Page 2311 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼つくる会をつくる人々 トビパパ 05/1/22(土) 4:48 ┣Re(1):つくる会をつくる人々 トビパパ 05/1/23(日) 1:39 ┃ ┣Re(2):つくる会をつくる人々 王里 05/1/23(日) 9:23 ┃ ┃ ┣Re(3):つくる会をつくる人々 トビパパ 05/1/24(月) 13:20 ┃ ┃ ┃ ┗Re(4):つくる会をつくる人々 王里 05/1/24(月) 20:10 ┃ ┃ ┗[管理者削除] ┃ ┃ ┣[管理者削除] ┃ ┃ ┃ ┗移動しました 管理スタッフ 05/1/25(火) 18:11 ┃ ┃ ┗移動しました 管理スタッフ 05/1/25(火) 18:11 ┃ ┣Re(2):つくる会をつくる人々 宮天狗 05/1/23(日) 19:19 ┃ ┃ ┣Re(3):つくる会をつくる人々 トビパパ 05/1/24(月) 15:51 ┃ ┃ ┗Re(3):つくる会をつくる人々 佐藤 圭 05/1/24(月) 17:26 ┃ ┗Re(2):つくる会をつくる人々 トビパパ 05/1/25(火) 16:32 ┗Re(1):つくる会をつくる人々 MNG 05/1/23(日) 18:25 ┗Re(2):つくる会をつくる人々 トビパパ 05/1/24(月) 14:37 ─────────────────────────────────────── ■題名 : つくる会をつくる人々 ■名前 : トビパパ <mrtobysdaddy@yahoo.co.uk> ■日付 : 05/1/22(土) 4:48 -------------------------------------------------------------------------
川上哲治氏だけにスポットライトをあてると、つくる会の 他の賛同者の方々から不満の声が上がるといけないので、 赤組代表として木村治美氏にご登場願いましょう。木村氏は その著書「黄昏のロンドンから」で有名になった方ですから、 ご存知の方も多いと思います。 彼女の経歴を見て注目されるのは、臨時教育審議会(臨教審) のメンバーに選ばれていたことです。この臨教審とは、 中曽根氏が首相の時代(1984年8月)に総理大臣の諮問機関 として発足したもので、最近お騒がせの*ゆとり教育*発祥の地 とされているようです。 しかし、ゆとり教育とは聞こえがいいですが、時の総理が 中曽根氏であることを思えば容易に想像がつくとおり、 そこには国家主義を背景とした「道徳教育の強化」と「教員の 資質向上」という、右寄り保守陣営の念願がさりげなく盛り 込まれていたのです。 時代はさらにさかのぼり、加藤周一氏による松山の教育研究 全国集会の報告(*)を見ると、当時(1956年)、すでに 国家主義的な教育を復活させようとする勢力が教育界に圧力を かけていたことがわかります。敗戦後まもない時期から民主主義 に反するような勢力があったことを思うと、教員の苦労は相当な ものではなかったかと同情を禁じえません。 木村氏に話をもどせば、この方の著書を読むかぎり、日本人の 課題というものを外国生活の体験の中でいろいろ模索したらしい ことはわかります。しかし、結局のところ、国家主義者に共通の ニッポン限定ヤマトダマシイ的な価値観に落ちつき、つくる会の 賛同者に名を連ねることになったのは、英国を愛する者として、 また、日本を愛する者として、まことに残念であります。 注(*) 松山の印象--民主教育の問題--(「知性」、1956年4月) |
木村治美氏の年をばらすようなことをしては、マナーに 反すると思いますので、それは伏せておきますが、太平洋 戦争が終わったときに12歳の純粋可憐な少女であったこと を思うと、小学校教育で天皇制国家主義をたたき込まれた 世代であることは確かでしょう。 木村治美氏に限らず、当時幼少だった方の中には、現代 日本の若者のふがいなさを見て、昔は良かった調の懐古 趣味に走る方が少なくはないのでしょう。そういうムード を権力はたくみに利用して、国民を彼らの思う方向へ導こう としています。 ぼくが残念に思うのは、戦争を全く体験していないぼくらの 世代の人間や、それより上の全共闘世代の人間の中にも、 国家主義に共鳴する人が増えているように思えることです。 これはやはり、これら世代の親である戦争体験者が、戦争の 経験を自己批判的に発言してこなかったことが大きな理由の ように思います。 オリンピックやワールドカップを引き合いに出してまで 日の丸・君が代を賛美する前に、戦争体験者は戦争を 知らない子どもたちに、戦争の事実をハッキリと伝える責任 があるはずです。ぼくが老人党に望むのはそういう老人の姿 です。おだやかに、のどかに、平和に、日本の老人方が 日々を過ごされることをぼくもどれほど願っていることか。 今の若いもんはだめだ、昔は良かった。そんなことは聞きたく はないのです。若いもんがだめなことくらい誰もが知っています。 問題は昔は本当に良かったのかということです。 現在の日本を未来の良識ある歴史家たちは、正しく批判して くれるでしょうが、今もある偏狭で情念的な愛国心によって 犠牲となる命は二度と帰らないことを忘れてはならないのです。 |
▼トビパパさん:こんにちは > >オリンピックやワールドカップを引き合いに出してまで >日の丸・君が代を賛美する前に、戦争体験者は戦争を >知らない子どもたちに、戦争の事実をハッキリと伝える責任 >があるはずです。ぼくが老人党に望むのはそういう老人の姿 >です。おだやかに、のどかに、平和に、日本の老人方が >日々を過ごされることをぼくもどれほど願っていることか。 > ご存知かも知れませんが、老人党掲示板に書き込まれている方々が参加されている護憲+というHPがあり、その掲示板の中に戦争体験者の証言というスレッドがありますので、よろしかったらご覧になってください。 http://www.geocities.jp/rojinto_goken/ |
▼王里さん: > >ご存知かも知れませんが、老人党掲示板に書き込まれている >方々が参加されている護憲+というHPがあり、その掲示板の >中に戦争体験者の証言というスレッドがありますので、 >よろしかったらご覧になってください。 > >http://www.geocities.jp/rojinto_goken/ ここは初めて知りました。こういう情報を知りたかったので、 わくわくしながら読みました。感動ものです。大変ありがとう ございました。 なだいなださんの著作には、十代のころから親しんでいるので、 とても他人とは思えないほどなのですが、老人党を訪れたのは ごく最近のことでして、まだ右も左もわからないままに投稿して います。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 |
▼トビパパさん:こんばんは >▼王里さん: >> >>ご存知かも知れませんが、老人党掲示板に書き込まれている >>方々が参加されている護憲+というHPがあり、その掲示板の >>中に戦争体験者の証言というスレッドがありますので、 >>よろしかったらご覧になってください。 >> >>http://www.geocities.jp/rojinto_goken/ > >ここは初めて知りました。こういう情報を知りたかったので、 >わくわくしながら読みました。感動ものです。大変ありがとう >ございました。 > お読みいただきありがとうございます。お暇な折りには別のスレッドもご覧になってください。 |
この書き込みは管理者によって削除されました。(05/1/26(水) 23:29) |
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▼ニッチモサッチモさん(41742): Ray@スタッフです。 この書き込みは、掲示板のルール(投稿内容、転載、引用その他/ 字種、文字数の制限)のうち 1. 伏せ字、隠語の使用および掲示板を混乱させる恐れのある投稿は禁止 2. 差別、誹謗中傷、侮蔑、罵倒、脅迫または他者を傷つける恐れのある表現は禁止 に抵触するものと見なし、削除対象として スタッフ連絡板に移動しました。 以後、この書き込みへのレスを禁止します。 なお、この件に関するご意見は、私の書き込みへの 返信としてではなく、スタッフ連絡板にお書きください (総合掲示板に書かれたご意見には原則としてレスいたしません)。 よろしくお願いいたします。 |
▼沈黙の初夏さん(41741・41743): Ray@スタッフです。 これらの書き込みは、 >挑発にきておいて、挑発にのせられている。 >頭が悪いなぁと思う。 等の表現が掲示板のルール(投稿内容、転載、引用その他/ 字種、文字数の制限)のうち 1. 伏せ字、隠語の使用および掲示板を混乱させる恐れのある投稿は禁止 に抵触するものと見なし、削除対象として スタッフ連絡板に移動しました。 また、掲示板の書き込みで他の参加者を挑発することは 掲示板を混乱させる原因となりますのでお控えください。 今後同様の書き込みが繰り返される場合には ルールを遵守する意志がないものとして 削除・書き込み制限措置の対象と見なします。 なお、この件に関するご意見は、私の書き込みへの 返信としてではなく、スタッフ連絡板にお書きください (総合掲示板に書かれたご意見には原則としてレスいたしません)。 よろしくお願いいたします。 |
▼トビパパさん:はじめまして 私の幼ない頃始まった満州事変を契機として日本はひたすら 戦争への道をひた走りました。 家を焼かれ着の身着のまま食を求めてさまよった敗戦前後を 除いても、治安維持法の下特高と憲兵が私生活にまで容赦な く介入し、自由平等平和など口が避けても言えなかったあの 時代が、いまより良かったとは到底思えません。むしろ悪夢 にうなされていたような気がします。 現在の閉塞状況は宴の後の虚しさに似ています。豊かさに慣 れ過ぎて青い鳥を見失ってしまったのです。 私たちが現政権の交代を目指すのは、「いつか来た道」へと 後戻りする怖れを感じているからにほかなりません。 この国が二度と戦争をしない老人の暮らしやすい国となるよ う、私たちは精一杯声を張り上げていかなくてはと思ってい ます。 |
▼宮天狗さん: はじめまして。宮天狗さんのお話を読んで、やはり戦争体験者 のお話を聞くのは非常に意味があると感じますね。 >...(略) >現在の閉塞状況は宴の後の虚しさに似ています。豊かさに慣 >れ過ぎて青い鳥を見失ってしまったのです。 ほんとにそう思いますね。平和はボーっとしてても守られると 錯覚しているような人が多い一方で、つくる会系の人たちの ように、戦争ができてこそ平和が守られると錯覚している人も いる。今の時代、おそらく人間の歴史の中では、平和を地球 規模で考える重要な時代のような気がしてます。この時代での 私たちの選択がまちがえば、人類の歴史はまた暗黒時代に 入ってしまうような危機感を覚えます。 日本国憲法の平和主義の精神が、地球全体で尊重されるように なるためには、人類が生物学的な進化ではなく、精神的な進化 をする必要があるのでしょう。 |
▼宮天狗さん: > > >私の幼ない頃始まった満州事変を契機として日本はひたすら >戦争への道をひた走りました。 >家を焼かれ着の身着のまま食を求めてさまよった敗戦前後を >除いても、治安維持法の下特高と憲兵が私生活にまで容赦な >く介入し、自由平等平和など口が避けても言えなかったあの >時代が、いまより良かったとは到底思えません。むしろ悪夢 >にうなされていたような気がします。 >現在の閉塞状況は宴の後の虚しさに似ています。豊かさに慣 >れ過ぎて青い鳥を見失ってしまったのです。 > >私たちが現政権の交代を目指すのは、「いつか来た道」へと >後戻りする怖れを感じているからにほかなりません。 >この国が二度と戦争をしない老人の暮らしやすい国となるよ >う、私たちは精一杯声を張り上げていかなくてはと思ってい >ます。 全く同感です。 昭和1桁老人。 |
ぼくが木村治美氏にかくも執着するのは、英国を体験 していながら、つくる会に賛同した人物の思想形成に 関心があるからです。正直に言って、この方の英国の 感想文には、何か違和感を覚えることも少なくなかった のですが、まさかつくる会の賛同者として名乗りをあげる ほどのツワモノとは思っていませんでした。 木村さんは東京教育大学でアメリカ文学を専攻されたようです。 彼女の学生時代の先生であった外山滋比古氏のお話によれば、 この方は、本当はアメリカに行きたかったのに、なりゆきで 英国にゆくことになったそうです。 ぼくの幼友達の女性もアメリカ英語をひっさげて英国に留学 していますが、下宿のおばさんに何かと発音を矯正されて 辟易したと話してましたから、それより時代の古い英国に 渡った木村氏の場合は、相当な目にあった可能性もあります。 もともと英国よりは米国を愛した現代日本の才女です。 英国での生活はそれほど心地よいものではなかったのかも しれませんね。 もっとも、英国の生活が不満だったから、ニッポン伝統文化 に目覚め、少女期の学校教育なんかをつい思い出してしまい、 勢いあまってつくる会に飛び込んでしまった、と結論づける のは、かなり無理があるでしょうね。ただ、ぼくの経験では、 英国を心から楽しめない人には、アンチ個人主義の傾向が あると同時に、アメリカ型のマッチョな経済大国を好む趣味 があるように感じています。こう考えると、つくる会に少し 近づく人物像がイメージできなくもないようです。 |
▼トビパパさん: つくる会賛同者の紹介、ありがとうございました。 本当に意外な人がいて、驚いたり落胆したりしています。 >川上哲治氏だけにスポットライトをあてると、つくる会の >他の賛同者の方々から不満の声が上がるといけないので、 >赤組代表として木村治美氏にご登場願いましょう。 申し訳ありませんが、再び野球関連の話をさせていただきます。 名簿を見ると、川上氏以外にも稲尾和久氏や藤田元司氏の名前もありますね。 この方たちは、本当につくる会の方向性が分かっておられるんでしょうかねえ。 先の大戦では、伝説の名投手沢村栄治を始めとして、プロ野球選手も多数戦死しています。 彼らの犠牲を考えた時、何故つくる会に賛同できるのか、不思議ですし残念です。 http://www.geocities.co.jp/Athlete/4950/3rd.html また、野球教室などで子供たちを指導してこられた方たちなのに、彼らに対する影響を考えておられないのでしょうか。 ちなみに、私の息子も野球部に所属し、甲子園を目指して練習に励んでおります。 将来、子供たちがボールを手榴弾に、バットを機関銃に持ち替えて、戦場に立つ日が来ないようにしなければならないと思っています。 |
▼MNGさん: >...(略) >この方たちは、本当につくる会の方向性が分かっておられるんで >しょうかねえ。 それについてはぼくも大いに疑問です。今の日本がこのままでは いけないという問題意識がどういう方向へ向かうかですよね。 つくる会の方向性がどれほど危険であるかに気づくためには、 国家主義や全体主義が他国だけでなく、自国の国民をも不幸に するという歴史的事実を正しく認識するだけじゃなくて、歴史は くり返すという真理を忘れない必要があるのでしょう。 >...(略) >また、野球教室などで子供たちを指導してこられた方たちなのに、 >彼らに対する影響を考えておられないのでしょうか。 社会的に有名な方々には、そういう社会的な責任感を忘れないで いただきたいものですね。英国のリネカーというサッカー選手は、 ファンの子供たちを裏切ることができないから卑怯なプレーは できないと言ってました。ワールドカップのイングランド代表の キャプテンとして活躍しながら、現役時代に一度もイエローカード をもらわなかったという姿は、尊敬に値するものだと思います。 つくる会の教科書にも利用されているラモス選手に言わせれば、 イエローカードがもらえないような闘志のない選手はだめだという ことになるのかもしれませんが。 |