Page 2501 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼小泉首相と郵政民営化(II) Gokai Sezutomo 05/2/28(月) 23:24 ┣Re(1):訂正 Gokai Sezutomo 05/3/1(火) 7:29 ┣Re(1):小泉首相と郵政民営化(II) 佐藤 圭 05/3/1(火) 9:50 ┣Re(1):小泉首相と郵政民営化(II) MNG 05/3/1(火) 12:21 ┃ ┗Re(2):小泉首相と郵政民営化(II) 佐藤 圭 05/3/1(火) 22:56 ┣Re(1):小泉首相と郵政民営化(II) Gokai Sezutomo 05/3/1(火) 20:55 ┃ ┗Re(2):小泉首相と郵政民営化(II) 健太郎 05/3/1(火) 23:54 ┗Re(1):小泉首相と郵政民営化(II) 昼寝もぐら 05/3/10(木) 0:44 ┗Re(2):小泉首相と郵政民営化(II) Gokai Sezutomo 05/3/10(木) 13:13 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 小泉首相と郵政民営化(II) ■名前 : Gokai Sezutomo ■日付 : 05/2/28(月) 23:24 -------------------------------------------------------------------------
佐藤圭さん:ご質問、有難うございます。 ◎「利益を郵政公社に残さなくても良いものだからこれが出来たと思います。」と は民営化した会社では利益をみるから庶民への同様な還元はできないと理解して よいですか。 いまさらこんな事を言うのは気が引けるのですが、念のためということで、・・ 私は民間金融機関や、郵政公社の経理を詳しく調べたわけではなく、この点については憶測の域をでてはいませんのでそのおつもりでご了解くだされば幸いです。 1)郵政公社は、赤字にならないように運営されてきたのであって、民間のように利益を積み上げる必要の無いことは当然だろうと思っています。 2)郵政公社は民間金融機関の義務である様々な税金や負担金を払う必要が無い。 等の点で、銀行や、生保に比べ有利であったのではないでしょうか? 実際に郵貯や簡保は有利だったと人々の間では言われていることだと思います。 ◎「郵貯が儲けなくて良い体質だから」とは 上と同様に民営化した会社では経営上できない(困難)ということですか。 そうです。繰り返しお答えした形になってしまいました。 >民間の必要なところへ資金を廻すために郵貯を民営化させるという意見は、 >これもマスメディアでよく聞くところですが、 >全くの出鱈目です。嘘八百、無知も甚だしい。 > >>例えば新規商品の開発、福祉関係、教育、警備、IT、など官公需、民需を問わずに。それが民営化によってより良くならなければ民営化の意味はないと考えます。 ◎最近の著書で竹中大臣は 「郵政は現在、約350兆円という巨額のお金を持っていますが、郵政民営化に よってそれが民間のお金になる道が開けるのです。そのお金をもっと効率的に使 うことによって、日本経済をもっと元気にできる〜」 と書いていますが。 (竹中平蔵・郵政民営化「小さな政府」への試金石 PHP 「全くの出鱈目です。嘘八百、無知も甚だしい。」ですか。 もちろんです。「全くの出鱈目、嘘八百、わざとらしい。」となります。 何故かというと、 郵貯と簡保合わせて350兆円はもうすでに、現金という資産ではなくなっています。 庶民から見れば、貯金や保険金といった名前のお金ですが、 郵政省側から見れば、今は殆んどが財投債という国債なのだと思います。 つまり、預けられた現金は財投債という資産に返還されています。 ということは、民間へお金を廻そうにも、 民間へ財投債のような資産を廻すわけにいかず、 民間に廻すお金は現金でなくてはならないのですから、 その現金を調達しようとすれば、現金を持っている誰かに財投債を買ってもらわなくてはいけません。 即ち民間にお金を廻そうとすれば、それは現金の量と民間の現金需要とが問題なわけです。 そして、現金の量が、郵貯民営化と関係あるかというと、「NO}なのです。 現金の量は、あくまで、日銀の専管事項なのであって、郵便貯金の総量とは無関係です。 そして、peaceさんご指摘のように、 民間に資金(この場合は現金)の需要が無いのですから、現金の量を増加させてもそれは、金利の低下を誘導するだけで、民間経済の活性化には繋がりません。 つまり民間経済の活性化には、現金の供給と 民間の現金需要を増加させる政策が採られ無ければなりません。 繰り返しになりますが、 民間に資金需要(現金需要)が生まれる政策の議論が急務です。 > >最後に一つ追加質問させてください。 >郵政民営化によりメガバンクが銀行界に参入しますがその影響は。 >・日本経済のためには >・庶民の便利さなどのためには >・競争の激化で銀行界はさらに合併など進むのか >所見をお聞かせください。 >勝手な質問で恐縮ですが、郵政民営化の正しい議論のために。 こういうのはミクロ経済学の分野なのでしょうか? 精密には、私の手に負えるご質問ではありませんが、 郵政民営化は決して日本国民のためにはなりません。 日本経済の活性化とは無関係です。 庶民は不便になると思います。・・と思っています。 郵貯の資産はいずれどこかへ分散され、吸収されるのだと思います。 尚、銀行の合併の問題はこれとも大筋では無関係です。 ただ、人々の注意を本筋からそらすための口実として、銀行界の合併とかかわるように言われるも知れません。 乱文になりましたがご容赦くださるようお願い申し上げます。 |
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▼Gokai Sezutomoさん: 早速のご丁寧な回答を有難うございました。 郵政民営化 特に貯金、保険については考え直す必要を感じました。 > >◎「利益を郵政公社に残さなくても良いものだからこれが出来たと思います。」と は民営化した会社では利益をみるから庶民への同様な還元はできないと理解して よいですか。 >いまさらこんな事を言うのは気が引けるのですが、念のためということで、・・ >1)郵政公社は、赤字にならないように運営されてきたのであって、民間のように利益を積み上げる必要の無いことは当然だろうと思っています。 >2)郵政公社は民間金融機関の義務である様々な税金や負担金を払う必要が無い。 >等の点で、銀行や、生保に比べ有利であったのではないでしょうか? >実際に郵貯や簡保は有利だったと人々の間では言われていることだと思います。 > >◎「郵貯が儲けなくて良い体質だから」とは > 上と同様に民営化した会社では経営上できない(困難)ということですか。 >そうです。繰り返しお答えした形になってしまいました。 >>民間の必要なところへ資金を廻すために郵貯を民営化させるという意見は、 >>これもマスメディアでよく聞くところですが、 >>全くの出鱈目です。嘘八百、無知も甚だしい。 > >◎最近の著書で竹中大臣は > 「郵政は現在、約350兆円という巨額のお金を持っていますが、郵政民営化に よってそれが民間のお金になる道が開けるのです。そのお金をもっと効率的に使 うことによって、日本経済をもっと元気にできる〜」 > と書いていますが。 > (竹中平蔵・郵政民営化「小さな政府」への試金石 PHP > > 「全くの出鱈目です。嘘八百、無知も甚だしい。」ですか。 > >もちろんです。「全くの出鱈目、嘘八百、わざとらしい。」となります。 >何故かというと、 >郵貯と簡保合わせて350兆円はもうすでに、現金という資産ではなくなっています。 >庶民から見れば、貯金や保険金といった名前のお金ですが、 >郵政省側から見れば、今は殆んどが財投債という国債なのだと思います。 >つまり、預けられた現金は財投債という資産に返還されています。 >ということは、民間へお金を廻そうにも、 >民間へ財投債のような資産を廻すわけにいかず、 >民間に廻すお金は現金でなくてはならないのですから、 >その現金を調達しようとすれば、現金を持っている誰かに財投債を買ってもらわなくてはいけません。 >即ち民間にお金を廻そうとすれば、それは現金の量と民間の現金需要とが問題なわけです。 >そして、現金の量が、郵貯民営化と関係あるかというと、「NO}なのです。 > >現金の量は、あくまで、日銀の専管事項なのであって、郵便貯金の総量とは無関係です。 >そして、peaceさんご指摘のように、 >民間に資金(この場合は現金)の需要が無いのですから、現金の量を増加させてもそれは、金利の低下を誘導するだけで、民間経済の活性化には繋がりません。 >つまり民間経済の活性化には、現金の供給と >民間の現金需要を増加させる政策が採られ無ければなりません。 >民間に資金需要(現金需要)が生まれる政策の議論が急務です。 >>最後に一つ追加質問させてください。 >>郵政民営化によりメガバンクが銀行界に参入しますがその影響は。 >>・日本経済のためには >>・庶民の便利さなどのためには >>・競争の激化で銀行界はさらに合併など進むのか >>所見をお聞かせください。 >>勝手な質問で恐縮ですが、郵政民営化の正しい議論のために。 > >こういうのはミクロ経済学の分野なのでしょうか? >精密には、私の手に負えるご質問ではありませんが、 >郵政民営化は決して日本国民のためにはなりません。 >日本経済の活性化とは無関係です。 >庶民は不便になると思います。・・と思っています。 >郵貯の資産はいずれどこかへ分散され、吸収されるのだと思います。 >尚、銀行の合併の問題はこれとも大筋では無関係です。 >ただ、人々の注意を本筋からそらすための口実として、銀行界の合併とかかわるように言われるも知れません。 よく解りました。大変有難うございました。 郵政民営化についてはしばらくROMしますが法案の進み具合を眺めながら議論に参加したいと考えます。 ただ金融、マクロ経済に関しては今後とも質問を お許しください。 (郵政業務については少々関係していますので)有難うございました。 |
郵政民営化に対する、二人の方の意見を紹介します。 かつて竹中チームの一員であり、現在は日本振興銀行社長の木村剛氏と、 元出雲市市長で民主党議員の岩国哲人氏の意見です。 http://www.nnn.co.jp/essay/souro/index.html http://www.nnn.co.jp/essay/sansyu/index.html 木村氏は民営化を前提として、その後の変化の予測を述べていますが、 ビジョンを示しているわけではないようです。 岩国氏は民営化の弊害を述べて、反対の意思を表明しています。 私は岩国氏の意見に頷くところが多かったです。 |
見ました。 有難うございます。 もともと竹中、木村えあることは剛は同じ穴の人であることは銀行不良債権処理などで知っていました。 |
健太郎さん:こんにちは 貴兄がお立てになられたこのスレッドのおかげで大勢の方とお話しすることが出来ました。 私は決して、人格者と呼ばれるような人間ではありませんが、 自分も含めて、できるだけ大勢の人々が幸せになれるように願っています。 そのために、日本人のほとんどが誤解されていると思われる現代日本の経済的苦境についての真実を知っていただきたく、昨年2月頃よりこの掲示板に出没するようになりました。 微力ながら、今後も、懸命に訴えて行きたいと思いますので、 ご助力くだされば幸いに思います。 有難うございました。 昔は、貧しくとも、地位が無くとも、人々が「誇り」を持てていたような気がします。 「おれは、人様には絶対迷惑はかけない」「俺は、曲がった事が大嫌いだ。」 何でも良いが、貧しくとも、誇りを持って働く事が出来た社会だったような気がします。 今は、金。収入が人間の価値を決めるような、一般庶民までが、プロスポーツ選手の価値観のような、物差しではかられる。その様な気がします。 政治と大きな関わりを感じます。 |
▼Gokai Sezutomoさん:こんばんわ 私は、貴方を知識の豊かな方、という認識でしたが、人間性がとても豊かな方 だということがよく解りました。 私も、人々が幸せに暮らせるように、という「想い」で、一般庶民、一市民の立場から、声を出してゆきますので、よろしくお願いします。 > >貴兄がお立てになられたこのスレッドのおかげで大勢の方とお話しすることが出来ました。 >私は決して、人格者と呼ばれるような人間ではありませんが、 >自分も含めて、できるだけ大勢の人々が幸せになれるように願っています。 > >そのために、日本人のほとんどが誤解されていると思われる現代日本の経済的苦境についての真実を知っていただきたく、昨年2月頃よりこの掲示板に出没するようになりました。 >微力ながら、今後も、懸命に訴えて行きたいと思いますので、 >ご助力くだされば幸いに思います。 > >有難うございました。 > > >昔は、貧しくとも、地位が無くとも、人々が「誇り」を持てていたような気がします。 >「おれは、人様には絶対迷惑はかけない」「俺は、曲がった事が大嫌いだ。」 >何でも良いが、貧しくとも、誇りを持って働く事が出来た社会だったような気がします。 >今は、金。収入が人間の価値を決めるような、一般庶民までが、プロスポーツ選手の価値観のような、物差しではかられる。その様な気がします。 >政治と大きな関わりを感じます。 |
Gokai Sezutomo さん、こんばんは。 ここ一週間ほど所用が重なり【44428】の回答が遅くなって申し訳ありませんでした。 族議員については、Gokai Sezutomo さんのおっしゃる通り、業界の利益を代弁する限り必ずしも悪とは言いきれません。もし悪いと判断したら選挙で落選させることですね。そこは有権者の判断ということになります。 財政赤字が本当に問題なのかどうかは何とも言えませんね。私としては早く結論を出してほしいと願うのみです。もし問題ないということになれば、郵政民営化論議も振り出しということになるんでしょうけど、その前に政府が力づくで進めそうですね。 ▼ 族議員がその業界の利益を代弁する議員のことを言うなら、族議員=悪い議員という図式にならないと思っています。 例えば、共産党が労働者を代弁する党であるなら、共産党議員は全て労働者の族議員ということになりますし、公明党の議員も創価学会の族議員ということになります。民主党は何の族議員の集まりなのでしょうか? つまり、民主主義とはそうしたものではないのでしょうか? だから、郵政族、族議員がいれば、どんな悪い影響が日本の将来にあるかが問題なのであって、 たとえば、特殊法人等にした融資が郵政族族議員のせいであって、それが今日の日本に悪影響を与えた最大のものだというなら、 族議員の排除を考えないでもないですが、 郵政族を公然と名乗る荒井広幸議員のいい分を聞いているとそうとは思えなくて、むしろ彼などは日本のために必要な政治家に思えます。 (私は、彼の選挙区の人間ではないです。念のため) 論点として大切なものは、族議員をどうするかではなく、 財政赤字は本当に問題なのかでは無いですか?・・だと思います。 ここが解からないままで、次の結論を出すのは 石垣を積まないで、 天守閣のある城を作るみたいなものではないのですか? あるいは、砂糖と塩との区別がつかないままで、料理するみたいに。 |
▼昼寝もぐらさん:こんにちは >財政赤字が本当に問題なのかどうかは何とも言えませんね。私としては早く結論を出してほしいと願うのみです。もし問題ないということになれば、郵政民営化論議も振り出しということになるんでしょうけど、その前に政府が力づくで進めそうですね。 > 財政赤字については、経済の規模に応じてむしろ必要ということで、私自身は明確に結論が出ているのですが、 後は皆さんにそれを検証して頂くだけなのです。 ただそれを御用マスメディアや御用学者に任せていたらいつまで経っても議論がされることは無いと思います。 そして財政赤字は問題ないのですから、 仰られる通り、郵政民営化論議は振り出しに戻さなければなりません。 それだけじゃなく、 介護保険、健康保険、その他福祉サービスや年金問題等の社会補償問題も振り出しに戻りますし、 消費税を含めた増税論議も振り出しに戻せます。 またそもそも、この長期不況も一体なんだったのかということになります。 |