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 ▼さらに右傾化する前に早期改憲を主張される方に  くぬぎ林、 04/2/10(火) 14:34
   ┗Re(1):さらに右傾化する前に早期改憲を主張される方に  団塊党 04/2/11(水) 1:09
      ┗平和の方向への改憲は、今はあり得ない  珠 04/2/11(水) 2:38
         ┗Re(1):平和の方向への改憲は、今はあり得ない  団塊党 04/2/11(水) 8:26
            ┗Re(2):平和の方向への改憲は、今はあり得ない  ニック 04/2/11(水) 11:32

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 ■題名 : さらに右傾化する前に早期改憲を主張される方に
 ■名前 : くぬぎ林、
 ■日付 : 04/2/10(火) 14:34
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     皆様が杞憂されるように、日本がさらに右傾化(属国化?)する可能性は大きいと

思います。

  しかし憲法の改変は現憲法の規定で国会の発議によることになっています(議員だ

けか内閣にも発議権があるかは議論があります)。それゆえ、今われわれの望むような

案を議会ないし内閣に出させることは不可能だと思います。

  したがって、今後のさらなる右傾化乃至属国化を止め改憲を阻止することに、われわ

れの全力をつくすべきだと思います。

  憲法学者芦辺氏は、基本的人権とともに交戦権の否定も改定できないものに入る

といっていますが、現政府はこういった学者の常識など平気で無視すると思われます。

殺人が人間のする一番の悪であり、しかも人間が人類全部を抹殺できる武器を手にした

現在、十九、二十世紀的国家観で国や国の自衛権を論じる愚はやめるべきだと思います。

  したがって、戦争を否定する現憲法は非常に大切だとおもいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):さらに右傾化する前に早期改憲を主張される方に  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 04/2/11(水) 1:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼護憲派のみなさんへ:

主に私へのご意見と思いますので弁解させてください。

あれは純粋に平和を願う気持ちからの書きこみであったことをまずお断りしておきます。(これは信じて頂けると思います)
しかし十分に自分の中で吟味したわけでも、自信があるわけでもありません。

将来の右傾化の危惧という疑問をあえて投げかけ、その結果それはおかしいと納得できれば、より確固とした護憲の根拠が一つ増えると、そういう気持ちで投稿した次第です。

憲法を改正するかしないか、これは数10年単位の大きな論議です。
簡単にどちらかに結論つけず、お互い、とことん納得するまで議論することを私は大切にしたいと思います。

正直、私にはまだ護憲であるべきという確信を持つことができません。
自衛隊は直接日本を防衛するだけに限り、集団的自衛権は持たないとはっきり憲法の中に明記することが何故いけないのか。
外国に出かけるのは国連決議が出た場合に限ると明記することがなぜいけないのか。
これらが明記されていないことが、日本をイラク戦争に加担させ、自衛隊を戦地に派遣しやすくしたのでないかという疑問がとれません。

仮に自民党が集団的自衛権を入れようとしても、今なら通らないでしょう。
もし憲法改正したいなら野党との妥協を図るしかないでしょう。
野党は一致して新憲法案を作成するくらいのことができないのでしょうか。
そして、それを国民にアピールしていくというくらいの気持ちは持てないのでしょうか。

いつまでも護憲にしがみついていて世論から見放される危惧はないのでしょうか。
現に世論調査では改憲賛成が多数を占めるに至っています。
守りの姿勢ではなく、攻めに転じないとますますこの傾向は強くなるでしょう。
自民党の思うつぼです。
野党に明確な対案があれば国民は今ならついてくる可能性が大きいと私は思います。
10年後にその保障はありません。
先へ行くほど困難になるのではないでしょうか。

どなたか納得のできる反論が出れば私は喜んで護憲派になるつもりです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 平和の方向への改憲は、今はあり得ない  ■名前 : 珠  ■日付 : 04/2/11(水) 2:38  -------------------------------------------------------------------------
   >自衛隊は直接日本を防衛するだけに限り、集団的自衛権は持たないとはっきり憲法の中に明記することが何故いけないのか。
このまえも書いたのですが、付帯条項ということで済ませた方が安全だと思います。軍隊を拒否した上で、自衛権に基づく自衛隊を定義し、一切の国外派遣を拒否すると明記することは憲法を変えなくてもできると思うのですが、このことは憲法学者さんがいらしたら、教えて頂きたいのです。どなたかいらっしゃいませんかー!

>外国に出かけるのは国連決議が出た場合に限ると明記することがなぜいけないのか。
私は例え国連決議が出ても国外に出ない方がいいと思うなあ。出るなら武装解除して災害救助隊、インフラ復興隊なんてのはいかがでしょう? 日本はお金だけしか出さないなんて言われて、ばかにされることじゃないですよ。考えてみて下さい。自分のお財布から、大金を寄付するのってそんなに簡単なことなんですか?

>仮に自民党が集団的自衛権を入れようとしても、今なら通らないでしょう。
そうでしょうか? 私は前回の選挙を見ても、世論の危うさを感じています。イラク出兵という既成事実の上に乗っかって判断してしまわないか? 「イラクに行って感謝されたから海外に行くのもいいじゃないか」なんて言いかねないと思いますから。「国際貢献=自衛隊海外派遣」にしてしまう世論なんですから。そして海外派遣が戦争に繋がらないとは言えないでしょう。

>現に世論調査では改憲賛成が多数を占めるに至っています。
政府の煽動に乗ってたちまち増えましたよね。こうした動きが危うくないと、誰が言い切れるのでしょう。

>守りの姿勢ではなく、攻めに転じないとますますこの傾向は強くなるでしょう。
>自民党の思うつぼです。
攻める前に、自民党の憲法改正論に乗せられないことが第一だと私は思います。平和の方向、良い方向に改憲なんて、現政権の元ではあり得ないのですから。それは今回のイラク出兵が証明しているじゃありませんか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):平和の方向への改憲は、今はあり得ない  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 04/2/11(水) 8:26  -------------------------------------------------------------------------
   >このまえも書いたのですが、付帯条項ということで済ませた方が安全だと思います。、教えて頂きたいのです。どなたかいらっしゃいませんかー!

本文に明記することによって、時の権力者の海外への野望をより強く抑制するのではないでしょうか。
本文をいじりたくないという気持ちは分かりますが・・・
付帯条項は、その時の都合ではずすことも簡単に出来るのではないでしょうか。
(私は詳しくないので、これは意見と言うより素朴な疑問です。以下の意見も同様 です。こういう素朴な疑問が出せることも、老人党の良さです。なださんに感謝 します。)

>私は例え国連決議が出ても国外に出ない方がいいと思うなあ。出るなら武装解除して災害救助隊、インフラ復興隊なんてのはいかがでしょう? 

でも、もうすでに現憲法の下でさえ国連決議なしで堂々と出ているわけです。
ならば、国連決議ありの場合に限ると明記して、今回のようななし崩し的なやり方に歯止めをかけた方がよりベターじゃないでしょうか。
もし明記されていれば、さすがの小泉さんも派遣は出来なかったでしょう?
もっといいのは、海外にはいっさい出さないと明記することでしょうが・・・
問題は今の世界情勢が、都合のいい理屈をつけて海外に自衛隊を出しやすくなっていることです。
これを防ぐにはもっと明確な規定を憲法に盛り込むしかないと思うのですが。
災害救助隊のようなもので可能なら私もそれがベストだと思います。
ただし、それを明記しないとやはりなし崩しになるでしょう。
いずれにしても明記しないと私はもう限界の所まで来ているように思います。

>>仮に自民党が集団的自衛権を入れようとしても、今なら通らないでしょう。
>そうでしょうか? 私は前回の選挙を見ても、世論の危うさを感じています。イラク出兵という既成事実の上に乗っかって判断してしまわないか?

世論が右に行かないためにも、もっと明確な対案を野党は一致して出すべきだと思います。
「ああ、そんな良い案があるのなら、自民党の改憲案には反対だ。」と思わせるほどの対案を野党は出せないものでしょうか。
(老人党のどなたかが、試案を作ってくだされば素晴らしいことです)
仮にそれが否決されても国民の考えを啓蒙はできるでしょう。
そしてそれが世論を結果的に護憲に導くでしょう。
護憲だけでは、もうこの国の世論の流れは止められないと思います。
現にそうなりつつあります。

>自民党の憲法改正論に乗せられないことが第一だと私は思います。平和の方向、良い方向に改憲なんて、現政権の元ではあり得ないのですから。それは今回のイラク出兵が証明しているじゃありませんか。

繰り返しますが、対案を出すべきです。
出して、自民党案と対抗すべきです。
護憲を唱えるだけでは、自民党案に対抗できない時代になっています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):平和の方向への改憲は、今はあり得ない  ■名前 : ニック  ■日付 : 04/2/11(水) 11:32  ■Web : http://www.geocities.jp/rojinto_goken/  -------------------------------------------------------------------------
   平和の方向への改憲は絶対に無いと言えましょう。

私も団塊党様も、国連中心と言う点で一致しています、それは国連を中心にすれば日本が単独で戦闘行為を行なえなくなると言う利点があるからですが、現憲法改正は、”日本が単独で軍隊を自由に使用できるようにする”事を狙っていると私は考えます。

hanmeru様のおっしゃる専守防衛までは私も理解できますが、それでも専守防衛を絶対に政府は貫くのか?と考えれば残念ながら”No”と言わざるを得ません。

現憲法内ですらあれだけ拡大解釈をし、福田官房長官に至っては昨年、非核三原則があるにもかかわらず”日本も核兵器を持てないわけではない”等と滅茶苦茶な論理展開をしていましたし。

軍隊を持てるようにすると言うのであれば、絶対に政府がそれを悪用しない、拡大解釈をしないような仕組みを賛成派の方々は考えていかなければならないでしょう。

それが無い九条改悪は絶対に容認できるものでは有りません。

憲法を守らない中、改憲を叫ぶよりも、どなたかが提唱されていらっしゃった様に憲法を遵守させる事から始めなければこの先何処まで行っても憲法の勝手な拡大解釈は無くならないでしょう。

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