Page 372 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼「喜捨」という「人道」 糸井門卯 04/4/22(木) 18:50 ┣なるほど・・・ 杉本 知昭 04/4/23(金) 22:56 ┗Re(1):「喜捨」という「人道」 珍 源齋 04/4/24(土) 13:40 ┗Re(2):「喜捨」という「人道」 糸井門卯 04/4/25(日) 0:17 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 「喜捨」という「人道」 ■名前 : 糸井門卯 ■日付 : 04/4/22(木) 18:50 -------------------------------------------------------------------------
イラクの人が考える「人道」とは「喜捨」ではないかと思うのです。 日本人は、「人道」と単純にいっているようですが、 そのなかみが「喜捨」でなければ、イラクで「人道」は成立しないでしょう。 拉致された日本人の中には、それを実践していた方がいたようですね。 自衛隊との違いは、「自発的に」分け与えた、というところです。 実はそれが、イラクの日常的な「喜捨」の精神にかなっていた。 たのまれてもいないところにしゃしゃり出る 「おせっかい復興支援」とは違いますね。 「いかがわしい軍隊」がプログラム通りの「人道」をしていると、 そこに「喜捨」の精神がない、と見破られますよ。 |
疑いを持っているからこそ武装しての支援活動ということでしょうか。 |
際限のない欲望を煽り利が利を生み、足る事を知らしめないマネー資本主義の 対岸にある・・イスラム的な考え方・・、人も物も金銭も環境も神が人間に与えたもので 利子や利息の概念そのものを「イスラム」では禁じている・・・。 イスラムでは労働の「対価」以外の報酬を得てはならない・・そして基本には 喜捨の精神「足らざる者に進んで与える」があるとのこと・。 よって、環境や人々よりの収奪を禁じるものがイスラム的な考え方と聞いて、 私は、昨今の世界情勢を片寄った形で認識してたのでは・・?ないか・・と 諸々見直してみたいと・・・考えてます・・。 |
ムスリムの間では、何よりもまず孤児から助けよ、という考えが重視されるようですね。 ムハンマドはもともと孤児だったということを考えると、 コーランで、孤児を見捨てる者は神に見捨てられるということが繰り返し 示唆されているその部分が、イラクに深く根を下ろした、いま生きている「人道」だ、ということにはならないでしょうか。 コーラン第九三章にも「孤児を見てこれを冷遇することなかれ。 物乞う人を見てこれを拒むことなかれ」と強く説かれていますし。 ムスリム間には、形式的な「喜捨」も存在しますが、 外部の人間に対しては、自ら進んで行う「喜捨」が要求されるわけです。 小学校へ軍服姿で文具を配る、という外部の人間の形式的な行動は、 イラク人にとっては腹立たしいことではないでしょうか。 |