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 ▼有事法制  サトカ 04/5/1(土) 0:58
   ┣Re(1):有事法制  しゃねる 04/5/1(土) 3:16
   ┃  ┗Re(2):有事法制  海幸彦 04/5/1(土) 7:39
   ┣Re(1):有事法制  氷山 04/5/1(土) 4:22
   ┗Re(1):有事法制  Ray 04/5/1(土) 16:38
      ┗中国、インドとの連携  宮天狗 04/5/6(木) 9:45
         ┗Re(1):中国、インドとの連携  笹井明子 04/5/6(木) 10:43
            ┗Re(2):中国、インドとの連携  海幸彦 04/5/6(木) 11:08
               ┗同床異夢なんてことに・・・  上野介 04/5/6(木) 12:46
                  ┗Re(1):同床異夢なんてことに・・・  海幸彦 04/5/6(木) 19:19
                     ┗Re(2):同床異夢なんてことに・・・  上野介 04/5/6(木) 19:44
                        ┗Re(3):同床異夢なんてことに・・・  宮天狗 04/5/7(金) 16:20
                           ┗Re(4):同床異夢なんてことに・・・  海幸彦 04/5/7(金) 17:13

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 ■題名 : 有事法制
 ■名前 : サトカ
 ■日付 : 04/5/1(土) 0:58
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   有事法制が去年成立してしまいましたが私は反対でした。それって戦争のきっかけになり憲法違反じゃないでしょうか?やはり戦争国家に変えるために作ったのでしょうね。もう廃止する事は不可能なのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):有事法制  ■名前 : しゃねる  ■日付 : 04/5/1(土) 3:16  -------------------------------------------------------------------------
   何か勘違いしてませんか.
国が戦争準備してどこかに侵攻する法律ではないですよ.
いつかどこかの国が日本の国土に近づいてゲリラ攻撃や
万一大規模にどこかの国が兵隊を上陸させたとき、
国民の多数を、一部の国民の私権を制限して守るため
の法整備でしょ.
もしこれが無ければ、自衛隊は超法規的に
国土、国民を守るため行動するしかないですよ.

それともあなたは万が一にも日本がどこかの国の
正規軍かゲリラが来たとき、ハイどうぞ、この国を
で好きなことをしてください.私は魚か豚のえさにされても
いいですと言うつもりですか.

アメリカが第2次大戦の戦後処理で色々いいことを
してくれたから、戦わずに降伏したほうがいいという
気になるのでしょうが、
アレは日本軍が沖縄等で米軍と徹底的に戦ったからこそ
日本軍がゲリラ化して山にでもこもられたら米軍の死者が
どれだけ増えるか解らんということで軟化政策を取ったのですよ.
私も「ララ物資」とかで命ながらえたと感謝してます.

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):有事法制  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 04/5/1(土) 7:39  -------------------------------------------------------------------------
   ▼しゃねるさん:【貴信5061】

>何か勘違いしてませんか.
>国が戦争準備してどこかに侵攻する法律ではないですよ.
>いつかどこかの国が日本の国土に近づいてゲリラ攻撃や
>万一大規模にどこかの国が兵隊を上陸させたとき、
>国民の多数を、一部の国民の私権を制限して守るため
>の法整備でしょ.
>もしこれが無ければ、自衛隊は超法規的に
>国土、国民を守るため行動するしかないですよ.
>

貴方も、【火の用心、家にはかぎ掛けて】など【竹やり訓練・バケツリレー】水準(レベル)のおしゃべり(トーク)が好きだね〜。国が何を目的にしているか、いざとなったら何をしでかすか、そして今なにをしているか、いい年してまだわかってない。
【ララ物資?調べておきましょう】

自衛隊は文民統制であるべき、すなわち徹底した軍隊の情報開示と議会・市民による統制。自衛隊が物資をどこの誰からいくらで調達するかを徹底開示して、軍事が特別のビジネスにならないことを経済界に知らしめる。軍縮の前に、自国の軍隊がどこにどう布陣しているか、徹底的に情報公開。世界にもこれを求める。私たちはそういう政府を作る。

今、世界の経済大国である日本・アメリカ・中国がお互いにお互いの平和的関係を必要としているように、世界をそのような関係にする。世界にそれを求める。これが外交努力。そのような政府を作る。これが、究極のボランティア精神だ。

有事法制はそれにまったく反した戦争法だ。参議院選挙では投票率をあげて、目に物見せてやろう。寝ぼけた右翼はほうっておいて、本物の政治を作り出していこう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):有事法制  ■名前 : 氷山  ■日付 : 04/5/1(土) 4:22  -------------------------------------------------------------------------
   しゃねるさんの言うとおりだな。

日本のすぐ近くに北○鮮という訳のわからん国があるし、またいつテポドンかノドンを打ち込んでくるかわからん。

あと、集団的自衛権も認めなければ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):有事法制  ■名前 : Ray  ■日付 : 04/5/1(土) 16:38  -------------------------------------------------------------------------
   ▼サトカさん:

はじめまして。Rayと申します。

>有事法制が去年成立してしまいましたが私は反対でした。それって戦争のきっかけになり憲法違反じゃないでしょうか?やはり戦争国家に変えるために作ったのでしょうね。もう廃止する事は不可能なのでしょうか?

サトカさんのご意見に基本的に同感です。
しかし、「もう廃止することは不可能」だとは私は思いません。

これらの法律には憲法に抵触しかねない問題点が多くあることは
昨年の国会審議の際にも指摘されていましたし、
国会議員のほとんどが成立に賛成した法案ではありますが、
実際にこれらの法律の内容を支持する国民(有権者)は
それほど多くないのではないかと思うからです。

今後の選挙で有事法制に反対する議員の数が多くなれば
当然これらの法律を失効させることは可能です。

また、憲法98条は
「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない」
と定めていますから、これらの法律が司法によって違憲と判断された場合にも
法としての効力を失います。

いずれにしても、私たちが今一番してはいけないことは
「もう駄目だ」と諦めて黙ってしまうことです。
私は、私たちのような考え(憲法九条の平和主義を維持した方がいいという考え)を
持つ人が潜在的な多数派だと信じています。
どうぞ周りの人たちにお考えを伝えていらしてください。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 中国、インドとの連携  ■名前 : 宮天狗  ■日付 : 04/5/6(木) 9:45  -------------------------------------------------------------------------
   場違いかもしれませんが適当なスレッドが見当たらないのでこちらに投稿しました。

地元のネットに耳寄りなサイトが紹介されたのでお知らせします。

何かと後ろ向き対応ばかりが目立つ外務省ですが、こんなこともやっていたのかと
ちょっぴり見直しました。

引用開始

日本・インド・中国で「アジア版NATO」?
2004年04月20日00時19分

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 インドでの報道によると、外務省の榎泰邦・駐インド大使は3月31日にニューデリーで記者会見し、
日本政府がインド、中国との3カ国体制で新たな安全保障の枠組みを作ることを検討していると述べた。
この枠組み作りは、まだ公式な話し合いの遡上には上っていないものの、今年に入ってから、
インドと日本の外務省の間で非公式な話し合いが行われたという。

Japan moots trilateral initiative
http://autofeed.msn.co.in/pandoraV2/output/A47185AF-E54C-4149-8DC5-E9802819322F.asp

Japan moots trilateral axis with India, China
http://www.hindustantimes.com/news/5922_653153,0015002100000062.htm

 榎大使の発言の2日後には、中国の曹剛川・国防大臣がインドを訪問し、インドのフェルナンデス国防大臣
と会談した。インドのメディアには、榎大使の発言と、印中の国防相の会談を結びつけ、日印中の新しい安全
保障体制作りが進んでいるのではないか、アジア版NATOを作る構想にまで発展するのではないか、などと
推測する分析記事も出ている。

NATO-Like Asian Security Framework Likely
http://straitstimes.asia1.com.sg/commentary/story/0,4386,246542,00.html

 日本がアメリカ抜きで中国、インドと安全保障の枠組みを作ろうとしているのなら、それは戦後の日本の国体
の根底をくつがえす新しい動きということになる。この件に関しては、榎大使の発言が報じられた以外は、日中
印いずれの当局者も何も語っておらず、事実かどうか疑わしい感じもする。

 ただ、アメリカの中道派は、インドと中国に強国になってもらうことでアメリカとのパワーバランスが取れる
ようにして、タカ派に牛耳られたアメリカが世界破壊を進行させてしまうのを防ごうとする均衡戦略を持っている。
そして、米の中道派の後押しを受け、中国とインドがユーラシアの安定化をめざして親密化の度合いを深めている
のも事実である。

アメリカはロシア、インド、中国を支援する
http://tanakanews.com/e0122powell.htm

US smarts over India-China ties
http://www.atimes.com/atimes/South_Asia/FD03Df04.html

 これまで安全保障に関してアメリカ一辺倒だった日本が、いきなり中国・インドと新安保体制を組む意思を見せる
のは奇異だが、アメリカがイラク戦争の泥沼にはまり込み、自らを弱体化させていく可能性が出てきている中で、
日本が「アメリカ以後」を模索して、インドと中国のユーラシア安保体制の中に入れてもらおうとする動きを見せる
ということが、もはや「ありえない話」として片付けられない時代になっているとも感じられる。

 中国やインドとの安全保障体制作りのほか、ロシアとの関係緊密化が進んでいく可能性もあり、注目が必要だ。
安全保障の問題は、国家の機密や安全にかかわる話なので、自国民に知らせない方がいいという政治判断がありえる。
そのため、海外で報じられても、日本国内のマスコミでは一切報じられないまま、他国との安保体制に関する交渉が
隠然と進む可能性が常にある。


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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):中国、インドとの連携  ■名前 : 笹井明子  ■日付 : 04/5/6(木) 10:43  ■Web : http://www.geocities.jp/rojinto_goken/  -------------------------------------------------------------------------
   ▼宮天狗さん:

貴重な情報をありがとうございます。先の大戦直後には、インドがアメリカに対して「アメリカの対日政策はアジアから見てフェアでなければいけない」と発言し、アメリカの対日政策に強い影響を与えたという話を聞いたことがあります。日本はなによりアジアの仲間です。信頼に基づく多国間の地域的連帯が進むことこそ、アメリカ依存から脱却した、これからの日本の安全保障の基盤になるはずです。この話が事実だとしたら捨てたもんじゃない。期待したい動きだと思います。しかしこの動きをアメリカはどう捕らえるのでしょうか。色々困難がありそうな気もします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):中国、インドとの連携  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 04/5/6(木) 11:08  -------------------------------------------------------------------------
   ▼笹井明子さん:
>▼宮天狗さん:
>
>貴重な情報をありがとうございます。

いずれにせよ、軍事・安全保障政策はその内容を国民に開示していかないと。大東亜共栄圏の教訓もあるし、銃後の守りとかで戦時思想統制のような国家になりかねない。ちゃんとした政府・国民あっての外交政策でないと、なにごとも不毛なパワーゲームになる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 同床異夢なんてことに・・・  ■名前 : 上野介  ■日付 : 04/5/6(木) 12:46  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:
>いずれにせよ、軍事・安全保障政策はその内容を国民に開示していかないと。大

私は”リベラル”に軸足を置いておりますが・・・

同感です、手放しで喜ぶのはちょっと(というより大分)課題がありそうです。
アジア諸国との連携と言えばそうですが、"リベラル"の皆さん(で良いのかな?)が”アジアの連携”にイメージする友好的連携ではありません。NATOということは軍事同盟です。
それに、チベットはどうなるのでしょう、カシミール紛争は?インド・東南アジアの多数のムスリムの存在はどうなるのでしょう?インド−中国と連携してテロ集団として軍事力で押さえ込む?

インドでは今のイラクで行われている以上のムスリム虐殺(2002年3月には女性をターゲットにした陵辱や焼殺を中心に2000人近くが死亡)が行われたとも聞いております。実行犯は誰も罪に問われることもなく政府から黙認(というより、実行犯が政府を支援)しています。
日本のマスメディアからバラエティ中心の宣伝企業なのでそんな話を知ることは不可能ですが、関心のあるかたはアルンダティ・ロイ著「帝国を壊すために」(岩波新書 新赤版852)をごらんください。ムスリム虐殺に関する部分は”No More Capitalism” http://www.jca.apc.org/~toshi/blog/no_more_cap/archives/000011.html でも紹介されているので一読されることをお勧めいたします。

単純な善悪二元論でインドと同盟を組むことは今のアメリカを支援すること以上のこと(”リベラルの倫理観”から最も遠いところにある倫理観)に加担することでもあるのです。ちなみにインドは人口的には世界最大の民主主義国家です。
日米安保では軍事行動について言えば片務なので軍隊を出すのはアメリカでしたが、アジア版NATO(安全保障同盟)ということになれば各国対等の役務が発生します。同盟国に紛争が起きた場合はどうなるのでしょう、国内問題として無視するそれとも同盟国の要請で出動する。どのような選択にしろ緊急事態には政府(リーダー)の即断に委ねることになるでしょう。

別のスレッドでの”江戸住民A”さん(小泉−安倍政権支持者)と応酬の中でも民主党の外交戦略批判とあわせ、保守サイドの核戦略も視野に入れたインド重視(宮天狗さんのご紹介とも符合?)が指摘されています。保守側も本来なら対アメリカ、対EUなどで構想しているのでしょうが、ここにもイスラム問題の大きな翳が・・・・保守にとっても一筋縄ではいかないと思います

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):同床異夢なんてことに・・・  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 04/5/6(木) 19:19  -------------------------------------------------------------------------
   ▼上野介さん:
>▼海幸彦さん:
>>いずれにせよ、軍事・安全保障政策はその内容を国民に開示していかないと。大
>
>私は”リベラル”に軸足を置いておりますが・・・
>
>同感です、手放しで喜ぶのはちょっと


上野介さん
宮天狗さんも貴方以上のリベラルですよ(ニコニコ・マーク、が作れない)。私は、アジア版NATO、そういう柔軟な発想が大切と思っています。今、日本はアメリカと組んで、朝鮮、中国、ロシアをほとんど仮想敵国扱いして、理不尽な外交をしています。しかし一方、【そういう選択もある】との問題提起と受けとめられませんか。
その上で私は、なにをするにも、その「する」主体と質が問われなければならん、と言っているのです。ボクちゃん、優等生かしらん?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):同床異夢なんてことに・・・  ■名前 : 上野介  ■日付 : 04/5/6(木) 19:44  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:
>アジア版NATO、そういう柔軟な発想が大切と思っています。

その点は同感ですよ、動機不純ではダメ(質)という点も同感です。

ちょっと説明の力点がボケてしまった様です。
インドと連携する場合はムスリムの問題も抱えていて注意が必要と言いたかった
までです。

コメントありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):同床異夢なんてことに・・・  ■名前 : 宮天狗  ■日付 : 04/5/7(金) 16:20  -------------------------------------------------------------------------
   みなさん レスありがとうございます。

中国、インドとの連携がどれほど難しいか、それは私にも分かっているつもりです。
しかしヨーロッパでは古来からの宿敵ドイツとフランスが手を結んで、保守派から
「夢物語」と酷評されたその統合に乗り出し、いまや東欧の旧共産圏諸国はおろか、
宗教文化伝統においてまったく異質のトルコまで包含する勢いを見れば、アジアの
連帯は決して不可能ではないのではないか?
いやそれこそが「不戦の誓い」ともいえる憲法前文の理想実現にいたるプロセスの
一環では、とさえ思えるのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):同床異夢なんてことに・・・  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 04/5/7(金) 17:13  -------------------------------------------------------------------------
   ▼宮天狗さん:【貴信5488】
日本がアメリカの52番目の州、などと揶揄されるほど、日米の緊密度は上がっています。政治制度が同質になれば、あながち日米合併もありえないことではありません。
日本と中国、朝鮮、台湾、これらが同質の政治制度を持つに至れば、国家グループ・連邦・合併などもありえます。すると、アメリカを含め、環太平洋国家の成立です。アメリカとEUはかなり政治が同質ですから、こちらの方が早いかもしれません。
すると、世界合衆国です。
今国連に集まる国が、それぞれ民主主義を極限に進め、もえる下心なしに国と国との共生・合同をすすめることが、究極の政治でしょう。『イマジン』の世界です。You may say I’m a dreamer, but I’m not the only one. I hope someday you’ll join us, and the world will live as one.
その日のために、世界に恥かしくない政治改革をしなければなりません。

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