Page 2410 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼年金者と金利 昭和 ひさとし 05/1/31(月) 13:28 ┣Re(1):年金者と金利 MNG 05/1/31(月) 17:54 ┣Re(1):年金者と金利 茶色 05/1/31(月) 19:39 ┣Re(1):年金者と金利 三吉 05/1/31(月) 21:45 ┣Re(1):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/1(火) 0:14 ┣Re(1):年金者と金利 pierre 05/2/2(水) 17:22 ┃ ┣Re(2):年金者と金利 peace 05/2/2(水) 22:33 ┃ ┃ ┗Re(3):年金者と金利 pierre 05/2/3(木) 20:28 ┃ ┃ ┣Re(4):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/3(木) 20:48 ┃ ┃ ┗Re(4):年金者と金利 peace 05/2/3(木) 23:44 ┃ ┃ ┗Re(5):年金者と金利 MNG 05/2/4(金) 13:07 ┃ ┃ ┣Re(6):年金者と金利 安兵衛 05/2/4(金) 17:15 ┃ ┃ ┗Re(6):年金者と金利 peace 05/2/4(金) 22:03 ┃ ┃ ┗Re(7):年金者と金利 pierre 05/2/7(月) 16:14 ┃ ┃ ┗Re(8):年金者と金利 peace 05/2/8(火) 19:26 ┃ ┃ ┣Re(9):年金者と金利 peace 05/2/8(火) 19:26 ┃ ┃ ┃ ┗Re(10):年金者と金利 pierre 05/2/9(水) 18:22 ┃ ┃ ┃ ┗Re(11):年金者と金利 peace 05/2/11(金) 1:18 ┃ ┃ ┗Re(9):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/9(水) 21:23 ┃ ┃ ┣Re(10):年金者と金利 MNG 05/2/10(木) 18:38 ┃ ┃ ┃ ┣Re(11):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/10(木) 23:11 ┃ ┃ ┃ ┗Re(11):年金者と金利 questiontime 05/2/10(木) 23:17 ┃ ┃ ┃ ┗Re(12):年金者と金利 pierre 05/2/11(金) 17:20 ┃ ┃ ┃ ┣Re(13):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/11(金) 21:53 ┃ ┃ ┃ ┗Re(13):年金者と金利 peace 05/2/13(日) 1:06 ┃ ┃ ┗Re(10):年金者と金利 peace 05/2/11(金) 1:28 ┃ ┃ ┗Re(11):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/11(金) 20:31 ┃ ┗Re(2):年金者と金利 月光仮面のおじいさん 05/2/3(木) 8:59 ┃ ┗Re(3):年金者と金利 市民賢 05/2/3(木) 20:51 ┃ ┗Re(4):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/4(金) 0:17 ┃ ┗Re(5):年金者と金利 市民賢 05/2/11(金) 20:34 ┃ ┗Re(6):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/11(金) 21:22 ┃ ┗預貯金のリスク J.J.Mack 05/2/12(土) 6:59 ┃ ┗Re(1):預貯金のリスク Gokai Sezutomo 05/2/12(土) 14:49 ┃ ┣Re(2):預貯金のリスク 北の老兵 05/2/12(土) 16:07 ┃ ┃ ┗Re(3):預貯金のリスク Gokai Sezutomo 05/2/12(土) 19:27 ┃ ┗Re(2):預貯金のリスク よりみち 05/2/13(日) 1:55 ┗Re(1):年金者と金利 MNG 05/2/14(月) 23:34 ┣Re(2):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/15(火) 7:58 ┃ ┣Re(3):年金者と金利 北の老兵 05/2/15(火) 12:16 ┃ ┗Re(3):年金者と金利 MNG 05/2/15(火) 18:36 ┃ ┗Re(4):年金者と金利 Gokai Sezutomo 05/2/17(木) 0:33 ┃ ┗Re(5):年金者と金利 MNG 05/2/18(金) 17:24 ┃ ┗Re(6):利上げの環境 Gokai Sezutomo 05/2/18(金) 22:11 ┗Re(2):年金者と金利 昭和 ひさとし 05/2/15(火) 15:29 ┗Re(3):年金者と金利 「ゼロ金利政策」の命運 pierre 05/2/17(木) 13:34 ┗Re(4):年金者と金利 「ゼロ金利政策」の命運 peace 05/2/17(木) 15:18 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 年金者と金利 ■名前 : 昭和 ひさとし ■日付 : 05/1/31(月) 13:28 -------------------------------------------------------------------------
今国会で岩国哲人氏が経済用語所の所得移転とは 泥棒とおなじと発言していました ゼロ金利のよる所得移転のその額154兆円 と日銀総裁が答弁しています いっぽう金利を上げることは 金持ちに有利だとの発言もあります 年金生活者はインフレには弱く ささやかな預金の金利を当てにしたい 所ですが皆さんいかが考えられますか |
▼昭和 ひさとしさん: ごめん下さい。 >今国会で岩国哲人氏が経済用語所の所得移転とは >泥棒とおなじと発言していました >ゼロ金利のよる所得移転のその額154兆円 >と日銀総裁が答弁しています 他のスレッドにも少し書きましたが、本来金利が下がると企業の設備投資が活発化し景気を刺激するものですが、現在のゼロ金利下においてはそうなっていません。 何故かと言えば、お金が融資に回らず、不良債権処理で下がってしまった銀行自身の自己資本比率の確保と、ほぼ破綻している大企業の支援に使われているからです。 その財源には預金者が受け取るはずの金利の他に、中小企業から貸しはがしたお金も使われます。 また、大企業の業績が好転しているのも、リストラという名の人員整理によるところが大きく、結局中小企業と庶民を犠牲にして、銀行と大企業を助けているのが今のゼロ金利政策ではないでしょうか。 >いっぽう金利を上げることは >金持ちに有利だとの発言もあります 借金があるかどうかが有利不利の分かれ目であって、金持ちかどうかは関係ないのではないでしょうか。 それに金持ちは、金利などよりもっと有利な利殖の方にお金を回して、しっかり儲けていると思います。(含ヒガミ) >年金生活者はインフレには弱く >ささやかな預金の金利を当てにしたい >所ですが皆さんいかが考えられますか 金利も含めて、消費者の可処分所得を増やす事が、景気の回復には必要だと思います。 それとともに信頼できる年金制度などの、安心感も重要でしょうが。 |
議員年金のほうは結局 廃止にならなかったみたいですね 襟を正し まずは国会議員 自らの姿勢を示してほしいところでした ******* いま日本の借金はこれだけあるそうです http://members.at.infoseek.co.jp/Ichimuan/ ******* |
やはり日本政府は60年代の「高度成長時代」の神話をいまだに 信じている様ですね。 公定歩合の引き下げにしても、低成長下 ではあまり効力を発揮しませんのに(ただ下げただけでは)。 バブル崩壊以降、公定歩合引き下げの度に「日経新聞」や「産経 新聞」では、「タイミングのいい引き下げ!」と言っておりましたが、 その後いかがなものか? 他の経済政策にしても所詮貨幣価値だけが 一人歩きするような手段ばかり。 江戸時代の徳川綱吉末期の政策 みたいなものにも思えますが、今のところ、現在版・新井白石も 徳川吉宗もいない。 |
▼昭和 ひさとしさん:こんにちは >今国会で岩国哲人氏が経済用語所の所得移転とは >泥棒とおなじと発言していました >ゼロ金利のよる所得移転のその額154兆円 >と日銀総裁が答弁しています 所得移転とは誰から誰へなのでしょうか? また、その額154兆円とは何時の期間に、正当と思われる金利が何%のときのものであるのでしょう? 私はこの手のことは、政府金融関係者の、国民を煙に巻く手段に思えてならないのです。 なんとなく騙されないためには、明確な具体性の確認作業を忘れてはならないと思っています。 |
金利を早く正常化すべきだ この10年で家計が受け取るべき預金利息が合計154兆円失われた、という日銀総裁の発言は珍しく真実を明らかにしたもので、あらためてわれわれはこの事実に注目すべきではないかと思います。公定歩合は現在0.1%ですが、これが0.5%になって「過去に例のない異常な低金利」といわれたのは1995年10月のことでした。この異常な超低金利はもう10年も続いているのです。1987年に公定歩合が2.5%となり、それですらかってない低金利といわれました。これはあのバブルの原因とまでいわれた金融緩和でした。そのときの1年物定期預金の金利は3.39%だったのです。当時は今と異なり規制金利でしたから単純な比較はできないでしょうが、いずれにしろバブル以前には1年物定期預金金利は概ね3%だったといえるのではないでしょうか。つまり今の0.03%というのは、実にその100分の1に過ぎないのです。この10年で家計が得るはずだった預金利息が154兆円失われたというのは、まさにむべなるかなではありませんか。 これは素人考えですが、不況というと金利を下げて借り入れしやすくして景気を刺激するというので、必ずそういう金融政策が採られます。しかし、個人金融資産が1,400兆円でその半分が預貯金だというのですから、金利を下げて家計が受け取る利息を減らすと個人消費にブレーキをかけることになるのではないでしょうか。10年で154兆円、1年で15兆円ですが、仮にその半分が消費に使われたら、今のGDPの1.5%くらいになるではありませんか。 154兆円は巨額の借り入れをしてバブルに踊った企業を延命させたのです。また財政が多額の負債を積み上げたのもこの低金利のせいではないでしょうか。どう考えても0.03%という預金金利は異常です。金利を早く正常な水準に戻して、消費主導の安定成長を指向すべきなのです。家計の金融資産は決して金持ちのものばかりではありません。わずかの退職金や老後のための蓄えも大きな部分を占めているはずです。今朝の「日本経済新聞」(大機小機)には、個人金融資産に対する運用益の寄与率が米国は30%なのに、日本はわずか3%とありました。家計がいつまでもしわ寄せを受けていていいはずがありません。 |
▼pierreさん: こんにちは、初めまして。 ちょっと、ハンドルネームが似ていますね。 よろしくお願いします。 素朴な疑問なのですが、金利とは払う人がいてもらう人がいるのですよね。当然、金利が上がればたくさん預金している人(お金持ち)がたくさん利子を受け取れ、借金をしている人(貧乏人)がたくさん利子をはわなければいけなくなるのではないですか? 若い世代の住宅ローンを組んでいる人なんかはダイレクトに打撃を受けますよね。ローン破産する人も出てくるのでは? 借金をしているのは企業だけではないですよね。仮に企業の支払う金利が上がったとしても、また、企業がリストラを加速させていくのではないかと言う不安もあるのですが、いかがでしょうか。 「家計を圧迫する」とおっしゃるのは「金持ちの家計を圧迫する」の間違いではないのですか?「個人消費にブレーキ」と言うのも金利が上がれば住宅は全く売れなくなると思いますがいかがでしょうか? |
▼peaceさん: >素朴な疑問なのですが、金利とは払う人がいてもらう人がいるのですよね。当然、金利が上がればたくさん預金している人(お金持ち)がたくさん利子を受け取れ、借金をしている人(貧乏人)がたくさん利子をはわなければいけなくなるのではないですか? おっしゃる通り、たしかに金持ちほどたくさん利息を受け取るでしょう。しかし、私のような貧乏人だって、少しは預金を持っています。ノーマルな金利になれば、わずかですが小遣いになるのではないですか。「俺々サギ」の被害がこんなに広がっているのは、多くの人がコガネを持っているからです。ですから154兆円が、金持ちだけではなく多くの庶民の個人消費にもブレーキをかけていると考えるべきではありませんか。 >借金をしているのは企業だけではないですよね。仮に企業の支払う金利が上がったとしても、また、企業がリストラを加速させていくのではないかと言う不安もあるのですが、いかがでしょうか。 私は闇雲に金利を上げよといっているのではありません。史上例を見ないような「超低金利」を是正して、少しでも正常な水準に近づけよといっているのです。1年もの定期預金の金利が0.03%というのはどう考えても異常ではないですか。最近は、企業部門は資金に余裕が出て、とくに優良企業ほど借金を減らしたり、無借金になっているといいます。金利正常化で少々上がったとしても、それですぐリストラにつながることはないのではありませんか。 >「個人消費にブレーキ」と言うのも金利が上がれば住宅は全く売れなくなると思いますがいかがでしょうか? 極端に大幅な利上げを行えば、おっしゃる通りになるでしょう。しかし、そんなことを私は主張している訳ではありません。徐々に利上げに転換し、少しでも金利水準を正常化させるべきだ、といっているのです。過去の事例や海外の水準から類推すれば、1年もの定期預金で2〜3%にはすべきではないでしょうか。 いずれにしても、こんな異常な金利をさらに長く続けていけば、ろくなことにはなりません。 |
▼pierreさん:こんにちは >極端に大幅な利上げを行えば、おっしゃる通りになるでしょう。しかし、そんなことを私は主張している訳ではありません。徐々に利上げに転換し、少しでも金利水準を正常化させるべきだ、といっているのです。過去の事例や海外の水準から類推すれば、1年もの定期預金で2〜3%にはすべきではないでしょうか。 >いずれにしても、こんな異常な金利をさらに長く続けていけば、ろくなことにはなりません。 わたしはpeaceさんに賛成します。 ほんの少しでも、今より金利を上げれば、日本人はもっと不幸になると思います。当然、自殺者はもっと増えると思います。 若い人はもっと職を失えることでしょう。 貴方のお考えは、「もっと苦しめてくれ。」と言っているのと同じです。 |
▼pierreさん: こんばんは レスありがとうございます。 >おっしゃる通り、たしかに金持ちほどたくさん利息を受け取るでしょう。しかし、私のような貧乏人だって、少しは預金を持っています。ノーマルな金利になれば、わずかですが小遣いになるのではないですか。 僕の言っている貧乏人とは預金を持っている人間ではなくむしろ借金をして生活している人間の事を指しています。主に現役労働者ですね。 >「俺々サギ」の被害がこんなに広がっているのは、多くの人がコガネを持っているからです。 昔からマルチ商法やネズミ講、新興宗教など金銭詐欺の手口はいろいろとあり「俺々サギ」は単に新しい手口の一つだと思っています。 >ですから154兆円が、金持ちだけではなく多くの庶民の個人消費にもブレーキをかけていると考えるべきではありませんか。 消費を増やそうと思えば金持ちを豊かにするよりも貧乏人にお金を与える方が手っ取り早く消費が伸びます。何せ貧乏人は必要のある消費を我慢しているの状態なのですから。 >私は闇雲に金利を上げよといっているのではありません。史上例を見ないような「超低金利」を是正して、少しでも正常な水準に近づけよといっているのです。1年もの定期預金の金利が0.03%というのはどう考えても異常ではないですか。最近は、企業部門は資金に余裕が出て、とくに優良企業ほど借金を減らしたり、無借金になっているといいます。金利正常化で少々上がったとしても、それですぐリストラにつながることはないのではありませんか。 多分、現状の景気に対しての認識にpierreさんと僕とはかなりずれが有ると思うのですが、僕は、今日のデフレの状況で多くの企業がこの低金利によってかろうじて持っている状態だと思っています、もし、金利が上がれば多くの企業が淘汰されてゆき、その数によっては一段と不況が長引くとおもいます。 かつてなかったほどの異常な低金利で有るとの認識は理解できますが経済全体を見ても、かつてなかった「デフレ」状況なのです。デフレとは物の価値がお金と比べ下がってゆくことですよね。どんどん、物価が下がっていっている、これは100円ショップに行っても多くの人が感じる所だと思います。 と言うことはお金持ちは同じ預金を一千万円持っていたとしてもデフレ状況の今はどんどんとお金の価値は物に対して上がってますよね。ようするに物の価格に対しての実質金利は付いていると僕は認識しています。 逆に現役世代の貧乏人はどうでしょう、リストラ、ボーナスカット、手当カットなど収入は減っているが家のローン金利が下がりかろうじて生活を切りつめて払い続けている状況ではないでしょうか。 これは、企業にも言い得ることだと思います。かろうじて金利を払っている企業が今多いのではないですか?そんなデフレ下で借金をしている不利な立場の者に金利上昇が襲えばひとたまりもないのはご想像できるでしょう。 >極端に大幅な利上げを行えば、おっしゃる通りになるでしょう。しかし、そんなことを私は主張している訳ではありません。徐々に利上げに転換し、少しでも金利水準を正常化させるべきだ、といっているのです。過去の事例や海外の水準から類推すれば、1年もの定期預金で2〜3%にはすべきではないでしょうか。 >いずれにしても、こんな異常な金利をさらに長く続けていけば、ろくなことにはなりません。 少なくとも金利の上昇はデフレを抜け出してから徐々にすべきだと思っています、今やるととんでもないことになると思っています。 余談ですが、以上のお話とはちょっと次元が変わるのですが、根本的に金利とは何かと僕は深い謎と疑問を持っています。 「西暦元年に1マルクを預金したとして、それを年5%の複利で計算すると、その人は現在、太陽と同じ大きさの金塊を4個所有する事になります。一方別の人が西暦元年から毎日8時間続けてきたとしましょう。彼の財産はどれくらいになるのでしょうか。驚いたことにわずか1.5メートルの金の延べ棒一本にすぎません。この差額の勘定書はいったい誰が払っているのでしょうか?」(「エンデの警鐘」NHK出版より) |
▼peaceさん: ごめん下さい。 >多分、現状の景気に対しての認識にpierreさんと僕とはかなりずれが有ると思うのですが、僕は、今日のデフレの状況で多くの企業がこの低金利によってかろうじて持っている状態だと思っています、もし、金利が上がれば多くの企業が淘汰されてゆき、その数によっては一段と不況が長引くとおもいます。 一見金利が低ければお金が借り易そうですが、現実はそうではありません。 現実は、銀行に貸す気があるかどうかです。 銀行の貸出金利は公定歩合とは無関係に、銀行と企業の力関係で決まります。 そして近年、銀行の中小企業に対する貸しはがしが強行されています。 http://glovia.fujitsu.com/jp/cybersmr/shicho/dns_h2_01.html 金利水準は低くても、個人や中小企業がお金を借りる事は容易ではありません。 だからアイフルとかプロミスが大繁盛しているのです。 >かつてなかったほどの異常な低金利で有るとの認識は理解できますが経済全体を見ても、かつてなかった「デフレ」状況なのです。デフレとは物の価値がお金と比べ下がってゆくことですよね。どんどん、物価が下がっていっている、これは100円ショップに行っても多くの人が感じる所だと思います。 >と言うことはお金持ちは同じ預金を一千万円持っていたとしてもデフレ状況の今はどんどんとお金の価値は物に対して上がってますよね。ようするに物の価格に対しての実質金利は付いていると僕は認識しています。 >逆に現役世代の貧乏人はどうでしょう、リストラ、ボーナスカット、手当カットなど収入は減っているが家のローン金利が下がりかろうじて生活を切りつめて払い続けている状況ではないでしょうか。 >これは、企業にも言い得ることだと思います。かろうじて金利を払っている企業が今多いのではないですか?そんなデフレ下で借金をしている不利な立場の者に金利上昇が襲えばひとたまりもないのはご想像できるでしょう。 おっしゃるとおり給与の減少・減税の廃止にゼロ金利も相まって、庶民の生活は厳しさを増しています。 ただ住宅ローンに関して言えば、今の低利のうちに固定金利のものに借り換えておけば、金利が上がっても関係ないですし、預金の利息は有利になります。 今は低金利にも関わらず、お金の動きが非常に鈍くなっています。 年金に金利が付けば、消費を刺激する事は明らかです。 とにかく、お金の動きを良くしなければなりません。 金利が上がったとしても、銀行に貸す気があれば問題はありません。 銀行が貸しはがしを強めたのは、小泉政権の「金融再生プログラム」(竹中プラン)が実施されたからです。 庶民から預金金利を奪い、中小企業を倒産に追い込む小泉政権を退陣させることが、景気回復への一番の早道ではないでしょうか。 |
MNGさん こんばんは デフレ退治の名目で、ゼロ金利政策が長期にわたって取られてきましたが、この金融政策は、本当に効果を挙げているのでしょうか? ご存知の様にデフレの原因は、需要の減退、輸入デフレ、土地株などの資産の減少、技術革新等の遅れによる会社等の競争力の弱体化などで起こります。 もはやバブル後ではないと担当大臣も言っておりましたが、もしそうならこの金利をどう説明するのでしょう。 グローバル化された経済環境化では、もはや1国のみの金融政策ではどうにもならないところまで来ているような気がします。 むしろ、景気に中立な3〜4%程度の金利の方が効果的ではないでしょうか。 |
▼MNGさん: こんばんは 初めましてよろしくお願いします さて >一見金利が低ければお金が借り易そうですが、現実はそうではありません。 >現実は、銀行に貸す気があるかどうかです。 >銀行の貸出金利は公定歩合とは無関係に、銀行と企業の力関係で決まります。 僕は専門家ではないので知りませんでしたが公定歩合は市中金利に大きく影響するものと思っていました。無関係ならばどうやって銀行は利益を上げるのでしょうか? >そして近年、銀行の中小企業に対する貸しはがしが強行されています。 >http://glovia.fujitsu.com/jp/cybersmr/shicho/dns_h2_01.html >金利水準は低くても、個人や中小企業がお金を借りる事は容易ではありません。 上記ホームページの貸しはがしの例の中小企業は公定歩合が上がるとどうなりますか?大丈夫ですか? 残念ながら上記貸しはがし対象例のような中小企業は金利を払えずに淘汰されてゆくと思います。間違っているでしょうか。公定歩合が上がっても銀行は今までのつきあいだからと金利はそのままでしょうか?疑問です。 また、ご指摘のページの表現は「その原因の多くはいわゆる貸し渋り、貸しはがしにあるのでしょう。」という思わせぶりな表現ですよね。 知っている限りでは下記のページの説明の方が貸し出し残高の減少を納得できる説明をしていると思います。良ければご覧下さい。 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~chidasmr/yohyaku.pdf >だからアイフルとかプロミスが大繁盛しているのです。 金利を上げると銀行の貸し出し態度が甘くなり低金利で上記金融機関の顧客対象とする人々に低い金利で貸し出すとは思えません。(高い金利なら今でも銀行は上記金融機関と似たようなサービスをしていますよね) >おっしゃるとおり給与の減少・減税の廃止にゼロ金利も相まって、庶民の生活は厳しさを増しています。 「給与の減少」で影響を受けている者と「ゼロ金利」で影響を受けている者は区別すべきだと思います。同じ庶民ではないでしょう。労働を収入源にしている者と金利を収入源にしている者でしょう。残念ながら金利で生計を立てている人たちのことはあまり興味がありません。収入が無くなっても自殺まで追い込まれることは無いでしょうから。 >ただ住宅ローンに関して言えば、今の低利のうちに固定金利のものに借り換えておけば、金利が上がっても関係ないですし、預金の利息は有利になります。 それは存じ上げていますが、ではなぜ変動金利を選択する者たちがいるのでしょうか?なぜ、高い金利のノンバンクから借りる者たちがいるのでしょうか?その辺はすべて自己責任ですか?上記中小企業も含め淘汰されるべき人たちですか? >今は低金利にも関わらず、お金の動きが非常に鈍くなっています。 >年金に金利が付けば、消費を刺激する事は明らかです。 確かにお金持ちの消費を多少は刺激するでしょうが多くの収入は再び貯蓄に回ると思います。貧乏人ならば収入は使い切るでしょうが。 >とにかく、お金の動きを良くしなければなりません。 賛同します。 >金利が上がったとしても、銀行に貸す気があれば問題はありません。 >銀行が貸しはがしを強めたのは、小泉政権の「金融再生プログラム」(竹中プラン)が実施されたからです。 上記ホームページを見ていただければおわかりいただけると思いますが、銀行の貸出態度が一番厳しくなったのはバブル崩壊直後と97から98年の橋本首相による財政再建政策によるものですそしてこのグラフには無いですが手元の資料では02年の竹中ショックによるものも一時マイナスの値を示したようです。しかし現在はグラフを見る限り2000年のレベルと大差ないようです。それでも金融機関の貸出残高はずっと減少の一途です。 >庶民から預金金利を奪い、中小企業を倒産に追い込む小泉政権を退陣させることが、景気回復への一番の早道ではないでしょうか。 お金持ちの預金金利よりもまず、労働世代を何とかしなければ日本の明日はないでしょう。 長くなり失礼しました。 |
▼peaceさん: 大変貴重なご意見を読ませていただきました。いろいろ重要な問題提起をされているように思いますので、さらに議論を発展させるために、貴方のご意見に対し若干疑問を呈すことをお許し下さい。 貴方は >「給与の減少」で影響を受けている者と「ゼロ金利」で影響を受けている者は区別すべきだと思います。同じ庶民ではないでしょう。労働を収入源にしている者と金利を収入源にしている者でしょう。残念ながら金利で生計を立てている人たちのことはあまり興味がありません。 といわれます。これは世の中は金利を受け取るものと、金利を支払うものの2つに分かれているとおっしゃっているように聞こえます。しかし、実際はそんな単純化した図式では割り切れないというのが私の考え方です。貴方がおっしゃる労働世代でも苦しい家計の中で住宅ローンを抱えながら老後のために資産形成に励む人は少なくないでしょう。また預金はほとんどないといっても、その人が保有する広い意味での金融資産には年金のための積立金、保険なども含まれるのです。つまり労働世代であろうと、金融資産はゼロで負債だけ抱えているというケースは決して多くはありません。そして私がいうところの異常なほどの超低金利は、こういう金融資産にも影響するのです。日本の公的年金は賦課方式となっていますが、150兆円ほどの積立金を持っています。この資金の運用による収益はもこの低金利で少なくなっているではありませんか。つまり、超低金利で不利益を被っているのは高齢者だけではないと思うのですが、どうでしょうか。前に安兵衛さんが書いておられましたが、「景気に中立的な3~4%の金利」という発想に大変魅力を感じます。「ゼロ金利」など、ここまで金利を下げたのは、単なる景気対策ではなく金融危機への緊急措置だったはずが、いつの間にか長期にわたっていることが問題だと思うのです。 デフレと実質金利のことですが、実質金利=名目金利−消費者物価指数前年比下落率としますと、1年もの定期預金名目金利0.03%−2003年度生鮮食料品を除く総合CPI前年比△0.2%ですから、その実質金利は0.23%ということになります。前にも書きましたが、1980年代バブル以前の最も低かった1年もの定期預金金利3.39%には到底及びません。CPIの下落率は01、02年度とも0.8%でしたので、その頃でも実質金利は0.83%に過ぎません。つまり、今は「経済全体を見ても、かつてなかった『デフレ』状況なのです」と貴方はいわれますが、金利はそれをさらに大きく下回って異常に低いのではないでしょうか。 最後に、貴方がお書きになった「西暦元年に1マルクを預金したとして……」というお話は大変興味深く拝読しました。しかし、これはまさに架空の計算であって現実にはあり得ないことですから、それで金利というものに「深い謎と疑問」をお持ちになる必要はないと思います。それよりも現実のこのわれわれが生息する経済社会では、金利というものを媒介にして、あらゆるところで金融行為が行われているのであり、われわれの日々の生活はそれと切り離すことはできないのではないでしょうか。ですから、金利が異常な水準に長期にわたってとどまることは、決して見過ごすことのできないことではないか、と考える次第です。 |
▼pierreさん: こんにちは よろしくお願いします さて >といわれます。これは世の中は金利を受け取るものと、金利を支払うものの2つに分かれているとおっしゃっているように聞こえます。しかし、実際はそんな単純化した図式では割り切れないというのが私の考え方です。貴方がおっしゃる労働世代でも苦しい家計の中で住宅ローンを抱えながら老後のために資産形成に励む人は少なくないでしょう。また預金はほとんどないといっても、その人が保有する広い意味での金融資産には年金のための積立金、保険なども含まれるのです。つまり労働世代であろうと、金融資産はゼロで負債だけ抱えているというケースは決して多くはありません。そして私がいうところの異常なほどの超低金利は、こういう金融資産にも影響するのです。 個人で見れば確かに債務だけを抱えている者はいないですし、債権だけを抱えている者もいないと思いますが。問題は債務と債権を合計してプラスになるかマイナスになるかだと思われます。そういった意味です、ご理解いただけましたでしょうか。言っている意味は合計してマイナスは貧乏、プラスは金持ちと取っていただいてかまわないと思います。 >日本の公的年金は賦課方式となっていますが、150兆円ほどの積立金を持っています。この資金の運用による収益はもこの低金利で少なくなっているではありませんか。 年金問題に関しては今回はご容赦下さい。問題がより複雑になり回答できません、ただ、現状の年金は単なる預金では無いのは確かです。積立方式でも賦課方式でもないと思っています。 >つまり、超低金利で不利益を被っているのは高齢者だけではないと思うのですが、どうでしょうか。前に安兵衛さんが書いておられましたが、「景気に中立的な3~4%の金利」という発想に大変魅力を感じます。「ゼロ金利」など、ここまで金利を下げたのは、単なる景気対策ではなく金融危機への緊急措置だったはずが、いつの間にか長期にわたっていることが問題だと思うのです。 先ほど申し上げたようにプラスの人間は金利を上げると有利、マイナスの人間は金利を上げると不利、と単純に思っています。 > デフレと実質金利のことですが、実質金利=名目金利−消費者物価指数前年比下落率としますと、1年もの定期預金名目金利0.03%−2003年度生鮮食料品を除く総合CPI前年比△0.2%ですから、その実質金利は0.23%ということになります。前にも書きましたが、1980年代バブル以前の最も低かった1年もの定期預金金利3.39%には到底及びません。CPIの下落率は01、02年度とも0.8%でしたので、その頃でも実質金利は0.83%に過ぎません。つまり、今は「経済全体を見ても、かつてなかった『デフレ』状況なのです」と貴方はいわれますが、金利はそれをさらに大きく下回って異常に低いのではないでしょうか。 預金金利3.39%の時はインフレだったはずなのでCPIの上昇率を引かなければいけないと思います。そうしたときの実質金利が今とどれくらいの差があるのかは資料共に乏しく詳しくは分かりませんが。 つづく・・・・ |
> 最後に、貴方がお書きになった「西暦元年に1マルクを預金したとして……」というお話は大変興味深く拝読しました。しかし、これはまさに架空の計算であって現実にはあり得ないことですから、それで金利というものに「深い謎と疑問」をお持ちになる必要はないと思います。それよりも現実のこのわれわれが生息する経済社会では、金利というものを媒介にして、あらゆるところで金融行為が行われているのであり、われわれの日々の生活はそれと切り離すことはできないのではないでしょうか。ですから、金利が異常な水準に長期にわたってとどまることは、決して見過ごすことのできないことではないか、と考える次第です。 そうです、あのお話は架空のもので銀行のシステム、金利と言うものはそんなに長い歴史を持っていないようです、キリスト教イスラム教、仏教の世界3大宗教では1000年以上にもわたって金利は不法であるとと言う理由でお金に金利を付けるのを禁じていたようです。そして、金利と言うシステムは現代の金融システムの常識とされていますがそれはこの100年間ほどのことのようです。(資料「エンデの警鐘」NHK出版より)ここ100年各国経済が成長して来ましたがこれからもこのシステムで大丈夫でしょうか?金利が異常な水準とのお話ですが歴史的に見て正常な値などは存在しないと思っています。 僕の素人考えですが、金利とは負債者にそして社会にとって成長を強要するものだと思っています、負債者の企業、個人にとって成長が止まったとき、金利支払い余力が無くなったとき、金利とは搾取の手段となるのではないでしょうか。高度成長時代には高金利でも企業は成長を見込み借金をして金利を払い成長を続けられましたが、高度成長が終わった今、金利支払い、借金返済のためには自分の足を切るしかありません。 批判を浴びるのは承知で申しますと、消費をのばして貯蓄を減らすのが景気回復の一つの手段だと思っています。 その消費をのばす方法として金利を今のままでインフレにして実質金利をマイナスにすると預金していると損をするようになるので預金はそのままでは目減りしてゆきます。そうなると皆、消費活動を活発にしてゆくでしょう。土地や株式などへの投資も増え価格も上昇するのではないでしょうか。経済が縮小均衡しているときと高度成長の時では金利の水準は変化せざるおえないのではないでしょうか。この辺は詳しくはわかりませんが。GokaiSezutomoさんにもお伺いしたいところではあります。 長くなりました、失礼します。 |
▼peaceさん: peaceさん 詳しいご意見、ありがとうございました。 「金持ち」「貧乏」を、あまり単純な図式で分けてしまうのは納得しかねます。なぜなら、資産・負債の中身などを見なければそう単純に割り切れないからです。また資産・負債バランスのプラス、マイナスは時間によっても変化しますから、貴方がおっしゃるように 「プラスの人間は金利を上げると有利、マイナスの人間は金利を上げると不利」 と言い切る訳にはいかないのではないでしょうか。だからこそ、超低金利を是正して正常な水準に戻す必要があると考えるのです。 80年代の実質金利については 「預金金利3.39%の時はインフレだったはずなのでCPIの上昇率を引かなければいけない」 と貴方が指摘される通りです。うっかりしましたのでお詫びします。早速調べて見ましたが、1年もの定期預金金利が3.39%だったのは、1987年3月から1989年6月の間でした。一方、この時期のCPIの前年比は、1987年度が0.5%、1988年度が0.8%でした。仮に0.8%を適用すれば実質金利は2.59%となります。したがって、最近の1年もの定期預金の実質金利は前に書いたとおりですので、これには遠く及ばないことをご理解いただきたいと思います。この時期、不動産や株は高騰しましたが、消費者物価の面では決してインフレではなかったのです。だから当時としては預金金利が低かったのではないでしょうか。この後地価高騰を抑えるべく急速な金融引き締めが行われ、1990年9月には1年もの定期預金は6.08%という高利率になるのです。 貴方は 「金利が異常な水準とのお話ですが歴史的に見て正常な値などは存在しない」 といわれますが、金融という行為が働かなければ経済の円滑な運営は期待し難いのですから、そこでは必ず金利が大きな役割を果たすのではないでしょうか。ですから異常な金利水準──それは低金利だけではなく、高金利も同様──が、経済のある局面で一定の効果をもたらしたとしてもそれは必ず副作用を伴うものですから、いずれは正常化が必要なのだと思います。「正常な値」とはそういう異常値を排除した結果として得られるものであり、グローバルな現代では海外との金利差がいずれ問題になるでしょう。 >金利と言うシステムは現代の金融システムの常識とされていますがそれはこの100年間ほどのことのようです といわれますが、私にはこの話はとても信じ難いのです。なぜなら、日本では江戸時代に既に札差しなどという金融業が存在したし、また今の日本の国債の金利水準はルネサンス時代のイタリア以来の低水準という話もありました(富田俊基『日本経済新聞』2000.6.9.)。資本というものがこの世にあらわれて以来、必ずそこには金利が伴って存在したのではありませんか。 >負債者の企業、個人にとって成長が止まったとき、金利支払い余力が無くなったとき、金利とは搾取の手段となるのではないでしょうか。高度成長時代には高金利でも企業は成長を見込み借金をして金利を払い成長を続けられましたが、高度成長が終わった今、金利支払い、借金返済のためには自分の足を切るしかありません。 ある金利を支払うことを条件に借金をした以上、高度成長が終わろうとその元利金を支払うのは当然のことであり、これを「搾取」とか「自分の足を切る」というお考えには同調しかねます。 最後に、貴方はインフレに期待されているようですが、庶民が最も怖れるべきはインフレであり、一方、権力者たちが好むのがそのインフレだということを、われわれは忘れてはならないと思います。またインフレになったら、間違いなく日銀は金利を上げるでしょう。 |
▼pierreさん: こんばんは よろしくお願いします。さて > 「金持ち」「貧乏」を、あまり単純な図式で分けてしまうのは納得しかねます。なぜなら、資産・負債の中身などを見なければそう単純に割り切れないからです。また資産・負債バランスのプラス、マイナスは時間によっても変化しますから、貴方がおっしゃるように >「プラスの人間は金利を上げると有利、マイナスの人間は金利を上げると不利」 >と言い切る訳にはいかないのではないでしょうか。だからこそ、超低金利を是正して正常な水準に戻す必要があると考えるのです。 すみません、どうしても納得できないのですが、たとえば金利を上げることによってマイナスの人間が有利になることはどのような場合あるのでしょうか。できれば具体的に仰っていただくと納得しやすいのですが。 > 貴方は >「金利が異常な水準とのお話ですが歴史的に見て正常な値などは存在しない」 >といわれますが、金融という行為が働かなければ経済の円滑な運営は期待し難いのですから、そこでは必ず金利が大きな役割を果たすのではないでしょうか。ですから異常な金利水準──それは低金利だけではなく、高金利も同様──が、経済のある局面で一定の効果をもたらしたとしてもそれは必ず副作用を伴うものですから、いずれは正常化が必要なのだと思います。「正常な値」とはそういう異常値を排除した結果として得られるものであり、グローバルな現代では海外との金利差がいずれ問題になるでしょう。 金利の正常な値をどう計算するのかに関しては知識を持っていませんが、今までインフレで高度成長期とデフレ縮小均衡の現在では同列にはできないのでは無いでしょうか。詳しくは知らないのですが1930年代の大恐慌でもアメリカの金利はかなり下がっていたように聞いてす。むしろ下げなかったから不況が長期化したとの説もあるようです。(この辺のことはよく分かりません、あってますでしょうか?) >>金利と言うシステムは現代の金融システムの常識とされていますがそれはこの100年間ほどのことのようです > >といわれますが、私にはこの話はとても信じ難いのです。なぜなら、日本では江戸時代に既に札差しなどという金融業が存在したし、また今の日本の国債の金利水準はルネサンス時代のイタリア以来の低水準という話もありました(富田俊基『日本経済新聞』2000.6.9.)。資本というものがこの世にあらわれて以来、必ずそこには金利が伴って存在したのではありませんか。 失礼しました、どう考えてもおかしいですよね、この本の情報源となったもとの資料を見ると、カソリック教会の金利合法化がここ100年あまりとありました、失礼しました。 しかし、我々庶民に関しては金利を意識した経済活動は近世になってからだと思います。 >ある金利を支払うことを条件に借金をした以上、高度成長が終わろうとその元利金を支払うのは当然のことであり、これを「搾取」とか「自分の足を切る」というお考えには同調しかねます。 支払いが滞っている企業などは淘汰するべきでしょうか。 僕は大阪の人間なので商売人に聞く話には儲ける(借金を返済する)方法は二つあるといいます、一つは売り上げを伸ばすことです、そしてもう一つは仕入れを値切る(経費を節約)ことです。高度成長期は多くの企業が前者を選択し、デフレ縮小均衡の今、多くの企業が後者を選択し、リストラや仕入れの値切りに精を出しています。売り上げを伸ばさず利益を増加させている企業もあるほどです。リストラを称して「足を切る」仕入れ値の値切りを「搾取」と取っていただいても結構だと思います。 > 最後に、貴方はインフレに期待されているようですが、庶民が最も怖れるべきはインフレであり、一方、権力者たちが好むのがそのインフレだということを、われわれは忘れてはならないと思います。またインフレになったら、間違いなく日銀は金利を上げるでしょう。 すみません、仰っている意味が理解できません。戦後ずっとインフレだったのは権力者のなすがままだったからでしょうか? ありがとうございました。 |
▼peaceさん:こんにちは 私はpeaceさんの意見に賛成です。 正しい意見というものは素直に腹に収まるものですし、 その意見から簡単に応用が聞きます。 つまり正しい意見というのは、その結論を導きき出すための過程までもが理解でき、新たに、他の方に伝えるのも比較的簡単にできるものだと思います。 その点、peaceさんのお考えははっきりしています。 pierreさんは難しい事を色々ご存知のように思いますが、その論理には中々納得し難く、 例えば金利水準の正当性についてのご説明では、言葉は明瞭なれど意味は曖昧に聞こえます。 それから、pierreさんの金利を上げよとの主張は、 累積154兆円のお金が民間に渡れば、その分の消費が行われるから景気回復に役立つとのニュアンスを含んだお考えのようですが これは裏を返せば、民間にお金が少ないことが消費低迷の原因だとお感じになっておられるのではないかと思います。 つまり、景気回復には、 まずは民間にお金を増やす方策を考えることが先決だということでは、私も同意したいと思います。 ところが民間にお金を増やすために金利を上げる方策は、 peaceさんのご指摘の通り、受け取る者-支払う者=0・・なのですね。 従って、金利上げは新規に事業開拓や個人の新築、家財の買い替えにとっての支払いリスクが増える分だけ、景気に悪影響だと思います。 また中小も含めた企業は、デフレで利益の薄い商売をしているだけに金利の上昇は、赤字転落しやすくなり、税収にも悪影響となると思います。 一昔前、「景気が過熱気味だから、公定歩合を上げる。」という手法は誰もが疑わない手法だったのですが、 今時は、何故、人々がそれに納得できないのでしょう? 金利上げは景気の下降要素の筈です。 >個人で見れば確かに債務だけを抱えている者はいないですし、債権だけを抱えている者もいないと思いますが。問題は債務と債権を合計してプラスになるかマイナスになるかだと思われます。そういった意味です、ご理解いただけましたでしょうか。言っている意味は合計してマイナスは貧乏、プラスは金持ちと取っていただいてかまわないと思います。 > >>つまり、超低金利で不利益を被っているのは高齢者だけではないと思うのですが、どうでしょうか。前に安兵衛さんが書いておられましたが、「景気に中立的な3~4%の金利」という発想に大変魅力を感じます。「ゼロ金利」など、ここまで金利を下げたのは、単なる景気対策ではなく金融危機への緊急措置だったはずが、いつの間にか長期にわたっていることが問題だと思うのです。 > >先ほど申し上げたようにプラスの人間は金利を上げると有利、マイナスの人間は金利を上げると不利、と単純に思っています。 > |
▼Gokai Sezutomoさん: >ところが民間にお金を増やすために金利を上げる方策は、 >peaceさんのご指摘の通り、受け取る者-支払う者=0・・なのですね。 本来そうなるべきなのですが、実際はそうではないと思います。 何故かと言えば<受け取る者=預金者>と<支払う者=債務者>の間に銀行が介在して、恣意的な運用を行なっているからです。 今も続くゼロ金利のもとで、金融システムの安定という名目のために多額の不良債権処理と債権放棄が行なわれ、その財源として、預金者に払われるべき金利と中小企業から貸しはがしたお金と、公的資金という名の税金が使われて来ました。 金利が上がると企業が苦しいということですが、2.5%が3.5%になっても、貸し続けてくれれば倒産ということはないでしょうが、貸しはがしにおいては、2.5%を次回返済から6%にしなければ即刻全額返済を強要したりするというのですから、金利上昇どころの話ではありません。 本来は、銀行が集めた預金を融資することによって、お金の流れが生まれていたのですが、今はお金が銀行に止まってしまっています。何のために銀行があるのか分かりません。 ですから金利を上げることによってお金を預金者の側に動かせば、その分が売り上げという形で企業の方に流れます。企業の売り上げが上がれば、債務のある企業は返済が進むでしょうし、設備投資を計画する企業も出てくるかもしれません。 銀行に対する資金需要も増えてくる可能性もあります。 とにかくゼロ金利というのは異常な状態です。是正が必要です。 >一昔前、「景気が過熱気味だから、公定歩合を上げる。」という手法は誰もが疑わない手法だったのですが、 >今時は、何故、人々がそれに納得できないのでしょう? >金利上げは景気の下降要素の筈です。 裏を返せば、利下げは景気の上昇要素の筈ですが、景気は上昇していません。 利上げも、実際にやってみれば、景気を下降させない可能性もあると思います。 |
▼MNGさん:こんにちは >>ところが民間にお金を増やすために金利を上げる方策は、 >>peaceさんのご指摘の通り、受け取る者-支払う者=0・・なのですね。 > >本来そうなるべきなのですが、実際はそうではないと思います。 >何故かと言えば<受け取る者=預金者>と<支払う者=債務者>の間に銀行が介在して、恣意的な運用を行なっているからです。 > 金利を上げれば、民間でのお金の総量がどうなるかが議論のポイントだと思います。 日銀の福井総裁は、154兆円の所得移転との発言はあたかも民間にお金が増えるべきところが増えなかったとの連想をさせそうですが、 あくまで、所得移転であって増加ではないのです。 岩国哲人氏に促されたとはいえ、かなり紛らわしい発言です。 現金と預金というお金の増減は、 現金は、日銀が負債として発行し増加させますが、 預金の増加は日銀以外の者が、金融機関を介在して貸し借りで増えます。このお金の増加法を信用創造といいます。 これ以外で預金が増加することはありません。これは十分に考察すれば誰もが納得できる必然の答えです。 また金利によるお金の譲渡は間違いなく、お金の持ち主の変更、即ち、所得の移転であって、日銀総裁は嘘を言ったわけでもありません。 けれども、金利による所得移転は民間のお金の増加ではないのですから、それ自体は購買力の増加には貢献しないのですね。 それを知らない庶民は、そういった言葉から、あたかも増えるべきお金が増えなかったかの如きの錯覚に陥り、勝手に誤った結論へ、誘導させられてしまいます。 現政権を支える人たち、現政策を支持する人々の言葉には用心しましょう。 どこに罠があるか解かりません。 |
▼MNGさん: 横レス失礼します >本来そうなるべきなのですが、実際はそうではないと思います。 >何故かと言えば<受け取る者=預金者>と<支払う者=債務者>の間に銀行が介在して、恣意的な運用を行なっているからです。 > >今も続くゼロ金利のもとで、金融システムの安定という名目のために多額の不良債権処理と債権放棄が行なわれ、その財源として、預金者に払われるべき金利と中小企業から貸しはがしたお金と、公的資金という名の税金が使われて来ました。 金利はお金の価格という側面を持ちます。ですから金利が低いのは供給が需要を上回っているからだとも言えます。別に銀行の肩を持つつもりはありませんが、現在は銀行にとっても空前の運用難です。この低金利でも優良企業は銀行から融資を受けて設備投資等に回すことより、銀行からの融資の返済を優先しています。また必要な資金は市場から直接調達することも可能です。 一方、多くの中小企業にとっては、今なお銀行からの融資が資金調達の主要な手段ですが、不動産価格の下落により融資を受けるのに必要な担保価値が低下してしまい、結果、銀行からの融資を受けることができません。 銀行も中小企業や個人に対する無担保融資を拡大しているようですが、当然のことながら有担保の融資よりリスクが高いので貸出金利は高く設定されます。しかし、そのレベルの金利では中小企業は融資を受けることを選択しません。結果、銀行融資の総量は減少を続けています。 銀行にとって自己資本比率の維持が至上命題だった時は、貸しはがしのような事例も多くあったと思いますが、公的資金注入等で自己資本比率の問題がとりあえず解決しつつある現状では、銀行にとっても運用の拡大、すなわち融資量の拡大が大きな課題となっています。 >本来は、銀行が集めた預金を融資することによって、お金の流れが生まれていたのですが、今はお金が銀行に止まってしまっています。何のために銀行があるのか分かりません。 これは仰るとおりです。今はわが国にとって、銀行の歴史的意義が変化しつつある時代です。 上記したような理由で銀行としても集まった預金を貸し出しで運用することができないために国債を買わざるを得ず、これがまた金利の引き下げ要因となっています。お金を運用する者が一定以上のリターンを得ようとするならば、今後銀行に多くを期待することは難しいでしょう。自らリスクをとって預金者から投資家に変化することが必要な時代になっているのだと思います。 このスレッドは「年金者と金利」という題です。年金受給者にリスクをとれというのも酷な話であることは承知しております。しかしながらこれ以上銀行に期待できない以上、ある程度のリスクをとっていかなければリターンも得られないことも事実です。 >>一昔前、「景気が過熱気味だから、公定歩合を上げる。」という手法は誰もが疑わない手法だったのですが、 >>今時は、何故、人々がそれに納得できないのでしょう? >>金利上げは景気の下降要素の筈です。 > >裏を返せば、利下げは景気の上昇要素の筈ですが、景気は上昇していません。 >利上げも、実際にやってみれば、景気を下降させない可能性もあると思います。 金利政策が以前ほど効果が上がらなくなった理由も、上記から導くことができます。逆説的な言い方になりますが、銀行に融資をきちんと返すことができる企業にとって銀行の存在意義はずっと小さいものになりました。また、銀行にとっても、預金の重要性は以前に比べればずっと小さいのです。預金を集めなくても市場で効率よく調達することができますから。銀行が金利を上げないのは「皆さん、銀行ではもうかつてのような金利は払えません。リターンがほしい方は直接投資をなさってください。」というメッセージとも取れます。 |
多くの皆さんから貴重なご意見が寄せられ、論点が多岐にわたってきましたので、ここで少し私なりに整理させていただきます。 (1)問題は「家計」からの所得移転 Gokai Sezutomoさんは、金利をあげても 「受け取る者−支払う者=0」 とか、あるいは154兆円は 「所得移転であって増加ではない」 といわれます。しかし、この議論の口火を切られた昭和ひさとしさんは、「家計」の所得が154兆円失われ、それが他へ移転していることを採りあげられました。内閣府のホームページを見ますと、「家計」部門の持っている金融資産は約1,400兆円、借金は約400兆円で、差し引き約1,000兆円が他の部門、すなわち「政府」「企業」に融通されています。ですから、家計が受け取るべきだった所得は、借り手の「政府」「企業」に廻っているのです。「家計」の立場でいえば決して「受け取る者−支払う者=0」ではありませんし、この移転がなければ「家計」の所得は増えたはずだ、という前提で議論する必要があるのではないでしょうか。 (2)「金持ち」と「貧乏」の区分と金利のもたらす損・得 peaceさんは、 「債務と債権を合計してプラスになるかマイナスにになるか」 によって「金持ち」「貧乏」を区分するといわれました。しかし、この定義の意味が必ずしも明確ではありませんが、仮にそれを金融資産<金融負債とすれば、利上げはマイナスになるでしょうが、他に多額の不動産などを所有していたら決して「貧乏」とはいえないでしょう。また、本当に「貧乏」であれば、金融負債を持つことすらできないのではありませんか。それからまた、「家計」の金融資産1,400兆円には約400兆円の年金、保険準備金が含まれていますが、超低金利が長期にわたり続くことは、この資金の運用にとっては決してプラスではありません。金融資産<金融負債の人でもこの準備金をそれなりに持っている訳ですから、今、借りているローンの金利のことだけで損・得を判断すべきではありません。つまり、いわれるような単純な区分でこの低金利を容認するのは、私にはどうしても納得できないのです。 (3)金利水準と資金の需給バランス questiontimeさんがいわれるように 「金利が低いのは供給が需要を上回っているからだ」 というのはその通りだと、私も思います。日銀は資金を溢れるほど供給し、徹底した金融緩和をしているから、このゼロ金利が続いているのでしょう。そして銀行は利上げしてまで預金を集める気がないのもその通りだと思います。しかし、その結果、東京には超高層ビルが林立し、不動産ファンドが土地やビルを買いあさり始め、バブルの再来を懸念する声も出ているといいます。これも、長く続く超低金利政策のもたらしている歪みであり、こういう金融政策が曲がり角に来ている兆しではないでしょうか。 「これ以上銀行に期待できない以上、ある程度のリスクをとっていかなければリターンも得られない」 というquestiontimeさんのご意見はまことにごもっともで、「家計」がその金融資産を預貯金に集めすぎているのがいけないのかも知れません。 (4)インフレとデフレ peaceさんは、戦後はずっとインフレだったとお考えのようですが、私は必ずしもそうは思いません。勿論、あのオイルショックのときなど、明らかにそうでしたが、敗戦直後の一時期を除けば比較的穏やかだったと思っています。私が、権力者たちが好むというインフレは、CPIの上昇率が数%から双ケタ以上になることをいうのです。そういうインフレは、借金が多い人ほど得をしますから、今の日本でそれを一番望むのは政府ではないですか。一方、庶民は逆に預金は急速に目減りし、所得もそうは増えず、生活はたちまち困窮するから、何よりも怖れるべきなのではないでしょうか。また、デフレを怖れる議論が多いですが、CPIが前年比0.5〜1.0%くらいの下落であれば、庶民の生活には決してマイナスではありません。東京の生活費は世界一高いとまでいわれたのですから、このくらいの“デフレ”は怖れるに足りないというべきでしょう。大恐慌や昭和初期のデフレでは、CPIが前年比双ケタ以上下がったというではありませんか。 |
▼pierreさん:こんにちは 消費は家計だけが行うものではありません。企業も政府も行います。 それらを含めた、活発な消費は好景気に繋がり、本来はみんなが幸せになるのです。 だから家計だけのお金の増加(お金の偏在)を考えてはいけません。 それから、詳しい資料は不明ですが、確か、現在では20%の家庭が貯蓄がゼロだったと思います。それらの家庭はローンを組んでるはずですね。 個人破産も増えているようですし、自殺も増えています。 金利を上げると、払えなくて、破産も自殺も増えると思いますがそれでよいのでしょうか? 金利を上げる方法は社会的経済的リスクがあまりに大きすぎますので、 別の方法で、家計にも企業や年金基金にもお金を増やすことを考えるべきでしょう。 > 多くの皆さんから貴重なご意見が寄せられ、論点が多岐にわたってきましたので、ここで少し私なりに整理させていただきます。 >(1)問題は「家計」からの所得移転 > Gokai Sezutomoさんは、金利をあげても >「受け取る者−支払う者=0」 >とか、あるいは154兆円は >「所得移転であって増加ではない」 >といわれます。しかし、この議論の口火を切られた昭和ひさとしさんは、「家計」の所得が154兆円失われ、それが他へ移転していることを採りあげられました。内閣府のホームページを見ますと、「家計」部門の持っている金融資産は約1,400兆円、借金は約400兆円で、差し引き約1,000兆円が他の部門、すなわち「政府」「企業」に融通されています。ですから、家計が受け取るべきだった所得は、借り手の「政府」「企業」に廻っているのです。「家計」の立場でいえば決して「受け取る者−支払う者=0」ではありませんし、この移転がなければ「家計」の所得は増えたはずだ、という前提で議論する必要があるのではないでしょうか。 |
▼pierreさん: こんばんは、 しつこいと思われるでしょうが、自分の思っている事を言わずにはいられないので失礼します。 もし、不快に感じられたならばレス等は不要です。 >すなわち「政府」「企業」に融通されています。ですから、家計が受け取るべきだった所得は、借り手の「政府」「企業」に廻っているのです。「家計」の立場でいえば決して「受け取る者−支払う者=0」ではありませんし、この移転がなければ「家計」の所得は増えたはずだ、という前提で議論する必要があるのではないでしょうか。 政府の借金返済が仮にすべて赤字国債等によるもの、企業の借金返済がすべて銀行の信用創造によるもので有るとしたらおそらく言われているように1400兆円が家計に及ぼす影響は400兆円分でしょうがそうではないと思われます。政府の借金返済の多くは赤字国債でしのいでいるように思いますが、それでさえ増税などで危うくなっているように思います。また企業の方はリストラ、賃金カットなどで借金返済しているように思います。 結局、増税、リストラ、賃金カットは(一部の?)家計に影響を及ぼすものと思われます。 >「債務と債権を合計してプラスになるかマイナスにになるか」 >によって「金持ち」「貧乏」を区分するといわれました。しかし、この定義の意味が必ずしも明確ではありませんが、仮にそれを金融資産<金融負債とすれば、利上げはマイナスになるでしょうが、他に多額の不動産などを所有していたら決して「貧乏」とはいえないでしょう。また、本当に「貧乏」であれば、金融負債を持つことすらできないのではありませんか。 自己破産する人間、首をくくる人間に関してなぜ金融機関は融資したのでしょうか?多くの人が高額で購入した不動産又は他の資産の融資の返済に苦しんでいます。その人たちは貧乏で金融負債を持っています。その人たちが私の言ってきている真の貧乏人(問題の貸しはがしの対象になっている中小企業も同様)です。そういう人たちの事も思いやっていただけませんか?お考えの事はおそらく緩やかなインフレの高度成長時代のお考えだと思われますがいかがでしょうか?これは、バブルの後始末でもなく5年前に購入した不動産でも同じように資産価値の目減りで苦しんでいる人がいることも承知してください。今はデフレの時代で家なんか買うやつがバカなんだと言ってしまえばそれまでですが。 >それからまた、「家計」の金融資産1,400兆円には約400兆円の年金、保険準備金が含まれていますが、超低金利が長期にわたり続くことは、この資金の運用にとっては決してプラスではありません。金融資産<金融負債の人でもこの準備金をそれなりに持っている訳ですから、今、借りているローンの金利のことだけで損・得を判断すべきではありません。 金融資産<金融負債 で仮に言われるように不動産等の資産価値が金融負債を上回る場合で有れば金利支払いが苦しくなれば生活を切りつめて利子を支払うか、不動産売却・保険を解約せよと言うことですか。 >というquestiontimeさんのご意見はまことにごもっともで、「家計」がその金融資産を預貯金に集めすぎているのがいけないのかも知れません。 そのような言い方もできるかもしれませんが、貯蓄率の問題も有るのかもしれません、いずれにしても今までの間接金融と直接金融の比率の変化が大きな問題の根底に有るような気がします。 >CPIが前年比0.5〜1.0%くらいの下落であれば、-中略-このくらいの“デフレ”は怖れるに足りないというべきでしょう。大恐慌や昭和初期のデフレでは、CPIが前年比双ケタ以上下がったというではありませんか。 おそらく、pierreさんとは全く別の視点で社会を見ていると思います。私のデフレの認識は、貨幣価値と貨幣で購入できるすべてのものの価値の関係で時間を追って貨幣価値が上がってゆく事がデフレだと思っています。貨幣対商品(この場合は単に「物」をさしています。)では有りません。すなわち、価値が下がってゆくものの中には労働力も含まれます。デフレでは企業は経費をなるべく削り正社員よりも短期労働者を、そして、サービス残業を、首切りを、どんどん進めてゆく社会がデフレ社会だと思っています。(実際体感しての経験則です)商品価値だけが下がってゆくのがデフレならば確かに家計は楽なのですが。 失礼します。 |
▼Gokai Sezutomoさん: こんばんは いつもありがとうございます。 分からないことが多すぎて、みなさんご迷惑をおかけしているとは思いますが、金利のメカニズムなどは謎の部分が多くて、いろいろみなさんにお話ししていただいて大変興味深く勉強になります。今後ともよろしくお願いします。 ちなみに僕は3年前にたばこをやめましたが、経験からたばこは体には良くないと思っています。 |
▼peaceさん:こんにちは >ちなみに僕は3年前にたばこをやめましたが、経験からたばこは体には良くないと思っています。 私より一年早くやっめられたのですね。 タバコは体に良くないとは思うのですが、癌とは無関係なのではないかと疑っています。 まして、副流煙が癌に影響などとは作り話に思えてしまいます。 癌には、福田-安保理論が的を射ている様に思えます。 http://www.immunity.jp/fukudariron.html http://shinshin-yojoen.com/interview.htm ご存知でしたでしょうか? |
競馬で銀行レースと表現される、まず間違いない戻りがあるけれども、しかし大きな配当も期待できない状況を示唆していました。 それほど国民の信用が高かった銀行も、不良債権処理などですっかり世間の信用を失ってしまいました。 ゼロ金利政策とは関係者も関係ない人も等しくお国のためにお金を出し合って、金融システムを保ちましょうと言うコンセンサスだと解釈しています。 しかし、”赤の他人のためにがまんしろなんて不合理だよな”と我々は思います。その一方いつの間にか平均株価が三分の一にもなり、損しても政府が悪いなんてごまかされちゃうのですから、金融に携わる人たちがうさんくさい人たちに見えるようになりました。 その結果、金のためなら何をしてもかまわないと言う、モラルファザードが近年急激に起こった結果、おれおれ詐欺や振り込め詐欺を何の罪とも感じない世界を作ったのかも知れません。銀行さえ詐欺に近い行為をやって許されるんなら、どうして俺たちが悪いんだと言わんばかりです。 結論として、金を借りるのにただで借りられる異常な世界を早急に無くさなくては成りません。(我々の預金をただで借りて、企業に貸し付けているのですから) だから、金利を上げるべきでしょう。 |
こんにちわ。 勿論金利は上げるべきでしょう。 それと、銀行さえ詐欺をやっているというモラルハザードの問題ですね。たとえば今銀行もさかんに、従来証券会社の専売だった投資信託などを販売しているようですが、あれはいったいなんなのですか。 私の八十になる父は無論年金生活者なのですが、ある証券会社でつまらない投資信託を売りつけられ、結局、売ろうにも売られず塩漬けになってしまいました。こういった巧みに高齢者を騙す証券会社あるいは銀行等の詐欺に会われた方、あるいはもともとそういった業界に身をおかれていた方で、リタイアーされ、そのからくりをよくご存知で年寄りのために一肌脱いでやろうという方がありましたら、ぜひそのへんのところご教示ください。 |
▼市民賢さん:こんにちは 株式や投資信託や債券といったものは、 社会主義であろうと資本主義であろうと、経済にどうしても必要なお金の一種なのだと思われたほうが良いのだと思います。 問題なのはその現代貨幣システムの本当の姿を、義務教育で知るべき知識として教えてこなかったことなのだと思います。 銀行のモラルハザードではなく、 投資信託を塩漬けにした政策が問題だと思います。 国民に正しい経済知識を与えない政策が問題だと思います。 >勿論金利は上げるべきでしょう。 >それと、銀行さえ詐欺をやっているというモラルハザードの問題ですね。たとえば今銀行もさかんに、従来証券会社の専売だった投資信託などを販売しているようですが、あれはいったいなんなのですか。 >私の八十になる父は無論年金生活者なのですが、ある証券会社でつまらない投資信託を売りつけられ、結局、売ろうにも売られず塩漬けになってしまいました。こういった巧みに高齢者を騙す証券会社あるいは銀行等の詐欺に会われた方、あるいはもともとそういった業界に身をおかれていた方で、リタイアーされ、そのからくりをよくご存知で年寄りのために一肌脱いでやろうという方がありましたら、ぜひそのへんのところご教示ください。 |
お答えありがとうございました。 正しい経済知識ですか。 しかしそれにつけても、高齢者の莫大な貯蓄(総体的に)を狙ってあの手この手で 証券会社は金融商品を売りつけてくるのでしょうね。 年金制度もどうなるかわからないから、なおさら高齢者は郵便貯金等の安定運用を心がけるべきだと思うのですが……。 |
▼市民賢さん:こんにちは >しかしそれにつけても、高齢者の莫大な貯蓄(総体的に)を狙ってあの手この手で >証券会社は金融商品を売りつけてくるのでしょうね。 >年金制度もどうなるかわからないから、なおさら高齢者は郵便貯金等の安定運用を心がけるべきだと思うのですが……。 その通りです。 実は、株式投資も銀行預金も、同じ投資なのですね。 違うのは、預金は限りなくノーリスクの投資な訳です。 けれども、ペイオフや、郵貯改革によって、幾らかそれも失われようとしています。 ローリスクローリターンか、ハイリスクハイりターンかの選択は個人に任せるのは当然ですが、 過去の日本のように、一般庶民は気楽に預金する姿が社会経済的には正しいのだと思います。 ハイリスクな投資は、銀行をはじめとするプロに任せる政策が本当は正しいのだと思います。 そしてこの過去の姿を間接金融といい、 金融ビッグバン以降のめざす姿を直接金融といっています。 これらの政策は、今だけ日本国民を苦しめるのではなく、今後も苦しめる政策なのです。もちろん銀行も国民と同じく被害者です。 従って、これらの政策を実行する政府には早く辞めて頂かなくてはなりません。 |
▼Gokai Sezutomoさん:お早うございます。 >実は、株式投資も銀行預金も、同じ投資なのですね。 >違うのは、預金は限りなくノーリスクの投資な訳です。 インフレと円安というリスクを無視できないのでは? 低金利を憤る声が巷にあふれていますが、小生 未だに、 貧乏人にとって ”狂乱物価”よりはマシかな?の思いが拭えきれません。 |
▼J.J.Mackさん:こんにちは >>実は、株式投資も銀行預金も、同じ投資なのですね。 >>違うのは、預金は限りなくノーリスクの投資な訳です。 > >インフレと円安というリスクを無視できないのでは? インフレは人々の消費需要に比べて、物品の供給不足に時に起こる現象ですね。 何故、物品の供給不足が起こるかは、 原材料の量的輸入不足によって、物品の生産量が制限されるときや、 生産設備が不足のときに起こるのだと思います。 巷、言われているように、お金の供給過剰によって起こる現象ではないのです。 一方、デフレは、お金の供給不足によって起こる現象で、 窮めて人為的ミスによる現象なのです。 つまり今までの、日本の経済的苦境は、故意か無知かは別にして、人為的な現象なのです。 今、日本の経済政策、すなわち小泉-竹中を中心とする政策は日本の宝である企業の大安売りであり、将来のインフレリスクを増大させる行為なのです。 今の政策を実行する政権を国民が支持する限りはインフレリスクや円安リスクは高まっていくものと思います。 >低金利を憤る声が巷にあふれていますが、小生 未だに、 これは金利生活者、退職者、年金受給世代の間での声でしょう。 >貧乏人にとって ”狂乱物価”よりはマシかな?の思いが拭えきれません。 今、貧乏人なのは、年金受給世代ではなく、現役労働世代なのだというように認識を改めなくては真実とかけ離れるのではないでしょうか? 狂乱物価については、貧乏国家への政策である、今の「構造改革」が進捗して、完成してから、心配する話です。大分、心もとなくなってきましたが未だ大丈夫でしょう。 今は、何が正しい景気好転策であるかを広く国民が知り、それを実行に移すことだと思います。 そうすれば、自ずと、皆さんご待望の金利もそれに見合って、否応無く、上昇させられることになります。 |
話の腰を折るようで申し訳ないが、ちょっと一言。 >インフレは人々の消費需要に比べて、物品の供給不足に時に起こる現象で >すね。 >何故、物品の供給不足が起こるかは、 >原材料の量的輸入不足によって、物品の生産量が制限されるときや、 >生産設備が不足のときに起こるのだと思います。 インフレの原因としては、学者によって意見が異なるため、原因を一つに絞りこむことは困難であり、次に三つの説が有力だと思うのですが・・。 1.貨幣数量説(マネタリズム) 中央銀行が「貨幣」を発行しすぎるからインフレーションが起きるとする説。インフレの原因が需要側にあるとする点ではディマンドプル説と似ているが、超過需要が「貨幣」の超過供給によってのみ生み出されるとする点で異なる。 2.ディマンド・プル説 ディマンド・プル説はインフレの原因が需要側にあるとする考え。例えば、500兆円の供給能力しかない社会に550兆円分の需要を作り出してやれば、需要が供給を上回りインフレが生じる(ケインズはこれを「真正インフレーション」とよんだ)。 ディマンド・プル説によれば、インフレは超過需要が発生するから生じる。そこで物価の安定を図るためには、適切な財政・金融政策によって、国内の総需要全体を抑制することが必要となる。具体的には、政府支出の削減、増税、公定歩合の引き上げ、売りオペ、預金準備率の引き上げ、等の政策が考えられるとしている。 3.コスト・プッシュ説 現代においては市場の寡占化が進行し、企業が価格支配力を持つことが多い。そこでは価格は需要と供給によって決められるのではなく、企業が生産コストに一定の利潤を上乗せして決められる。したっがて、賃金や原材料の価格が上昇した場合、それが製品価格に転化されることによってインフレが生じる可能性がある。これをコスト・プッシュ型のインフレーションという。 1973年の石油危機に際して、原油価格が4倍になったために日本経済が激しいインフレに襲われたのはこの例である。(ちなみに、輸入インフレもコスト・プッシュインフレーションの一種とみなすことができる)。この説は賃上げを求める労働組合に対抗する理論として経営者によって使われる事が多い。 現代においては市場の寡占化が進行し、管理価格による「価格の下方硬直性」や、暗黙のうちに企業間競争を制限するといった現象が広く見られる。そこで、コスト・プッシュ型のインフレに対しては、独禁法の厳格な運用などで企業間の自由な競争をとりもどし、価格競争を促進させることが必要となるといわれる。 また、必要ならば賃金の上昇率を生産性上昇率以内に押さえるよう、政府が直接的な規制をしコスト・プッシュ型のインフレを回避する政策も考えられる。しかし、所得政策はこれまで日本では実施されたことはない。 よけいなお節介でした。 |
▼北の老兵さん:こんにちは >インフレの原因としては、学者によって意見が異なるため、原因を一つに絞りこむことは困難であり、次に三つの説が有力だと思うのですが・・。 > >1.貨幣数量説(マネタリズム) >2.ディマンド・プル説 >3.コスト・プッシュ説 いつも専門的なご意見を有難うございます。勉強になりました。 私が言った内容は 3.コスト・プッシュ説に近いようですね。 そして私が言ったインフレ論は、 実は40年ほど前迄の義務教育の教科書には当たり前のように説明されていた内容だったと思います。 今、人々が心配しているインフレは、止められないインフレ、狂乱物価、ハイパーインフレであって、貴兄のご説明の中には無いように思います。 何故、学者の意見の中には肝心の超インフレに対する意見が無いのでしょうか? インフレへの不安を煽る出版物しか私の目にも、止まりません。 人々が心配するインフレは戦後すぐのインフレはブラジルやアルゼンチンなどで起こったものだと思います。お金が紙くずのように価値を失うのですね。 けれども今の日本のように経常貿易黒字を続け、原材料等の輸入も思い通りで、また生産設備や技術の有り余った状態では、幾らでも物品を供給できるのですから、幾ら、お金を増やそうがインフレになど、なる筈もありません。人々はお金が余れば高い買い物もするでしょうが、その多くはそれに見合う価値あるものである筈です。その他のお金は、預金等の資産保有に廻すと思います。 せいぜい、インフレを起こすとしてもそれは、お金の供給量に比例したインフレであって、デノミ(貨幣呼称単位の変更)と大差なく、人々が恐れるハイパーインフレなどではありません。 現代経済学における、メジャーな理論は 「インフレ、デフレはマネー現象です。」という説のように思いますが、 こんな説が大手を振っているものですから、 人々が正しい経済的結論を導き出せないのかも知れません。 |
インフレは「戦争」などの需要>供給により起こるもの。 デフレは「平和」による 需要<供給により起こるもの。 「人為」は、全く関係ありません。 |
日銀のゼロ金利と量的緩和政策についての、専門家の意見です。 ご参考までにどうぞ。 http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html なお、このアドレスの内容は数日で変わりますので、早めにご覧下さい。 |
▼MNGさん:こんにちは 資料のご提供、有難うございます。 これを読まれまして、貴兄はどのようにお考えになられましたか? 今までのお考えに確信を深められましたか? 一言でも、貴コメントあれば、討論もしやすくなります。 私の考えは 人々が潤っていないのに、貿易赤字でもないのに、金利を上げることは自殺行為に等しいと思っています。 それは金利生活者の立場に立ってでの考察でも同じです。 一見、金利生活者はお金の収入が増えて、儲かったように思われるかもしれませんが、長い目で見ると、 製造業等の企業が打撃を受け、倒産したり、外資に買われたりして、いずれ、日本国民の受け取るべき分け前が減少し、つまり、お金に価値、年金の価値も下がり、生活は今よりも苦しくなります。 目先の僅かな金利に目を奪われた結果、そうなると思えます。 >日銀のゼロ金利と量的緩和政策についての、専門家の意見です。 >ご参考までにどうぞ。 >http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html |
▼Gokai Sezutomoさん: >一見、金利生活者はお金の収入が増えて、儲かったように思われるかもしれませんが、長い目で見ると、 >製造業等の企業が打撃を受け、倒産したり、外資に買われたりして、いずれ、日本国民の受け取るべき分け前が減少し、つまり、お金に価値、年金の価値も下がり、生活は今よりも苦しくなります。 > >目先の僅かな金利に目を奪われた結果、そうなると思えます。 金利政策に関する考え方は、私も同意見です。 |
▼Gokai Sezutomoさん:こんにちは。 >資料のご提供、有難うございます。 >これを読まれまして、貴兄はどのようにお考えになられましたか? >今までのお考えに確信を深められましたか? >一言でも、貴コメントあれば、討論もしやすくなります。 この資料を読んでの感想は、ゼロ金利政策にはメリット・デメリット両面があり、各論者の意見に違いはあるがそれぞれに正しいだろうし、Gokai Sezutomoさんの意見もまた正しいだろうということです。 しかし資料を読みながら気付いたのは、私が言いたかったのは、今、金利を上げることの是非ではなく、バブルの全盛・崩壊を経て今日に至るまでの、銀行と金融政策に対する怒りだったということです。 私、結構短気なもので、感情に駆られて真意をうまく表現できない、あるいは真意に気付かないことがあるもので。 銀行はバブル時には、借りたくもない人にもしつこく勧めて借りさせて、土地買え・株買え・ビル建てろとさんざんバブルをあおっておいて、バブルがはじけた後は手のひらを返して、さあ返せ返せの催促です。 確かに借入の最終決断は借主にありますが、猛烈に勧誘した銀行にもかなりの責任があるでしょう。 そして当時の銀行幹部は責任を問われる事もなく、高額の退職金を手にめでたく引退です。 その後の低金利・不況下においても、大手企業には何千億という債権を放棄して支援する一方、中小企業からは非情な貸しはがしを行なっています。 私は銀行のこういう無責任さと、ダブルスタンダードが許せないのです。 今の金利上げの議論でも、預金と借金の利子をめぐって、あちら立てればこちらが立たずと言うことになっていますが、そんな巨額な債権放棄ができるなら、中小企業の利息は据え置いて、預金者にはたとえ0.5%でも利上げしろと言いたいです。 少し別の話になりますが、ある研究者によると、近年のアメリカと日本の金利差は常に3%程度の差が政治的に設定されていて、資金がアメリカに流れる仕組みがつくられてきており、国民の資金は金利差のある米国へ国債購入という形で流れ易く設定されているといいます。最近アメリカは短期金利の指標であるフェデラルファンドを年2.5%に引き上げ、今後も小幅な利上げを繰り返すようですが、日本では一向に利上げの声は聞こえてきません。アメリカがイエスと言わないからだそうです。 確かに今すぐ利上げを行なうことは、かなりのリスクを伴うし難しいかもしれません。 しかしバブル崩壊後の国民生活の窮状を考えると、銀行と自民党政権の責任は大きすぎると思います。 ゼロ金利批判の真意は、今すぐ金利を上げろということではなく、現政権は責任を取ってやめろということです。 >私の考えは 人々が潤っていないのに、貿易赤字でもないのに、金利を上げることは自殺行為に等しいと思っています。 >それは金利生活者の立場に立ってでの考察でも同じです。 > >一見、金利生活者はお金の収入が増えて、儲かったように思われるかもしれませんが、長い目で見ると、 >製造業等の企業が打撃を受け、倒産したり、外資に買われたりして、いずれ、日本国民の受け取るべき分け前が減少し、つまり、お金に価値、年金の価値も下がり、生活は今よりも苦しくなります。 > >目先の僅かな金利に目を奪われた結果、そうなると思えます。 > > >>日銀のゼロ金利と量的緩和政策についての、専門家の意見です。 >>ご参考までにどうぞ。 >>http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html |
▼MNGさん:こんにちは お怒りはご尤もなのだろうと思います。 けれども、銀行も被害者なのだと思います。 銀行がバブルを創ったのではなく銀行もバブルに踊らされたのです。 いきなりバブルを潰されるとも知らず、 貴方の仰られるように、無理やりな過剰融資競争をさせられたのです。 運動会で、スタート台に並ばされ、「さあ、走れ!」といわれ、誰彼無く走り出したら、競争に勝ちたいから懸命に走るのが人情ではないですか。・・そういう状況に追い込まれたということが真実に近いのではないでしょうか? そして、今、「倒産と買収、統合と支配権の外資への譲渡」が銀行業界の生存環境なのではないでしょうか? そこで、人々は大切なことを忘れています。 銀行は日本国民にとって大切な宝だったということです。 そして今、その宝の支配を ほぼ外国資本に譲渡してしまいました。 また、ついでというにはあまりに莫大な宝ですが、 郵便貯金の支配も譲渡されようとしているのではないのでしょうか? 人々は「改革という言葉」に目くらましされて、おそらくこれにも気付かずに、安価で譲り渡してしまうのでしょう。 残念でなりません。 金利上げはこれらを助長あるいは正当化する行為のようにも思えます。 >その後の低金利・不況下においても、大手企業には何千億という債権を放棄して支援する一方、中小企業からは非情な貸しはがしを行なっています。 >私は銀行のこういう無責任さと、ダブルスタンダードが許せないのです。 > >今の金利上げの議論でも、預金と借金の利子をめぐって、あちら立てればこちらが立たずと言うことになっていますが、そんな巨額な債権放棄ができるなら、中小企業の利息は据え置いて、預金者にはたとえ0.5%でも利上げしろと言いたいです。 > >少し別の話になりますが、ある研究者によると、近年のアメリカと日本の金利差は常に3%程度の差が政治的に設定されていて、資金がアメリカに流れる仕組みがつくられてきており、国民の資金は金利差のある米国へ国債購入という形で流れ易く設定されているといいます。最近アメリカは短期金利の指標であるフェデラルファンドを年2.5%に引き上げ、今後も小幅な利上げを繰り返すようですが、日本では一向に利上げの声は聞こえてきません。アメリカがイエスと言わないからだそうです。 > >確かに今すぐ利上げを行なうことは、かなりのリスクを伴うし難しいかもしれません。 >しかしバブル崩壊後の国民生活の窮状を考えると、銀行と自民党政権の責任は大きすぎると思います。 >ゼロ金利批判の真意は、今すぐ金利を上げろということではなく、現政権は責任を取ってやめろということです。 > |
▼Gokai Sezutomoさん:こんにちは。 >お怒りはご尤もなのだろうと思います。 > >けれども、銀行も被害者なのだと思います。 >銀行がバブルを創ったのではなく銀行もバブルに踊らされたのです。 > >いきなりバブルを潰されるとも知らず、 >貴方の仰られるように、無理やりな過剰融資競争をさせられたのです。 >運動会で、スタート台に並ばされ、「さあ、走れ!」といわれ、誰彼無く走り出したら、競争に勝ちたいから懸命に走るのが人情ではないですか。・・そういう状況に追い込まれたということが真実に近いのではないでしょうか? >そして、今、「倒産と買収、統合と支配権の外資への譲渡」が銀行業界の生存環境なのではないでしょうか? >そこで、人々は大切なことを忘れています。 >銀行は日本国民にとって大切な宝だったということです。 >そして今、その宝の支配を ほぼ外国資本に譲渡してしまいました。 > >また、ついでというにはあまりに莫大な宝ですが、 >郵便貯金の支配も譲渡されようとしているのではないのでしょうか? >人々は「改革という言葉」に目くらましされて、おそらくこれにも気付かずに、安価で譲り渡してしまうのでしょう。 >残念でなりません。 以上でおっしゃっていることには、それほど異論はありません。 つまるところ、責任の根本は銀行よりも大蔵省と政府、そしてその背後にいるアメリカにあるということですね。 バブル崩壊にしても、海外投資家はサッサと売り抜けて大きな利益を上げたと思います。まさに「豚は太らせてから食え」を実践されてしまいました。 そして更に、バブル崩壊で経営難に陥った銀行の赤字を日本国民の税金で整理した上で、外国資本に安く差し出してしまったということですね。 日本政府はこういう動きになんら抵抗することもなく、それどころか小泉・竹中路線はそれを更に推し進めようとしているようです。 >金利上げはこれらを助長あるいは正当化する行為のようにも思えます。 現在、日銀にも政府にも利上げのつもりはないようですし、利上げが「日本売り」を「助長あるいは正当化する」とも思えませんが、pierreさんもおっしゃっている通り、ゼロ金利の長期持続状態が異常事態であることは間違いないと思います。 一日も早く利上げの環境が整うことを望むとともに、小泉・竹中売国内閣の即時退陣を強く求めるものであります。 |
▼MNGさん:こんにちは >一日も早く利上げの環境が整うことを望むとともに、小泉・竹中売国内閣の即時退陣を強く求めるものであります。 通常、利上げというのは、 広く国民にお金が行き渡り、 消費も増え、そして生産も増え、仕事も忙しく、 それで雇用も増え、 さらに人々が消費を増やそうとするために、物価が上昇し始めたとき、つまりインフレ懸念が出始めたとき、はじめて、それを抑えるために使う技法なのだと思います。 今、日銀が言っているような、経済が安定成長に向かいだしたら利上げ環境が整うというのは本末転倒なのだと思っています。 利上げはどうでもいいのです。要は正しい経済成長が重要です。それさえあれば、金利など何時までもゼロでも良いのです。 そして、そのときは年金生活者も預金を取り崩さなくても十分に生活できなくてはなりません。 |
MNG さん JMMの資料提供ありがとうございました 雑駁な整理してみますと メリット 銀行をもうけさせる 問題ゼネコンなどを つぶさない 政府も国債の調達コストを 安くしもうけさせて貰う 輸出産業は 円安誘導で儲かる 住宅ローンを借りている 人がたすかる デメリット年金基金 保険などが運用難になる 掛け金値上げ?不安 お金がただで借りられるから 政府や銀行が 楽をして資金の効率的な運用ができない ゼロ金利をやめる時の反動が怖い 資金の海外流出 高齢者などの金利の金利収入の減少 問題が大きく年金生活者の高齢者がささやかな金利が欲しいなどは とても小さな問題のようです |
今、正確にはゼロ金利政策とはいわないのかもしれませんが、実質的にゼロ金利が続いているのですから、この超金融緩和政策を敢えて「ゼロ金利政策」と呼ぶことにします。私は今やその政策を見直すべき段階に来ているという考えですが、残念ながら、どうもこのスレッドでは旗色が悪いようです。しかし、MNGさんからご教示あったサイトで、そこに登場された専門家たちのご意見を拝読して、むしろ意を強くしています。 まず「ゼロ金利政策」によって国債金利が低く抑えられていることは発行する国・政府にとって大きなメリットで、それは回り回って国民にも利益があるといえるけれど、しかし、ここが肝心なのですが、「この効果で、大幅な積み立て不足に陥って、解散・給付減額などに追い込まれた企業年金は数多くあり、企業財務の圧迫要因と同時に年金加入者の将来不安を通じて民間の投資・消費を抑制する要因になりました」と山崎元氏が書いておられることに注目すべきだと思うのです。つまり国債金利安という今の利益を守るために、年金・保険の将来を危うくする、いわばこれも一種の“問題先送り”にほかなりません。そして真壁昭夫氏がいわれるように「ゼロ金利を未来永劫、続けることはできません」。ですから「ゼロ金利解除の影響が……一度に金融市場を席巻するようなことがあると、金融機関などの経営、さらには経済全体に大きな混乱が発生することが懸念されます」とマグマが蓄積しつつあることに危惧されています。 つまりこの政策は一種の劇薬であり、その副作用は放置しておけばいずれ大きな混乱の原因となるだろうと、これらの専門家は警告されているのだと思います。金利には支払う人と受け取る人がいる以上、ある人にとっては低いほどよく、また別の人には高いほどいいということになります。ですから極端な高金利、あるいは低金利は、それぞれ劇薬として、非常時にのみ発動されてきたはずです。非常時が収まれば、政策転換のショックを極力和らげつつ、正常なバランスのとれたものに戻すことが必要なのではないでしょうか。peaceさんやGokai Sezutomoさんは、一方に多額の借金ばかりを背負った「貧乏」、他方に多額の金融資産を持つ「金利生活者」という極端なケースを対置させた議論をされているように思えて仕方ないのですが、個人金融資産1,400兆円の担い手は、この両極の間に位置する多数の人たちであり、われわれのほとんどもそこに入るのではないでしょうか。彼らにとって望ましい金利は、もちろん極端な高金利でもなく、また今のように史上稀な超低金利でもないのです。 津田栄氏は、この「ゼロ金利政策」でメリットを得たのは銀行、大企業、そして国だと書いておられます。得たメリットで銀行は不良債権を償却し、大企業は低金利の余資で借金を返し、国は借金を増やしたのです。だから家計から移転した所得が別のところで消費を生むというような単純な話ではないと思うのです。このほど発表された10~12月GDPはマイナス成長でしたが、これを回復させる「最大の焦点は個人消費が復調するかどうかだ」(『朝日新聞』2005.2.16.夕刊)といいます。つまり家計が潤えばそれは必ず消費につながり、経済は安定成長の道を進めるのだと、私は確信しております。 |
▼pierreさん: こんにちは、 > まず「ゼロ金利政策」によって国債金利が低く抑えられていることは発行する国・政府にとって大きなメリットで、それは回り回って国民にも利益があるといえるけれど、しかし、ここが肝心なのですが、「この効果で、大幅な積み立て不足に陥って、解散・給付減額などに追い込まれた企業年金は数多くあり、企業財務の圧迫要因と同時に年金加入者の将来不安を通じて民間の投資・消費を抑制する要因になりました」と山崎元氏が書いておられることに注目すべきだと思うのです。 これは金利のせいで企業年金などが解散に追い込まれたではなく、国債などよりもむしろ株式などの資金運用利率が低迷しているからであると思います。 > peaceさんやGokai Sezutomoさんは、一方に多額の借金ばかりを背負った「貧乏」、他方に多額の金融資産を持つ「金利生活者」という極端なケースを対置させた議論をされているように思えて仕方ないのですが、個人金融資産1,400兆円の担い手は、この両極の間に位置する多数の人たちであり、われわれのほとんどもそこに入るのではないでしょうか。彼らにとって望ましい金利は、もちろん極端な高金利でもなく、また今のように史上稀な超低金利でもないのです。 私は確かに両極の間に位置していると思いますが、近年増加した自殺者や公園のブルーシートに住む人、貸しははがしにあっている中小企業の経営者、新しいスレッドにもあったバスの運転手さんなどは透明人間ではなく私にはちゃんと見えます。 > 津田栄氏は、この「ゼロ金利政策」でメリットを得たのは銀行、大企業、そして国だと書いておられます。得たメリットで銀行は不良債権を償却し、大企業は低金利の余資で借金を返し、国は借金を増やしたのです。 国は借金を増やしてなぜメリットになるのでしょうか理解できません。 銀行、国、大企業は今、格好のスケープゴートになっていますが銀行が倒産した場合どうなるのでしょうか北海道の方ならご存じでしょうか。国が血迷って赤字国債の代わりに増税などしたらどうでしょうか?大企業が倒産したらどうなりますか、多くの中小企業が連鎖倒産しますよね。少なくともより大きな打撃を受けるのは弱者だと思います。年金生活者も例外ではないと思われます。 銀行、国、大企業の批判されるべきことはその経営者または体質であり組織自体を陶太させるのはかえって社会的に大きなコストがかかるのでは無いでしょうか。 > だから家計から移転した所得が別のところで消費を生むというような単純な話ではないと思うのです。このほど発表された10~12月GDPはマイナス成長でしたが、これを回復させる「最大の焦点は個人消費が復調するかどうかだ」(『朝日新聞』2005.2.16.夕刊)といいます。つまり家計が潤えばそれは必ず消費につながり、経済は安定成長の道を進めるのだと、私は確信しております。 山崎氏が言うように低い金利は消費にはプラスに働いていると思います。 しつれいしました。 |