Re(8):21世紀の秩序意識! ワクチン 04/3/17(水) 7:34 ┃ ┣Re(8):21世紀の秩序意識! 海幸彦 04/3/17(水) 21:41 ┃ ┗Re(8):21世紀の秩序意識! ワクチン 04/3/18(木) 8:02 ┃ ┗Re(9):21世紀の秩序意識! 団塊党 04/3/19(金) 4:05 ┗Re(2):21世紀の秩序意識! 流水 04/3/11(木) 17:54 ┗Re(3):21世紀の秩序意識! 団塊党 04/3/12(金) 21:20 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 21世紀の秩序意識! ■名前 : 流水 ■日付 : 04/3/1(月) 10:50 -------------------------------------------------------------------------
人間には、好みがある。「秩序意識」にもそれぞれ好みがある。外国人教師が、運動会の入場行進を見て【なぜ、皆が足並みを揃えて歩かねばならないのか】と疑問を呈したことがある。 【整然と行進する】ことに美しさを感じる感性と、【なぜそろえねばならないのか】と感じる感性とは、【秩序】に対する【意識】の差異がある。思想というより、「美意識」とでもいうべきものである。 北朝鮮のマスゲームのあまりにも整然とした揃い方に薄気味の悪さを感じるか、きれいだとかよく揃っていると感じるかで、秩序に対する考え方が決定的に違うと思う。 日本には、この二つの感性に象徴される【秩序形態】が共存した時代がある。戦国時代である。戦国時代は、中世的価値観が崩壊しはじめ、近世的価値観がまだ萌芽だった【カオス】の時代である。 信じるべきものがなくなった時代に、人々はどのようにして【秩序】を形成していったかを見ることは、ある意味現代的な試みである。 この時代の【秩序形成】の一つの試みは、【自治都市】や【惣】を中心とした自治的農村】である。堺や博多などの自治都市は、貿易による富を背景にした町人層の自治形態である。農村における自治の中心に位置したのが、【惣】である。現在でも農村地域には残っているが、村人の合議制によって村の秩序維持を図る中心になるのが【惣】である。これを中核にして、山城国一揆や加賀の国一揆のように、【百姓の支配したる国】を実現したのである。 この自治都市や自治的農村の【秩序形態】を継承した形で出来上がったのが、【寺内町】である。【寺内町】とは、一向宗のお寺(御堂)を中心として出来上がった門前町である。戦国時代には、越前の【吉崎御坊】をはじめ【石山本願寺】など種々の【寺内町】が形成された。 この寺内町には、さまざまな人間が集まった。商人・職人、主家を失った浪人たちや当時、卑賤視された遊芸の民なども多数集まった。この雑多な人々を統合したのが、【一向宗】への信仰である。町の【秩序】は、合議制により運営された。そこでは、一人一人が自由に考え、自由に発言した。皆が参加して形成された【秩序】だから、あまり大きな強制力を使わなくともうまく機能していた。 この【寺内町】を解体したのが、信長に代表される戦国大名の【秩序意識】である。彼らにとって、【寺内町】に象徴される混沌とした坩堝のような【秩序形態】は、目にゴミが入ったような【異和感】があったはずである。信長という人間の「美意識」とは決して相容れないものであったと想像できる。 しかし、ここでわたしたちがよく覚えておかなければならないのは、信長たちは【他人が整然と行進する姿が好きなの】で、自分が整然と行進するのを強制されるのは、【嫌い】なのである。このようなタイプの人間を【独裁者】的とよぶのである。 しかし、他人に整然と行進することを強制することは、【力】が必要になる。同時に、常に強制された人間の反乱を恐れなければならない。 だから、彼らの秩序形態は、【城下町】として結実したのである。 【城下町】では、支配層(武士層)と民衆とは住む場所がきちんと分けられ、【秩序形成】はすべて支配層が行う。敵に攻められた場合は、支配層(武士層)は城に篭り、民衆は城の外に置かれる。それだけでなく、攻めてきた敵に民衆の財産を利用されるのを恐れて、時には火をかけたりした。 つまり、【城】という存在は、民衆を守る存在ではなく、支配層(武士層)を守る存在なのである。 この「城」を「官僚体制」と読み替えれば、現代にそのまま通じる。 小泉「構造改革」とは、グローバルスタンダードという敵に攻め込まれ、支配層は城に篭り、城下町に住んでいる民衆の家に火をつけている状態と考えられる。つまり、現代の支配体制も戦国の世の城下町も、その本質は変わっていないのである。 それに対して、石山本願寺に象徴されるように、【寺内町】の場合、御堂と民衆は【運命共同体】であり、民衆を守る存在であると同時に一緒に闘う存在なのである。 この違いが、日本における支配層(エリート)の意識を独特なものにした。西欧各国のエリートの語源は、ノーブレス・オブリージュという言葉にある。西欧の都市国家は、町を塀で囲んでいる。外敵に攻められた場合、支配者も町の住民も一蓮托生の関係になる。そのとき、民衆の先頭にたち、塀の上で外敵と戦う人を【エリート】と呼ぶのである。だから「ノーブレス・オブリージュ」(神聖なる義務)なのである。 この歴史が、民主主義的発想の根底にある。自分たちの運命を左右するのがエリート層(支配層)なのだから、自分たちで選択するという意識が歴史的に培われていたのである。 実は、自分たちの運命は自分たちで決定するという「民主主義的」意識が日本の歴史上もっとも育っていたのが、戦国時代なのである。 「惣」を核にした自治農村、堺などの「自治都市」、大阪などの「寺内町」などは、自分たちの運命は自分たちで決定する、という民衆の「自治意識」が核にある。それを具現化したのが、「議会」の原型ともいえるリーダー層の合議制による支配形態であった。 21世紀、わたしたちが考えなければならないのは、【秩序形成】を【城下町的志向】で行うか、【寺内町的発想】で行うのか、の問題なのだ、と思う。 米国は、もともと【寺内町】的発想の国造りを行ってきた。質のよいものも悪いものも何でも丸ごと吸収して、混沌とした中から、新しい秩序を形成してきたのである。そして、寺内町の【御堂】にあたるのが、【自由】と【民主主義】なのである。 わたしには、米国のネオコン派は、【城下町】的発想に見える。だから、強力な武器を集め、堀を深く掘り、石垣を高く積み、攻めてきそうな敵に対する掃討戦を展開するのである。 日本は、大きな岐路にたっている。さらに強力な【城下町】建設に走るのか、【寺内町】的発想で、自治的秩序建設を行うのか。 21世紀は、この二つの発想のせめぎあう世紀になると思う。 |
▼流水さん: >日本は、大きな岐路にたっている。さらに強力な【城下町】建設に走るのか、【寺内町】的発想で、自治的秩序建設を行うのか。 >21世紀は、この二つの発想のせめぎあう世紀になると思う。 流水さんの集団のイメージの原型は戦国時代の「寺内町」にあると思いました。 商人、職人、浪人、遊芸の民など雑多な人々が集まる町。 エネルギーにあふれ、むせかえるような生活臭のある町が想像されます。 これらの人々を精神的に統合したのが一向宗であり、秩序を維持する機能として合議制があった。 そこでは、一人一人が自由に考え、自由に発言した。 皆が参加して形成された秩序だから、あまり大きな強制力は使わなくともうまく機能していた。 流水さん流に言えば競争と共生が共存していた、あるいは雑然とした整然さとでも表現されるような世界だったのではないかとイメージします。 現在の世界の情勢は、過当競争の時代に突き進んでいるように見えます。 競争の方に針が振れすぎています。 日本もその渦に巻き込まれそうです。 小泉さんは一目散にこの渦の中に進んで入っていこうとしているかのように見えます。 私は今一度日本はここで立ち止まり、「寺内町」のイメージを取り戻すべきだと思います。 人間が本当に自分らしく幸せに生きることのできる社会はもっと緩やかな速度であるべきです。 そして、もっと共生感が感じられる社会でありたい。 いつも何かに追い立てられ、競争をあおられるような社会ではないはずです。 再度、流水さん流に言えば時速20kmの体感速度を取り戻す試みが求められていると思います。 |
▼団塊党さん: >▼流水さん: > >>日本は、大きな岐路にたっている。さらに強力な【城下町】建設に走るのか、【寺内町】的発想で、自治的秩序建設を行うのか。 >>21世紀は、この二つの発想のせめぎあう世紀になると思う。 > >流水さんの集団のイメージの原型は戦国時代の「寺内町」にあると思いました。 >商人、職人、浪人、遊芸の民など雑多な人々が集まる町。 >エネルギーにあふれ、むせかえるような生活臭のある町が想像されます。 >これらの人々を精神的に統合したのが一向宗であり、秩序を維持する機能として合議制があった。 > >そこでは、一人一人が自由に考え、自由に発言した。 >皆が参加して形成された秩序だから、あまり大きな強制力は使わなくともうまく機能していた。 >流水さん流に言えば競争と共生が共存していた、あるいは雑然とした整然さとでも表現されるような世界だったのではないかとイメージします。 > >現在の世界の情勢は、過当競争の時代に突き進んでいるように見えます。 >競争の方に針が振れすぎています。 >日本もその渦に巻き込まれそうです。 >小泉さんは一目散にこの渦の中に進んで入っていこうとしているかのように見えます。 > >私は今一度日本はここで立ち止まり、「寺内町」のイメージを取り戻すべきだと思います。 >人間が本当に自分らしく幸せに生きることのできる社会はもっと緩やかな速度であるべきです。 >そして、もっと共生感が感じられる社会でありたい。 >いつも何かに追い立てられ、競争をあおられるような社会ではないはずです。 >再度、流水さん流に言えば時速20kmの体感速度を取り戻す試みが求められていると思います。 団塊党さん 循環型のスロー・スモールな社会ということを中村敦夫さんが言っています。素直にうなづきたい考え方ですが、、、 今日本は、ほんの少し経済上昇率がアップしたダウンしたで、大騒ぎです。たかが数パーセント動いたから、なんだというのでしょう。私はゼロ成長多いにけっこう、という立場です。マイナスでもいい。株価にしてもそうです。小泉なんぞ、株が持ち直したので自信満々です。どうなっているんでしょうね、改革なくても成長するんですかね。 トヨタはじめ、大企業・輸出産業が頑張っていること。中国との貿易額がアメリカとのそれを抜いたこと。中国の市場拡大がものすごいこと。――みんな、小泉の政治とは関係ないところで企業ががんばっているため、ですね。 資本主義の論理?で、下請け工場が苦労しているらしいけれど、しょうがないやね、資本主義を認めてるんだから、文句いうならアダムスミスに言ってくれ、、、なんてまた脱線しそう。 |
▼悟った海幸彦さん: >循環型のスロー・スモールな社会ということを中村敦夫さんが言っています。素直にうなづきたい考え方ですが、、、 循環型・スロー・スモール・・・いずれも注目されつつある視点ですね。 木枯らし紋次郎は孤軍奮闘がんばっていますね。 今後どう存在感を示していくのでしょうか。 >今日本は、ほんの少し経済上昇率がアップしたダウンしたで、大騒ぎです。たかが数パーセント動いたから、なんだというのでしょう。私はゼロ成長多いにけっこう、という立場です。マイナスでもいい。株価にしてもそうです。小泉なんぞ、株が持ち直したので自信満々です。どうなっているんでしょうね、改革なくても成長するんですかね。 小泉さんが自民党の中にいて改革を目指そうとしたことが、すべての間違いのもとという気がします。赤い絵の具に緑の絵の具を混ぜて真っ黒けということになりそうです。 >資本主義の論理?で、下請け工場が苦労しているらしいけれど、しょうがないやね、資本主義を認めてるんだから、文句いうならアダムスミスに言ってくれ、、、なんてまた脱線しそう。 うーん。この意見には賛成しかねます。 日本の優れた技術は下請けによって受け継がれて来た面があるのでは? その下請けを簡単に切り捨てていいのかな? |
▼団塊党さん: >▼悟った海幸彦さん: > >>循環型のスロー・スモールな社会ということを中村敦夫さんが言っています。素直にうなづきたい考え方ですが、、、 > >循環型・スロー・スモール・・・いずれも注目されつつある視点ですね。 >木枯らし紋次郎は孤軍奮闘がんばっていますね。 >今後どう存在感を示していくのでしょうか。 > >>今日本は、ほんの少し経済上昇率がアップしたダウンしたで、大騒ぎです。たかが数パーセント動いたから、なんだというのでしょう。私はゼロ成長多いにけっこう、という立場です。マイナスでもいい。株価にしてもそうです。小泉なんぞ、株が持ち直したので自信満々です。どうなっているんでしょうね、改革なくても成長するんですかね。 > >小泉さんが自民党の中にいて改革を目指そうとしたことが、すべての間違いのもとという気がします。赤い絵の具に緑の絵の具を混ぜて真っ黒けということになりそうです。 > >>資本主義の論理?で、下請け工場が苦労しているらしいけれど、しょうがないやね、資本主義を認めてるんだから、文句いうならアダムスミスに言ってくれ、、、なんてまた脱線しそう。 > >うーん。この意見には賛成しかねます。 >日本の優れた技術は下請けによって受け継がれて来た面があるのでは? >その下請けを簡単に切り捨てていいのかな? 団塊党さん ご存知でしたよね、わたし中小・零細企業いやなんです。貧乏で育ったから、貧乏の悲哀染み付いているんです。零細農家、零細漁業も嫌い。みんな諸悪の根源と思います。だれだって好きでやってるわけないでしょうが。不幸の再生産イヤなんです。極論すると犯罪者の巣、です。意固地で、保守的で、狡猾で、無気力で、右翼的で、没落しゆく階層。とても賛美すべきものではありません。自分の子供には近づいて欲しくない世界です。だから共産党が、中小企業のため…などとネコなで声で言ってるのをきくと虫唾(ムシズ)が這ってしまうのです。また悪酔いしてしまいました。次回はもっとすかとした話題で! |
▼海幸彦さん: >>うーん。この意見には賛成しかねます。 >>日本の優れた技術は下請けによって受け継がれて来た面があるのでは? >>その下請けを簡単に切り捨てていいのかな? > >団塊党さん >ご存知でしたよね、わたし中小・零細企業いやなんです。貧乏で育ったから、貧乏の悲哀染み付いているんです。零細農家、零細漁業も嫌い。みんな諸悪の根源と思います。だれだって好きでやってるわけないでしょうが。不幸の再生産イヤなんです。極論すると犯罪者の巣、です。意固地で、保守的で、狡猾で、無気力で、右翼的で、没落しゆく階層。とても賛美すべきものではありません。自分の子供には近づいて欲しくない世界です。だから共産党が、中小企業のため…などとネコなで声で言ってるのをきくと虫唾(ムシズ)が這ってしまうのです。また悪酔いしてしまいました。次回はもっとすかとした話題で! 何かあるなと思っていました。 そういうことでしたか。 不幸の再生産イヤという気持ちは分かるつもりですが、 世の中は流れているわけで、過去ばかり見ているわけにもいかないでしょう。 北の老兵さんがよく中小企業の社長さん達の奮闘ぶりを紹介してくださったのはご存じでしょう。 ああ言うのを聞くと、日本の未来は中小企業にあるとさえ思えてくるのですが、 これは私の無知のせいでしょうか。 |
▼団塊党さん: >▼海幸彦さん: >>>うーん。この意見には賛成しかねます。 >>>日本の優れた技術は下請けによって受け継がれて来た面があるのでは? >>>その下請けを簡単に切り捨てていいのかな? >> >>団塊党さん >>ご存知でしたよね、わたし中小・零細企業いやなんです。貧乏で育ったから、貧乏の悲哀染み付いているんです。零細農家、零細漁業も嫌い。みんな諸悪の根源と思います。だれだって好きでやってるわけないでしょうが。不幸の再生産イヤなんです。極論すると犯罪者の巣、です。意固地で、保守的で、狡猾で、無気力で、右翼的で、没落しゆく階層。とても賛美すべきものではありません。自分の子供には近づいて欲しくない世界です。だから共産党が、中小企業のため…などとネコなで声で言ってるのをきくと虫唾(ムシズ)が這ってしまうのです。また悪酔いしてしまいました。次回はもっとすかとした話題で! > >何かあるなと思っていました。 >そういうことでしたか。 > >不幸の再生産イヤという気持ちは分かるつもりですが、 >世の中は流れているわけで、過去ばかり見ているわけにもいかないでしょう。 > >北の老兵さんがよく中小企業の社長さん達の奮闘ぶりを紹介してくださったのはご存じでしょう。 > >ああ言うのを聞くと、日本の未来は中小企業にあるとさえ思えてくるのですが、 >これは私の無知のせいでしょうか。 団塊党さん 北の老兵さんが紹介してくれた例知っています。へたな例えになりますが、私はあれは氷山の一部だと思います。ほかはみな沈んじゃってます。多くは雨風もろくに防げない作業場で、一般論で、何ができましょうか。成功物語はあります、皆それをめざします、しかし現実は自殺者がでるくらい下請けは苦しんでいます。だれも、経営者も従業員も、解放されたいと思っています。できれば役所か大企業で一社員として、のんびり働きたいと。それも高齢者にはままならない。だから私は小さいことを誉められないのです。 何万人に一人のハッピーな芸術家とかは別です。でも、一般論で、かえるの子はかえるです。私が大規模・資本主義に希望を託すのはその意味もあるのです。世の中、資本主義が足りないとすら思えるのです。ちょっと文学的表現になってしまいました。 |
▼海幸彦さん: >団塊党さん >北の老兵さんが紹介してくれた例知っています。へたな例えになりますが、私はあれは氷山の一部だと思います。ほかはみな沈んじゃってます。多くは雨風もろくに防げない作業場で、一般論で、何ができましょうか。成功物語はあります、皆それをめざします、しかし現実は自殺者がでるくらい下請けは苦しんでいます。だれも、経営者も従業員も、解放されたいと思っています。できれば役所か大企業で一社員として、のんびり働きたいと。それも高齢者にはままならない。だから私は小さいことを誉められないのです。 >何万人に一人のハッピーな芸術家とかは別です。でも、一般論で、かえるの子はかえるです。私が大規模・資本主義に希望を託すのはその意味もあるのです。世の中、資本主義が足りないとすら思えるのです。ちょっと文学的表現になってしまいました。 「日本の技能が買い取られる」スレッドに資本主義の矛盾が話題に出ていますので、よかったらご意見を聞かせてください。 私は中小零細企業の悲哀は身近に知らないので、確たる事は言えませんが、大企業中心の今の仕組みはどうしてもおかしな方向に行ってるように感じます。 中小零細に希望の灯りを見たいというかすかな願いがあるのですが・・・ |
▼団塊党さん: これは問題のひとつに過ぎませんが,例えば中小零細企業がお金を借りるときは殆ど経営者個人の財産を担保にします。また、親族、関係者を連帯保証人にします。これでは有限会社、株式会社の本来の責任範囲をはるかに超え、無限責任会社です。金融機関は担保主義なのでそうしないとお金は決してかりれません。 先進国の中で貸し手保護を優先した法律になっているのは日本だけだそうです。これでは一度失敗したら二度と立ち上がれないくらいのダメージをこうむるのは当たり前です。 ちなみに連帯保証人制度は明治以前の5人組制度の考えをそのまま引き継いだ制度です。 戦後の見直しはありませんでした。 |
▼団塊党さん: >▼海幸彦さん: > >>団塊党さん >>北の老兵さんが紹介してくれた例知っています。へたな例えになりますが、私はあれは氷山の一部だと思います。ほかはみな沈んじゃってます。多くは雨風もろくに防げない作業場で、一般論で、何ができましょうか。成功物語はあります、皆それをめざします、しかし現実は自殺者がでるくらい下請けは苦しんでいます。だれも、経営者も従業員も、解放されたいと思っています。できれば役所か大企業で一社員として、のんびり働きたいと。それも高齢者にはままならない。だから私は小さいことを誉められないのです。 >>何万人に一人のハッピーな芸術家とかは別です。でも、一般論で、かえるの子はかえるです。私が大規模・資本主義に希望を託すのはその意味もあるのです。世の中、資本主義が足りないとすら思えるのです。ちょっと文学的表現になってしまいました。 > >「日本の技能が買い取られる」スレッドに資本主義の矛盾が話題に出ていますので、よかったらご意見を聞かせてください。 > >私は中小零細企業の悲哀は身近に知らないので、確たる事は言えませんが、大企業中心の今の仕組みはどうしてもおかしな方向に行ってるように感じます。 >中小零細に希望の灯りを見たいというかすかな願いがあるのですが・・・ OK、あとでみて見ます。 |
日本には立派な技術をもった中小企業はあります。そのような会社はこの不景気でも立派にやっています。しかし今、中小が傾き、ダメになっているのはそれ以外の普通?の中小なんです。日本の中小の多くは大企業の下請け的存在でした。大企業などから注文をもらいなんとかやりくりしてきました。つまり、そこではリスクはおわなかった。大企業の顔色さえ見ていれば仕事は絶えることはなかった。でも世の中変わりました。中国の台頭、大企業のリストラ・・。こうなれば、リスクを負わずに今日まできた中小は潰れるしかないんです。下請け企業は自分たちで外にむかって営業したことがない。営業部隊さえ持たないところが多い。これはリストラされた社員と同じで、切り離されたあとは自立ができないんです。産業構造が変わってきているのに親企業の方しか向いていなかった、あるいは旧態以前のやり方で商売をしてきたというツケがでているんです。 少なくとも,下請け製造業のほとんどは自力で自社の製品開発はできません。その発想もないし営業力もない。これが現実です。 私の町は大手の製造機械メーカー、加工メーカーがあり、その周りにはたくさんの下請け企業があります。いろいろ模索はしているようですが残念ながら身にはなっていません。 今でも、廃業、倒産は続いています。 世の中の構造が変わってしまったんです。産業構造再編の時期です。首相ではありませんが痛みに耐えるしかない時代でしょう。これは政治が悪いわけじゃない。企業経営者の言ってみれば怠慢だったのです。私も含めて・・・ 極端な話、企業経営者の9割以上は何も考えていません 考えていても実行できなければ考えていないと同じです(私の尊敬する経営者が言ってました) |
▼ワクチンさん: >・・・・ >少なくとも,下請け製造業のほとんどは自力で自社の製品開発はできません。その発想もないし営業力もない。これが現実です。 >私の町は大手の製造機械メーカー、加工メーカーがあり、その周りにはたくさんの下請け企業があります。いろいろ模索はしているようですが残念ながら身にはなっていません。 >今でも、廃業、倒産は続いています。 >世の中の構造が変わってしまったんです。産業構造再編の時期です。首相ではありませんが痛みに耐えるしかない時代でしょう。これは政治が悪いわけじゃない。企業経営者の言ってみれば怠慢だったのです。私も含めて・・・ >極端な話、企業経営者の9割以上は何も考えていません 考えていても実行できなければ考えていないと同じです(私の尊敬する経営者が言ってました) 中小企業も変わることを余儀なくされていますね。 置かれている役割は違いますが、学校も中小企業もその点では共通しています。 これは世の中の流れなんですから、現場だけにまかせないで、政治も後押しして欲しいです。 まず、政治家や官僚に現場をよく知って欲しいですね。 |
▼団塊党さん: >私は今一度日本はここで立ち止まり、「寺内町」のイメージを取り戻すべきだと思います。 >人間が本当に自分らしく幸せに生きることのできる社会はもっと緩やかな速度であるべきです。 >そして、もっと共生感が感じられる社会でありたい。 >いつも何かに追い立てられ、競争をあおられるような社会ではないはずです。 >再度、流水さん流に言えば時速20kmの体感速度を取り戻す試みが求められていると思います。 その通りだと考えています。 【歴史は現在との絶えざる対話である】という言葉があります。今を生きる子供たちに、過去が何を語りかけているか、を考えさせることが、教師の役割だと考えていました。 今日の【内なる少年A】も同様な問題意識で書いています。別役実の【中景の崩壊】理論を引用したのですが、わたしと同じ問題意識で書かれています。今を生きる教師たちにも、ぜひ考えてもらいたい問題意識だと思います。 |
▼流水さん: >その通りだと考えています。 >【歴史は現在との絶えざる対話である】という言葉があります。今を生きる子供たちに、過去が何を語りかけているか、を考えさせることが、教師の役割だと考えていました。 >今日の【内なる少年A】も同様な問題意識で書いています。別役実の【中景の崩壊】理論を引用したのですが、わたしと同じ問題意識で書かれています。今を生きる教師たちにも、ぜひ考えてもらいたい問題意識だと思います。 神戸の事件は避けて通れませんね。 しかし、私はこれまで無意識のうちに避けて来たのではないかという気がしています。 じっくり考えてみたいと思います。 しばらく時間を下さい。 |