Page 1186 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼矯角殺牛 曳馬野太郎 05/11/24(木) 8:30 ┣ほんに、矯めよう/矯めてる風情の仁 群れないメダカ 05/11/24(木) 9:52 ┃ ┗慇懃無礼 曳馬野太郎 05/11/24(木) 11:03 ┗Re(1):矯角殺牛 レモン 05/11/24(木) 12:08 ┗不将不逆 曳馬野太郎 05/11/24(木) 14:14 ┗Re(1):不将不逆 レモン 05/11/24(木) 17:02 ┗横レス御免 通介 05/11/24(木) 21:46 ┗何色がお好きですか 曳馬野太郎 05/11/25(金) 7:51 ┣Re(1):何色がお好きですか レモン 05/11/26(土) 21:22 ┃ ┗Re(2):何色がお好きですか 悠々 05/11/28(月) 8:46 ┃ ┗Re(3):何色がお好きですか レモン 05/11/28(月) 21:05 ┗先だっては失礼をいたしました 杉本 知昭 05/11/28(月) 23:41 ┣陶芸家は 杉本 知昭 05/11/29(火) 13:25 ┗Re(1):先だっては失礼をいたしました 通介 05/11/29(火) 20:16 ┗【67385】 解説 杉本 知昭 05/11/29(火) 22:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 矯角殺牛 ■名前 : 曳馬野太郎 ■日付 : 05/11/24(木) 8:30 -------------------------------------------------------------------------
矯角殺牛 「角を矯めて牛を殺す」出典:玄中記 私が思うに、この某なる者、曲がったことが大嫌いで、何かと口うるさく周囲にあれこれと己の独善を押しつけ、大いに顰蹙を買っていたのではなかろうか? 挙げ句の果てに、自家の牛の角が曲がっていることも気に入らず、強引にこれを矯正しようとして、大事な牛をも殺してしまったのであろう。 千数百年前から伝わる俚諺といえども、今に生きているのは、科学知識は格段に蓄積されてきても、人間の本性は変わらないということであろう。 何かと思うにつけ、改めて、妙に感心したことではある。 |
(特定投稿者レスしか開かない ニッチモサッチモ改) 確かに、国・板の内外不問、繁きものあり。 然るマクロ観、是非共必要で御座る。 遣られるウシもメダカも堪らんですけんの〜。 此処は一にも二にも逆矯めで臨む可し。 いのち守るため。 |
慇懃無礼 礼とはなんぞや? と問われれば直ちに答えるのは窮するが、誹謗中傷罵詈雑言と慇懃無礼ではいったいどちらがはたして人の真の怒りを呼び起こすものであろうか? 私が思うに、これは陰と陽の形であり、誹謗中傷罵詈雑言が陽で、人の感性に直ちに訴えるのに反し、慇懃無礼は陰であり、その慇懃さに隠れ、直ちに感応できずとも、受け手の知性を持ってすれば、やがてその言動の裏に隠された侮蔑が浮かび上がってくることを知るにつけ、より深い怒りを喚起することになるのではなかろうか? 誹謗中傷罵詈雑言は、それを発する者の軽薄さを笑って受け流すことは時に可能でも、慇懃無礼は、一見知性に隠されていてもその本質においてより陰湿で許し難いと私は感じることも多いものである。 群れないメダカさん、こんにちは。 私も、慇懃無礼の傾向なしともいえず、自戒しなければとたまには反省する次第です。 |
▼曳馬野太郎さん: >矯角殺牛 > >「角を矯めて牛を殺す」出典:玄中記 >私が思うに、この某なる者、曲がったことが大嫌いで、何かと口うるさく周囲にあれこれと己の独善を押しつけ、大いに顰蹙を買っていたのではなかろうか? > >挙げ句の果てに、自家の牛の角が曲がっていることも気に入らず、強引にこれを矯正しようとして、大事な牛をも殺してしまったのであろう。 > >千数百年前から伝わる俚諺といえども、今に生きているのは、科学知識は格段に蓄積されてきても、人間の本性は変わらないということであろう。 > >何かと思うにつけ、改めて、妙に感心したことではある。 はじめまして。 何かと騒ぐことの多いわが身を反省すると共に、この言葉に大変感心いたしました。 もう一つ、周りが騒がしくても動揺しないというような意味の諺、よろしければ教えてください。心に命じたいと思います。 |
不将不逆 レモンさんはじめまして。 浅学非才の身で、人にものを教えることなどできませんが。 そうですねえ、私の好きな言葉で「不将不逆」というのがあります。 「不将不逆」將(おく)らず逆(むか)えず、は荘子内編の応帝王編にある言葉ですが私が何かと人生に行き詰まったと感じたとき、生きる指針としている大切な言葉のひとつです。 不將不逆、應而不蔵。故能勝物而不傷。 將(おく)らず逆(むか)えず、應じて蔵(かく)さず。故に能く物に勝(た)えて傷(やぶ)らず。 読み下せば下記のようになるでしょうか。 「去るものを送らず、来るものを迎えず。物のあるがままの姿を映し、隠さない。だから、どんな物にも対応してその姿を映し、しかも自分は傷つくことはない。」 これを私は自分勝手に簡単に次のように解釈しています。 「過ぎ去った過去のことを、今更くよくよいつまでも後悔しないこと、また未来のあれこれを取り越し苦労して心配し過ぎることの無いよう現在を大切に生きなさい」 しかし、さらに少し熟考していけば、これは哲学上でも難問の1つである「時間」問題の公案であろうと考えます。 過去現在未来という時間の流れの中で、人間はいかに生きていくのか、常に現在にしか存在し得ない己にとって、過去とは何か、未来とは何か?過去の歴史認識と「不将」と言う概念とはどのような整合性があり得るのか?「不逆」と言うが未来に対する先見性とそれにともなう準備と、未来への過剰な不安からくる愚かな行動の違いとをどう峻別するのか?等々凡人に果てしのない自問自答をなげかけます。 時代が激変の兆候を予感させているとき、私はより一層、左右に振り回されたり、あるいは「蝸牛角上の争い」(これも荘子則陽編)に巻き込まれたりしないよう心掛けたいと考えています。 |
▼曳馬野太郎さん: >不将不逆 >レモンさんはじめまして。 > 早速にご丁寧なお返事、どうもありがとうございます。 >>「不将不逆」將(おく)らず逆(むか)えず、は荘子内編の応帝王編にある言葉ですが私が何かと人生に行き詰まったと感じたとき、生きる指針としている大切な言葉のひとつです。 >不將不逆、應而不蔵。故能勝物而不傷。 >將(おく)らず逆(むか)えず、應じて蔵(かく)さず。故に能く物に勝(た)えて傷(やぶ)らず。 > >読み下せば下記のようになるでしょうか。 > >「去るものを送らず、来るものを迎えず。物のあるがままの姿を映し、隠さない。だから、どんな物にも対応してその姿を映し、しかも自分は傷つくことはない。」 >これを私は自分勝手に簡単に次のように解釈しています。 >「過ぎ去った過去のことを、今更くよくよいつまでも後悔しないこと、また未来のあれこれを取り越し苦労して心配し過ぎることの無いよう現在を大切に生きなさい」 > わかりやすく書いてくださり、ありがとうございます。お尋ねしてよかったです。 >しかし、さらに少し熟考していけば、これは哲学上でも難問の1つである「時間」問題の公案であろうと考えます。 > >過去現在未来という時間の流れの中で、人間はいかに生きていくのか、常に現在にしか存在し得ない己にとって、過去とは何か、未来とは何か?過去の歴史認識と「不将」と言う概念とはどのような整合性があり得るのか?「不逆」と言うが未来に対する先見性とそれにともなう準備と、未来への過剰な不安からくる愚かな行動の違いとをどう峻別するのか?等々凡人に果てしのない自問自答をなげかけます。 >時代が激変の兆候を予感させているとき、私はより一層、左右に振り回されたり、あるいは「蝸牛角上の争い」(これも荘子則陽編)に巻き込まれたりしないよう心掛けたいと考えています。 話がさらに広がり難しいのですが、「蝸牛角上の争い」についても読みくだいたところを教えていただきたく、お願いいたします。 言葉だけで知るのではなく、経験という自分の感覚と共に言葉の意味を知ることに、意義を感じております。 |
ども、通介です。 ▼レモンさん: >話がさらに広がり難しいのですが、「蝸牛角上の争い」についても読みくだいたところを教えていただきたく、お願いいたします。 こちらのサイトなんか如何でしょうか? 検索エンジンで検索されると、割とアッサリ見つかりますので、ご活用して頂きたく思います。 |
何色がお好きですか レモンさん、通介さんおはようございます。 通介さん良いサイト紹介有り難うございます。 レモンさん、この種の話に興味がおありならば、平凡社の「中国の故事と名言500選」などがお薦めです。 ところで唐突ですが、レモンさんは何色がお好きですか、そしてそれはなぜですか? これは、相手の人柄を、抵抗感を与えることなく識る簡便な方法です。 あなたの座右の銘は?などと聞くと人によっては引いてしまうこともあるので。 |
▼曳馬野太郎さん: >何色がお好きですか > >レモンさん、通介さんおはようございます。 こんばんは。 > >通介さん良いサイト紹介有り難うございます。 通介さん、ありがとうございました。それでも、私には難しかったです。 > >レモンさん、この種の話に興味がおありならば、平凡社の「中国の故事と名言500選」などがお薦めです。 古今東西の諺は好きなのです。人間の共通点や、文化の違いなどがわかっておもしろいものです。 ご紹介いただいた本は、図書館になかったので、どこかで探してみます。 ちょっと私には難しすぎる気がするのですが。 > >ところで唐突ですが、レモンさんは何色がお好きですか、そしてそれはなぜですか? > ばら色です。白から深い赤まで、複雑な美しさを感じるからです。 >これは、相手の人柄を、抵抗感を与えることなく識る簡便な方法です。 > 色彩心理学というのがあるようですね。抵抗感を感じないでもありませんが、先日のお礼にお返事を。 >あなたの座右の銘は?などと聞くと人によっては引いてしまうこともあるので。 私は座右の銘はないので、答えられないだけです。 |
▼レモンさん: >▼曳馬野太郎さん: >>何色がお好きですか 横レスで失礼いたします。 レモンさんがバラ色がお好きということで、そのバラの黄が好きな私。 若い日にやはり「何色がお好きですか」と問われて「バラの黄が好きですよ」と こたえましたら「黄色が好きな人は明るい人なんですよ」。その方が 神学生だったことも影響があるのでしょうか。逡巡していた青春の頃に手にした、その【明るい人】という色からのイメージを、以来ず〜っと自己暗示にかけて きたような・・。決して明るくないときにも。 この土曜日に見た『ターシャ・テューダーの四季の庭』。90歳を過ぎた絵本作家が50年以上の歳月をかけ、精魂こめてつくった30万坪もの庭は、見事に自然と溶け合っておりました。1年の半分は雪という厳しい自然環境。だからこそ、一層花の季節が輝くのでしょう。命あるものすべてを愛しんで、自然とともにある静かな生活をとっても豊かに感じたことでした。そういえば、彼女の庭にもヒューゴズ○○(正確に覚えていなくて)という素敵な黄色のバラが咲いておりました。 |
▼悠々さん: >▼レモンさん: >>▼曳馬野太郎さん: >>>何色がお好きですか >横レスで失礼いたします。 悠々さん こんばんは。 >レモンさんがバラ色がお好きということで、そのバラの黄が好きな私。 >若い日にやはり「何色がお好きですか」と問われて「バラの黄が好きですよ」と >こたえましたら「黄色が好きな人は明るい人なんですよ」。その方が >神学生だったことも影響があるのでしょうか。逡巡していた青春の頃に手にした、その【明るい人】という色からのイメージを、以来ず〜っと自己暗示にかけて >きたような・・。決して明るくないときにも。 バラの黄色は、いい色ですよね。私もレモン色より、バラの黄色が好きなんです。 黄色のバラといえば、ピースですね。バラは名前も素敵です。 家では狭いので、かわいいモッコウバラを育てています。 男性でもこよなくバラを愛する人、ミスターローズと呼ばれた鈴木省三さんを思い出します。 バラの話は、きりがなくなりそうなので、またの機会にぜひお話したいです。 > >この土曜日に見た『ターシャ・テューダーの四季の庭』。90歳を過ぎた絵本作家が50年以上の歳月をかけ、精魂こめてつくった30万坪もの庭は、見事に自然と溶け合っておりました。1年の半分は雪という厳しい自然環境。だからこそ、一層花の季節が輝くのでしょう。命あるものすべてを愛しんで、自然とともにある静かな生活をとっても豊かに感じたことでした。そういえば、彼女の庭にもヒューゴズ○○(正確に覚えていなくて)という素敵な黄色のバラが咲いておりました。 テレビでは見たことがないのですが、今日は書店で本を見てきました。 美しい庭とすごい女性がいるものだと感心してしまいます。 その後、婦人公論で上坂冬子さんが、ターシャさんの庭の話に触れている記事があったので読みました。全然生き方の視点が異なり、本当に人それぞれの考え方があるものだと、改めて思いました。 |
曳馬野太郎さん こんばんは! お久し振りに御座りまする。 その節は、深読みが過ぎまして勘違いの Res を つけたことは、お恥ずかしい限りでありました… (泣)” __________________________ さて、ちょっとぶち上げさせてください。 私は、もしかしたら、シヴァ神が「もう宇宙を破壊する 必要を感じない」と言はざるを得ぬ完璧な宇宙の究極的調和 という美しい解答がある様に最近は思う… 『キザですね〜! 我ながら 』 そんな宇宙はきっと宝石のオパールの如く見えるのでは? 個人的には“輝度の高い明るい青”が好みです。 杉本 知昭 |
自分の美意識に適う作品は壊そうとしない筈である! |
ども、通介です。 ▼杉本 知昭さん: >私は、もしかしたら、シヴァ神が「もう宇宙を破壊する必要を感じない」と言はざるを得ぬ完璧な宇宙の究極的調和という美しい解答がある様に最近は思う… (改行しました:通介) 梵天ことブラフマーが創造し、ヴィシュヌが調和・維持をして、シヴァが破壊して次の創世に備えるのが、ヒンドゥー宇宙観の究極的調和なのですが? |
神の美意識に適う完全無欠の宇宙体は未だ嘗て完成せず。 この事実のみが破壊神が存在せざるを得ない根拠である。 なかよきことは、うつくしきことかな。 |