Page 2457 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼東京直下型地震について 珍 源斎 05/2/26(土) 13:13 ┣Re(1):被害想定112兆円を超える人的被害 珍 源斎 05/2/26(土) 14:09 ┗Re(1):東京直下型地震について Gokai Sezutomo 05/2/26(土) 19:49 ┗Re(2):Gokai Sezutomoさんへ東京直下型地震について 珍 源斎 05/2/27(日) 9:34 ┗阪神大震災に学びたい 珠 05/2/27(日) 16:54 ┗Re(1):阪神大震災に学びたい 珍 源斉 05/2/27(日) 17:59 ┗Re(2):災害は忘れた頃にやって来る。阪神大震災に学びたい 珍 源斎 05/3/1(火) 18:15 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 東京直下型地震について ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 05/2/26(土) 13:13 -------------------------------------------------------------------------
本日の朝刊にて政府の中央防災会議の専門調査会の 首都圏直下型のM7〜8クラスの地震に襲われた場合の 被害想定が報道されてた。 その損失は112兆円に及び多数の犠牲者が出ることも 併せて考えると膨大な被害が生じて・・おそらくその復旧は 困難であるばかりでなく、日本国の屋台骨が大きくゆらぎ 経済国民生活にも計り知れない影響が及ぶことなる。 ここで為政者の対応としては小手先の耐震性の向上を 図るのではなく、おそらく復旧すら「おぼつかない」 被害が想定されるのであれば、「戦時中の疎開ならぬ」 首都機能の移転、経済機能が現在のような集中「寡占」から 分散を真剣に考えなければ・・ならない・ しかし、今からでは遅すぎると云う見方もできるが、 政治がとり組むべき優先順位は最上位にあると考える。 大地震でも人口密度が少なければ被害は少なくなることで 被害を考えた場合の対応は・これしか無いように思う。 先進、諸外国で東京首都圏ほど集積密度の高いところは 無いように思う。 ちなみに112兆円は日本の国家予算「一年」を1.5倍強に なるとか? |
先に発表されてる被害総額は金銭に換算したもので あるが人的な被害は「余人をもって代え難い」個人の 能力の損害は計り知れないものになる。 政治、経済での機能部位の内・人間の頭部「頭脳」に 当たる部分や情報集積の重要部位は遺漏の無い 分散化もふまえたバックアップ・サポート対策を 早急に確かなものにしておく必要がある。 首都圏がM8クラスの直下型の地震に襲われた場合での 被害は「おそらく」人類史上かつて無かったものに なるであろう事をいみじくも表してる・・・。 |
▼珍 源斎さん:こんにちは >ちなみに112兆円は日本の国家予算「一年」を1.5倍強に >なるとか? 議論の脇役のことで申し上げてすみませんが、 「被害額112兆円」については、 国家予算で観るか?GDPで観るかによって、 インパクトが違うように思います。 |
Gokai Sezutomoさん: こんにちわ! 東京直下型大震災が及ぼす被害額はあくまでも想定額で あります。 被害額には主に物的な損害の積算の他に人的な損害、 加えて人の潜在的な能力も含めた損害はどれほどになるか ・・文化的な・・損害さえ生じます。 むしろ、日本国の未来に及ぼす影響は物的なものを 大きく超えることさえ想像に堅くあります。 大正年代に発生した関東大震災の影響がようやく民主主義が 根付きつつあった大正年代から日本の軍国主義・全体主義への 傾斜させたことの太平洋戦争への原因「遠因」でもあったとする 社会学者の指摘もあるくらいで、 私もそれには肯定的に観る処です。 遠くない将来に起こるべくであろう首都圏大震災による 被害を少なくする・・為の対策を考えることが必要です・ 故に数字その物にこだわるのでは無い視点でのご見解を 頂ければ・・と存じます。 >議論の脇役のことで申し上げてすみませんが、 >「被害額112兆円」については、 >国家予算で観るか?GDPで観るかによって、 >インパクトが違うように思います。 |
▼珍 源斎さん: >東京直下型大震災が及ぼす被害額はあくまでも想定額であります。むしろ、日本国の未来に及ぼす影響は物的なものを大きく超えることさえ想像に堅くあります。 >大正年代に発生した関東大震災の影響がようやく民主主義が根付きつつあった大正年代から日本の軍国主義・全体主義への傾斜させたことの太平洋戦争への原因「遠因」でもあったとする社会学者の指摘もあるくらいで、私もそれには肯定的に観る処です。 私も首都圏に住むので、不安はあります。そしてこのことは首都ではないものの、阪神大震災を経験なさった方々から学ぶべきことが多いと思います。私は石頭の息子さんの奥様が、お仲間とまとめられた冊子を頂き通読いたしました。今同僚に貸していて手許にないのですが、それは震災の記録であると共に、人々の助け合いの記録でもありました。どんなにか沢山の人々が、自分も大変な中にあって、ひとりひとりが冷静に判断し、そして他人を慮って助け合う素晴らしい行動がなされたことかと、感動して読みました。 また、関東大震災の時は朝鮮・韓国人の虐殺があり、無政府主義者の伊藤野枝、大杉栄も憲兵に扼殺され、その後、ご指摘のように 大正デモクラシーは潰えてしまいました。しかし、阪神大震災では在日の方々との助け合いもすぐにあったと聞きます。その話を聞いたときに、私は戦後の民主主義に少しく希望を持ちました。こういう人種の分け隔てなく助け合う姿こそ、高い文化を持った人々の姿なのだと思います。 そして多くの人々が全国から自主的に駆け付けてボランティアをした。それ以来、日本では災害地でボランティアをすることが特別なことでなくなったように思います。この掲示板でも、中越地震等でそうした体験をなさった方々もいらっしゃいます。民主主義が根付いたと信じたいのですが、それが政治の世界に行くと急に遠ざかるような気もまた致します。 |
珠さん: こんにちわ! レス有難うございます。 >>東京直下型大震災が及ぼす被害額はあくまでも想定額であります。むしろ、日本国の未来に及ぼす影響は物的なものを大きく超えることさえ想像に堅くあります。 > >>大正年代に発生した関東大震災の影響がようやく民主主義が根付きつつあった大正年代から日本の軍国主義・全体主義への傾斜させたことの太平洋戦争への原因「遠因」でもあったとする社会学者の指摘もあるくらいで、私もそれには肯定的に観る処です。 > 関東で予測される地震の規模と様相は阪神淡路大震災や先般の 新潟中越地震とはまったく異なった社会的な被害とインパクトが 予測されます。「阪神大震災に学んでも不足する規模の大きさ」 すでに公表されてる利害想定から類推しても相当に酷いことに なると云われてます。勿論、人間同士の助け合いも有効に働くことも 期待されますが、私の怖れてることは過密集中してる経済、金融、情報 機能への被害が大きく及ぶのではないか・とする処で、関東大震災や 焼け野原の戦後復旧より困難な形になる怖れもあります。 国や企業の中枢を東京首都圏からの疎開あるいは分散すること を国家百年の大計の上からも必要に思います。 前にも述べさせて頂いてますが、先進諸国で東京のように重要な 機能が過密集中してる処は他にありません。 明治維新、以来・中央集権でない分権、分散化を計ることが 国のありようとして次世代への方向つけであるように思われます。 |
災害は忘れた頃にやって来る。 阪神淡路大震災も人命においても物的な面でも甚大な被害がありましたが、 それでも地震の発生が早朝でもあったこともあり、更に多くの被害の 発生は幸いにも免れました。 それに阪神震災の発生した場所は地震エネルギーが広範囲に伝わらず 隣接の大阪市、他には甚大な被害の及ぶことが避けられたようです。 それは地盤の構造によるもにであったと聞いた覚えがあります。 振り返って東京や首都圏と云われてる地帯は河口堆積層の上にあり 地震エネルギーは広範囲に伝わり易く減衰し難いと云われてます。 被害想定はある面では限定的に捉えてますので、見方によっては 更に大きい被害も予測されます。 近い未来に発生するであろうとする関東大地震は前回・前々回の 大地震発生の周期からみてもより危険度は高まってるようです。 地震被害想定が視野に入れてるのは直接被害に限定してる ようですが、実際には政治、経済、に及ぶ被害の波及は 更に大きなものになることの怖れがあります。 東京には余人をもって代え難い人材や・他をもって代え難い 大切なものの集積が高密度で存在しますので、 それらを災害から守るのには戦争中の疎開のように分散を 積極的に図る必要があります。 一般には災害は忘れ去ってしまったような感もありますので 関東大震災と云っても、まるで他人事のように「極楽とんぼ」 症候群の蔓延をみるにつけて、・・危機感を覚えます。・・ >>>大正年代に発生した関東大震災の影響がようやく民主主義が根付きつつあった大正年代から日本の軍国主義・全体主義への傾斜させたことの太平洋戦争への原因「遠因」でもあったとする社会学者の指摘もあるくらいで、私もそれには肯定的に観る処です。 >> >関東で予測される地震の規模と様相は阪神淡路大震災や先般の >新潟中越地震とはまったく異なった社会的な被害とインパクトが >予測されます。「阪神大震災に学んでも不足する規模の大きさ」 > >すでに公表されてる利害想定から類推しても相当に酷いことに >なると云われてます。勿論、人間同士の助け合いも有効に働くことも > >期待されますが、私の怖れてることは過密集中してる経済、金融、情報 >機能への被害が大きく及ぶのではないか・とする処で、関東大震災や >焼け野原の戦後復旧より困難な形になる怖れもあります。 > >国や企業の中枢を東京首都圏からの疎開あるいは分散すること >を国家百年の大計の上からも必要に思います。 > >前にも述べさせて頂いてますが、先進諸国で東京のように重要な >機能が過密集中してる処は他にありません。 > >明治維新、以来・中央集権でない分権、分散化を計ることが >国のありようとして次世代への方向つけであるように思われます。 |