Page 1263 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼医療費自己負担増の前にやることがある キタキツネ 05/12/20(火) 19:27 ┣Re(1):医療費自己負担増の前にやることがある 昭和 人 05/12/20(火) 21:49 ┃ ┗Re(2):医療費自己負担増の前にやることがある キタキツネ 05/12/21(水) 8:40 ┃ ┣Re(3):医療費自己負担増の前にやることがある Gokai 05/12/21(水) 13:47 ┃ ┃ ┗Re(4):医療費自己負担増の前にやることがある キタキツネ 05/12/21(水) 17:33 ┃ ┃ ┗Re(5):医療費自己負担増の前にやることがある Gokai 05/12/21(水) 18:33 ┃ ┃ ┗Re(6):医療費自己負担増の前にやることがある キタキツネ 05/12/21(水) 20:48 ┃ ┃ ┗Re(7):医療費自己負担増の前にやることがある Gokai 05/12/21(水) 23:41 ┃ ┃ ┗Re(8):医療費自己負担増の前にやることがある キタキツネ 05/12/22(木) 9:07 ┃ ┗Re(3):医療費自己負担増の前にやることがある 昭和 人 05/12/21(水) 18:07 ┣Re(1):医療費自己負担増の前にやることがある Gokai 05/12/20(火) 23:29 ┗Re(1):医療費自己負担増の前にやることがある 頑固生きがい 05/12/21(水) 10:13 ┗Re(2):医療費自己負担増の前にやることがある キタキツネ 05/12/21(水) 12:59 ┗Re(3):医療費自己負担増の前にやることがある 頑固生きがい 05/12/21(水) 15:54 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 医療費自己負担増の前にやることがある ■名前 : キタキツネ ■日付 : 05/12/20(火) 19:27 -------------------------------------------------------------------------
世界でも例のないほどの速さで超高齢化時代を迎えて、医療費の増大は避けられないことは分かるし、応分の負担もやむを得ないことも分かる。 しかし、いつも国のやることは安易で、取りやすいところから取ろうとする。負担を増やす前に、医療費の無駄遣いをなくすることの方が先であろう。制度の見直しやいろいろやるべき事があるではないか。 例えば… ▼ジェネリック医薬品の使用量を増やすこと 日本は海外に比べて四分の一程度だ。 ▼診療報酬制度の見直し 現在は出来高制なので、必要のない検査、処置、薬が多すぎる。 (小さな病院が高額な医療機器を導入したばかりに、せっせと無駄な検査を するなど) 同じ病気でも病院によって入院日数が違う。…etc これらを改善するために「包括支払い制度」を早急に取り入れることなど、やる気になればいくらでもあるのだ。 その上での負担増ではないのか? 順序が逆なのだ。 いまの状態が続くと日本の皆保険制度は根底から崩れる。 |
▼キタキツネさん: > > ▼ジェネリック医薬品の使用量を増やすこと > 日本は海外に比べて四分の一程度だ。 > ▼診療報酬制度の見直し > 現在は出来高制なので、必要のない検査、処置、薬が多すぎる。 > (小さな病院が高額な医療機器を導入したばかりに、せっせと無駄な検査を > するなど) > 同じ病気でも病院によって入院日数が違う。…etc > これらを改善するために「包括支払い制度」を早急に取り入れることなど、やる気になればいくらでもあるのだ。 > > その上での負担増ではないのか? 順序が逆なのだ。 > いまの状態が続くと日本の皆保険制度は根底から崩れる。 同感です。 「包括支払い制度」について、解説を お願いできませんか。 |
お答えします。纏めレスです。 昭和 人さん 包括支払い制度については、以前にも詳しく述べていますので、簡単に説明します。 まず現行の出来高払い制度は、医師の裁量権に全て委ね、何を検査しようが、どういう処置をしようが、どういう薬を使おうが医師が決定します。もちろん支払い基金で審査されますので必要のない検査や、処置、薬は削られますが、同じ病気でも医師によって大きく金額が違ってきます。 ヤブ医者ほど出来高が多いなどという笑い話にならない話がごまんとあります。 それに対して。包括支払い制度とは. 疾患ごとに診療内容を規定し、あらかじめ設定された金額が. 診療報酬として支払われる制度です。 Gokai さん >国にお金がないという前提を不動のものとして論理を展開するより、 >その前提が正しいかどうかの検証が先ではないのですか? 国の財政状況の議論はあなたにお任せします。ここでは単順に医療現場からの立場から申し上げたいと思います。 >これを考えてみてください。 >・・なぜ、市民病院や県立病院の経営収支が赤字かトントンで、 >一般開業医なら黒字になるのか・・の理由をです。 公立病院の赤字の原因を考えてみると次のようなことがあげられます。 1.医療の現場も知らず、病院経営も素人な人物が都道府県や市町村から「事 務長」や「事務局長」など(*経営トップ)として天下る。 人事は2〜3年で交代するのが慣例化しているから責任を持って経営にあ たろうとしない事が多い。逆に、経営改善に積極的で有能な人物が来ても 改革途中で次の天下りが来るため、挫折する。 2.院長も大学の人事で行われ、病院経営の経験のない人物が就任する。 これも大きな問題です。医療技術と経営能力は必ずしも一致しません。 3.看護要員が退職せず高齢化し、高給取りになっている。(*通常、赤字の 最大の要因)看護士の深夜勤務明けとタクシー代も問題です。公立病院は 使い放題の病院もあります。 4.事務要員が多く、看護要員と同じく高給取りになっている。 事務職員が本当に多い。そして威張って働かない。むしろ医療現場の方が よく働いている。 5.医師が働きやすい環境作りが出来ていない。 以上考え付くものをあげてみました。最も大きな赤字要因は雇用者の50%を占める看護職の問題です。 |
▼キタキツネさん:ご回答有難うございます。 それではもう少しお付き合い頂いて質問にお答えいただければ幸いです。 >> それに対して。包括支払い制度とは. 疾患ごとに診療内容を規定し、あらかじめ設定された金額が. 診療報酬として支払われる制度です。 たとえば、糖尿病、高血圧症、リウマチ、椎間板ヘルニア、アトピー、喘息、花粉症などに対する包括支払いとは具体的にどうなるのでしょうか? ひと口に一つの疾患といってもそれぞれに症状の重軽度の程度、治療経過の難易度があると思うのですがそれらを全て一つの価格にまるめてしまうには問題があると思うのですが? >>国にお金がないという前提を不動のものとして論理を展開するより、 >>その前提が正しいかどうかの検証が先ではないのですか? > > 国の財政状況の議論はあなたにお任せします。ここでは単順に医療現場からの立場から申し上げたいと思います。 しかし、何のための医療改革かといえば医療財政にかかわるためのものであるのであるから安易に政府方針に同調するのはいかがなものかと思います。 貴方もこのように書かれています。↓ 世界でも例のないほどの速さで超高齢化時代を迎えて、医療費の増大は避けられないことは分かるし、応分の負担もやむを得ないことも分かる。 以下についても、一つ一つ質問をお受けて頂きたいと思うのですが、それでは焦点が絞れませんので、一つにまとめますと、 ・・・ 下記のような対策を立てられれば、間違いなく、町医者と同様の収益率となるのでしょうか? ・・・ここら辺をお伺いしたいと思います。 >公立病院の赤字の原因を考えてみると次のようなことがあげられます。 > >1.医療の現場も知らず、病院経営も素人な人物が都道府県や市町村から「事 > 務長」や「事務局長」など(*経営トップ)として天下る。 > 人事は2〜3年で交代するのが慣例化しているから責任を持って経営にあ >2.院長も大学の人事で行われ、病院経営の経験のない人物が就任する。 >3.看護要員が退職せず高齢化し、高給取りになっている。(*通常、赤字の > 最大の要因) >4.事務要員が多く、看護要員と同じく高給取りになっている。 > 事務職員が本当に多い。> > 以上考え付くものをあげてみました。最も大きな赤字要因は雇用者の50%を占める看護職の問題です。 |
Gokaiさん >たとえば、糖尿病、高血圧症、リウマチ、椎間板ヘルニア、アトピー、喘息、花粉症などに対する包括支払いとは具体的にどうなるのでしょうか? >ひと口に一つの疾患といってもそれぞれに症状の重軽度の程度、治療経過の難易度があると思うのですがそれらを全て一つの価格にまるめてしまうには問題があると思うのですが? 現在は特定機能病院等の入院医療に限られていますね。あなたの言うとおりなかなか難しいところがあります。一般開業医ではまだ無理だと思います。 >しかし、何のための医療改革かといえば医療財政にかかわるためのものであるのであるから安易に政府方針に同調するのはいかがなものかと思います。 国の方針に同調しているつもりはございません(きっぱり)。 良くお読みください。 >下記のような対策を立てられれば、間違いなく、町医者と同様の収益率となるのでしょうか? >・・・ここら辺をお伺いしたいと思います。 それは分かりません。規模も内容も全く違うので……。 私は公立病院の赤字の原因を知りたいと言うから、ない頭を絞って考えられることを上げただけですので、経済の得意なあなたですから、むしろ私はあなたに聞きたいくらいです。 では、これにて失礼。 |
▼キタキツネさん: >>>しかし、何のための医療改革かといえば医療財政にかかわるためのものであるのであるから安易に政府方針に同調するのはいかがなものかと思います。 > 国の方針に同調しているつもりはございません(きっぱり)。 > 良くお読みください。 > >>下記のような対策を立てられれば、間違いなく、町医者と同様の収益率となるのでしょうか? >>・・・ここら辺をお伺いしたいと思います。 > > それは分かりません。規模も内容も全く違うので……。 > 私は公立病院の赤字の原因を知りたいと言うから、ない頭を絞って考えられることを上げただけですので、経済の得意なあなたですから、むしろ私はあなたに聞きたいくらいです。 私は町医者も、公立病院と同じく手続きをきちんと踏まえて診療を行えば(手抜き診療の意味ではありません。)・・おそらく早々、儲かる診療点数ではないと申し上げたかったのです。 つまり日本の医療費は医療技術提供側から見ればそれほどに高待遇の医療費ではないといいたかったのです。 だから、包括診療などは医療提供者を困らす政策であり、 衣食住そろって礼節を知るの諺が医者にも適用されるものであるなら、 それは日本の医療の質の低下にも結びつきかねない恐れもあるということも考慮すべきなのです。 包括診療が財政に良いなどの論理は財務省論理です。くれぐれもご注意を。 |
Gokaiさん >私は町医者も、公立病院と同じく手続きをきちんと踏まえて診療を行えば(手抜き診療の意味ではありません。)・・おそらく早々、儲かる診療点数ではないと申し上げたかったのです。 手抜きというよりむしろ過剰診療(やらなくともよい事を金儲けのためにやっている)が問題なのです。特に薬の使いすぎは薬害や、抗生物質の使いすぎにより、抗生物質の効かないMRSAなどの感染症が生まれました。 >包括診療が財政に良いなどの論理は財務省論理です。くれぐれもご注意を。 これは違いますね。包括診療は医療の低下を招くより、医療を進歩させます。今までは何でも検査検査で、薬はジャブジャブ使い、治る病気も治らないどころか新しい病気まで作ってしまった。これは出来高制という診療報酬の弊害です。 開業医は困るでしょうが、治療成績の良い医療機関はむしろ積極的にDPC制度を取り入れようとしていますよ。 包括評価は、無駄な診療行為や、無駄な薬を減らそうとしているものです。結果的に医療費が抑制できれば万々歳じゃないですか。 DPC制度や、ジェネリック医薬品の採用が増えれば困るのは大手製薬企業とそれに群がる権威といわれる学者、官僚、族議員だけです。 どちらにしろ全部が包括評価になる事はないし、医療機関でどちらか選択するようになるのではないですか。 |
▼キタキツネさん: > 手抜きというよりむしろ過剰診療(やらなくともよい事を金儲けのためにやっている)が問題なのです。特に薬の使いすぎは薬害や、抗生物質の使いすぎにより、抗生物質の効かないMRSAなどの感染症が生まれました。 抗生物質は使いすぎというよりも適切な使い方が問題だと聞いたことがあります。特に素人判断で止めたり飲んだりは危険だとか? MRSAはこっちのほうが問題だとも? >>包括診療が財政に良いなどの論理は財務省論理です。くれぐれもご注意を。 > > これは違いますね。包括診療は医療の低下を招くより、医療を進歩させます。今までは何でも検査検査で、薬はジャブジャブ使い、治る病気も治らないどころか新しい病気まで作ってしまった。これは出来高制という診療報酬の弊害です。 薬ジャブジャブが原因で病気ををつくるですか? ほんの一部にそんな不心得者の医者がいるかもしれませんが医療財政に影響を与える程いるとも思えませんが、そんなに多いのですか? それから、大量投薬が悪いのなら、薬から殆んど儲けをなくす方法を考えればそれがなくなりませんか。 また、DPC制度なるものは医者の裁量権を奪うなどの弊害はないのですか? ここら辺はややこしくて私の推量の範囲を超えています。 > 開業医は困るでしょうが、治療成績の良い医療機関はむしろ積極的にDPC制度を取り入れようとしていますよ。 これでは開業医は治療成績が悪いというイメージが出来ます。 私はそれでよいとは思えないのです。 早すぎる結論かもしれませんが、 財政さえ問題なければ今までのままでよさそうに思います。 開業医も殆んどが信頼できるお医者さんなのですから、 気楽に診てくれる開業医を困らすようなことはしないほうが良いと思います。 技術の進歩から考えても製薬会社、検査会社。医療器械の会社も儲かるほうが良いに決まっています。 ごめんください。 > 包括評価は、無駄な診療行為や、無駄な薬を減らそうとしているものです。結果的に医療費が抑制できれば万々歳じゃないですか。 > DPC制度や、ジェネリック医薬品の採用が増えれば困るのは大手製薬企業とそれに群がる権威といわれる学者、官僚、族議員だけです。 |
Gokaiさん どうもあなたとは議論がかみ合わないようです。別にあなたの考え方まで否定するつもりはないが、私も忙しいところを、丁寧に答えているつもりです。 これ以上は疲れますので、次の質問に答えることを最後とさせていただきます。 >そのもの>また、DPC制度なるものは医者の裁量権を奪うなどの弊害はないのですか? DPC制度が医者の裁量権を奪うことは、絶対ありません。包括評価の範囲で裁量権はあります。むだをやれば自分の儲けが少なくなるだけです。儲けが少なくなっても患者のために「これは絶対必要だ」と担当医師が自分の信念でやるならば、それは高く評価してあげましょう。現代の「あかひげ」として……。 患者側も選ぶ時代が来たということですよ。自分の主治医とする良い町医者を持つことです。 |
ありがとう ございました。 今朝もそうですが、診療報酬の減等、毎日のように報道されている。(朝日) 福祉の予算の削減を財政再建、改革、と言いながら、やっているようだが、国民の生活(特に弱いもの)レベルを悪い方、悪い方にと、進んでいる。 せめて、無駄使いの少ない医療福祉には、減額でなく、増額へ、せめて前年同等以上に、お金を使って欲しい。 この状況では、ますます、収入は少なく、医療費は高くなりつつあっります。 増税、福祉削減は、政府は得意になって、財政再建を言っているが、いい迷惑である。政府は、無責任である。 お金は、たくさん、ある筈ではないか。 対外収支が黒のとき、供給余りの時代です。福祉に、安全には、もっと、もっと 国はお金を出してよいのでは。 特に、収入のない年寄りいじめは、いい加減にして欲しい。 |
▼キタキツネさん: > 世界でも例のないほどの速さで超高齢化時代を迎えて、医療費の増大は避けられないことは分かるし、応分の負担もやむを得ないことも分かる。 > > しかし、いつも国のやることは安易で、取りやすいところから取ろうとする。負担を増やす前に、医療費の無駄遣いをなくすることの方が先であろう。制度の見直しやいろいろやるべき事があるではないか。 国にお金がないという前提を不動のものとして論理を展開するより、 その前提が正しいかどうかの検証が先ではないのですか? これを考えてみてください。 ・・なぜ、市民病院や県立病院の経営収支が赤字かトントンで、 一般開業医なら黒字になるのか・・の理由をです。 |
▼キタキツネさん: > 世界でも例のないほどの速さで超高齢化時代を迎えて、医療費の増大は避けられないことは分かるし、応分の負担もやむを得ないことも分かる。 > > しかし、いつも国のやることは安易で、取りやすいところから取ろうとする。負担を増やす前に、医療費の無駄遣いをなくすることの方が先であろう。制度の見直しやいろいろやるべき事があるではないか。 > >例えば… > ▼ジェネリック医薬品の使用量を増やすこと > 日本は海外に比べて四分の一程度だ。 > ▼診療報酬制度の見直し > 現在は出来高制なので、必要のない検査、処置、薬が多すぎる。 > (小さな病院が高額な医療機器を導入したばかりに、せっせと無駄な検査を > するなど) > 同じ病気でも病院によって入院日数が違う。…etc > これらを改善するために「包括支払い制度」を早急に取り入れることなど、やる気になればいくらでもあるのだ。 > > その上での負担増ではないのか? 順序が逆なのだ。 > いまの状態が続くと日本の皆保険制度は根底から崩れる。 大筋では同意出来ますが、不勉強で判らない部分がありますので教えてください。 1・ジェネリック医薬品とはどんなメリットがあり、医薬品としての信頼性は高いのでしょうか?。 2・もしそれほど優秀な医薬品であれば何故医学会で使用頻度を上げないのでしょうか?。 ご説明頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。 |
頑固生きがいさん >大筋では同意出来ますが、不勉強で判らない部分がありますので教えてください。 >1・ジェネリック医薬品とはどんなメリットがあり、医薬品としての信頼性は高いのでしょうか?。 >2・もしそれほど優秀な医薬品であれば何故医学会で使用頻度を上げないのでしょうか?。 >ご説明頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。 ジェネリック医薬品とは、新薬(先発品)の特許が切れた後に厚生労働省の承認を得て発売される薬で、後発品と呼ばれ、“先発品の有効性や安全性が一般的(ジェネリック)になった”薬ということで、これを『ジェネリック医薬品』と呼んでいます。 新薬の開発には10年とも言われる長い期間と、300億〜500億円とも言われる開発費を要します。中には1000億円を超えるものもあるようです。 だから先発品(新薬)の薬価は高いのです。それに対してジェネリック医薬品は開発費がかからないので、当然安くなります。 血圧降下剤では、新薬の半分ほどのものもあります。 ところが、ジェネリック医薬品でもさまざまで、成分は同じでも製剤技術が悪くて、胃腸で溶けるものが溶けずにそのまま出てきたり、輸液剤などでも沈殿があるなどの問題が発生したこともあります。 と、いう事はメーカーによるという事です。マンションの構造疑惑じゃありませんが、あまり安いものは充分気をつけることが必要です。 だから新薬ばかりを使っている医者を”悪徳医師”というのは間違っています。私のかかっている病院は、ジェネリック医薬品があるときは「どちらを使いますか?」と必ず聞きます。 このあたりも、厚労省がジェネリック医薬品の承認するにあたっては充分な審査が必要であろうと思います。 |
▼キタキツネさん: >頑固生きがいさん > >>大筋では同意出来ますが、不勉強で判らない部分がありますので教えてください。 >>1・ジェネリック医薬品とはどんなメリットがあり、医薬品としての信頼性は高いのでしょうか?。 >>2・もしそれほど優秀な医薬品であれば何故医学会で使用頻度を上げないのでしょうか?。 >>ご説明頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。 > > ジェネリック医薬品とは、新薬(先発品)の特許が切れた後に厚生労働省の承認を得て発売される薬で、後発品と呼ばれ、“先発品の有効性や安全性が一般的(ジェネリック)になった”薬ということで、これを『ジェネリック医薬品』と呼んでいます。 > > 新薬の開発には10年とも言われる長い期間と、300億〜500億円とも言われる開発費を要します。中には1000億円を超えるものもあるようです。 > だから先発品(新薬)の薬価は高いのです。それに対してジェネリック医薬品は開発費がかからないので、当然安くなります。 > > 血圧降下剤では、新薬の半分ほどのものもあります。 > ところが、ジェネリック医薬品でもさまざまで、成分は同じでも製剤技術が悪くて、胃腸で溶けるものが溶けずにそのまま出てきたり、輸液剤などでも沈殿があるなどの問題が発生したこともあります。 > > と、いう事はメーカーによるという事です。マンションの構造疑惑じゃありませんが、あまり安いものは充分気をつけることが必要です。 > > だから新薬ばかりを使っている医者を”悪徳医師”というのは間違っています。私のかかっている病院は、ジェネリック医薬品があるときは「どちらを使いますか?」と必ず聞きます。 > > このあたりも、厚労省がジェネリック医薬品の承認するにあたっては充分な審査が必要であろうと思います。 ご丁寧な説明を賜り有難うございました。ご多分に漏れず私もがたが来て医者の世話になる事が多いのですが、今だかってそのような説明を受けた事もありませんし薬は一方的に処方箋でハイどうぞ ばかりです。大変参考になりましたので機会があれば要求してみようと思います。有難うございました。 |