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 ▼少年 A の疑問  もの申す 05/11/14(月) 9:29
   ┣Re(1):少年 A の疑問  JS 05/11/14(月) 11:19
   ┗Re(1):少年 A の疑問  BadBloke 05/11/14(月) 11:51
      ┗Re(2):少年 A の疑問  キタキツネ 05/11/14(月) 13:29

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 ■題名 : 少年 A の疑問
 ■名前 : もの申す
 ■日付 : 05/11/14(月) 9:29
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   15才の少女が同学年の少年に惨殺された。誠に傷ましい事件である。メディアは連日この事件を報道しているが、いつも疑問に感じていることがある。
被害者の少女については氏名や顔写真まで掲載しているが、これは両親の承諾を得ているのだろうか。

被害者やその家族には一時的に同情も集まるが、同時に好奇の目で見られることも事実なのだ。家族の中には氏名の公開を望まない人も多いはずだ。
一方加害者はいつも少年(少女) A としか掲載されない。顔写真は勿論住所・氏名は一切隠されたままだ。
犯罪の背景は様々だが、このような残虐な犯罪を犯した者を未成年というだけの理由で保護するのは妥当なのだろうか。

加害者の両親には申し訳ないが、このような犯罪を犯す原因は家庭での生活や躾けにあったように思う。いつも事件が起きると決まったように真面目で犯罪を犯すような少年(少女)ではないと学校関係者や近所の人たちはコメントするが、親は分っていたのではないかと思う。

近年、切れ易いとか暴力を揮うなど親が子供をもてあます例が多いが、これも幼児の頃から甘やかし続けできた結果でしかないと考える。
犯罪者に対してはたとえ未成年であろうが姓名を公開し、社会は厳しく罰することを知らしめる必要があると思う。
一時的に氏名が公開されたとしても、本人が心から反省し再起を誓うならば社会はこれを受け入れると思う。むしろ本人に加害者であることを自覚させないような扱いをすることが、かえって本人をダメにしてしまうのではないだろうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):少年 A の疑問  ■名前 : JS  ■日付 : 05/11/14(月) 11:19  -------------------------------------------------------------------------
   11月29日、大阪高裁で出された判決が話題を呼んでいます。
大阪府堺市で1998年1月に幼稚園児らを殺傷した19歳(当時)の少年が、新潮社発行の月刊誌「新潮45」で実名と顔写真を掲載されて、名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、根本真裁判長は「凶悪重大な事件では実名報道も正当」として、加害者側の請求を棄却しました。

例え少年法によって守られた者であっても、マスコミは実名で報道すべき場合があると思います。
少年法では犯罪を犯した少年の実名や顔写真を掲載することは禁止していますが、凶悪な少年犯罪では実名報道も認めるべきです。

一方、犯罪の被害者や被害者の遺族は、ほとんど国からの救済措置がありません。
マスコミからプライバシーを守ったり、傷付いた心をケアしていくような制度が必要なのです。
被害者は、少年でなくても実名報道は控えてもらいたいと思います。
いったん実名が新聞に載ると、縮刷版などで永久保存され、一生プライバシーが保護されなくなるのです。
また、死んでいるのだからプライバシーは既に無い、という考えは間違っています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):少年 A の疑問  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/11/14(月) 11:51  -------------------------------------------------------------------------
   ぼくが思い出したのは、1993年に英国リバプールで起きた幼児残殺事件です。犯人はふたりの小学生(10才)でした。BBC始め各メディアは、この犯人たちの氏名、顔写真を公表しました。犯人たちが裁判所に押送されるとき、周囲に興奮した大人たちが群がり、彼らを大声で罵っているのをテレビの映像で見ました。英国人にもずいぶん感情的な人もいるのだなあと思いました。

この事件は非常に残酷な事件でして、ぼく自身も腹を立てていたことは確かなのです。しかし、犯人たちだけに腹を立てていては、犯罪の根本的な原因は不明になるし、犯罪はけっしてなくならないとも思うんです。犯人の氏名や顔写真を公開することが、一般大衆の好奇心や怒りをただ助長するだけじゃ、ちょっとこわいなと思います。

その英国の事件では、犯人がまだ小学生であるにもかかわらず、15年以上の実刑判決が言い渡されました。しかし、実際には、8年間服役したのちにふたりとも釈放され、氏名や住所を変えて新たな人生を歩むことが許されたようです。ここには、英国人のコモンセンス(日本語の<常識>とは違うようです)があるように思います。犯罪者を罰し、ただ憎みつづけるだけでは、何も解決しないということを、コモンセンスは教えてくれるのでしょう。文字で書かれた法律を生かすためには、このようなコモンセンスが必要な気がします。それが我々日本人の常識となった時、少年犯罪も少しは少なくなるような希望さえあります。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/2748667.stm

このページで公開された写真に写っているのは、犯人の少年たちです。拘留時に撮影された写真のようです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):少年 A の疑問  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/11/14(月) 13:29  -------------------------------------------------------------------------
    少年犯罪の原因は、親の責任、社会(学校)の責任、などと簡単に言いますが、一様ではないでしょう。最近の少年による凶悪事件の冷酷さを見ると、彼らの一部には脳に何らかの障害があるとしか思えません。殺人犯人には、道徳心や同情心が欠けており、前頭葉に欠陥があるのではないかと疑われています。

 その原因は生まれついてのものなのか、成長段階においてある段階を得ないせいで、精神がノーマルに成長しなかったのか分かりませんが、現在のような更正に重点をおいた法律では解決しないだろう。マブチモーター社長一家・放火殺人事件を思い出してほしい。あれは最初の事件を犯したときに、社会に出さなければ再犯は防げたはずです。

 このような連中に対して「病気が原因で責任能力がない」などといって無罪やら寛刑に処していたら世の中は犯罪天国になってしまう。「罪を憎んで人を憎まず」という意味をしっかと理解して「人を憎んで罪を憎まず」の、明治時代にできあがった現行刑法の改正を断固行うべきであると思う今日この頃です。

 少年犯罪の被害者家族のことを、本当に自分に置き換えて考えた事がありますか? 10年経とうが20年経とうが忘れられるものじゃありません。今現在も苦しんでおり、一家離散の家族もいるのです。
 
 犯人の人権ばかりを声高にいう弁護士、団体がおりますが、私は彼らの気持ちは理解できません。

-少年犯罪被害当事者の会のホームページ-
http://www005.upp.so-net.ne.jp/hanzaihigaisha/welcome.htm

少年犯罪リンク集
http://www3.ocn.ne.jp/~my-angel/rinku.html

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