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 ▼息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  一主婦 04/5/2(日) 10:01
   ┣高遠さんの事、その他  一主婦 04/5/4(火) 19:52
   ┣Re(1):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  団塊党 04/5/4(火) 21:47
   ┃  ┗Re(2):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  海幸彦 04/5/5(水) 6:17
   ┃     ┗Re(3):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  団塊党 04/5/5(水) 9:31
   ┗Re(1):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  ごまめの翁 04/5/5(水) 9:32
      ┗Re(2):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  一主婦 04/5/5(水) 10:19
         ┗有り難うございます  ごまめの翁 04/5/5(水) 14:10
            ┗Re(1):有り難うございます  一主婦 04/5/5(水) 15:27

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 ■題名 : 息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...
 ■名前 : 一主婦
 ■日付 : 04/5/2(日) 10:01
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    シリアから国境を越えてやってきたヨルダンの首都アンマンのバックパッカー宿、
クリフホテルはてんやわんやの騒ぎだった。

先日、NGOや個人ジャーナリストとしてここに来ていた日本人男女3人が、
この宿を経由してイラクに向かい、現地でイラクの反米勢力一派に誘拐されて
しまったからだ。(イラクに陸路で入るルートとしては、このヨルダンのアンマンから
車をチャーターしたり、バスに乗って行くのがメジャーなのだ)
そんなわけで、彼ら3人がイラクへの出発前に出入りしていたこのクリフホテルには
日本から取材にかけつけたTV局や新聞社の記者たちが入れ替わり立ち代り
出入りしていた。

私はクリフホテルには4日ほど滞在していたのだが、パブリックスペースである
リビングルームには昼夜問わず常にどこかしらの記者さんがいて、クリフの
マネージャーやら、日本人宿泊客やらに事情聴取していた。
関係無い外国人旅行者の宿泊客には、いい迷惑なようで、ある白人の男性旅行者
などは機嫌が悪いのか、記者たちに聞こえるように「nuts!(クソどもが!)」とか
履き捨て、しまいには「I will kill them(やつら殺す)」などと言い出す始末であった。

なぜか私も、クリフホテル宿泊者ということで何度かインタビューされた。
だがこのインタビュー、大抵どこの記者にも同じ質問をされた。
1.「誘拐された3人組に対して、どう思いますか?」
2.「どうして(イラクで誘拐された3人を含む)日本人はみんな、このクリフホテルに
  集まるんですか?」

記者さんと話しをしていて感じたのは、彼らがイラクで誘拐された3人に対しての
批判的な意見を我々宿泊者から求めているような感じがした、ということ。
そしてもう一点は、彼らはこのクリフホテルをイラクに行く人の
溜まり場と勘違いしているんじゃないか、ということだった。
もともと彼らはバックパッカー(長期旅行者含む)という存在自体を知らないので、
こんな安宿に溜まっている理由が、理解できないようだ。
「バックパッカー旅行」というもの自体、一部を除いて日本ではまだまだ認知されて
いないんだな、という感じがした。

この騒動の間、一時期クリフホテルの情報ノートが紛失した。
情報ノート(かなりの量)には、誘拐された女性、高遠さんが書いた
文章が数ページ有り、おそらくどこかの記者さんが外に持ち出してこの情報ノートを
じっくり読んだり、コピーしたりしていたのだろう。

この一週間後くらいには、誘拐された日本人3人はめでたく、無事解放されのだが、
旅行者ではないあの3人でさえ、日本では
「周囲の迷惑もかえりみず勝手な行動をした」と、かなりの批判を浴びている。
イラクにはただの日本人バックパッカーもボチボチ出かけているのだが、
もし今回の3人の中に私のような観光気分のバックパッカーが混じっていたら、
それこそさらに凄いバッシングを浴びてたのではないかと思う。
下手するとバックパッカーの存在自体がバッシングされかねない。

<自己責任ってなんだろうと考える>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 高遠さんの事、その他  ■名前 : 一主婦  ■日付 : 04/5/4(火) 19:52  -------------------------------------------------------------------------
    ところで、女性のNGO活動家の高遠さんについての、クリフホテル内での余談。
彼女は以前から、イラクに観光旅行で行くバックパッカーをよくは思っていなかったようで
以前、クリフホテルに泊まっていて、これからイラクに旅行に行くという若い
バックパッカーの男性に、説教をした、という話しを聞いたことがある。
そのバックパッカーは災難だったが彼女はそれだけ自分の仕事(NGOとしての
イラクへの貢献)に誇りをもっていたのだろう。遊び半分で今のイラクを訪れる
バックパッカーに対して良い印象を持たないのも当然だ。

ついでに、以下はクリフホテルの情報ノートにあった彼女の記述。
「私も何度か(イラクで)恐ろしい経験などをしました。なのでその辺り、完全に自己責任
とれる方に限ります」
「私は薬を運んでいる途中、2回銃を向けられました。PRESS IDは場所に
よってはタイホされるし、NGOのサインをはった車でも、狙われるということです」
この記述から判るとおり、イラクの危険を十分知っていたはずの彼女が、今かなり危険と
言われているヨルダンのアンマンとイラクをつなぐイラク南部のハイウェイのルートを
迂回せずに通り、かつ狙われにくいといわれているバスではなく、狙われやすいといわれる
チャーター車を使って案の定誘拐され、自己責任の範囲どころか、日本の国じゅうが
大騒ぎになるほどの誘拐事件に巻き込まれてしまったのは、皮肉としか言いようがない。

ある彼女の知人の話では、北海道出身の彼女は、今回イラクに派遣された
自衛隊(北海道・旭川の自衛隊が大半をしめる)に彼女自身の友人知人がおり、
彼らの安全を懸念して様々な手段で一生懸命自衛隊のイラク派遣に反対していた、という。

個性が強そうに見える彼女に関しては色々と有ると思うけど、もとをただせばイラクへの
貢献活動や、自衛隊の友人たちを心配してやっていた自衛隊派遣反対の活動も、
その動機自体は非難されるべきことではないと思った。
こういう人がマスコミのバッシングによって潰されてしまうとしたら、非常に残念。

また、18歳の今井さんなどは、両親が共産党を支持しているというだけで、
家族までひっくるめてバッシングされている。何党を支持してようと関係ないだろう、
彼がその悲惨さを訴えたかった劣化ウラン弾と、何の関係があるというのか、と思った。
劣化ウラン弾の悲惨さを調査して、それを世間にアピールしていこうという活動、
志、それ自体は尊敬できるものだと思う。
そういった志とか活動を、先の高遠さん同様マスコミのバッシングによって潰されて
しまうとしたら、もったいないと思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 04/5/4(火) 21:47  -------------------------------------------------------------------------
   高遠さんがいい加減な気持ちでイラクに入ったのではないということを示す
貴重な情報を有り難うございました。
息子さんにもよろしくお伝え下さい。

これは余談ですが、私の21才になる息子は昨年2月から3月にかけてインドを一人旅してきました。
一人旅は危険と言われていますので心配でしたがまるでインド人のような顔になって無事に帰ってきました。
充実した旅だったようで、今でもメールでやりとりするような友達が出来ているようです。
「危険だから行くな」などと言わずに良かったです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 04/5/5(水) 6:17  -------------------------------------------------------------------------
   ▼団塊党さん:
>高遠さんがいい加減な気持ちでイラクに入ったのではないということを示す
>貴重な情報を有り難うございました。
>息子さんにもよろしくお伝え下さい。
>
>これは余談ですが、私の21才になる息子は昨年2月から3月にかけてインドを一人旅してきました。

団塊党さん
みんな似たような息子を持っていて良かったね。ウチは中国です。中国で結婚するとか言ってるんです(苦笑)。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 04/5/5(水) 9:31  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:
>みんな似たような息子を持っていて良かったね。ウチは中国です。中国で結婚するとか言ってるんです(苦笑)。

住み着こうと言うわけですか。
ウチの息子より上手ですね。(^o^)
小泉さんに靖国参拝を控えてもらわなければ心配ですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 04/5/5(水) 9:32  -------------------------------------------------------------------------
    初めまして、何時も貴女の書込みを興味深く拝見しています。今回はご子息の生の声、興味深く拝見しました。
 実に恥ずかしい話しですが、私は全く無学なので横文字やカナ言葉は全く苦手で、書き込みの中のバックパッカの意味が判りません。宜しかったらお教え下さい。
 定次元な質問で畏れ入ります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):息子が偶然クリフホテルに宿泊していて...  ■名前 : 一主婦  ■日付 : 04/5/5(水) 10:19  -------------------------------------------------------------------------
    はじめまして!、ごまめの翁さま
back packer バックバッカー意味は「バックーパックを背負って自由に旅行する人」とあります。

 息子は大学を出て勤めていましたが、あきたらず昨年3月から、旅に出ています。昨年8月歯の治療のためアフリカから一旦戻った時、HP作っていました。URL載せたいですが、ここに載せていいものか、考え込んでいます。版の方の了解が必要でないかと考えるからです。

 タイトルは「拓の世界一周リアルタイム旅行記」です。検索でうまくいったらでてくるかとも思いますが....
 今朝メールが入ってました。「エジプトだ!」と叫んでいるようです。

「今、エジプトのダハブというところのセブンスヘブンという
宿に泊まっている。今日、ヨルダンのアカバ港から、エジプト
に船で渡ったんだ。
中東も終わった。エジプトは物価安いから出来れば英気を
蓄えてヨーロッパに飛びたい。次はチェコに行く予定だ。今の
ところ。
エジプトは一週間後くらいにカイロに行って、それからルクソ
ール、もしくはチェコに飛ぶ。」

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 有り難うございます  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 04/5/5(水) 14:10  -------------------------------------------------------------------------
    一主婦 さま有り難うございます。
 バックパッカー宿、どの様な性質のお宿かなと思っていましたが、お聞きして書き込まれた文章全体がつかめました。
 情けないですが戦争孤児で戦後は教育を受けていませんので、判らない事は恥ずかしがらずに何でも質問しています。又、御指導宜敷くお願い致します。

 息子さん歯の治療に帰られ、また出かけたとの事、私も昨年暮まで歯科技工を営んでいましたので何だか因縁を感じます。早速、「拓の世界一周リアルタイム旅行記」検索、お気に入りに入れ、ざっと拝見させて頂きましたが、現代の若者は信念のない者が多く悲哀を感じていますが、 御子息の様に視野を海外それも未開の地をレポートされているのには嬉しく成りました。若かったら真似したいです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):有り難うございます  ■名前 : 一主婦  ■日付 : 04/5/5(水) 15:27  -------------------------------------------------------------------------
    ごまめの翁さま
こちらこそよろしくお願いいたします。私は腱鞘炎になり、長い間手が思うように使えなくなったことがあります。今でもあまり調子は良くない時があります。PCも突然不通になったり、両方ポンコツです
 先日3日、あの素晴らしい発信をなさっている、浅井久仁臣氏に「部分でも引用させていただきたい時があります」とお願いしました。その時クリフホテルでの取材の仕方に疑問を感じていたので息子のHPのURLも載せました。直ぐにお返事いただけました。下記がその一部です。

「特に部分的な引用は、私の真意を曲げられる場合があったりして、お断りする場合が多いです。これは、新聞や雑誌・TVのコメントも同様で、最近はよほどのことでない限りお断りしています。
 ただ、あなたの息子さんの手紙やHPを見させていただいて、何となく向いている方向が少し見えた気がしますので、どうぞお使いください。部分引用も結構です」

 そして息子の「クリフホテルでの事載せさせて欲しい、返信を待ってます」とのことでしたので、息子に連絡を取りました。先ほど国際情勢ジャーナルに載ってると、知人から連絡がありました。

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