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 ▼幸せ大国を目指すには?  珍 源斎 05/4/3(日) 19:35
   ┣Re(1):幸せ大国を目指すには?  月光仮面のおじいさん 05/4/4(月) 8:16
   ┣Re(1):文化への支出を増やさねば!  珍 源斎 05/4/4(月) 12:47
   ┣Re(1):幸せ大国を目指すには?  月光仮面のおじいさん 05/4/5(火) 10:06
   ┃  ┗Re(2):幸せ大国を目指すには?  珍 源斎 05/4/7(木) 19:26
   ┃     ┗Re(3):幸せ大国を目指すには?  月光仮面のおじいさん 05/4/8(金) 8:34
   ┃        ┗Re(4):幸せ大国を目指すには?  珍 源斎 05/4/8(金) 11:50
   ┗Re(1):幸せ大国を目指すには?  珍 源斎 05/4/11(月) 14:00

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 ■題名 : 幸せ大国を目指すには?
 ■名前 : 珍 源斎
 ■日付 : 05/4/3(日) 19:35
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   GDP国民総生産は500兆円に達したと云われてから久しいが
その経済力に見合って日本は豊かになったのか?

それにしても豊かさが幸せに結びつかない現象が多すぎる。
雇用不安や悩み・地域社会の崩壊・人間不信・犯罪の増加

どれをとっても幸せが遠ざかると感じる日々である。
日本の研究者がGPI「進歩指数」なる指標をもって

試算したところGDPとの乖離は大きいとのこと、人間の
豊かさをの指数ではずっと下位の9位にも留まるのも危うい

とのことで、自分が幸せと感じてる人の比率はベトナムや
フイリピンより下位の29位であったそうな・・・。

そもそも人々の幸「しあわせ」と不幸は人間が造り出すもの
幸せの原点は何か?を真摯に考えて足元から目指して行く
他は無いように思う・。

今や経済成長が幸せに結びつくと単純に考えることは
時代遅れとも云われてる。

経済活動や生活全般の速度を少し低くして見直すことも
必要に思われる。GDP500兆円から更にパワーアップ
図り昇降蛇を上げ舵にとっても・飽和限界に近い現状では
最早、経済効率からも遠いものになってることでもあり、

また自然環境にもこれ以上の負荷を及ぼすことで、それは
各所に犠牲を強いることになりその・つけ「勘定書」は
払いきれない大きいものになるのではないか?

行く先は・勝ち組・負け組も「やがて」は全員・勝ち組の無い
日本全体ALL・負け組になり果てる・と云うことにも
成りかねない、

そのようにならない為に・今や知恵を発揮すべき時である・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):幸せ大国を目指すには?  ■名前 : 月光仮面のおじいさん <t-kayama@xf7.sonet.ne.jp>  ■日付 : 05/4/4(月) 8:16  -------------------------------------------------------------------------
   珍源斎さま
以前、心のバブルについてと投稿をしたことが有ります。戦後の高度成長時代は、全ての活動がより大きく、また高くをめざし、日本中経済新聞の株欄など通勤電車内は目を血走らせ、殺気立った毎日の連続でした。その結果あれあれと言う間に経済大国になって行きました。

司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」ではありませんが、行き着いたその先には下り坂が待っていました。現在それを静かに進行中と言ったところでしょうか。現在の財政状況は大きな負債を抱えていますが、対策を取るにしても成果が出るのは何十年か先になります。公務員給与問題などでも見えるように、新規の採用削減や臨時職員の採用などしても一番大きな”中間管理職年代の待遇、給与”などは手が打たれません。これはこれだけ生徒が減ってきているにもかかわらず、一向に先生の数が減らない状況からも判ります。

だから数十年後には結果が出せても、いま生活が掛かっている人には逃げ切りを考えているわけです。これを一概に悪いと言うわけにも行かず、時の流れを待つのみでしょうか。

個人的には日本ほど豊かで生活の質が高い国は少ないと思います。そして同等のドイツなどでも高失業率、治安悪化などは世界が自由に行き来できる環境になったので問題が多発しています。
ほどほどの幸せを求めるのであれば、今でも心豊かに毎日を過ごせると考えます。
いたずらに不幸を煽り立てるのが問題だと感じます。やはり心のバブルの後遺症でしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):文化への支出を増やさねば!  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/4(月) 12:47  -------------------------------------------------------------------------
   日本の多くの親たちは子供の教育に理不尽とも云える
負担を強いられてる。

その結果、働くお父さん達の自由に使えるお金はかなりの
制約を受けるに至ってる・・。

お金ばかりでなく、自由に使える時間さえも大きな制約が
ある為に物理的な面も精神的な面でも行動半径は狭くなり
がちで、視野、視界の狭いままに人生を送ってるように思える。

人生航路において視野や視界の狭いことは決定的に航海に
とって不利な条件である。一時的な挫折や希望を失った際に
はこの世の終わりのような絶望感になり・・・

その先にある明るい物が見えないばかりでなく、
新たな希望すら見出せなくなってしまい「死に神」に取り込まれて
しまうことになる。

例え利己的人間と云われてもこの際、
蛮勇をフルって自分自身にとっての幸せ追求を図ることが
大切に思える。

・子供の教育は義務教育までの責任として、それ以後は
子供達、本人の自己責任とする・・。

欧米では極く当たり前のことでもある。
その結果、学生達の学びへの姿勢は真摯なものがあり
学業、知識を自分の人生に役立てることに付いては熱心かつ
「どん欲」であることが・・見て取れる。

学業を無駄にしないことに通じてる・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):幸せ大国を目指すには?  ■名前 : 月光仮面のおじいさん <t-kayama@xf7.sonet.ne.jp>  ■日付 : 05/4/5(火) 10:06  -------------------------------------------------------------------------
   昨日の読売新聞夕刊に児童虐待の相談窓口を大幅に増加したと書かれていました。
数日前、或る所で児童虐待の犠牲になった子供の話が書かれていました。
両親とも再婚をした新家庭でその子供が犠牲になったのです。子供は3歳でお父さんに”そんないやなら前のお母さんのところに帰れ”と言われ、ごめんなさい、ごめんなさいと泣いていたとの事です。

自分さえ良ければと思う情けない親の姿に、その子を思うと涙が止まりませんでした。我々の年代がその両親を育てたと考えると、その親や家族を見てみたいものです。物質的豊かさの代償として、大きなものを忘れているように感じます。とすれば我々の役目はまだまだ有るように感じるのです。

このお子さんがきっと天国でたくさんのお父さんやお母さんにかわいがられて、幸せな毎日をおくられることを願ってやみません。、

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):幸せ大国を目指すには?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/7(木) 19:26  -------------------------------------------------------------------------
   月光仮面のおじいさん
こんばんわ!
子供が虐待されたり、夫婦間の仲違いや諸々の
不幸の元はと云えば、現在では大きく経済問題に帰する

のではないかと思います。普通に家庭生活を営める
収入と「足を知る」心を持つことが出来れば、

この世の不幸はある程度の解決になるのではないかと
思います。何かと欠乏してる処には暖かい人間性も

育ち難いの現実です。私の持論ですが新しい技術と
その発展が問題解決の鍵になるように思えます。

経済もその規模を「やみくも」に大きくするのでは
なく環境的限界も踏まえた形で実現するように

知恵を結集すれば「幸せ大国」の途に通じる・と
思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):幸せ大国を目指すには?  ■名前 : 月光仮面のおじいさん <t-kayama@xf7.sonet.ne.jp>  ■日付 : 05/4/8(金) 8:34  -------------------------------------------------------------------------
   珍源斎さま
おはようございます。ここに投稿なさる方はご自分を幸せな人生を送っていると自覚していらっしゃるのか、それとも心ならずも不幸の身の上と感じるか、どちらでしょうか。
先日上野のラ・トゥール展をみてきました。その中での説明文に「貧者は貧者を嫉妬する」(てにをはが違うかも知れないが)と言う西洋のことわざがとても心に残りました。高度成長で著しく発展した日本、しかしその精神構造まで変わっていないように感じるのです。

自分自身が生き続け、そして子供たちに少しばかりの生きた証拠を残し続ける事で滔々とした日本人の継続が出来るのなら充分幸せと感じる程度ではいけないのでしょうか。
貧者のいがみあいと見られる泥仕合はしたくないものです。
いつも建設的な内容に珍源斎さんの投稿が楽しみです。

我が家の菊桃の木がまもなく満開になります。これを道行く人が毎年楽しみにしています。その笑顔が最大の楽しみです。良い春をお過ごしください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):幸せ大国を目指すには?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/8(金) 11:50  -------------------------------------------------------------------------
   月光仮面のおじいさんさん:

おはようございます。

自分が幸せか不幸かはその人・人の考え方により決まるので
無いでしょうか?

例え大富豪と云われるようなお金持ちになっても貧者から
抜け出せずに苦しんでる人もありますね。「餓鬼道地獄かな?」

以前、どちらかのスレッドにて「足を知る」ことの大切さに
ついて語り合ったことがありましたね。

>先日上野のラ・トゥール展をみてきました。その中での説明文に「貧者は貧者を嫉妬する」(てにをはが違うかも知れないが)と言う西洋のことわざがとても心に残りました。高度成長で著しく発展した日本、しかしその精神構造まで変わっていないように感じるのです。

良いものを見てこられました。本当に貧者が貧者を嫉妬する・・との
ことはその通りだとも思います。

サラーリーマン生活をしていた当時、嫌と云うほど感じました。
世に云う、女性の嫉妬心より、男の嫉妬心の方が醜いと常々感じてました。

結局・嫉妬心の強い人は時間を掛けて見てますと幸せに成ってないように
思えます。

>貧者のいがみあいと見られる泥仕合はしたくないものです。
全くその通りです。

>いつも建設的な内容に珍源斎さんの投稿が楽しみです。

有難うございます。

>我が家の菊桃の木がまもなく満開になります。これを道行く人が毎年楽しみにしています。その笑顔が最大の楽しみです。良い春をお過ごしください。

陽春の明るい風景が目に浮かぶようです。皆さまの明るい笑顔の中に
本当の幸せがあるのではないかと存じます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):幸せ大国を目指すには?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/11(月) 14:00  -------------------------------------------------------------------------
   朝日新聞の日曜版に「幸せ大国をめざして」の
特集記事が掲載されてた。その一部から・・考えてみた・・

数年前の長期不況のさなかでも客足の衰えぬ百貨店の様子を
英国のジャーナリストは「ゴールデン・リセッション」
黄金の不況・と評した。

都内の有名ブランド店に群がる多数の女性客の買いっぷりをみても
不況は何処にあるのと・訝しく感じるほどである。

日本政府は国際会議のたびに欧米からは内需の拡大を求められて
消費拡大を目論んでの景気対策として130兆円を超える財政出動を

して先進国中では最悪の経済状態に陥ってしまってる。
モノがあふれる現在のような豊かな社会で消費の選択肢や豊かさが

増すにつれて幸福感の低下を招くと米国の社会学者が指摘する、
米国のGDPは過去30年で2倍を超えたが、幸せと感じる人は
減ってると云う・。

その米国では今「健康維持と持続性」を重視した生活様式に
注目が集まっている。有機栽培食品、省エネ電化製品、低燃費
自動車、等々・。「子孫に美しい地球」と「健全な社会」を残そうと
する文化は確実に広がってる・・と云う。

幸福感を取り戻すのには消費は美徳からの離脱「もったいない」の
復権・と「足を知る」ことにあると世界的な規模での認識が
深まりつつあるように思える。

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