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 ▼たまに国際収支でも  しまったk2 05/11/26(土) 20:29
   ┗トヨタブランドはアメリカ車  しまったk2 05/11/29(火) 19:08

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 ■題名 : たまに国際収支でも
 ■名前 : しまったk2
 ■日付 : 05/11/26(土) 20:29
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   今月発表された、05年度上期の国際収支を見ると、輸出・輸入とも過去最大になっているが原油価格が高騰したために、物・サービス収支は前年同期比額面上33%減となった。

それでも半期で輸出が31兆円、輸入が26兆円と、その経済効果は大変なものである。GDPでは差額で見るので、一見小額の影響度しかないように見えるが、それぞれが往復で経済効果を与えるので、その影響度は絶大である。まさに日本は貿易立国である。

サービス収支をみると、日本からの海外旅行が若干増加しているので、一部で景気が良くなってきているのかも知れない。

所得収支というのがあるが、これは別項の投資収支の収益が計上されてくるもので、これによると、海外からの配当金や債権利子が大幅に増加している。日本人の海外投資が増えている結果であろう。

その国際投資をみると、海外投資家の日本株売買が過去最高になっているにも関わらず、それ以上に、日本からの海外投資が増加している。株式も若干増えているが、中長期の外国債券が、3倍近くに増加している。これは、新生銀行などの海外銀行が、個人投資家に海外債券を買わせているためと考えられる。

この辺も、海外投資家が日本株を買占め、日本投資家が海外債券を買うからくりは、よくわからない。

いま、ドル高(円安)ベースであるが、いまのアメリカの双子の赤字は、どこかで転換しなければならないから、FRB議長の交代を契機に、また、円高になったりすれば日本人の海外投資は、大きな損失をこうむる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : トヨタブランドはアメリカ車  ■名前 : しまったk2  ■日付 : 05/11/29(火) 19:08  -------------------------------------------------------------------------
   05年度上期の輸出が31兆円と過去最高となって結構なことである。その主力である自動車は、トヨタ、日産、本田などが日本国内からの輸出以上に、海外生産で10%以上の増産をしている。

そして、これらのメーカーは、アメリカにおける販売額も概ね10%以上に伸びている。特に、トヨタは、日本国内では108万台と前年同期より減少したが、アメリカでは124万台と10%以上も増加した。トヨタ車は、日本国内以上にアメリカで売れているということである。これでまた、3月期には、ここ数年来と同様に史上最高の利益を上げることだろう。大いに結構なことと云われるだろう。

しかし、増益の要因を見ると、相変わらずに人件費や部品単価の削減というコスト削減で、働く人や、下請け・部品業者を締め上げて利益を上げているということになっているようである。これは、アメリカに安価な車を提供するために、締め上げているとも云える。

そして、日本国内では使えないドルを山ほど持ち帰り円に交換するために、外貨がどんどん増えて、円高抑制のために財務省が苦心している。ご苦労さんなことである。

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