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 ▼裁判員制度に反対する  ドクター乱夢 04/1/30(金) 0:25
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  オルトン 04/1/30(金) 9:35
   ┃  ┣Re(2):裁判員制度に反対する  北の老兵 04/1/30(金) 11:36
   ┃  ┃  ┗Re(3):裁判員制度に反対する  オルトン 04/1/30(金) 19:31
   ┃  ┗Re(2):裁判員制度に反対する  ワクチン 04/3/5(金) 8:09
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  ドクター乱夢 04/3/4(木) 21:32
   ┃  ┗Re(2):裁判員制度に反対する  ドクター乱夢 04/3/6(土) 2:21
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  太郎 04/3/4(木) 22:24
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  ブラックロータス 04/3/4(木) 22:35
   ┃  ┗Re(2):裁判員制度に反対する  太郎 04/3/5(金) 9:34
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  亀井襄治 04/3/6(土) 5:24
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  ワクチン 04/3/6(土) 7:42
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  フルーツ 04/3/7(日) 3:46
   ┣裁判員制度は憲法違反である  ドクター乱夢 04/3/31(水) 0:05
   ┃  ┗Re(1):裁判員制度は憲法違反である  数理梵哲 04/4/4(日) 15:33
   ┃     ┗Re(2):裁判員制度は憲法違反である  ドクター乱夢 04/4/8(木) 0:02
   ┃        ┗Re(3):裁判員制度は憲法違反である  数理梵哲 04/4/8(木) 5:09
   ┃           ┗Re(4):裁判員制度は憲法違反である  ドクター乱夢 04/4/8(木) 21:07
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  ドクター乱夢 04/4/8(木) 21:14
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  ドクター乱夢 04/4/8(木) 21:26
   ┃  ┗Re(2):裁判員制度に反対する  数理梵哲 04/4/8(木) 21:51
   ┣Re(1):裁判員制度に反対する  ihsibustim 04/4/23(金) 19:08
   ┣憲法違反の疑いのある裁判員制度  ドクター乱夢 04/4/26(月) 22:07
   ┣裁判員制度法案が5月21日に成立予定!  ドクター乱夢 04/5/19(水) 1:44
   ┣NHKに抗議  ドクター乱夢 04/5/26(水) 0:54
   ┗四宮啓教授の意見に反論する  ドクター乱夢 04/5/29(土) 22:53

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 ■題名 : 裁判員制度に反対する
 ■名前 : ドクター乱夢
 ■日付 : 04/1/30(金) 0:25
 ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/
 -------------------------------------------------------------------------
   東京弁護士会掲示板に投稿した意見:

 政府は来年度に裁判員制度を発足させるべく、検討を重ねているそうだ。讀
賣新聞の世論調査が発表されたが、国民の半数が賛成していた。どの程度の情
報を開示して、調査をしたかは明らかではないが、政府にとっては、都合の良
い結果だったのではないだろうか。しかし、その制度に関しての問題点を明ら
かにしたのであろうか?マスコミはその制度の主旨についてはおおむね賛成し
ているので、おそらく法律は成立するであろう。

 でも、僕はこの制度に反対する。国民を裁判に参加させるとは、裁判官の怠
慢ではないか。裁判の迅速化が必要なら、裁判官の定員を増やせばいいでない
か。僕は医学部を選び、法学部を選ばなかったのは、人を裁くのがこわかった
し、議論で悪人を無罪であるとする弁護士の活動も疑問に思っていた。それよ
り、直接、人助けになる医師がいいのではないかと思った。また、戦乱の時代
でも、必要とされる職業であり、食いはぐれはないと思ったからである。

 政府がもくろんでいる裁判員制度の問題点は、無作為に選ばれた国民は、例
外を除いてその任務を拒否できないことである。まるで、徴兵制と同じではな
いか!日当はもらえるであろうが、裁判官と同じ割合で日当が出るのであれば、
公平であるが、絶対にそういうことにはならないであろう。国民の義務として
裁判員にならなければならないというのは非常に恐ろしいことだ。

 また、社会経験豊富な国民と、弁護士会のHPには書いてあるが、国民の
知的、情的背景は多様であり、自分自身を考えても社会経験豊富とはまったく
言えない。第一線で活躍している社会人が自分の仕事をさぼって、裁判員とし
て活動することは、本業での仕事を台無しにする可能性が高い。例外もある
だろうが、大多数の国民にとっては、ノーであると確信している。しかし、
新聞をはじめとするマスコミは条件つき賛成なので、いろいろな情報操作を
するであろうと思う。

9月10日 讀賣新聞:園部逸夫氏の論点 国民主役の裁判員制度に
 これに対する反論:
“裁判官と健全な社会常識を反映できる国民と一緒に” (園部氏):自分を省
みるに、健全な社会常識を持っているとは思えない。国民のレベルを理想化し
ていて、現実を反映していない。

“専門家の裁判官に任せておけばいいではないか” (園部氏)という声に対
して、彼は“そのようなお上頼みの意識と風潮が、この国のエネルギーや創造
性を衰えさせてきたのではないか“(園部氏):彼の後半の主張はその根拠を示
していない、まったく独断的の意見である。

“国民が主役になれるよう、柔軟で創造的な発想がなによりも大切である”:
(園部氏)裁判員になることが、国民が主役になることであるということが
わからない。僕自身は裁判員をやりたくない。殺人事件で殺された人の証拠
写真などを見たくもない。首を切断された頭部を見たいと思うだろうか?
僕は医学生の時に法医学の講義に最初だけ出席し、その後、講義の出席を
さぼったのは、腐乱死体の写真のスライドを見て、気持ちが悪かったから
である。先日、NHKの深夜便で法案の作成の準備をしている弁護士がこと
もなげに、死体の写真も見る必要があると述べていた。人の生死に関わる
ことに関与せざるを得なくなる素人裁判員は精神的トラウマを持つ可能性が
高い。結局、お上の立場からの改革であって、一般人の立場からの改革で
はないのだ。

“裁判には社会の多様な価値観を採り入れることが重要である。年齢、性別、
職業、教育など、社会各層の多様な意見が反映されなければならない” (園部
氏):健全な社会常識と多様な価値観、多様な意見は対立することが多いのでは
ないか。裁判員は六人以上が必要というが、多様な階層の意見を反映させるた
めには、年齢(若年、中年、老年)性別(男、女)、職業(一次、二次、三次産
業)教育(低学歴、高学歴)など、一番単純な組み合わせだけで、3X2X3X
2=36人が必要である。

1月28日
裁判員制度

 どうも来月中には法案が提出されるらしい。殺人事件が対象となるらしいが、
死刑か無期懲役かを素人裁判員が2週間で判定することになりそうだ。裁判官
と同じ席に座るなんて、想像するだけで、気持ちが悪くなる。死刑制度反対の
意見を持っている人が裁判員の大多数を占めたら、多数の人を殺した被告を死
刑にすることはできないであろう。逆に1人でも殺人をおかした被告は死刑に
すべきだという意見を持った裁判員が大多数を占めた時には、今までは無期懲
役が最高刑だったのが、死刑となるであろう。どちらにしても、弁護側または、
検察側が上告することは必至であり、素人裁判員の判定は上級裁判所で覆され
るであろう。聞くところによると、裁判員が参加できるのは一審だけらしいの
で、国民参加は無意味であろう。
 暴力団関係の裁判については、裁判員に身の危険がおよぶ可能性があるので、
その場合には裁判員の参加は見送られるようだが、被告の生死に関わる判断を
しなければならない裁判員は相当なストレスを被るであろう。被告の関係者が
裁判員を尾行して、なんとか罪を軽くするように働きかける場合もおこりうる
であろう。最近、タクシー運転手が頸部をナイフで切りつけられ殺されるとい
う事件が発生したが、そういう被害者の無惨な姿を裁判員は証拠写真で見る
ことになる。まともな人間なら、PTSDになるのではないかと思う。


1月29日

下記のリンクに裁判員制度に対する生の意見が書かれている。
こんなに多数の国民が反対している法律を出そうとしている
政府の方針に反対する。ばかげている!

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/kentoukai/saibanin/dai31/31siryou_list.html

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : オルトン  ■日付 : 04/1/30(金) 9:35  -------------------------------------------------------------------------
   ドクター乱夢さん、おはようございます。

もしかして、私と同じ若い世代の方を見かけたかな?と想う事もあって投稿
いたしました。 現在私は心理学科生ですが、元法学部生だったので、裁判員制度に
ついても少しの知識があります。

裁判員制度の是非を問うために・・まずドクター乱夢さんが反対派の立場をとって
いらしたので、私が肯定派の立場の意見とは何かを模索して、下記します。
そして肯定派・反対派の彩りある意見を見たうえで是非の考察をするのは
いかがでしょうか。


日本を、真の民主主義国家とするべくの政策のひとつと推測。
憲法により、国家政府から不当の拘束や干渉を受けない=「自由」が
国民に保障された。

さてこの「自由」の解釈・・

1.自分の欲しいままに好き勝手できる

2.自ら自分を律し建設的に選択意思決定を行い、その結果の責任を自分で負う

1.2.両方とも通じるものです。

本来の「自由(イギリスのliberty)」の語源を辿るなら、2.が本来の解釈になるが、

日本では「自由」が欲望肯定的な意味に染まっているため、1.として解釈されがち。

憲法で定める「自由」を欲望肯定的行動の奨励と解釈する国民が主役となる
民主主義国家(国民が代表者を選んですすめる政治の上に国を動かす)の行く末や
如何。 危機感を感じる。


模範的な答えがない中で自ら納得できる答えを導き、建設的考察と意思決定、対話を
展開できる国民一人一人が主役となる民主主義国家の行く末や如何。
明るさと頼もしさを感じる。


裁判員制度が導入され、無作為に選定された国民は、刑事犯とされた一人の国民へ
下されるべき判決とは何かを自らの判断で考慮しなければならない。

一人の人間の生命に関わる分岐点に立つが故に責任の重さが在る。
その責任の重さが「無自覚無責任」の姿勢を正し、懸命性にあふれる考察・議論を
裁判員席においてもたらすのではないか。

その過程で、国民としての責任意識を芽生えさせ、政治・選挙への関心意識への
改善をも期待しているのではないか。

国民が、国民を裁く(裁判官もアドバイス役として同席するようですが)制度によって
少しでも本来の国民主役民主主義国家を実現したい期待があるのではないか。

本来の民主主義国家を実現するためにこの裁判員制度が法案として検討されている
のであれば、私は賛成してもいいと想う。

肯定派の意見とすれば以上の理由になるかなと思います。
どうでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):裁判員制度に反対する  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 04/1/30(金) 11:36  -------------------------------------------------------------------------
    オルトンさん ドクター乱夢さん

非常に重いテーマですね。
お二人の意見はそれぞれ理解しました。

以前に、裁判員制度をテーマにしたテレビドラマを見た事があります。
石坂浩二が主人公(弁護士)でした。

まさにお二人の意見がドラマで再現されていましたね。
裁判員制度のなんたるかは理解出来ましたが、じゃ賛成か、と問われれば尻込みします。人が人を裁く事の難しさ、感情を移入しないように客観的に・・と何度も弁護士にアドバイスをされても、事実関係を客観的に見つめる事は難しいものだと感じました。 真実は一つしかありません。判決が出るまであくまでも推定無罪です。

この法律は施行されるのでしょう、私の所に、もし来たら私には自信ありませんね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):裁判員制度に反対する  ■名前 : オルトン  ■日付 : 04/1/30(金) 19:31  -------------------------------------------------------------------------
   北の老兵さん、こんばんわ。
別の話になるのですが、珍源斎さんの「食農スレッド」でのご投稿内容、
わかりやすくかったおかげで現在農業の問題点がよく把握できましたです。

アメリカでは昔すでに陪審制度が導入されていますよね。
ドクター乱夢さんの言うように、死体の生々しい写真を弁護士・検察官が陪審席に
呈示するシーンを、「評決の刻」といったハリウッド映画で観たのを記憶を新しく
思い出します。 その映画でも生々しい犯行現場写真に、陪審方は目を反らしたり
嫌悪感を感じていました。

アメリカ国民が、犯行現場写真、死体の大量出血写真などを呈示されて、
平然とする程冷酷客観的でいられるとは思えません。 彼等も同じように
血の通った人間であり、そうした写真を見せられ、かつ自分の判断が被告人の
判決を左右すると想うと、身震いする事もあるでしょう。

彼等の中には陪審員として選定されたとき、戸惑いを見せる者もいるかと
想うのです。 

それでも彼等は陪審員として席に座る。

何故か。
・・おそらく、それが米国国民としての責務である事を自覚しているからでは
ないでしょうか。自分達民主が連邦州政治の主役であると知っているため、
また自分達も裁く側として立ち会うべき、とでも考えているのでせようか。

慣習的な制度として浸透しているため、陪審員として参加する
事に何らの違和感がないだけかもしれませんが。

米国民衆の、こうした形での政治、司法への主体的参加意識が当然の如くに
内包化されている事には私は若干の羨望を抱きます(日本国民の中には、残念ながら
無関心すぎる方が少なくないからです)。


日本政府は唐突すぎる形で制度を導入するから国民の
混乱、不安を招くのだと、そういう点で私は日本政府を批判したいです。
他国の制度を倣って日本に導入しても、土壌、元々の、切断された樹と
新たに付ける接ぎ木の間に何か微妙なズレが在るかのごとくなのでしょうか。。。
などと思案をめぐらせます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):裁判員制度に反対する  ■名前 : ワクチン  ■日付 : 04/3/5(金) 8:09  -------------------------------------------------------------------------
   生涯の守秘義務が課せられるとのこと
私はできません・・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/3/4(木) 21:32  -------------------------------------------------------------------------
   裁判員制度に反対する投稿を下記の電子掲示板にのせました。
気軽の御意見を書いてください。

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/2004030300005.htm

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):裁判員制度に反対する  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/3/6(土) 2:21  -------------------------------------------------------------------------
   00153    朝日新聞の私の視点について 

     NO.00568 男性 54歳 医療関係者(医師・看護婦) 2004/03/05 03:05

     先日の朝日新聞の私の視点で裁判員制度がとりあげられていた。5人が意見

を述べていたが、裁判員制度の問題点はあるが、原則的に賛成の意見ばかりで

あり、世論操作を考えさせるような選び方だ。そこで、一般人が気軽に意見を

表明できる意見掲示板がないか捜した。そうしたら、発言小町というコーナー

があったので、裁判員制度のトピックをとりあげたら、1日に約20件の意見

の投稿があった。

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/2004030300005.htm#0012

 朝日新聞の私の視点のなかで、田鎖弁護士の次の発言が非常に気になった。

“もちろん、多くの裁判官が死刑の実情を知らないまま割り切って極刑を選択

している現状を考えると、裁判員による謙抑的な判断を過度に期待することは

できない。”

前半の部分についての記載内容はほんとうなのだろうか?グリーンマイルと

いう映画で主人公のコーフィが電気椅子で処刑される時の場面が想像された

が、裁判官が死刑の実情を知らないなんて、考えられないと思った。医療の

世界では自分が受け持った患者さんが亡くなられた時に、遺族にお願いして、

病理解剖をお願いすることがある。死刑判決をくだすことのできる裁判官は

死刑の現場を経験する実習はないのだろうか?

 また、ジョンソン教授が米国の陪審制の実情について、次のように述べて

いた。

“召喚状が来ても裁判所に出頭しない人が多いし、ちょっとした理由で義務

を免除されるのが一般的だ。結局、ほかにすることがない人や社会的地位

の低い人が陪審席に座る。そんなことでいいのだろうか。”

 僕がひそかに危惧していたことを、この教授は、後半部分ではっきりと

指摘していた。


http://jury.baisansin.com/cgi-bin/pub_bbs2/bbs_list.pl5?Top=1

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : 太郎 <taro_by_taro@hotmail.com>  ■日付 : 04/3/4(木) 22:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ドクター乱夢さん:

国民から無作為に選出された人達によって裁かれてしまう人がとても可哀相に思う。
裁判官は相当な苦労をして司法試験に受かってやってるわけだから法律の知識は万全だと思う。(確かに一般人とズレてるとこもあるとは思うけど。)

ある殺人事件が起きて、当然ニュースになる。そして容疑者逮捕。これもニュースで流れる。この時点でかなりの人がこの容疑者が犯人だと確信してしまうような気がします。
先入観を持ったまま裁判に臨んでも意味はない。当然の結果として有罪判決。
複数の殺人犯の容疑者としては逮捕されれば死刑判決。
法律を知ってる人なら知ってると思いますが「疑わしきは罰せず」というのがある。
ニュースなどで犯人だと確信した後の裁判ではこの原則が守られるとは思われない。
裁判員になった人は秘密を絶対に口外してはいけない、した場合には当然罰則がある。
むりやり引っ張られて行き、人を裁き、喋ったら自分も罰せられる。おかしな話だ。
もし裁判員制を導入するなら警察は容疑者の名前等を発表すべきではない。容疑者に関する全ての情報は裁判以外の場に流れてはならないと思う。
今の体制は容疑者=真犯人が完全に成り立ってるように思える。誤認逮捕で釈放されても
その人は以前と同じ社会生活は絶対に営めないと思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : ブラックロータス  ■日付 : 04/3/4(木) 22:35  -------------------------------------------------------------------------
   かなり前の話ですが、中学生が古本屋でマンガを万引きして、
店長がそれを捕まえて警察に引き渡したんですよね。
そしたら、その中学生が逃げて、踏み切りの遮断機をくぐって
電車に跳ねられて死んでしまいました。

で、中学生の死に関して古本屋の店長を責める人がけっこういたのですよね。

こういうのを見ると、陪審員精度は無理だなと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):裁判員制度に反対する  ■名前 : 太郎 <taro_by_taro@hotmail.com>  ■日付 : 04/3/5(金) 9:34  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ブラックロータスさん:
>かなり前の話ですが、中学生が古本屋でマンガを万引きして、
>店長がそれを捕まえて警察に引き渡したんですよね。
>そしたら、その中学生が逃げて、踏み切りの遮断機をくぐって
>電車に跳ねられて死んでしまいました。
>
>で、中学生の死に関して古本屋の店長を責める人がけっこういたのですよね。
>
>こういうのを見ると、陪審員精度は無理だなと思います。

私も覚えてます。確かその本屋は店を閉めたとか・・・。
ちなみに陪審員制と裁判員制は違います。陪審員は有罪無罪を裁判官抜きで決めます。
裁判員は有罪無罪に加え量刑を裁判官と合議で決めます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : 亀井襄治 <j-kamei@m7.dion.ne.jp>  ■日付 : 04/3/6(土) 5:24  ■Web : http://www.h5.dion.ne.jp/~j-kamei/  -------------------------------------------------------------------------
   賛成です。私のhttp://www.h5.dion.ne.jp/~j-kamei/を見てください。
宜しくお願いします。合掌

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : ワクチン  ■日付 : 04/3/6(土) 7:42  -------------------------------------------------------------------------
   こんな法案が出されるなんて恥ずかしながら最近まで知りませんでした。
これはいつ、誰が,どのような過程を経て、どのような目的でかんがえられたのですか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : フルーツ  ■日付 : 04/3/7(日) 3:46  -------------------------------------------------------------------------
   同じく、私も最近までこの制度について知りませんでした。
TVのニュースで、「えっ?」と戸惑いました。
断ることも出来ると報じられてましたが、
個人的には、断る人が多いんじゃないかな、と思っています。

専門的知識もない一般人が、その人の人生を左右する裁判に関わるということ・・・
ちょっと怖い感じがします。

もし、自分が罪を犯したとしたら、法律の専門家に裁いて欲しいです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 裁判員制度は憲法違反である  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/3/31(水) 0:05  -------------------------------------------------------------------------
   自民党も民主党も賛成している裁判員制度の法律ができれば、裁判員になる
ことが、国民の義務になる。この法律が通れば、次には徴兵制も必要であり、
国を守ることは国民の義務であるから、徴兵制の法律を自民党が出すかもしれ
ない。多数決で国会がきめれば、法案は通るであろう。国民は法律ができたか
ら、しかたがないと、あきらめるであろうか?
 しかし、裁判員制度は、日本国憲法に違反するものではないか?
第18条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合
を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
 少なくとも、僕にとっては、裁判員になることは苦役でしかない。裁判官と
同じ席に座り、極刑を言い渡す責任の一端を担うことになることになることも
ありうる。憲法を知り尽くしていると思われる法律家や弁護士が、この条文を
よく理解していないとは思われないのに、どうして、無茶な制度を作ろうと
しているか、わからない。
 今回の筋弛緩剤殺人事件では、無期懲役が言い渡された。妥当な判決だと、
思うが、弁護側はすぐに控訴した。高等裁判所では、裁判員の参加は想定
されていない。国民を裁判員として参加させることは、税金の無駄遣いであり、
国民の貴重な時間が浪費されてしまう。年間予算は数百億円の出費になるの
ではないのだろうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度は憲法違反である  ■名前 : 数理梵哲 <log29@mail.goo.ne.jp>  ■日付 : 04/4/4(日) 15:33  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ドクター乱夢さん:
>自民党も民主党も賛成している裁判員制度の法律ができれば、裁判員になる
>ことが、国民の義務になる。この法律が通れば、次には徴兵制も必要であり、
>国を守ることは国民の義務であるから、徴兵制の法律を自民党が出すかもしれ
>ない。多数決で国会がきめれば、法案は通るであろう。国民は法律ができたか
>ら、しかたがないと、あきらめるであろうか?
> しかし、裁判員制度は、日本国憲法に違反するものではないか?
>第18条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合
>を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
> 少なくとも、僕にとっては、裁判員になることは苦役でしかない。裁判官と
>同じ席に座り、極刑を言い渡す責任の一端を担うことになることになることも
>ありうる。憲法を知り尽くしていると思われる法律家や弁護士が、この条文を
>よく理解していないとは思われないのに、どうして、無茶な制度を作ろうと
>しているか、わからない。
> 今回の筋弛緩剤殺人事件では、無期懲役が言い渡された。妥当な判決だと、
>思うが、弁護側はすぐに控訴した。高等裁判所では、裁判員の参加は想定
>されていない。国民を裁判員として参加させることは、税金の無駄遣いであり、
>国民の貴重な時間が浪費されてしまう。年間予算は数百億円の出費になるの
>ではないのだろうか?

私は、基本的には、263のオルトンさんのご意見が基本になるべきではないかと考えます。本来、立法、司法、行政も国民一人ひとりが直接参加できればよいのですが、それができないので、間接的な運用になっています。立法については、選挙により代表者を選ぶこと、司法に関しては最高裁判所判事の信任により参加できますが、それ以上に直接意志を表明することはできません。それを考えると、裁判員制度は、司法に直接関わることができる機会であると考えます。私は裁判員になることは、国民の一人として、司法に直接参加する重要な場を得ることだと思います。決して憲法違反などというものではないと思います。これは国民の主権をどう考えるかの問題であると思います。
ただ、陪審員制度のように、有罪か無罪かの判定のみにするのが望ましいと考えます。量刑はバランスというものがあるでしょうから、数多くの裁判を経験しないと難しいと思います。
また、運用が非常に重要になると思います。かつてアメリカで心配されたように、評決が金で買われるようになってはいけないと思いますし、裁判官に誘導されるようになってもいけないと思います。
費用の問題ですが、私は、国民主権の実現に少しでも役立つような制度のためなら、或る程度の負担はやむを得ないと思います。司法を弁護士、裁判官、検察官の特権にせず、国民全体のものにする機会になればと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):裁判員制度は憲法違反である  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/4/8(木) 0:02  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   抽象的に考えているだけではないですか?
具体例を想像してほしい。
 たとえば、幼児虐待による殺人、福岡での一家4人殺害事件、
首切断事件などなど。
 素人が殺された人たちの無惨な姿を見て、精神的外傷を受けない
はずはないと思います。僕自身、医学生の時の法医学の講義スライド
を見て、トラウマを受けました。いまだに引きずっています。
プロだから、異常死体を検死する時は、身構えてやりますが。
 また、裁判員の候補者たちが、裁判官に裁かれて、適任者が選ばれる
そうですが、あなたのような少数派で、やる気満々の方が、不適任で
あると判定されたら、トラウマを受けるのではないでしょうか?
裁判所に強制的に出頭させられ、尋問を受けるのは、精神的苦役で
しかないと思います。
 ある掲示板では、今回の裁判員制度の裏の目的は、長期にわたる
第一審での裁判を早く終わらせることであると、述べていましたが、その
とおりだと思います。高裁への上告は必至であろう。
 今回の裁判員制度で一番恐ろしいのは、マスコミで反対しているところ
がないことです。
 また、裁判員制度は、下記に述べられているように、裁判官の独立を侵害
するため、憲法違反ではないでしょうか?
第76条【司法権・裁判所、特別裁判所の禁止、裁判官の独立】(3)すべて
裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及びに法律に
のみ拘束される。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):裁判員制度は憲法違反である  ■名前 : 数理梵哲 <log29@mail.goo.ne.jp>  ■日付 : 04/4/8(木) 5:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ドクター乱夢さん:
>抽象的に考えているだけではないですか?
>具体例を想像してほしい。
> たとえば、幼児虐待による殺人、福岡での一家4人殺害事件、
>首切断事件などなど。
> 素人が殺された人たちの無惨な姿を見て、精神的外傷を受けない
>はずはないと思います。僕自身、医学生の時の法医学の講義スライド
>を見て、トラウマを受けました。いまだに引きずっています。
>プロだから、異常死体を検死する時は、身構えてやりますが。
> また、裁判員の候補者たちが、裁判官に裁かれて、適任者が選ばれる
>そうですが、あなたのような少数派で、やる気満々の方が、不適任で
>あると判定されたら、トラウマを受けるのではないでしょうか?
>裁判所に強制的に出頭させられ、尋問を受けるのは、精神的苦役で
>しかないと思います。
> ある掲示板では、今回の裁判員制度の裏の目的は、長期にわたる
>第一審での裁判を早く終わらせることであると、述べていましたが、その
>とおりだと思います。高裁への上告は必至であろう。
> 今回の裁判員制度で一番恐ろしいのは、マスコミで反対しているところ
>がないことです。
> また、裁判員制度は、下記に述べられているように、裁判官の独立を侵害
>するため、憲法違反ではないでしょうか?
>第76条【司法権・裁判所、特別裁判所の禁止、裁判官の独立】(3)すべて
>裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及びに法律に
>のみ拘束される。

私は、裁判官の独立は侵害されないと思います。裁判官の独立は守られているのではないでしょうか。裁判官は裁判員に従属するのではありません。裁判官一人ひとりの判断は尊重されると思います。それに裁判員も参加するということなのではないでしょうか。
裁判に対しては、裁判官に社会常識がない等の批判が行われるのを耳にします。だとしたら、一般国民がその常識を持ち込むべきではないでしょうか。裁判員制度は、その良い機会だと思います。
他を批判だけはするが、自分は何の努力もしようとしない、そのような人間にはなりたくないものです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):裁判員制度は憲法違反である  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/4/8(木) 21:07  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   ▼数理梵哲さん:
>私は、裁判官の独立は侵害されないと思います。裁判官の独立は守られているのではないでしょうか。裁判官は裁判員に従属するのではありません。裁判官一人ひとりの判断は尊重されると思います。それに裁判員も参加するということなのではないでしょうか。

あなたが主張する”裁判官の独立は侵害されないと思います”の根拠は何でしょうか?まったく理解できません。裁判官3人、裁判員6人で多数決で有罪か無罪をきめ、量刑まできめることになります。裁判官と裁判員の意見が対立する場合もあり、裁判員が全員死刑を支持し、裁判官が全員、無期懲役を支持した場合は、第一審の判決は死刑になります。これは、裁判官の独立を一般人がおかすことには、なりませんか?
>裁判に対しては、裁判官に社会常識がない等の批判が行われるのを耳にします。だとしたら、一般国民がその常識を持ち込むべきではないでしょうか。裁判員制度は、その良い機会だと思います。
 一般国民といっても、千差万別の人間がいます。その常識が正しいのか、疑問に
思います。あなた自身は常識ある人間と思っているでしょうが、僕自身の周囲の
人たちが、本当に常識ある人間かどうか、確信できません。宗教的な素養の違い、
知的レベルの違い、政治、思想信条の違いがあり、唯一の結論を出すことは非常に
困難と思います。
>他を批判だけはするが、自分は何の努力もしようとしない、そのような人間にはなりたくないものです。
 僕のことを言っているのでしょうか?あなたは、僕の具体的な批判に対して、
まったく答えていません。ただ、裁判員制度の理念だけを言及されているだけ
です。裁判員制度に関する一般国民の意見が書かれたものが、公になっていますが、読まれたことはないのではないでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/4/8(木) 21:14  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   Please read the Reference 4 below(PDF).

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/kentoukai/saibanin/dai31/31siryou_list.html

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/4/8(木) 21:26  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   自由法曹団通信を見つけた。裁判員制度に対する反対意見が適格に
述べられている。

ここに書かれた意見を皆様はどう、思われるだろうか。
国民に負担をしいる悪法が司法改革のセット法案として出されているに、野党は
賛成に回っているのは、嘆かわしいことだ。

http://www.jlaf.jp/tsushin/2004/1123.html#1123-05

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):裁判員制度に反対する  ■名前 : 数理梵哲 <log29@mail.goo.ne.jp>  ■日付 : 04/4/8(木) 21:51  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ドクター乱夢さん:
>自由法曹団通信を見つけた。裁判員制度に対する反対意見が適格に
>述べられている。
>
>ここに書かれた意見を皆様はどう、思われるだろうか。
>国民に負担をしいる悪法が司法改革のセット法案として出されているに、野党は
>賛成に回っているのは、嘆かわしいことだ。
>
>http://www.jlaf.jp/tsushin/2004/1123.html#1123-05

くだんのHPを読んでみました。
[1]「裁判員制度」は、主権者たる国民が直接参加する民主主義的制度だと(漠然と)理解されている。しかし、その理解そのものが誤りである。
 第一に、裁判員として選任されるものは、民意の代表者ではありえない。その裁判員はたまたま裁判員になっただけであり、民意を代弁する者ではありえない。むしろ職業裁判官であっても、選挙によって選ばれた裁判官こそが民意の代弁者といえるのである。くじ等の方法によって選任される裁判員をもって民主主義的制度などと言ってはならない

私は知らなかったのですが、裁判官は選挙で選ばれていたのですね。ただ、私は投票したことがありませんが。
もし、私の記憶が正しく、日本の裁判官が選挙で選ばれたものではないとしたら、裁判官は民意を代表してなどいないことになります。
また、これを読んでも裁判官の独立が侵害されるという主張の根拠は判りませんでした。裁判官による判決の独占と裁判官の独立を混同されているのではないかという気がします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):裁判員制度に反対する  ■名前 : ihsibustim  ■日付 : 04/4/23(金) 19:08  -------------------------------------------------------------------------
   初めてこちらの掲示板に書かせて頂きます。
私は、昨年にこの法案を知ってから嫌で嫌でたまらなく思っている人間です。

ネット上の様々な掲示板でいろんな方の意見を拝見していて
この法案の綺麗ごとのウラに隠された不審な事、矛盾した事
沢山あるうちで、1つでこういう意見を見つけました。

--------------------------------------------------------------
 裁判員の守秘義務を義務づけるっていうけどさ、弁護士が裁判の内容を
本に書いて金稼ぐのはいいのかよ。オウム裁判の弁護士やってた奴が本
書いてんじゃねーかよ。そっちの方が問題じゃねーか!
--------------------------------------------------------------

そう言えばそうだなと思った次第ですが、裁判員が厳しく規制されている
のと比べて(裁判員法を推進している)弁護士先生の優遇は野放しなんですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 憲法違反の疑いのある裁判員制度  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/4/26(月) 22:07  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   自民党の憲法調査会でも、裁判員制度は憲法違反の疑いがあると、述べている。

http://www.jimin.jp/jimin/kenpou/finish07.html

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 裁判員制度法案が5月21日に成立予定!  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/5/19(水) 1:44  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   5月21日に天下の悪法、裁判員制度が成立する予定だ。公聴会でのすべての意見は基本的に裁判員制度に賛成だったようだ。反対意見がないのは、ファッショ的だと思うが、国民の関心が低いのはどうしてだろうか?自分とは関係ないと思っているのであろうか?

裁判員制度に反対する

 NHKや新聞をはじめとするマスメディアは裁判員制度が成立するとの前提で世論形成
を行っている。また、政府与党、民主党その他の政党が全会一致でその法案を衆議院で
通過させた。このままでは、国民無視の悪法が成立するのは必至の状況である。そこで、
僕はこの制度に絶対反対する理由を訴えたい。
 この制度の問題点 は、無作為に選ばれた国民は例外を除いてその任務を拒否できない
ことである。まる で、戦前の徴兵制と同じではないか!ただし、政令の中で思想信条を
理由に裁判員に なりたくない人は辞退できるよう明記するそうだ。しかし、これが
認められたら、ほとんどの国民は参加しないのではないだろうか。
 殺人事件が対象となり、場合によっては、死刑か無期懲役かを素人裁判員が短期間
で判定することになる。死刑制度反対の意見を持っている人が裁判員の大多数を占め
たら、多数の人を殺した被告を死刑にすることはできないであろう。逆に1人でも殺
人をおかした被告は死刑にすべきだという意見を持った裁判員が大多数を占めた時に
は、今までは無期懲役が最高刑だったのが、死刑となるであろう。このような結果を
もたらす可能性のある裁判員制度は裁判官の独立を侵害し、憲法第76条違反ではな
いだろうか(すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及
びに法律にのみ拘束される)?
 どちらにしても、弁護側も検察側が上告することは必至であろう。高等裁判所で
は、裁判員の参加は想定されていない。また、被告の生死に関わる判断をしなければ
ならない裁判員は相当なストレスを経験し、精神的トラウマを持つ可能性が高い。証
拠写真で被害者の無惨な姿を裁判員は見ることになる。僕自身、医学生の時に法医学
の講義で腐乱死体のスライドを見て、トラウマを受け、それ以降はその講義に出なく
なった。
 また、裁判の迅速化が必要なら、裁判官の定員を増やせばいいではないか。
ロースクールがスタートし、いろいろな社会分野からの学生が入学している。
一方、社会経験豊富な国民の参加の意義が言われているが、国民の知的、情的背景は
多様であり、一概にそのことが良い結果をもたらすという保証はない。第一線で活躍
している社会人が自分の仕事を中断し、裁判員として活動することは、本業での仕事
を台無しにする可能性が高い。
 朝日新聞の私の視点で裁判員制度がとりあげられていた。5人が意見を述べていた
が、裁判員制度の問題点はあるが、原則的に賛成の意見ばかりだった。また、ジョン
ソン教授が米国の陪審制の実情について、次のように述べていた。“召喚状が来ても
裁判所に出頭しない人が多いし、ちょっとした理由で義務を免除されるのが一般的
だ。結局、ほかにすることがない人や社会的地位の低い人が陪審席に座る。そんなこ
とでいいのだろうか。”僕が危惧していたことを、この教授は後半部分ではっきりと
指摘していた。
 裁判員候補者として、裁判所に強制的に出頭させられ、適格性を判定され、裁判員
になり、裁判官と同じ席に座り、極刑を言い渡す責任の一端を担うことになることに
なる場合がある。これらの一連の経験は多くの国民にとっては精神的苦役でしかない
と思う。この制度は、日本国憲法第18条に違反するものではないか(何人も、いか
なる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する
苦役に服させられない)?
http://www.tokainavi.ne.jp/law/column/00006.html
http://takaike.com/ikensho.htm
http://jury.baisansin.com/cgi-bin/pub_bbs2/bbs_list.pl5?Top=1
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/2004030300005.htm
http://www.tokainavi.ne.jp/law/column/00006.html
http://www.mezasukai.org/
http://www.jlaf.jp/tsushin/2004/1123.html#1123-05
http://www.interq.or.jp/enka/svkoya/saibanin.html
http://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/dai30/30bessi3.html

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : NHKに抗議  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/5/26(水) 0:54  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   まだ、メールを送っていないが。

NHK裁判員制度担当者殿:
 前略、今朝、戦前の陪審員制度のことがとりあげられ、元司法修習生が見たある一人の素人陪審員の質問が非常によかったことを語らせていた。このことは裏側から見ると、その一人だけが優れていただけを意味し、その他の陪審員はたいしたことがなかったと解釈可能である。
 また、陪審員制度のPRに300億円かかったとの話があったが、今回の裁判員制度の推進PR、また人件費、設備投資に要する費用などを考えると、300億円以上の出費がかかるのではないかと、推測される。僕の推測では、裁判員になりたいと積極的に思っている人は多く見積もっても、20%だと思う。この制度はその違憲性、市民に対する苦役などにより、潰れることは間違いないと思われる。
 このような制度の普及を行っているNHKに抗議する。制度そのものに対する反対意見があるのに、まったくそのことを報道しないNHKに抗議する。
 最近、四日市市で医師宅が中国人窃盗団に襲われ、妻が殺されてしまった。僕の家には2年前に2回も空き巣に入られてしまった。このままでは、安全が保つことができないと思い、ある警備会社にお世話になることになった。つぶれてしまうことが、明らかである裁判員制度に血税を使うのなら、市民の安全対策にその分だけ、予算を使ってほしい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 四宮啓教授の意見に反論する  ■名前 : ドクター乱夢  ■日付 : 04/5/29(土) 22:53  ■Web : http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/  -------------------------------------------------------------------------
   大新聞の世論調査で50%が賛成するという結果が出ているため、政府およ

び全ての野党は、この裁判員制度を推進する口実の一つにしていると思われ

る。

 しかし、最近の讀賣新聞の調査だと、賛成者の51%が参加したくないと

表明しているが、彼らは非常に無責任であり犯罪的だ。彼らが、この制度の

ことを吟味して、反対に回れば、70%弱の人がこの制度に反対している

ことになる。そうなったら、この裁判員制度の成立を阻止できたはずなのだ

が。

 問題はマスコミが賛成キャンペーンをやっていて、この制度の根本的欠陥ー

憲法違反、新しい強制的な義務を国民に押し付けるなど、を明らかにしていな

いことである。

 讀賣新聞より引用:

”裁判員制度の導入に「賛成」する人は「どちらかといえば」を含め50%で、

「反対」40%を上回った。昨年7月の同調査(賛成50%、反対41%)と

ほぼ同じ結果だった。

 一方、裁判員として参加したいかを聞いたところ、「参加したくない」人

が69%にのぼり、「参加したい」27%を大きく上回った。制度導入に

「賛成」の人でも、「参加したくない」は51%を占めている。”

 弁護士の四宮啓教授は日弁連の司法改革推進者の立場から、讀賣新聞の論点

に下記のような意見を述べていた。彼がアメリカの地方裁判所を訪れ、次の

ようなことを知ったと言う。

“陪審員が最も感謝する二つのことがあると知った。一つは、裁判所に呼ば

れた直後に受けるオリエンテーションである。裁判官の話やビデオで、自分

たちの役割を分かりやすく解説される。出頭した候補者たちはここで、自分

たちが社会から必要とされていることを知る。二つ目は、評決に達した後、

社会に貢献できたという満足感だ。つまり、国民一人ひとりが社会から必要

とされていることを自覚し、その任務を満足感を持って果たせることが、この

制度が国民から支持される核心なのである。”

 僕はこれを読んで、次のことを思い出した。以前にも書いたことだが。

“朝日新聞の私の視点で裁判員制度がとりあげられていた。5人が意見を述べ

ていたが、裁判員制度の問題点はあるが、原則的に賛成の意見ばかりだった。

また、ジョンソン教授が米国の陪審制の実情について、次のように述べていた。

“召喚状が来ても 裁判所に出頭しない人が多いし、ちょっとした理由で義務を

免除されるのが一般的だ。結局、ほかにすることがない人や社会的地位の低い

人が陪審席に座る。そんなことでいいのだろうか。”僕が危惧していたことを、

この教授は後半部分ではっきりと指摘していた。“

 この二つの論点から、次のようなことが類推される。すなわち、社会的に

貢献したことがない、または少ない人が裁判員になり、社会から必要とされる

任務を果たすと、自己満足を得ると言うのである。

 この論点には次のような問題点が浮かび上がる。このような単純な論理を

持っている人はいるのであろうか?また、普通の社会人は社会に十分貢献し

ているはずであり、裁判員制度に参加しなくても、仕事に満足しているので

はないか?

 また、四宮氏は論文の前半部分で、次のようなことを述べていた。

「裁判員制度では、損なわれた正義を回復する使命をもつ裁判に国民が参加

する。私たちが正義を回復し、正義を実現する。その意味で、税金や選挙より

はるかに役割は直接的だ。それは税金と同様、一人ひとりが、責任を負う社会

の構成員であり、主人公であることを示している。」

 彼の論旨は単純すぎて、我々法律の素人にとっては理解できない。変革

すべきは四宮氏の頭脳の中身であり、もう少し、わかりやすく具体例をあげ

て説明してもらいたい。法律家として、自己満足の意見の展開を行っている。

 でも、日本のいわゆる知識人たちは、まったく発言していないが、どう

なっているのだろうか?もう少し資料を集め、論点を整理して、文藝春秋に

投稿したいという希望を持っている。なお、立花隆氏が裁判員制度をどう

思っているかを知りたい。

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