Page 420 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼コスタリカって? サトカ 04/5/1(土) 1:03 ┣Re(1):コスタリカって? 上野介 04/5/2(日) 4:25 ┃ ┗Re(2):コスタリカって? サトカ 04/5/3(月) 1:54 ┣Re(1):コスタリカって? Gokai Sezutomo 04/5/3(月) 2:27 ┃ ┗Re(2):コスタリカって? サトカ 04/5/3(月) 3:15 ┃ ┣Re(3):コスタリカって? T 04/5/3(月) 4:25 ┃ ┃ ┗Re(4):コスタリカって? 御前拉他 04/5/3(月) 11:01 ┃ ┗Re(3):コスタリカって? Gokai Sezutomo 04/5/3(月) 13:51 ┃ ┣Re(4):コスタリカって? サトカ 04/5/3(月) 14:18 ┃ ┃ ┗Re(5):コスタリカって? Gokai Sezutomo 04/5/3(月) 15:15 ┃ ┗Re(4):コスタリカって? 若年寄り 04/5/3(月) 15:32 ┃ ┗Re(5):コスタリカって? Gokai Sezutomo 04/5/3(月) 20:28 ┗コスタリカについて 松 04/5/3(月) 17:18 ─────────────────────────────────────── ■題名 : コスタリカって? ■名前 : サトカ ■日付 : 04/5/1(土) 1:03 -------------------------------------------------------------------------
南米にあるコスタリカは軍隊の無い国だと聞きました。もし詳しいことを御存じの方がいらっしゃれば教えて頂きたいと思います。よろしくお願いします。もし事実なら平和憲法を持つ日本もそうするべきではないでしょうか? |
コスタリカの人々と手をたずさえて平和をめざす会(略称:コスタリカ平和の会) というのがあり、そのサイトで多くの情報が提供されています。 http://www.jca.apc.org/costarica/index.html 軍隊放棄に関する憲法は 姫路獨協大学法学部 吉田稔さんの 訳が日本国際法律家協会のサイトに公開されています。 http://member.nifty.ne.jp/jalisa/133_8.html ちなみに、第十二条が軍隊放棄の部分です。 国防のための軍隊は組織できることになっています。 # コスタリカ共和国憲法 # # 第一編 共和国 # 第一条 コスタリカは、自由かつ独立の民主共和国である。 # # 第十二条 恒久的制度としての軍隊は禁止する。 # 公共秩序の監視と維持のために必要な警察力は保持する。 # 大陸間協定により若しくは国防のためにのみ、軍隊を組織することができる。 # いずれの場合も文民権力にいつも従属し、単独若しくは共同して、審議することも # 声明・宣言を出すこともできない。 # なお、 コスタリカ共和国政府観光局日本事務所のサイトがあります。 http://www.costarica.co.jp/index.html # 国名 # コスタリカ共和国 Republica de Costa Rica # 面積 # 5万1095km2(九州と四国を合わせたくらい) # 人口 # 400万(2001年現在)他にニカラグア難民が10%以上永住 # 首都 # サンホセ San Jose (人口50万人) # 民族 # スペイン系を主とする白人とその混血95%、黒人3%、先住民2% # 宗教 # ローマカソリック 85.3%、プロテスタント他 14.7% # 言語 # 公用語はスペイン語。ホテル等では英語が通じる。 日本にも姉妹都市や交流団体があるとのこと。 さらに移住方法の紹介も載っています。 コスタリカ日本人会公式ホームページ http://www.grafic.com/asociacionjaponesa/kurashiburi.html もあります # コスタリカの概要と日本人の暮らし # # また、近年ペンシオナード政策(年金生活の外国人に居住ビザを与える)に力を入れ、 # 中南米にあっては比較的治安の良いこともあってアメリカや日本からの移住者が増加 # しています。コスタリカには現在約350人の日本人が生活し、日本人経営の高級ホテル # や和食店、スーパーマーケットなどとともに地域に根付いています。日本人のほとんどは # 首都のサンホセかその周辺に居住していますが、年間を通 して半袖で過ごせる # (年間平均気温24度)快適な環境にあります。 年金生活者の移住については、以前NHKで紹介されていたように記憶しています。 観光案内はこちら、コスタリカ観光:日本語サイト http://www.costarica.co.jp/costa_travel/index.html 以上 |
>>上野介さん ありがとうございました。 |
▼サトカさん:こんにちは >南米にあるコスタリカは軍隊の無い国だと聞きました。もし詳しいことを御存じの方がいらっしゃれば教えて頂きたいと思います。よろしくお願いします。もし事実なら平和憲法を持つ日本もそうするべきではないでしょうか? 私は軍隊を持つのは嫌ですが、軍隊を持たないない国もまた、異常かなと思っています。 貴方は日本が軍隊を持つことに否定的であるようですが、何故、そう思われるのでしょうか?日本では大勢の方が軍隊を持つことに反対していることを知っていますが、何故?となると納得のいく答えを知りません。 出来ればお考えをご披露下さいませんでしょうか。 |
やはり反戦平和を守るためには戦力をもたないのがベストだと思うからです。一昨日「憲法」という別スレもたてましたのでご一読願います。また軍隊となれば徴兵制度という事になりかねないと思います。 |
サトカさんへ コスタリカには軍隊がほんとに無いと思っています? |
おかしな物言いをせんと,ハッキリ言え |
サトカさんこんにちは 脅し文のような物言いをする方がいらっしゃいますが気になさらないようにお願いします。私は純粋にお聞きします。<5064>も読ませていただきました。 世界という状況の中で軍隊を持たないということは、例えると、夜でも留守のときでも、玄関も窓の鍵もかけないでおきましょうと言う事だと思うのです。田舎ではこのような生活をしているところがあるそうですが都会でこのようにするのは治安の優れた日本といえど物騒だと思います。だから異常だと感じるのです。何か別の発想がおありですか? 私も軍隊を持つのは嫌いです。しかし持たざるを得ないのではありませんか? |
今の自衛隊制度でいいと思っていました。しかし侵略まがいの海外派兵をするのなら持つべきではないと思うようになリました。あくまで国内での正当防衛的な専守防衛に限定するべきだと思います。海外に出す事は反対です。 |
▼サトカさん:こんにちは >今の自衛隊制度でいいと思っていました。しかし侵略まがいの海外派兵をするのなら持つべきではないと思うようになリました。あくまで国内での正当防衛的な専守防衛に限定するべきだと思います。海外に出す事は反対です。 そういうことなら私も賛成です。パックスアメリカーナがこれ以上強力になる事に、私は疑問を持っています。それに協力する小泉内閣、またそれを支持する日本国民の投票行動にも、疑問を持っています。偉そうな物言いになりましたがご容赦ください。 |
個人的に軍隊は、僕も嫌いです。 今、自衛隊の問題で一番問題なのは、拡大解釈ではないでしょうか? 憲法9条は、平和憲法で、日本人は武力で占領、虐殺をする訳が無いと、今のイラク派遣後でも、信じている人は沢山います。 今、自衛隊は、イラクでの交戦を想定し、後続部隊の特殊訓練をしているそうです。 たまたま野党のHPで見ました。 つまり、イラク内乱で何万人イラク人を惨殺しようとも、国民世論にて、撤退以外に政権維持が難しくならない限り、撤退しない可能性がある。と、言うことです。 誰もが、戦争状態になれば、自衛隊は引き上げてくると信じてますが、イラク特しゃ法には、戦闘行為(国際的な武力紛争の一環として〜)となっている為、イラク内戦においては、国際的(国と国との戦争)武力紛争に当てはまらない為、小泉の命令があるまでサマワで、防衛の名の元に米軍同様に殺し合いの泥沼に突入する危険が高いのです。 今度の事で、イラクからマスコミを排除する大義名分を得たから、例えそうなっても、一時的に情報を遮断する事は可能であり、私たちが知らない間に、強大な軍事国家になる可能性も否定できないのでは? 国民全てが軍備増強に賛成し富国強兵を再び目指すのであれば、平和憲法を廃し、軍事整備の法律へ、民意において改憲をすべきであり、平和を望むのであれば拡大解釈が出来ない様にこれもまた改憲し過度な軍備は解体すべきだと思う。 仕方ないから持つ!のではなくて、持つか持たないか私たちが責任を持って決める時が来てるのではないでしょうか? |
▼若年寄りさん:こんにちは >今度の事で、イラクからマスコミを排除する大義名分を得たから、例えそうなっても、一時的に情報を遮断する事は可能であり、私たちが知らない間に、強大な軍事国家になる可能性も否定できないのでは? > 我々が知らない間に軍事国家になるなどの発想は私にはには出来ません。あれよあれよという間になったとしても、それは民主主義国家の主権を持つ国民である我々の責任です。特に根拠はありませんが私は現代の日本人の少なくとも80%いじょうの国民は戦争が大嫌いな人々だと思っています。 従って、マインドコントロールでもされない限り、軍事国家になどなりえないと思います。 >国民全てが軍備増強に賛成し富国強兵を再び目指すのであれば、平和憲法を廃し、軍事整備の法律へ、民意において改憲をすべきであり、平和を望むのであれば拡大解釈が出来ない様にこれもまた改憲し過度な軍備は解体すべきだと思う。 > 富国は目指すべきだと考えますが強兵は国連に預けるべきと考えます。但し今の国連ではありません。現在はパックスアメリカーナの強化が、無理に画策されている疑いを持っています。真実は何か?世界の状況をよく見つめて行動する必要があります。イデオロギーで行動するには危険な時代ではないでしょうか? >仕方ないから持つ!のではなくて、持つか持たないか私たちが責任を持って決める時が来てるのではないでしょうか? 自衛隊に関しては私は今はとにかく今までの現状維持がベストだと思います。 そして小泉政権の早期退陣を望みます。この政権、日本民族を不幸に陥れていることに気づいていません。 違う意見になりましたことご容赦ください。 |
コスタリカについて、以前他の掲示板に投稿したものをここにも掲載します。 1、コスタリカについての概要 コスタリカ共和国 面積 51,100km2 人口 385万人(2000年国勢調査局) 首都 サン・ホセ(北緯10度 標高1,200m) 人種 スペイン系及び原住民との混血95%、アフリカ系3%、原住民他2% 言語 スペイン語 宗教 カトリック(国教、但し信教の自由あり) *日本外務省HPより 日本の北海道よりも小さな国です。(北海道は83000km2、人口570万人) 特徴 軍隊を持っていないこと。 地理 中南米に位置、南はパナマ、北はニカラグア、西は大西洋、東はカリブ海 略史 1502年 コロンブスにより「発見」される。 1823年 中米連邦(諸州連合)結成される。 1848年 コスタリカが中米連邦から中米連邦から正式に分離独立,国旗・国章制定 1941年 真珠湾攻撃の直後、日本・ドイツ・イタリアに宣戦布告(米国より早く、南北アメリカ大陸で初)。 1944年 ピカードが大統領に当選(不正選挙疑惑が生じる)。 1948年2月:コスタリカの大統領選でトラブルがおこり、与党が選挙無効の決議。野党のフィゲレス氏らが武装蜂起。 武装蜂起を成功させたフィゲレス氏は臨時政府の首長に。 18ヵ月後改めて総選挙を行うことを約束。 12月:フィゲレス氏が軍隊の全廃を宣言。 1949年11月:第2次共和制スタート。新憲法公布。「常備軍としての軍隊の保有禁止」を条文化 2、コスタリカの国防 コスタリカは憲法で常設軍を持たないことにしました。この理念の原因は1948年の内戦で2000人の犠牲者を出した苦い経験への反省にあると言われています。 しかし、無条件に常備軍解体を選択したのではなく、国防と安全保障については米州機構(OAS)及び米州相互援助条約(リオ条約)に依存することを前提としていました。 ここに出てくる、米州機構は歴史的には米ソ対決の時代に(1948年4月)アメリカの西半球支配のために作られた集団安全保障機構です。また、リオ条約(米州相互援助条約)は、1947年9月結成された軍事条約です。どちらもアメリカの軍事力を背景とした軍事同盟であり、仮に加盟国に対して外国による軍事的侵略が行われれば、集団的自衛権を根拠としてアメリカがその侵略国に対して攻撃する事になっています。 アメリカが攻撃された場合は他の同盟国にはアメリカ支援の義務があるのですが、コスタリカは軍事力の否定を明記した憲法12条を理由としてアメリカに対しての軍事協力義務は免除されています。 また、コスタリカは現行憲法制定後2度の軍事勢力の侵入を経験しており、その経験から、従来の警察とは別に、重火器を揃えた国境警備隊等が新たに組織されました。 その内訳は以下の通り (英国・国際戦略研究所「ミリタリー・バランス2000−2001」より) 「総治安兵力(準軍隊)」8,400人 (人口の0.22%) 市民警備隊 4,400 (戦術部隊、特殊部隊を含む) 国境警備隊 2,000 地方警備隊 2,000 小火器(軽機関銃、小銃)のみ 市民警備隊は、ロケット発射器90ミリをもっており、日本の警察(拳銃、ライフルなどの小火器)以上の装備をしている。地方警備隊は小火器のみである。また、治安、諜報、対テロ特殊部隊も存在している。多くの将校が、アメリカ、韓国、台湾、イスラエルの軍事学校で軍事訓練を受けているといわれている。 軍事的進入勢力に対しては上の警察力によって応戦し、アメリカの支援を待つ、というシステムです。 この様に安全保障のほぼ全てをアメリカに依存しているため、コスタリカは中南米でも突出した親米反共政府となっています。 また、そのための予算ですが、外務省のHPによると (1)防衛・国内治安予算(約78百万ドル) (2)兵役 なし (3)兵力 1948年憲法により常設軍を禁止。治安維持のための国家警備隊及び地方警備隊あり。(約8,000人) 隣国ニカラグア、並びにパナマは ニカラグァ共和国 面積 129,541km2 人口 507万人 (1)予算 31百万ドル(98年) (2)兵役 徴兵制なし(チャモロ前政権が廃止) (3)兵力 17,000人(陸軍15,000人、空軍1,200人、海軍800人) パナマ共和国 面積 75,517km2 人口 283万人 (1)国防軍は、1989年12月の米軍侵攻をもって解体。新たに警察力を主体とした国家保安隊が設置。勢力13,770名(志願制) (内訳 国家警察隊12,600人、海上保安隊800人、航空保安隊370人) (2)国家安全保障費134百万ドル(2000会計年度) これを見るとコスタリカの防衛、治安予算が隣国ニカラグァを大きく上回っている事がわかります。 3、コスタリカ憲法について コスタリカの憲法で常設軍を否定した条文は12条です。 ここに12条全文と訳文を掲載します。 ARTICLE 12. : The Army as a permanent institution is abolished. There shall be the necessary police forces for surveillance and the preservation of the public order. Military forces may only be organized under a continental agreement or for the national defense; in either case they shall always be subordinate to the civil power: they may not deliberate or make statements or representations individually or collectively. 第十二条 恒久的制度としての軍隊は禁止する。 公共秩序の監視と維持のために必要な警察力は保持する。 大陸間協定により若しくは国防のためにのみ、軍隊を組織することができる。 いずれの場合も文民権力にいつも従属し、単独若しくは共同して、審議することも声明・宣言を出すこともできない。( 姫路獨協大学法学部 吉田 稔 訳 ) この憲法では自衛権の存在が否定されていません。 また、否定されている軍事力は「恒久的制度としての軍隊」であり、必要に応じて軍隊を組織する事はできると解釈されているようです。 コスタリカが評価される点は、軍隊を持っていない、という点です。 しかし同時に、市民警察の軍事力が高く、ニカラグア軍隊に匹敵するとも言われてる。つまり軍隊がいない代わりに十分に武装した市民警察はいるという事。また憲法の解釈にも色々あり、必要に応じて何時でも軍隊を持つ事ができる所が日本と決定的に違う、という批判もあるようです。 また、コスタリカ人の意識としては 「もしも今外国から侵略されたらどうする?」 という質問に対しては 「とりあえず応戦。でもってアメリカが助けてくれるのを待つ」 というのが一般的であるようです。 4、コスタリカは中立国か 一般には中立のためには次の5つの義務があると言われています。 戦時においては、1.黙認義務(自国民が受ける不利益を黙認する)、2.避止義務(一方の交戦国に直接、間接の援助をしない)、3.防止義務(交戦国による戦争目的の自国利用を防止する)。 平時においては、4.侵略的軍事ブロックに加わらない、5.自国領土に外国軍事基地を置かない。 コスタリカが永世中立国と言われることもあるのは、1983年9月のモンヘ大統領による「永世、積極、非武装中立」を内容とした大統領宣言にあるようです。 しかし、現在コスタリカは中立国としての国際的認知は受けていないようです。 その理由は、大統領宣言の背景にあります。 大統領はこの宣言の内容を憲法に盛り込もうとしましたがその案は議会で否決されました。そのため苦肉の策として大統領宣言として発表しました。 コスタリカでは国際条約等はコスタリカ憲法7条で国会の承認を必要とします。 中立宣言は国際的な性格を持つものですが、大統領宣言は国会承認を受けていないために、ただの大統領の決意表明にとどまっている。よって法的根拠とならず、将来の新しい政権による宣言によって変更されうる性格を持っている。 この中立宣言は国内的にも国際的にも法的根拠を持っていない。 そのためコスタリカは国際的には一般に中立国とみなされていない。 コスタリカは中立国を目指す国、にとどまっているというのが実情のようです。 また、コスタリカは親米政権であるがゆえにアメリカへの協力も多く、そのため現実に中立を守りきれるかどうかも疑われているようです。 5、結論 コスタリカはアメリカの強い影響下にあり、その国防はアメリカの軍事力に大きく依存したものとなっています。現状ではアメリカから強い要求を受けた場合その要求を退けうるとは考えがたく、中立を維持できるとは考えられません。 あくまでも、中立志向の強いアメリカ傘下の国と判断した方が良さそうです。 また、先のイラク戦争に対してもコスタリカ大統領は賛成を表明しています。その結果国の内外から批判が相次ぎました。それらの批判を受けて政府は慌ててこの賛成表明を取り下げましたが、ついには大統領を憲法違反で訴えるという事態にまで発展しました。 親米反共によって安全を保ってきた国としては難しい問題に直面しているということでしょう。 他人事ではありませんが。 長文失礼しました。 |