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 ▼日本人ジャーナリスト襲撃事件  流水 04/5/30(日) 10:57
   ┗Re(1):日本人ジャーナリスト襲撃事件  ニック 04/5/30(日) 11:36
      ┗Re(2):日本人襲撃事件  シンシン 04/5/31(月) 14:20
         ┣Re(3):日本人襲撃事件  佐藤真申 04/6/2(水) 15:41
         ┗Re(3):日本人襲撃事件  ニック 04/6/3(木) 0:47

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 ■題名 : 日本人ジャーナリスト襲撃事件
 ■名前 : 流水
 ■日付 : 04/5/30(日) 10:57
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   橋田信介さんと小川功太郎さんが、イラクで襲撃された事件は、人の一生を
深く考えさせてくれた。
橋田さんは、ベトナム戦争以来、戦場カメラマンとして、世界各地の戦場を取り続けた文字通り筋金入りのジャーナリストである。

彼の戦場レポートを何度か見たが、【現場主義】に徹したレポートで、信頼感のあるものだった。

一番印象に残ったのは、サモアのレポートだったが、自衛隊の駐屯費用一日約1億、自衛隊が一日に給水する水の値段200万円(サモアで売られている水の値段で換算)
「これは貧乏人としては納得できません」と語っていたことと、同時にサモア住民の対日感情の良さをきちんと評価していたことである。

この目配りの効いたレポートに彼の姿勢が現れていたと思う。同時に、彼の目のやさしさが、心に残った。
住民たちを見る目、遊ぶ子供たちを見る目、いずれも本当にやさしい目をしていた。だから、傷ついた子供、壊れた家屋などを見るときの、彼の抑制された言葉の裏に滲み出る【戦争への怒り】も、すっと胸に落ちた。

わたしは彼と同年代である。
人生の幕を下ろすには、いささか早い。しかし、彼の一生を見ていると、【生きる密度の濃さ】を痛感させられた。同時に、【人間に対する楽観主義】の大切さを痛感させられた。
この事件後、TVで放映されている彼の住民との交流の映像を見ていると、手拍子を打って日本の歌を歌い、肩を抱き合い、よく笑い、よくしゃべっていた。

わたしたちには、懐かしい光景である。カラオケなどという無粋なものがなかった時代、わたしたちのコンパはこの風景だった。まさに、60年代の青春の姿である。
マイクを通さない生の声、肌のぬくもり、汗の臭い、目と目を合わせた会話、見事に青春していた。

彼にとっての戦場取材は、この一瞬の輝きにあったのではないか、とも思う。
同年代を生きてきた人間から見ると、彼のあの姿は、本当にまぶしかった。

彼の死の評価が盛んに行われているが、彼はこう嘯いているかも知れない。

【行蔵は我に存す 褒貶は他に存す 我にあらず 我に関せず】(勝海舟)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本人ジャーナリスト襲撃事件  ■名前 : ニック  ■日付 : 04/5/30(日) 11:36  ■Web : http://www.geocities.jp/rojinto_goken/  -------------------------------------------------------------------------
   今までイラクで日本人が殺されなかった背景にはイラク人の対日観がありました。

話を聞けば、戦後ながらく日本人は軍隊を持っていなかった、あるいは持っていても日本の軍隊は武装をしていないと考えている方が多かった様です。

しかし今回の自衛隊派兵でその認識が崩れ、自衛隊が連合軍の指揮下にある事が明らかなになり、各国が反米声明を出す中で未だに何のアクションもしない中で、今回の事件は日本への報復的意味合いがあるのかもしれません。

未だに誰が(何処のグループ)が殺害したのかわからない状態ですが、それもいずれ明るみになるでしょう。

そう言えば外務省のお二人の殺害事件が未だに何の報告も無いのは実に奇妙な事です、今報道すると何か政権に不都合な事でもあるのでしょうか?

あまりにも事件が起こった日から日数が経ちすぎているように思います。

話では米軍の誤射説が出て居るようですが、これに沿って考えれば何故何時までも結論が出てこないのかが推測できます。

北朝鮮問題でもそうですが、何故是だけ時間が経っても何も解決されないのでしょうか、引き延ばして次の政権にバトンタッチでもするつもりなのでしょうか、そう言えばもう首相はやらないと小泉氏が発言していましたっけ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):日本人襲撃事件  ■名前 : シンシン  ■日付 : 04/5/31(月) 14:20  -------------------------------------------------------------------------
    前の外交官殺害事件といい、今回のジャーナリスト殺害事件といい
おそらくは、直接手を下した実行犯たる人間達には、自分達は
一体誰を殺したのか? 相手が何人で、名前や所属はどうなのか?
等の情報は予め持っていて、意図的に狙って殺害には及んだ
ものだと思われます。
 やはり、自衛隊をイラクに派遣するかもしれない、そして実際に派遣して
現に今、サマワに駐留して、同盟盟主国たるアメリカはブッシュ政権に
尻尾を振ってしまった、日本の小泉政権に対しては、失望と怒り、を
少なからぬイラク人は感じていることが事件の背景にはあると思いますが、、、

 事件の解決を図る(少なくとも犯人が誰か? を知る)には、
日本人の捜査官・捜査陣を現地に送れば、それで済む という
だけのお話だと思いますが・・・

 まだ、完全に、日本人全体がイラク人全体を裏切った、つまり
イラク人の全ての者を失望させた訳ではないと私は思います。
 日本人の捜査官が現地に飛んで、「誰が殺ったんだ!?」
と問い質せば、「こいつらだよ・・・」と、その犯人の名前は
教えてくれる、くらいの信頼関係はまだ残っている、ある と私は思います。

 その後をどうするのか? は、また難しい問題を孕んでいると思いますが・・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):日本人襲撃事件  ■名前 : 佐藤真申  ■日付 : 04/6/2(水) 15:41  -------------------------------------------------------------------------
    むしろ、僕的には、橋田さんが日本に連れて来て
 目の治療をさせようとしていた、モハマド君が
   橋田さんが殺害されてしまったことで、
  日本に連れて行くことが出来なくなった、
    ような報道が成されていたのが、
    いつの間にか大丈夫になった、
 そこに何らかの裏事情・取引があった?
   のかなぁ、と見てしまいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):日本人襲撃事件  ■名前 : ニック  ■日付 : 04/6/3(木) 0:47  ■Web : http://www.geocities.jp/rojinto_goken/  -------------------------------------------------------------------------
   >事件の解決を図る(少なくとも犯人が誰か? を知る)には、
日本人の捜査官・捜査陣を現地に送れば、それで済む という
だけのお話だと思いますが・・・

そうなんですね、実際に現地へ調査に向かっているのかも分かりませんし、外交官殺害事件の場合は、車を持ってきている筈なのに未だに何の調査結果も出てきません。

確か、死体の状態に関しては「ご遺族の意思を尊重して」公表しなかったと政府は述べていますが、未だに真実が明らかにされていません。

民主党では、ほぼ「こうだったのではないか」と言う状況説明をTVでしていました、それは米軍誤射にベースを置く説明でしたが、今回の殺害事件が後方から撃たれたのに対して、前回のは前方から撃たれている事実を考えればやはり米軍誤射説が正しいのではないかと私は思います。

あらゆる情報が未だに出て来ない所を見ると、今までの小泉政権の年金関係の手口から見ても、なるべく事件の真実を隠せるだけ隠そうと言う意図がありありと見えてきます。

米軍誤射の仮説が正しい事が証明されれば、自衛隊のイラク派兵がパーになってしまいますから、小泉政権としてはそれだけは避けたいと考えるでしょう。

いずれにせよ早く事実を公表しろと政府には言いたいですね、米軍誤射説が誤っているのであれば、それに対する反証を直ぐにでも政府は出すべきと考えます、幾らなんでも真実が分かるまでに時間が掛かり過ぎです。

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