Page 2659 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼「会社は誰のもの?」:サンデープロジェクトを見て 北の老兵 05/4/10(日) 13:23 ┣Re(1):「会社は誰のもの?」:サンデープロジェクトを見て 珍 源斎 05/4/10(日) 17:07 ┣ご注意>北の老兵さん 管理スタッフ 05/4/10(日) 21:32 ┗私もそう思います ニック 05/4/10(日) 22:58 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 「会社は誰のもの?」:サンデープロジェクトを見て ■名前 : 北の老兵 ■日付 : 05/4/10(日) 13:23 -------------------------------------------------------------------------
今日のテレビ朝日の「サンデープロジェクト」で、ライブドアによる日本放送のM&Aで「会社は誰のものか?」という問題を、田原総一郎が、青色ダイオードの発明者であり、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二博士と、Yahooを抜いて世界一になったGoogleの共同創業者 セルゲイ・ブリン を取材して、改めて考えてみようという番組だった。 日本では、ライブドアの日本放送株買収騒動に端を発した、企業買収、そして企業防衛が全国民レベルで論じられた事はかつて無かった。堀江氏の功罪は数々あれど、日本のぬるま湯的な企業体質に風穴を開けた事だけはは間違いないのではないだろうか。 今から157年前、ゴールド・ラッシュに沸いたカリフォルニアは、今や州内総生産はアメリカ一、全米最大の経済規模を誇り、IT企業の発祥の地シリコンバレーを抱え、日々企業の形を変えつづけている。 中村修二博士に「会社は誰のものか?」と聞いたら、何の迷いも無く即座に「株主のもの」と答えた。日本の経営者の発想は江戸時代となんら変わっていないとも。今回のライブドアのM&Aもアメリカでは普通の事で、日本放送、フジ側の対応はまるで江戸時代のお家騒動のようなもので、これを脱却しない限りは日本は世界から取り残されると。 セルゲイ・ブリン(Google 共同創業者)に「会社はだれのもの?」と聞いたら、当たり前のように「株主のもの」と答えた。発明者の対する報酬は充分かどうかは分からないが、過去に1チームに1000万ドルを払った事があるといいます。配分は一律でなく、貢献度を基準に、チームの中で決めており、200万ドルの報酬を得た社員もいるという。 M&Aは絶対されないシステムにしているという。ストックオプションをフルに使い社員に全て株を持たしていると。社員、取締役、CEO三者合わせて50%の株を保有しているという。アメリカのメディアは全てこのシステムを利用しているという事だ。 そうすることによって、報酬額が企業の業績向上による株価の上昇と直接連動することから、権利を付与された取締役や従業員の株価に対する意識は高まり、業績向上へのインセンティブとなるのだと。 因みにセルゲイ・ブリンは、生まれはロシアで年齢は、あの堀江氏と同じ32歳だという事。アメリカはマネをしたくない悪いところも多々ありますが、何の規制もなく自由なところはマネしていいのではないだろうか? 今回の放送を見てそのように感じました。 中村教授のところにも「起業したい学生を紹介してほしい」と援助を申し出る投資家が後を絶たないといいます。 |
北の老兵さん こんにちわ! 私も同じテレビ番組を見ていました。 アメリカの大卒など高学歴者で有能な人は自分で企業を興す人が 多いとは聞いてましたが・・実際にそのような形は当たり前の ことであると中村教授も云っておられました。 実際にマイクロソフトを興したビルゲイツ始め今をときめく 隆盛のもとにある大企業の殆どはベンチャー企業からその端を発してる 事からも肯けます。 それに引き替え日本の場合ですと「寄らば大樹の陰」ではありませんが 若い内に保守的に「老け込んで」しまい安定指向優先で官僚になったり 大企業に就職する人が多く「個人の選択」にはとやかく申せませんが これでは日本の将来に不安を感じざるを得ません。 中村教授も云ってましたが、日本では社会習慣としても行政に しても諸々の規制が多くベンチャー企業を興すにしても・・ 若い人たちへの応援どころか挑戦や意欲を挫くことが余りにも 多すぎます。私もベンチャーらしき仕事を興して20年になりますが 規制の多さと何をするのも届け出が多く負担に感じることは 再三でした。 同じ番組でダイエーのことが取り上げられてましたが、 創業者の中内氏がもう少し早く引退してればダイエーも もっと「ましな」形であったこと・と中内氏にしても 創業者としての栄光も傷つかずに済んだものを・と 他人事ながら残念にもお気の毒とも思えました。 |
▼北の老兵さん(48359): Ray@スタッフです。 この書き込みは、 >セルゲイ・ブリン との表記が掲示板のルール(投稿内容、転載、引用その他/ 字種、文字数の制限)のうち 1. 使用機種によって異なった文字として表示される半角カナ文字、ギリシャ文字、○で囲まれた数字などの特殊記号(機種依存文字)の使用は禁止 の「半角カナ文字の使用」 に該当するものですのでご注意申し上げます。 なお、この件に関するご意見は、私の書き込みへの 返信としてではなく、スタッフ連絡板にお書きください (総合掲示板に書かれたご意見には原則としてレスいたしません)。 よろしくお願いいたします。 |
>アメリカはマネをしたくない悪いところも多々ありますが、何の規制もなく自由なところはマネしていいのではないだろうか? 今回の放送を見てそのように感じました。 アメリカの悪い所は、何でも力で解決しようとする事ですが、良い所はどのような事にも真剣にチャレンジし(例え日本国内では一笑に付されるような事でも)しかもそれを生かせる土台があります。 モノポリーと言うゲームの作者が、失業していた時に作ったこのゲームで富を得た事は有名ですが、その為にはそのゲームを適正な価格で販売でき、利益を得ることが出来る土台があったからでしょう。 一方の日本は企業はアメリカの外形だけ真似しますが、相変わらずこのような発明は安く買い叩くなどの不公正な取引を行っています。 契約社員として雇っておきながら何年たっても正社員にしない企業や労働契約書を取り交わさない企業、残業代を支払わない企業等は有名ですが、その影にはろくに指導もしない名前だけの労働基準監督所や政府の存在があります。 アメリカではアメリカ版バブルを引き起こした首謀者たちは監獄に入れられ、懲役ン百年だそうですが、日本はどうでしょうか? この辺にも日本の企業とアメリカの企業、そして双方の「公正さ」に対する考え方の違いを見ることが出来ます。 |