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 ▼「ニート」の支援について  北の老兵 05/3/7(月) 20:28
   ┣Re(1):「ニート」の支援について  こんぺいとう 05/3/7(月) 21:10
   ┣Re(1):「ニート」の支援について  石頭の息子 05/3/7(月) 23:55
   ┃  ┗Re(2):「ニート」の支援について  海幸彦 05/3/8(火) 0:08
   ┃     ┗Re(3):「ニート」の支援について  石頭の息子 05/3/8(火) 0:36
   ┃        ┗Re(4):「ニート」の支援について  海幸彦 05/3/8(火) 1:39
   ┗Re(1):「ニート」の支援について  安本単三 05/3/8(火) 8:47
      ┗Re(2):「ニート」の支援について  北の老兵 05/3/8(火) 10:33
         ┣Re(3):「ニート」の支援について  安本単三 05/3/8(火) 14:29
         ┗Re(3):「ニート」の支援について  昔神童・今人道 05/3/8(火) 19:09

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 ■題名 : 「ニート」の支援について
 ■名前 : 北の老兵
 ■日付 : 05/3/7(月) 20:28
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   「ニート」という言葉は昨年流行語大賞にもノミネートされたが、元はイギリスの若者対策で使われた行政用語で、NEET=Not in Employment, Education or Training の事だそうだ。すなわち、学校に通っていない、仕事もしていない、職業訓練も受けていない若者をさす言葉。

イギリスでは若者の雇用対策として、長年、職業訓練を積極的に行なってきたにもかかわらず、訓練すら受けていない若者があまりにも多い事に直面した。これを放置すれば将来の社会的コストが膨らむことから、イギリス政府は、個別の相談を核に、大人になるプロセスを包括的に支援していく政策を展開しているという。

日本の場合は、若者の雇用環境がこの十数年で大きく変化し、かつては若者を失業させない優等生の国だったが、普通の国並みの失業率になってきた。いったん、ニートの存在が指摘されると、社会の関心が急速に高まった。輸入された言葉だが、これだけ社会的関心を集めたのは、それだけリアリティがあり、事態が深刻だからだろう。

現在、日本にはニートに分類される若者の数は68万人と言われ、実数はもっとあるのではとも言われる。労働政策研究・研修機構副統括研究員の小杉礼子氏はニートを四つ類型化している。

1・ヤンキー型
 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
2・ひきこもり型
 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
3・立ちすくみ型
 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
4・つまずき型
 いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ

今日、地方テレビで、ちょうどニートの特集をやっていたが、インタビューを受けた若者達は働く意欲はあり、何とかしなければと焦っているが、社会との折り合いがつけられずに悩んでいる様子が窺えた。

将来的に見たら社会的な大きな損失になる。やはり包括的な支援が必要だと思う。最後に「モグラ」という喫茶店の店主(肝っ玉母さん)が、「子供は大人の背中を見て育つもの。お手本になる大人が、未来に希望を持てないと、愚痴ばかりこぼしていたら、子供たちは何に希望を持ったらいいの? このような若者が増えたのは大人の責任でもあるのだから、ちょっと相談に載ったり、背中を押してやれば、いくらでも立ち直れるのよ」と。その通りだと思いました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):「ニート」の支援について  ■名前 : こんぺいとう <shima-mama@jcom.home.ne.jp>  ■日付 : 05/3/7(月) 21:10  -------------------------------------------------------------------------
   ▼北の老兵さん:

私の私的感想ですが・・可哀想な若者達をこう考えます。
>1・ヤンキー型
> 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ

この手の子供は結構大人とうまく折り合えばいい働き手になること請け合い。
なんたって、自分を目立たせるエネルギーがある。

>2・ひきこもり型
> 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ

本当はまじめで何かしたいのに一歩が出ない、何か一つ褒められる事を
見つけてやって励ましてやりたい、きっと自分に自信がつけば引きこもりから
脱出できるかも。

>3・立ちすくみ型
> 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ

幼い頃から親に先へ先へと手を出され、自分で何かをさせてもらえなかった
のかもしれない。人生何度でもやり直しが聞くよと、一人旅に出してみる
きっと他人の有難さ、怖さも含めて経験が必要かも。

>4・つまずき型
> いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ

きっと子供の頃から挫折していない優秀な子かも、世の中自分の思うように
いっていたので、いったんつまずいたらどうしていいかわからない。
これも親の過保護が原因でもあるような気がする。
親が思い切って一人旅に放り出し。世間を見てくる時間を与えてみる。
バックパックで日本中,世界中へ出かけてみれば帰ってきたときは一皮
向けているかもしれない。

>将来的に見たら社会的な大きな損失になる。やはり包括的な支援が必要だと思う。最後に「モグラ」という喫茶店の店主(肝っ玉母さん)が、「子供は大人の背中を見て育つもの。お手本になる大人が、未来に希望を持てないと、愚痴ばかりこぼしていたら、子供たちは何に希望を持ったらいいの? このような若者が増えたのは大人の責任でもあるのだから、ちょっと相談に載ったり、背中を押してやれば、いくらでも立ち直れるのよ」と。その通りだと思いました。

この肝っ玉母さんのご意見、そのとうりですね。
町を歩いていて、若者と同じくらいエチケットのない大人気ない中年以上の
男女の方が目に付きます。
若者を褒めれれる大人になりたい、怖がらずに声をかける大人でありたいと
思っています。背中を見せられる大人でありたい。いま、子供達若者は大人を
見て育てない環境にありすぎます。
褒めてもらって嫌な気がする人はだれもいないはずですから。
叱っても一つ一番いいところを褒めてやればその子はそれを大切にすると
思いますが。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):「ニート」の支援について  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/3/7(月) 23:55  -------------------------------------------------------------------------
   北の老兵さん,

肝っ玉母さんの言葉が目に止まりました。自分の子育ての失敗を省みて「子は親の背中を見て育つ」を実感しています。

私の世代は戦後の貧しさの中で育ちました、その反動でしょうか? ひたすら働き生活の安定を願い、家族が貧しい思いをしないように頑張ったつもりでした、無趣味で馬車馬のように仕事中毒の家庭を顧みない親であったと思うのです。

その間、世の中も拝金主義になっていたようです、金権政治、官業癒着、行政、など世間をつらつら愚痴るばかりで、良くならない生活の恨みつらみを言うばかりで子供には夢を与えていませんでした、これでは子供は虚無的になります。

ところが、しっかりとしたお子さんをお持ちの友人、知人は違っていました、彼らは愚痴りません、同じように生活が苦しくとも、つねに前向きで何かに夢中になっていました、剣道、柔道、マラソン、山登りなどの楽しさを子供に見せて、その親をみて子供も大きくなったら何々になりたいと夢をもっていました、つまりは目標を持っていたのではなかろうかと思います。

我が身を振り返って、無学なくせに生活の疲れからか悟ったような「厭世的な話」ばかりの親から聞かされた我が子たちが夢、目標を持つ事もなく大人になったのでしょう、小さく育てたばかりでなく、彼らの成長の芽を摘んでいたのではないかと自省の念に駆られています。

その私が特異であったかと云えば、そうでも無いような氣がします、同世代の今の青年の親の多くは私と同じようなことをして来たのではないかと思うのです。

それが多くの無気力な青年を生んだのでしょう、彼らは我らの世代の犠牲者なんです。

人には夢や目標が無くてはならない、金の有る無しに関係ないと思うのです、それを孫に教えたいと思うのですが、息子は孫は諦めてくれと云います、嗚呼なんたることか。

愚痴でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):「ニート」の支援について  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/3/8(火) 0:08  -------------------------------------------------------------------------
   ▼石頭の息子さん:
>北の老兵さん,
>
あーはっは。では、良い言葉を引用しましょう。
『最後に笑うものがもっとも良くわらう』チャンチャン!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):「ニート」の支援について  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/3/8(火) 0:36  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:
>▼石頭の息子さん:
>>北の老兵さん,
>>
>あーはっは。では、良い言葉を引用しましょう。
>『最後に笑うものがもっとも良くわらう』チャンチャン!

海幸彦あにさん、

なんのこっちゃ?、茶々入れんのが十八番のようでんな、あいも変わらす。

『雛箱の 中よりいずる 雛はみな 煙草の匂ひ つけて現る』

和歌蘭だろうなこの句の意味が、世代がちがいまんのや。チャンチャン!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):「ニート」の支援について  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/3/8(火) 1:39  -------------------------------------------------------------------------
   ▼石頭の息子さん:
>▼海幸彦さん:
>>▼石頭の息子さん:
>>>北の老兵さん,
>>>
>>あーはっは。では、良い言葉を引用しましょう。
>>『最後に笑うものがもっとも良くわらう』チャンチャン!
>
>海幸彦あにさん、
>
>なんのこっちゃ?、茶々入れんのが十八番のようでんな、あいも変わらす。
>
>『雛箱の 中よりいずる 雛はみな 煙草の匂ひ つけて現る』
>
>和歌蘭だろうなこの句の意味が、世代がちがいまんのや。チャンチャン!

茶々入れんのが十八番、とは(とほほ)。人生途中で決め(付け)るのはどうかと申し上げました。わからへんで、ガンオケに足、突っ込むまでは、誰だって、良い悪いは。悪い例では、堤家の堤さんの例もある。飛ぶ鳥落とす「ソニー」や「ダイエー」や「雪印」の例もある。ビル・ゲイツだって、チェスの王様だって、わからへんで。ライブドアだってわからへんで。一兆儲けりゃ、二兆損する。
田中角栄が幸せだったか。毛沢東が幸せだったが。ましてヒットラーは。コイズミの疲れた顔をごらん。だから逆に希望を失ってはあかん。まっすぐ見たから子供がまっすぐになるか。斜めに見たから子供がななめになったか。親を越す人間は当然いる。子供は親の通りになったか、ならなかったか、それはガンオケに入るときでなければ、わからん。だから、「最後に笑うものがもっとも良くわらう」と思ったしだい。
ところで、まったく「和歌蘭」。分野が違う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):「ニート」の支援について  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/3/8(火) 8:47  -------------------------------------------------------------------------
   北の老兵さん

今の若者にとっては、一芸にチョー秀でていれば栄光の道が世界へと広がりつつある。
しかし、少し秀でているくらいでは食っていけるかどうか不安。ましてや凡庸な子にとって救いであった単純労働は、中国などへ外注。正社員の減少と流動労働者の増加。
学校の先生はサービス業の勝ち組で相談相手ではない。

わいら、うちらにどないな未来があるねん。

石頭の息子さん

親の責任やあらへん。あらへん。

海幸彦さん

最後に泣いても途中が楽しいほうがええわ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):「ニート」の支援について  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 05/3/8(火) 10:33  -------------------------------------------------------------------------
   安本単三さん

>今の若者にとっては、一芸にチョー秀でていれば栄光の道が世界へと広がりつつある。
>しかし、少し秀でているくらいでは食っていけるかどうか不安。ましてや凡庸な子にとって救いであった単純労働は、中国などへ外注。正社員の減少と流動労働者の増加。

一芸に秀でた人間を育てる社会環境を作るのは大事な事です。しかし、NEETはそういうレベルの話ではないのです。最低限、「自分で食べる糧を自分で得る」、そういう社会にするにはどうするかという話です。

学校にもいっていない、基本的な職業訓練も受けていない、そのような人間は現在の会社では受け入れてくれません。育成するにはかなりのコストを要しますので、勢い即戦力となる人間を雇用します。

だからといってそれを放っていたら、税金も年金も払わずに、廻りまわって私たちに被さってくるのです。これが将来の社会的コストというやつです。

それを仕事を出来るように、いろんな角度から支援して、就業出来るようにサポートしていこうとする話です。単純労働すら出来ない若者もいるのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):「ニート」の支援について  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/3/8(火) 14:29  -------------------------------------------------------------------------
   ▼北の老兵さん:

>一芸に秀でた人間を育てる社会環境を作るのは大事な事です。しかし、NEETはそういうレベルの話ではないのです。最低限、「自分で食べる糧を自分で得る」、そういう社会にするにはどうするかという話です。
>
>学校にもいっていない、基本的な職業訓練も受けていない、そのような人間は現在の会社では受け入れてくれません。育成するにはかなりのコストを要しますので、勢い即戦力となる人間を雇用します。

その通です。息子のことで身にしみて分かっております。

>だからといってそれを放っていたら、税金も年金も払わずに、廻りまわって私たちに被さってくるのです。これが将来の社会的コストというやつです。
>
>それを仕事を出来るように、いろんな角度から支援して、就業出来るようにサポートしていこうとする話です。単純労働すら出来ない若者もいるのです。

よく分かります。すでに私のなけなしの年金の一部が子供らのバックアップに環流しています。
厚生と労働が一緒になって、せっかく厚労省になったのだから、心理カウンセラー付き職業訓練施設のようなものが必要だと理解しました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):「ニート」の支援について  ■名前 : 昔神童・今人道  ■日付 : 05/3/8(火) 19:09  -------------------------------------------------------------------------
   北の老兵さん こんばんは 

45063のご教示まことに有難う御座いました。

私なりに感じたことを述べたいと思います。
(私の勝手な判断での抜粋ご容赦ください。)

私得意の“横道”との誤解を恐れずに・・・ 思うままに・・・

<北の老兵さん:コメント引用開始>
「ニート」という言葉は昨年流行語大賞にもノミネートされたが、元はイギリスの若者対策で使われた行政用語で、NEET=Not in Employment, Education or Training の事だそうだ。すなわち、学校に通っていない、仕事もしていない、職業訓練も受けていない若者をさす言葉。

イギリスでは若者の雇用対策として、長年、職業訓練を積極的に行なってきたにもかかわらず、訓練すら受けていない若者があまりにも多い事に直面した。これを放置すれば将来の社会的コストが膨らむことから、イギリス政府は、個別の相談を核に、大人になるプロセスを包括的に支援していく政策を展開しているという。
<引用終了>


「ニート問題」も先の“NHK番組のフリーター問題” も同列に論じ合わないと、またぞろ “変な自己責任論” にすり返られる危惧を持ちます。最早これは一刻の猶予も許されない、この国の喫緊の課題だと思います。

<北の老兵さんコメント引用開始>
今日、地方テレビで、ちょうどニートの特集をやっていたが、インタビューを受けた若者達は働く意欲はあり、何とかしなければと焦っているが、社会との折り合いがつけられずに悩んでいる様子が窺えた。<引用終了>

上記コメントが先の“フリーター問題”と同様、非常に印象的です。

「肝っ玉母さんのお話」もご最もですが、私から言わせて貰えればとにかく、この国の“パイ”は何かにつけて“小さすぎる”のです。井の中の蛙、コップの中の嵐に満足し切っている? ので、つい重箱の隅を突付く・・になるのでは? ・・・

ですから少なくともパイを大きくしないことには“肝っ玉母さん的話”にはならない? と思う次第です。・・・

幸い「ニート」という言葉がイギリスから“輸入”されたことに安堵?しました。

何もかもがアメリカナイズされたこの国の政治を原点に引き戻すのに“イギリス”が大いに意味深に感じるんです。・・・決して、大英帝国賛美者ではありませんがホットしたのは何故だろう・・・ と自問自答しています。

私達の国はまだまだ棄てたもんではない。と気持ちを強く持ちたいものです。何となれば、CTスキャンを発明したイギリスだからです。一筋の光が見えたように思うんです。

何としてもここはなりふり構わず国家プロジェクトとして、イギリス政府と連帯して我々も急ぎましょう。が率直な感じです。医学界が“CTスキャン”で“発展”したように・・・。

“CTスキャンの再来”になるか? にかかっているのに、イラクや憲法や企業の乗っ取りの話題にうつつを抜かしてる場合ではないのです。M&AではなくMRIなんです。この国の、腐り切った社会構造を真から替えねばなりません。“ガン治療”を急がねばならないのです。を強く感じました。
 
そのためには、「改革には不適格な政治屋」には退場願って、一刻も早く“イギリスからの新技術“ を政界に取り入れる真の政治家を持たねばなりません。一刻も早く政権交代を勝ち取りましょう。

いみじくも老兵さんがおっしゃった
将来的に見たら社会的な大きな損失になる。やはり包括的な支援が必要だと思う。
に熱烈賛同いたします。一介の手には負えない問題です。・・・ 「年金問題」の
元凶ここにあり・・・なんです。イギリス政府のノウハウを手に入れましょう。

素晴らしいスレッドに巡り合い幸せです。・・・
ありがとうございました。
さようなら。

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