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 ▼憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  shashara 04/6/30(水) 12:53
   ┣Re(1):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  小鉄 04/6/30(水) 14:16
   ┃  ┗Re(2):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  shashara 04/7/9(金) 12:19
   ┣Re(1):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  JS 04/6/30(水) 14:53
   ┣平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  ワン太郎 04/6/30(水) 16:01
   ┃  ┣Re(1):平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  shashara 04/7/9(金) 12:51
   ┃  ┃  ┗Re(2):平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  ワン太郎 04/7/9(金) 14:13
   ┃  ┗Re(1):平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  安本単三 04/7/9(金) 15:59
   ┗Re(1):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  マゴ 04/7/9(金) 13:19
      ┗Re(2):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  小鉄 04/7/9(金) 22:38

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 ■題名 : 憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか
 ■名前 : shashara
 ■日付 : 04/6/30(水) 12:53
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   私は憲法を改正すべきでないと思う。
憲法を変えたほうがいいという人が増えてきたが、言うまでもなく、改憲案を出すのはそう考えている人々ではなく最大勢力の自民党である。
自民党は改憲によって特に9条を変え、正式な軍隊を保有し、海外でも戦えるようにしたいと言っている。また、国民の権利を減らして、義務をもっと増やすべきだといっている。
今、自衛隊はイラクに人道復興支援のためと称して行っているが、正式に軍隊を持てるようになったらどうなるだろうか。
アメリカに人道支援だけでなく戦闘部隊も派遣してほしいといわれて断れるだろうか。
自民党の総理大臣でアメリカに対して面と向かってノーといえた人は一人もいない。
国民の義務を増やすというときに真っ先に考えられるのが徴兵制の実施だ。もしそうなれば日本の若者がイラクに派遣されアメリカの国益のために命を捧げることになるだろう。
イラク戦争は言うまでもなくアメリカ自体が攻撃されたから行われたのでなく、それ以外のアメリカ自体の都合で行われた大義なき戦争だ。アメリカの手前勝手な都合のために日本の若者の命を捧げる必要は全くないと思う。
それだけでなく、イラク戦争にこれ以上深入りすることは日本の国運を傾けることにもなる。
フランスやドイツがなぜイラクに派兵しないのか。派兵してこの戦争にもし負ければ石油が入ってこなくなるから派兵しないのだ。それ以外に何の理由があろう。日本がもし改憲してイラクに戦闘部隊を派遣し、そこでアメリカがベトナム戦でのように負ければ、下手をすれば石油が入ってこない事態もありうる。そうなったとき、アメリカは日本に融通する石油など持ち合わせてはいまい。
このように今、憲法を変えることは何の利益ももたらさない。
最初にも述べたとおり改憲案は国民が出すのではなく自民党が出すのである。
環境権など目先の利益にとらわれて、今9条を変えてしまえば日本の国運は傾き転落して行くだろう。今の憲法でも十分すぎる程、日本の防衛は果たせると思う。
石油を中東に依存している以上、これ以上イラク戦争に深入りするような芽は摘んでおかなければならないのではないだろうか。
その意味で自民党に対してこれ以上無原則に支持を続けることは有害だし国益に反すると思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  ■名前 : 小鉄  ■日付 : 04/6/30(水) 14:16  -------------------------------------------------------------------------
   >フランスやドイツがなぜイラクに派兵しないのか。派兵してこの戦争にもし負ければ石油が入ってこなくなるから派兵しないのだ。それ以外に何の理由があろう。

フランスやドイツはイラクでの武器輸出利権がありました。実際、イラク軍使用兵器の全てがフランス製、若しくはフランスとドイツが共同開発した武器でした。その為お客さんがいなくなると言う事で、イラク戦争に強行に反対しました(因みにフランスはイラクに石油利権も持っていた)。
 それだけではありません。イラク戦争に反対していたフランスとロシアは国連が行っていた石油食糧交換計画で巨額の汚職事件を起こしています。このプロジェクトはイラクから出る石油と、食糧を交換するものでしたがフランスやロシアは独裁政権下で苦しめられるイラク国民を食い物にし、サダムと結託してそれぞれのふところに巨額の資金を納めました。

 何の事は無い。フランスもロシアもドイツも、正義感ではなく自分達の利権を失いたく無いが為に反対した訳です。国際社会なんざ、結局この程度の物なんですよ。アメリカ一国が悪なのではない。皆まとめて悪。簡単な話です。

 アメリカ一国のみを悪とする世界観は、こうした国際社会の現実を見えなくしてしまいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  ■名前 : shashara  ■日付 : 04/7/9(金) 12:19  -------------------------------------------------------------------------
   私は少なくともフランスやドイツが正義感で反対しているなどとはこれっぽっちも思っていません。ただ彼らが冷徹に国益を計算して派兵しなかったということを言いたかっただけです。ただしそこで小鉄さんの言われるフランスやドイツの悪行については知らなかっただけです。
アメリカ一国のみを頭から悪だとする気はありませんが、現実に彼らのやっていることがあまりにひどいので、イラク戦争のことについて何か言うと彼らだけが悪く言われているように聞こえるだけだと思います。
アメリカの首脳の言っていることを聞いていると、中東の民主化を名目に次はイランにまで触手を伸ばしてくるのではないかと私は危惧しています。
日本はこのまま無原則に巻き込まれていくだけなのか。今の政権を見ていると極めて危ないと私は言いたいのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  ■名前 : JS  ■日付 : 04/6/30(水) 14:53  -------------------------------------------------------------------------
   憲法は、国の基本の理念を表した根本の原理です。
現実は理念と違っている、理念は現実において実現していない、だからと言って現実に合わせて憲法を改正するというのは、本末転倒です。
「正義の戦争」と称しながら大義のない戦争をアメリカが行い、この現実に追随した日本はイラク派兵を行っている。
現実にそぐわないからと言って、どうして平和主義を捨てる必要があるのでしょうか。
政治というのは、現実を理念に少しずつでも近づける努力すべきであり、そういう政治のあり方を定めたのが憲法です。
現在、憲法改正案が作成されつつあるが、目的は現実に合わせて9条を変えようと言うことです。
いつでも戦争参加出来るようにしようという、全く本末転倒も良いところです。
現憲法も自分に都合良く解釈を変え(はっきり言えば、憲法をないがしろにして)、やりたい放題の状態で、恥ずかしげも無く憲法を改正して「護る」と言っているのです。
憲法を無視する自民党と憲法20条に反する公明党は、憲法改正を言う資格は無いのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 04/6/30(水) 16:01  -------------------------------------------------------------------------
   ▼shasharaさん:
>私は憲法を改正すべきでないと思う。

私は憲法を改正すべきと 痛切に思う。

アメリカ国益に同調した海外派兵、他国への侵略、徴兵制・・・するためで無く。

そういったことを「『明確』に禁止」するために、憲法を『改正』すべきと思う。

このままでは、小学生でも「変だと思う」憲法解釈がエスカレーションしていく。
「何がなんでも護憲派」の人々は、これをどう阻止すると言うのか。

早く「発想の転換」をしてほしい。
「護憲、ゴケン」とお題目を唱えていること自体が、
危険な方向に進んでいくことの「後押し」となってしまっていることを自覚できないのだろうか。
(危険な連中に協力しているのは「あなた達もだ!」と云いたいくらいです)

もっと 積極的に 平和を希求する『誤謬の余地の無い改憲案』を出そうとする 気概は無いのですか?

『誤謬の余地の無い』平和希求の改憲案を提示すれば、
多くの国民は必ず理解を示し、選択してくれます。
国民を信頼できない(愚民だ)とでもいうのでしょうか?

このままでは、現状是認型の改正案 が発議されるでしょう。
その時「護憲派」のあなた方は、まだ「お題目」を唱えるだけなのですか?
頭が固すぎます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  ■名前 : shashara  ■日付 : 04/7/9(金) 12:51  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎さん
改憲派の中にあなたのような方もおられるわけですね。
以下私の思っていることを述べたいと思います。
ひとつは憲法改正に関する世論調査に関してです。
そこでは憲法改正に関してイエスかノーかしか選択肢が与えられていません。あなたのような人は当然イエスのほうに入るわけです。つまり「いわゆる」改憲派の人と全く十羽ひとからげに扱われているわけです。こうした世論調査の結果を見てある人たちは改憲の世論が盛り上がってきたと言ってほくそ笑んでいます。先日も財界のお偉方がそういってましたよね。ここで怖いのは暗黙の了解的に「いわゆる」改憲派の人たちの言う方向に大きな流れが出来て止まらなくなってしまうことです。日本人にはありがちなことと思います。
その改憲派の人たちには大きな勢力がついていて、極めて用意周到に改憲の準備を進めていることは新聞等を見ればわかると思います。
だからこそ、私は、あなたのような人々が彼らに言いように絡めとられてしまわないか危惧します。
本来こうした世論調査はどういう改憲の案に対してイエスかノーかで行われなければいけないはずで、ただ漠然とイエスかノーかで答えさせるのは一種の世論誘導ではないかと私は思います。こういう調査に素直に答えてしまう人たちも問題だと思います。
いずれにせよ、少なくとも現在、あなたのような方々は改憲の世論調査の中ではどういう改憲を主張しているかという点においては、一定の存在としてまだ認知すらされていないわけです。認知されているならそういう選択肢が世論調査の中にあっていいはずです。
今後、あなたのような勢力が伸びてくればいいと思いますが、自分たちはこう言う立場で改憲を主張していると主張しない限り、自主憲法制定を唱えている人たちと同じにされてしまうと思います。
二つ目は今の政治状況のひどさです。
例えば改憲案を国会で議論するのにまともにじっくりと議論がなされるでしょうか。年金法のように強行採決されておしまいじゃないでしょうか。
改憲案が出てきてしまってからでは遅いのです。
最近は新聞が大きな政治上の問題について特集を精力的に行うことも少なくなりました。法案が出てきてから騒ぐだけです。これでは世論も全く盛り上がりません。
であれば、反対の立場に軸足を置いて、改革案を出す前にこういうことを憲法上で明確に禁止するのを条件にするなら考えてもいいと表明するほうがいいのではないかと思います。
改憲派が多いと改憲の発議はうかつにできませんからそうした状況下でのほうがゆっくり議論することができると思います。
以上あくまで私の考えですが述べさせていただきました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 04/7/9(金) 14:13  -------------------------------------------------------------------------
   ▼shasharaさん:

レスありがとうございます。
気になったところ「だけ」コメントさせていただきます。

>だからこそ、私は、あなたのような人々が彼らに言いように絡めとられてしまわないか危惧します。

言葉尻を捉えるようですが、「絡めとられ」そうな臭いがするので、じたばたしないといけないぞ、と考えています。

>いずれにせよ、少なくとも現在、あなたのような方々は改憲の世論調査の中ではどういう改憲を主張しているかという点においては、一定の存在としてまだ認知すらされていないわけです。

しかし、実態の「憲法調査会」などで検討・提案されている「内容」は私の考えに近いものが たくさんあります。

「改憲 是か非か」の段階は もう過ぎているのではないでしょうか?
(私の立場から言えば「もういいかげんにしたら?」であります)


>改憲案が出てきてしまってからでは遅いのです。

「白か黒か」の妥協の存在しない 戦いをされている立場の方は そう思われるのでしょう。
私はそういった危惧を持っていません。


>最近は新聞が大きな政治上の問題について特集を精力的に行うことも少なくなりました。法案が出てきてから騒ぐだけです。これでは世論も全く盛り上がりません。

今国会で成立した「裁判員制度」については、新聞が大きく記事を載せても、特集を組んでも、全く盛り上がりませんでした。
(「市民が司法に参加する」という、とても重要な法律なのですが・・・)
この法律を成立させる活動をしてきた私としては 拍子抜けの気持ちです。

「見えない人」には見えないものですね。


>であれば、反対の立場に軸足を置いて、改革案を出す前にこういうことを憲法上で明確に禁止するのを条件にするなら考えてもいいと表明するほうがいいのではないかと思います。

「白か黒か」の戦いが一段落すれば、私の主張するような観点で 議論が始まると思っています。
(少なくとも、白黒どちらかに決着するとは思えないことですから)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか?  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 04/7/9(金) 15:59  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎 さん
私も全く同意見です。自衛隊は誰が見ても軍隊です。軍隊だから法的・論理的に厳密に定義し、行動させなければならない。
マスコミも悪い。護憲か改憲かなどと色分けする。
いっぽうで米国軍に従属的な日本軍を設定するような改憲をされる恐れが十分あります。しかし、その問題こそ避けて通れないのではないでしょうか。ノーと言える日本なのか。私はノーと言いたい。これは厳しい道でしょうが。
「護憲」を唱えている方が特定政党の支持者だけではないことは十分承知の上で、「護憲」は日本国民の中で言葉の重力をしだいに失い、主に社民党・共産党の標語となりつつあるというのが私の感じ方です。
「護憲」と叫べど響かず。これがもっとも恐い状態です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  ■名前 : マゴ  ■日付 : 04/7/9(金) 13:19  -------------------------------------------------------------------------
   ShaSharaさんの意見に全面的に同感です。“徴兵は違憲ではない”とほざいてる石破のバカを小泉が重用してる面に魂胆があると思う。『新世紀の安全保障を確立する若手議連』は先制攻撃、ミサイル攻防導入、集団自衛権行使等とブッシュの軍事政策のコピーの様な事をほざいてるネオコンまがいの馬鹿共(石破、小池百合子等)の集団で、奴等を小泉が閣僚や憲法調査会に抜擢してる事に奴等の目的がみえてると思う

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):憲法改正でアメリカの国益のために若者の命を捧げるのか  ■名前 : 小鉄  ■日付 : 04/7/9(金) 22:38  -------------------------------------------------------------------------
   >ShaSharaさんの意見に全面的に同感です。“徴兵は違憲ではない”とほざいてる石破のバカを小泉が重用してる面に魂胆があると思う。『新世紀の安全保障を確立する若手議連』は先制攻撃、ミサイル攻防導入、集団自衛権行使等とブッシュの軍事政策のコピーの様な事をほざいてるネオコンまがいの馬鹿共(石破、小池百合子等)の集団で、奴等を小泉が閣僚や憲法調査会に抜擢してる事に奴等の目的がみえてると思う

 いや、それは如何だろうか?これまでの防衛庁長官というのは、軍事知識すら無い人間が「とりあえず大臣やりました」と言う為につく、中身の無いポストだった。
 所が小泉政権になってから中谷さんや石破さんなどきちんとした知識を持っている人がつくようになった。又、それまでバラバラだった陸海空を一つに束ねる組織を作り実行力がある物にした。又、市街戦の想定、及び冷戦時代の北海道重視の配備計画の見直し、原発警備や、対テロ特殊部隊の創設など、今までの「とりあえず長官」ではなし得なかった中身のある改革をやっている。
 その事はきちんと認めるべきであり、軍事は汚いという自衛隊差別的発想から「石破はバカ」と吐き捨てるのはどうだろうか?少なくとも彼は貴方よりは現実を認識している。

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