Page 115 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼コククジラの死 どんぐり 05/5/11(水) 19:08 ─────────────────────────────────────── ■題名 : コククジラの死 ■名前 : どんぐり <seifukada@ybb.ne.jp> ■日付 : 05/5/11(水) 19:08 -------------------------------------------------------------------------
絶滅したかと思われていたコククジラが生息していて東京湾で泳いでいたそうだ。だが、今日定置網にかかって死んでいたという。 これ誰の責任だと思いますか。報道機関が空から、海から追い回して実況中継さながら騒ぎ立てたからだと思いますよ。アザラシが出た、ボラが出た、クジラが出たと言っては市民生活にあまり関係のないこのようなことを各社が血道をあげて報道しようとする。あげくの果てはコククジラの死だ。そんな貴重な動物なら、水産庁かどこかがうまく誘導して東京輪の外へ出してあげる、それを支援するのが報道の仕事で、珍しいから報道して野次馬を一杯集めるのが報道の仕事ではない。 一方何年か前、海水浴シーズンに鳥取県沖でシュモクザメの群が泳いでいて、それが危険だからといって空から、船から報道機関が撮影して放送したことがある。それはどうかすると海水浴客に危険を及ぼすものだから当然ではあるが、そのとき、サメを退治するために水産試験場の船かなにかで、さめを2〜3匹つり上げたことがある。その際の報道が釣れたサメはほんの子供のサメばかりだったにもかかわらず、記者が大変に興奮して船の上から実況中継して、「これで安心です」と報道していた。肝心の群れをなしていた中の親ザメが穫れていないのに何が安全だ!、報道の対応にあきれてしまったことがある。日本の報道機関の程度はその程度のものだということですよ。私の周りには報道記者のことを軽蔑の意味をこめて「聞屋」と呼ぶ人が結構多いのだが、報道機関の人が軽蔑されないためにも、報道のあり方を考えて欲しい。 |