Page 500 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼政治と政局と;小泉ファッショ政権の本質 流水 04/5/15(土) 11:42 ┣Re(1):政治と政局と;小泉ファッショ政権の本質 樵 04/5/15(土) 11:57 ┃ ┣Re(2):政治と政局と;小泉ファッショ政権の本質 無名 04/5/15(土) 12:37 ┃ ┃ ┗Re(3):政治と政局と;小泉ファッショ政権の本質 そよかぜ 04/5/15(土) 13:29 ┃ ┗Re担ぐ神輿は、軽くて、パーが良い! 流水 04/5/15(土) 13:19 ┗Re(1):政治と政局と;小泉ファッショ政権の本質 団塊党 04/5/15(土) 17:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 政治と政局と;小泉ファッショ政権の本質 ■名前 : 流水 ■日付 : 04/5/15(土) 11:42 -------------------------------------------------------------------------
民主主義は、きわめて脆弱な政治制度である。 民主主義は、人間の「理性・知性」に信頼を置いた制度なのだから、 その理性・知性に信頼を置かない権力者・大衆が増加したら、 制度を支えている根幹が崩れてしまう。 米国のブッシュ政権、イタリアのベルルスコーニ政権、日本の小泉政権 、そのいずれの政権も、人間の「理性・知性」に信頼を置かない。 彼らの信奉するのはただ一つ、「力」である。 ブッシュの言葉「かかってこい」は、その典型である。 過去の権力者は、それでも、このような直截な「力信仰」を隠す「理性」があった。 ところが、これらの政権は、隠さない。隠すどころか、それを声高に叫んで、 正当化する。 現在の世界情勢・政治情勢は、「力信仰⇔理性・知性信仰」のせめぎあいにある。 極論すれば、ファッショ体制を選択するか、「民主主義」を選択するか、のせめぎあいにある。 今回の一連の年金問題の根幹にも、この「力信仰⇔理性・知性信仰」のせめぎあい が横たわっている。 与党自民党・公明党の年金未納者公表を、法案成立の後にするというのは、いかにも姑息で汚いやり方であるが、「力信仰」という視点で見れば、合理的なやり方である。 大多数の権力者は、『すべての政治課題は、自らの権力維持のために存在する』と考えている。 小泉政権は、この傾向が顕著であり、露骨なだけである、ともいえる。 しかし、このようなやり方が定着すると、国民の民主主義に対する信頼が崩壊する。 制度に対する信頼が崩壊すると、政治に対する信頼も崩壊する。 【政治は最高の道徳】であるという民主主義を支える理念が崩壊すると、後に残るのは【力のあるものは何をしても許される】という荒廃した姿だけになる。 この荒廃した国民の心理が、ファッシズムを生み出す温床になる。 さらに忘れてはならないのは、【ファッシズム体制】は、きわめて【合理的なシステムと官僚制度】にその権力基盤を依拠している、という点である。 竹中平蔵に代表される経済官僚、石破防衛庁長官に代表される「おたく的軍事主義者」、教育改革に代表される【弱者淘汰の原則】など一連の小泉改革は、すべて【合理的衣装】をまとっている。 もう一つ重要なのは、マスコミ操作・言論統制である。【民主主義】のシステム自体は否定できない(これを否定したら権力を維持できない)。だから次善の策として、あらゆる方策を動員して、言論機関に対して影響力を行使しようとする。 言論機関に対する免許の問題、株主や広告主を介して圧力をかける、評論家・学者などを政府に取り込み政府の政策を宣伝させる、電話・ファックス・インターネットなどを駆使して言論機関に圧力をかける。 現代のファッシズムは、この種のきわめて現代的・合理的装いを凝らしている。最先端の技術・学問などを駆使して、権力基盤を強化しているのが、現代のファッシズムであることを認識しなければならない。 【現代的合理性に守られた時代遅れの人間たち】が、小泉政権の本質であることをもっと深く認識しなければ、この流れは止められない、と思う。 |
ブッシュは力に頼っている、というより、単に幼稚なだけだと私は思います。発言一つ一つがあまりに幼稚すぎます。ここまで幼稚な人が、大統領になれるのは不思議ですね〜。 |
▼樵さん: > ブッシュは力に頼っている、というより、単に幼稚なだけだと私は思います。発言一つ一つがあまりに幼稚すぎます。ここまで幼稚な人が、大統領になれるのは不思議ですね〜。 まったく同感です。おそらくブッシュ君はお父様のお力で大統領になれたと思いますよ。この大統領が一番最悪だったりして・・・・。 |
>> ブッシュは力に頼っている、というより、単に幼稚なだけだと私は思います。発言一つ一つがあまりに幼稚すぎます。ここまで幼稚な人が、大統領になれるのは不思議ですね〜。 > >まったく同感です。おそらくブッシュ君はお父様のお力で大統領になれたと思いますよ。この大統領が一番最悪だったりして・・・・。 あるテレビに出演したブッシュ大統領。番組プロデューサーが打ち合わせしている最中に、彼女の着ているセーターで自分の眼鏡を拭いていた。 カメラが回っていないと思い込んだらしい。大統領自身の素の行動を捕らえた映像である。わが国のポチはこんな恥ずかしい人間のお気に入りである。類は友を呼ぶ。 http://www.bushflash.com/wmf/george.wmv |
●ブッシュは力に頼っている、というより、単に幼稚なだけだと私は思います。発言一つ一つがあまりに幼稚すぎます。ここまで幼稚な人が、大統領になれるのは不思議ですね〜。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 幼稚で、反知性的で、単純だから、困るのですよ。 【担ぐ神輿は、軽くて、パーが良い】。海部政権を誕生させたときの、小沢一郎の台詞です。 ブッシュ政権内のネオコン派連中も同じ事を考えているでしょうね。 自分たちは選挙など面倒なことをせずに、自分たちの思い浮かべている政策を実現する。そのためには、担ぐ神輿に知性があったり、思慮深かかったりすると、なかなか思い通りにならない。しかし、幼稚で、単純で、知性などなかったら、簡単にだませるわけです。 9・11以降のブッシュ大統領は、【豚もおだてりゃ木に登る】状態でしたが、現在はどうやって【木から降りる」かで、悩んでいるのです。 調子に乗って、かなり高いところまで登ってしまったため、足がすくんでいるのが現状でしょう。 権力というのは、総体で考えなければ、実像は見えにくいと思いますよ。 |
▼流水さん: >大多数の権力者は、『すべての政治課題は、自らの権力維持のために存在する』と考えている。 >小泉政権は、この傾向が顕著であり、露骨なだけである、ともいえる。 北朝鮮訪問もこのためでしょうね。 年金問題をごまかし、参院選を乗り切るためというのが素人目にも分かります。 >しかし、このようなやり方が定着すると、国民の民主主義に対する信頼が崩壊する。 >制度に対する信頼が崩壊すると、政治に対する信頼も崩壊する。 ・・・・・・・・・ >この荒廃した国民の心理が、ファッシズムを生み出す温床になる。 露骨な計算が見え見えの小泉政権は政治不信を増幅させています。 国民のいらだちをこれほどまでかき立てた政権が過去にあったでしょうか。 一番危険なタイプの政権ですね。 >もう一つ重要なのは、マスコミ操作・言論統制である。【民主主義】のシステム自体は否定できない(これを否定したら権力を維持できない)。だから次善の策として、あらゆる方策を動員して、言論機関に対して影響力を行使しようとする。 これが憎らしいほどうまい。 彼自身の年金未加入をマスコミはどの程度取り上げるつもりでしょうか。 つつけばいくらでもぼろが出そうですが、今のマスコミにはそれができないのではないでしょうか。 >現代のファッシズムは、この種のきわめて現代的・合理的装いを凝らしている。最先端の技術・学問などを駆使して、権力基盤を強化しているのが、現代のファッシズムであることを認識しなければならない。 > >【現代的合理性に守られた時代遅れの人間たち】が、小泉政権の本質であることをもっと深く認識しなければ、この流れは止められない、と思う。 まったくその通りです。 これからの国民は目を凝らしてそのからくりを見破っていくしか、政治の健全性を保てない時代に入ってきたようですね。 悲しいことですが。 |