Page 249 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼本当の値段は「本体価格」だ pierre 04/3/20(土) 15:50 ┗Re(1):本当の値段は「本体価格」だ 大平昌克 04/3/20(土) 22:39 ┣Re(2):本当の値段は「本体価格」だ ワクチン 04/3/21(日) 8:51 ┗Re(2):本当の値段は「本体価格」だ pierre 04/3/24(水) 12:38 ┗Re(3):本当の値段は「本体価格」だ 大平昌克 04/3/24(水) 15:07 ┗Re(4):本当の値段は「本体価格」だ pierre 04/3/25(木) 17:15 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 本当の値段は「本体価格」だ ■名前 : pierre <tadashi_koide@mac.com> ■日付 : 04/3/20(土) 15:50 -------------------------------------------------------------------------
消費税の総額表示が義務づけられる4月を前に、値札のつけ方を巡っていろいろな動きがあるようだ。しかしそれを見ていると、一部の例外を除いて、大方は消費税込みの「総額」表示に一本化され、「本体価格」がわれわれ消費者の前から姿を消すように見受けられるのが大変気になるのである。 そもそも商品の本当の値段は「本体価格」以外にはあり得ない。「総額」は「本体価格」に所定の消費税を加えて求められた結果に過ぎない。つまり「本体価格」こそ、当該商品の最も基本で最重要な情報なのである。それを消費者に示さないでは、小売業として消費者に対する最低限のの説明責任すら果たさないことになるだろう。 消費税率が未来永劫普遍というのであれば、「総額」と「本体価格」は常に比例関係にある。しかし今後、何度か消費税率が引き上げられるのは必至であることを考えると、小売業者にとっても「本体価格」を明示した方がその立場をより有利にするのではないか。「本体価格」を常に明らかにして、消費者に「本体価格」で値段の時系列比較ができるようにするのである。今後税率引き上げによる「総額」の引き上げが「本体価格」ではなく、増税によるものであることがこれで自明になるだろう。 「100円ショップ」が「総額」表示に困惑しているという話も聞くが、「本体価格」で100円という値付けを強くアピールすればいいのではないか。それなら、今までと何ら変わらない。今後とも「本体価格」100円を維持する限りは、消費税率引き上げを恐れることなく「100円ショップ」のビジネスモデルを続けることができるだろう。それには福岡のあるディスカウントショップのように「本体価格を大きく、下に小さく総額表示」(「朝日新聞」3/13朝刊) して、あくまで「本体価格」でのセールスに徹すればいいのである。一方、ユニクロは、今回は消費税分の値引きにより「総額」での値ごろ感を維持するが、もし税率が引き上げられて「税率改定分を吸収しきれないとみたら、商品の質や仕様を大幅に高めるなどし価格設定を一挙に変えてしまう構想」(「日本経済新聞」3/10朝刊) という。しかしこれは、消費者から見れば消費税率引き上げに便乗して値段の高い商品に一斉に入れ替えてしまうことになり、「本体価格」による値段の時系列比較が不可能になるばかりでなく、今までの低廉な商品を買うことができず、高価な商品を一方的に押しつけられることになるのではないか。これらのケースを比較すれば、どちらが消費者に有利か、一目瞭然だ。 「総額表示」の義務づけは、これから予想される消費税率の引き上げの布石であることは間違いなく、そういう税当局の奸計に安易に乗せられることなく、冷静に消費者の利益と、小売業の本来果たすべき役割を十分勘案した判断をして貰いたいのである。百貨店は「本体価格に総額を併記」するというのが救いだが、日常の生活必需品を買うスーパーやユニクロなどが「総額」のみ(前掲日経記事) といのは、どうしても理解できないのである。 |
「本体価格」って何でしょう。「原材料費」「一次生産者コスト」「一次生産者利益」「流通経費」「流通の利益」などなどたくさん上積みされて「消費税」も加味された価格が、「購入者の払う金額」です。「本当の値段」即ち「支払う金額」ではないのですか。「本当の値段」は「手に入れられる値段」と思いますが、いかがでしょうか。 |
▼大平昌克さん: 私はつい先日、某コンピューターを買おうと思い、ネットで値段をもたら89800円でした。そうか、9万円切ってるんだ。安いなあと思い、そして支払い合計のボタンを押すと、94290円。 これでは、メーカーが意図した値段の印象が全くかわってしまいますよね。 しかたなく買ってしまいましたが・・・。あまり得をした気分にはなれませんでした。 税金だからしかたないのですが |
▼大平昌克さん: >「本体価格」って何でしょう。「原材料費」「一次生産者コスト」「一次生産者利益」「流通経費」「流通の利益」などなどたくさん上積みされて「消費税」も加味された価格が、「購入者の払う金額」です。「本当の値段」即ち「支払う金額」ではないのですか。「本当の値段」は「手に入れられる値段」と思いますが、いかがでしょうか。 私の問題提起の意味をご理解戴けないようで、残念です。貴方のいわれる「支払う金額」のなかに、税金が混入しているからおかしくなるのです。ものやサービスの売買は、本来売り手と買い手の合意の上で取引されるべきものであり、その基本的条件は売り手が提示し、買い手が納得する価格です。それがすなわち「本体価格」です。それには、国が法に基づく権力で徴収する税金は、当然含まれません。そういう意味で、私は「本当の値段」は「本体価格」であり、それは買い手に明示されるべきだ、といっているのです。 |
▼pierreさん: >▼大平昌克さん: >>「本体価格」って何でしょう。「原材料費」「一次生産者コスト」「一次生産者利益」「流通経費」「流通の利益」などなどたくさん上積みされて「消費税」も加味された価格が、「購入者の払う金額」です。「本当の値段」即ち「支払う金額」ではないのですか。「本当の値段」は「手に入れられる値段」と思いますが、いかがでしょうか。 >私の問題提起の意味をご理解戴けないようで、残念です。貴方のいわれる「支払う金額」のなかに、税金が混入しているからおかしくなるのです。ものやサービスの売買は、本来売り手と買い手の合意の上で取引されるべきものであり、その基本的条件は売り手が提示し、買い手が納得する価格です。それがすなわち「本体価格」です。それには、国が法に基づく権力で徴収する税金は、当然含まれません。そういう意味で、私は「本当の値段」は「本体価格」であり、それは買い手に明示されるべきだ、といっているのです。 何を言わんとしているかは理解しているつもりです。 我々が購入する商品には「消費税」以外にも税金が掛かっているものもたくさんあります。たばこ、酒などは購入時に税金の額など気にしていません。 酒やたばこの税金がいくらかは私は知りません。むしろ消費税の方が(現在)5%と明確です。ただ、内税方式になると現在の酒やたばこのように「税金を取られている」という意識が無くなってゆくのでは?、とは思います。 |
▼大平昌克さん: >何を言わんとしているかは理解しているつもりです。 >我々が購入する商品には「消費税」以外にも税金が掛かっているものもたくさんあります。たばこ、酒などは購入時に税金の額など気にしていません。 >酒やたばこの税金がいくらかは私は知りません。むしろ消費税の方が(現在)5%と明確です。ただ、内税方式になると現在の酒やたばこのように「税金を取られている」という意識が無くなってゆくのでは?、とは思います。 たばこ、酒など、たしかに税込みの値段で通る商品があることはご指摘のとおりです。しかし、それはあくまで特定の商品です。しかし消費税の「総額表示」が一般的になると、ほとんどすべての商品の値段が税込みになるでしょう。それは税当局が密かに意図する「目くらまし」であり、また売り手にはそれに便乗して値上げする余地を与えるのです。消費税が生まれる以前、値段はほとんど10円単位でした。それを消費税の「外税方式」によって円単位の端数がつくようになったのです。「総額表示」だけになると、また10円単位の値付けにより端数切り上げの値上げも起こるでしょう。だから、商品の真の値段である「本体価格」を、買い手に明示して貰いたいのです。「総額表示」により、せっかく生まれた「100円ショップ」のようなビジネスモデルが消えるとすれば、それは消費者にとっては何とも残念なことではありませんか。 |