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 ▼日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/9(金) 19:22
   ┣Re(1):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  たけチャン 05/12/9(金) 21:04
   ┃  ┗Re(2):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/10(土) 16:53
   ┣Re(1):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  しまったk2 05/12/9(金) 21:24
   ┃  ┗Re(2):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/9(金) 21:55
   ┃     ┗Re(3):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/10(土) 2:09
   ┃        ┗Re(4):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/12(月) 11:49
   ┃           ┗Re(5):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/13(火) 1:19
   ┃              ┗Re(6):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/13(火) 15:46
   ┃                 ┗Re(7):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/14(水) 0:57
   ┃                    ┗Re(8):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/14(水) 9:02
   ┃                       ┗Re(9):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/15(木) 1:53
   ┃                          ┗Re(10):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/15(木) 10:29
   ┃                             ┗Re(11):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/16(金) 3:02
   ┃                                ┗Re(12):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/16(金) 11:00
   ┃                                   ┗Re(13):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/16(金) 18:13
   ┃                                      ┗Re(14):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/17(土) 18:46
   ┃                                         ┗Re(15):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/18(日) 2:52
   ┃                                            ┗Re(16):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  珍 源斎 05/12/19(月) 9:56
   ┃                                               ┗Re(17):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  J.I 05/12/20(火) 2:25
   ┣Re(1):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  キタキツネ 05/12/10(土) 11:14
   ┣Re(1):考えてみると、事は単純なもの  珍 源斎 05/12/10(土) 19:26
   ┃  ┗Re(2):反面教師には事欠かない!  珍 源斎 05/12/22(木) 23:07
   ┃     ┗Re(3):独り立ちが出来ない若人?  珍 源斎 05/12/23(金) 12:14
   ┗日本人の 「心構え ・ 気構え」  ワン太郎 05/12/12(月) 17:35
      ┗Re(1):日本人の 「心構え ・ 気構え」  BadBloke 05/12/12(月) 18:00
         ┣Re(2):日本人の 「心構え ・ 気構え」  ワン太郎 05/12/12(月) 18:32
         ┗Re(2):日本人の 「心構え ・ 気構え」  k.satou 05/12/12(月) 18:54
            ┗Re(3):日本人の 「心構え ・ 気構え」  BadBloke 05/12/12(月) 19:39
               ┗Re(4):日本人の 「心構え ・ 気構え」  k.satou 05/12/12(月) 20:25
                  ┗Re(5):日本人の 「心構え ・ 気構え」  k.satou 05/12/12(月) 21:24
                     ┗日本人の精神構造・宗教観  BadBloke 05/12/13(火) 13:47
                        ┣Re(1):日本人の精神構造・宗教観  k.satou 05/12/13(火) 20:30
                        ┗[管理人削除]   
                           ┗移動しました  管理スタッフ 05/12/14(水) 23:02

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?
 ■名前 : 珍 源斎
 ■日付 : 05/12/9(金) 19:22
 -------------------------------------------------------------------------
   構造設計の偽装やみずほ証券の発注ミスがこの所
新聞一面の大見出しに踊ってるが・・・考えてみると

日本人が先達の弛まない努力により世界において認められてる
本来の日本人の長所とも云われたことが音を立てて崩れて行くような
ことが危機感と共に脳裏に浮かぶ・・。

人為的なミスによる現象は交通事故や産業事故等々の面に
事件や表面化に至らぬ迄も近年では多発してる。

その原因としては極々単純なミスがその根元にある。
そのミスに至る当事者には共通して想像力や思考力そして
他を思いやる精神に欠けることがある。

事件になるのは氷山の一角であることからも事態の深刻の度合いは
危機的な領域にあるように感じる。

日本国の危機と捉える深刻な事態ではないか・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 05/12/9(金) 21:04  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:
今晩は。珍 源斎さんはバランス感覚の優れた方だと思います。しかし、一般的には今の事態を、「先達の弛まない努力により築いた日本人の長所の崩壊」とは認識していないのでは無いでしょうか。せいぜい交通事故が増えたくらいにしか思われていない。政府さえ、1990年のバブルの崩壊を政策の失敗とは考えていない。構造設計の偽装を民営化の失敗とは考えていない。

他のトピでの論議の続きになりますが、人が自分の間違いに気が付くのに事物の対称性を使います。ペルー人が小学生をレープして殺した事件では、彼は弁護士に私の中に悪魔がいると告白している。キリスト教徒は罪を犯しても牧師に全てを告白すれば許されるという習慣がある。だから、悪魔というのは犯罪者が口にする常套句、枕詞でもある。悪魔と神の二元論で、人々は犯罪とか罪を認識する構図がある。伝統的な日本人にも異なる二元論があって、バランス感覚が働いていたと思います。しかし、今は悪いことをしても、ひたすら隠そうとします。ばれなければ悪いことをしても構わない。赤信号皆で渡れば怖くない。という諺はどうやら日本人だけの諺のようです。

船も飛行機も左右の対称性から運動をコントロールできる。日本人から、道徳的、歴史的、政治的、経済的対称性が失われたから、自身をコントロール不能になったのではないでしょうか。


>構造設計の偽装やみずほ証券の発注ミスがこの所
>新聞一面の大見出しに踊ってるが・・・考えてみると
>
>日本人が先達の弛まない努力により世界において認められてる
>本来の日本人の長所とも云われたことが音を立てて崩れて行くような
>ことが危機感と共に脳裏に浮かぶ・・。
>
>人為的なミスによる現象は交通事故や産業事故等々の面に
>事件や表面化に至らぬ迄も近年では多発してる。
>
>その原因としては極々単純なミスがその根元にある。
>そのミスに至る当事者には共通して想像力や思考力そして
>他を思いやる精神に欠けることがある。
>
>事件になるのは氷山の一角であることからも事態の深刻の度合いは
>危機的な領域にあるように感じる。
>
>日本国の危機と捉える深刻な事態ではないか・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/10(土) 16:53  -------------------------------------------------------------------------
   たけチャンさん

船も航空機も厳密には完全な左右対称には造られていません。
船を操船する場合も左右への操舵での反応は微妙に異なります。

単発航空機の場合は回転するプロペラによっては左右異なった
操舵をせねばなりません。

垂直安定翼「方向舵」の取り付け向きも左右微妙に
異なるようになってます。

地球の自転力の影響(コリオリの力)もある訳です。
(台風の渦巻きや進路にも影響してる)

>船も飛行機も左右の対称性から運動をコントロールできる。日本人から、道徳的、歴史的、政治的、経済的対称性が失われたから、自身をコントロール不能になったのではないでしょうか。

これは「対称性が失われた」のでは無く、進むべき道の目標喪失と
自己のおかれてる位置(道徳的な座標)が失われて、
ロスト・マイ・ポジション「現在地の認識」を失ってることで
ないかと思います。

砂漠でも大海原、そして大空に於いても「現在位置の認識」を
失えば漂流そして死へ誘われることになります。

自分が何処に居るのか、そして何処へ行くのかも判らなく
なるからです。・・それは対称性云々のことではありません。・・

自分の立場、そして責任感を「わきまえ」れば進むべき目標は
自ずから見えてくるのではないでしょうか?

多くの人たちは真面目で真摯な考えの中で人生を歩んでおられます
ことは申すまでもありませんが・・・、

一部の不心得な人たちの所業が社会に不安や不幸の種を撒いてる事
に危機感やら苛立ちを覚える・と云うのが偽らざる処です。

長くなりました。ご許容のほど!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : しまったk2  ■日付 : 05/12/9(金) 21:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:こんばんわ
感想レスです。
>構造設計の偽装やみずほ証券の発注ミスがこの所
>新聞一面の大見出しに踊ってるが・・・考えてみると
>
>日本人が先達の弛まない努力により世界において認められてる
>本来の日本人の長所とも云われたことが音を立てて崩れて行くような
>ことが危機感と共に脳裏に浮かぶ・・。
>
>人為的なミスによる現象は交通事故や産業事故等々の面に
>事件や表面化に至らぬ迄も近年では多発してる。
>
>その原因としては極々単純なミスがその根元にある。
>そのミスに至る当事者には共通して想像力や思考力そして
>他を思いやる精神に欠けることがある。
>
>事件になるのは氷山の一角であることからも事態の深刻の度合いは
>危機的な領域にあるように感じる。
>
>日本国の危機と捉える深刻な事態ではないか・。

お詫び列島

耐震構造設計偽造、保険金不払い、温風暖房機事故、証券会社株誤売買、・・・・列島お詫びの連続である。これまでも、どれほどお詫びを聞いたことか。企業、組織の幹部が頭を下げる映像が、まるでエンドレステープである。そのお詫びで、どこかで何かが改善されたという話はあまり聞かない。お詫びの仕方が悪いのか、つたえるマスメディアがずぼらなのか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/9(金) 21:55  -------------------------------------------------------------------------
   しまったk2さん
こんばんわ

レス有難うございます。

>感想レスです。
>>構造設計の偽装やみずほ証券の発注ミスがこの所
>>新聞一面の大見出しに踊ってるが・・・考えてみると
>>
>>日本人が先達の弛まない努力により世界において認められてる
>>本来の日本人の長所とも云われたことが音を立てて崩れて行くような
>>ことが危機感と共に脳裏に浮かぶ・・。
>>
>>人為的なミスによる現象は交通事故や産業事故等々の面に
>>事件や表面化に至らぬ迄も近年では多発してる。
>>
>>その原因としては極々単純なミスがその根元にある。
>>そのミスに至る当事者には共通して想像力や思考力そして
>>他を思いやる精神に欠けることがある。
>>
>>事件になるのは氷山の一角であることからも事態の深刻の度合いは
>>危機的な領域にあるように感じる。
>>
>>日本国の危機と捉える深刻な事態ではないか・。
>
>お詫び列島・・・

どうも仰せの通りお詫び列島でね。それもパターンも図式も同じで
マイクの放列の前で一斉に頭を下げる姿は、もう見飽きる光景です。

>耐震構造設計偽造、保険金不払い、温風暖房機事故、証券会社株誤売買、・・・・列島お詫びの連続である。これまでも、どれほどお詫びを聞いたことか。企業、組織の幹部が頭を下げる映像が、まるでエンドレステープである。そのお詫びで、どこかで何かが改善されたという話はあまり聞かない。お詫びの仕方が悪いのか、つたえるマスメディアがずぼらなのか。

少し考えれば判りそうなイージーミスの連続を考えると
「謝ったり」「詫びれ」ば事は済む・・と云った・これ又イージーな考え方が
あるのか?、それが定着したのか・・?

実際には人命が失われたり・その人命に差し迫った危険が及ぶことに
鈍感ではないかと疑いたくなります。無責任と云って「なじり倒せば」
それで事が済むとは考えられませんが・・・。

日本と云うシステムの弛緩ぶりを、何とか改めねば・と
ごまめの歯ぎしりならぬ苛立ちの種が尽きない・思いです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/10(土) 2:09  ■Web : http://homepage2.nifty.com/arp/  -------------------------------------------------------------------------
   >珍源斎様、しまったk2様。たけチャン様

 おはようございます・・
 「日本というシステムの弛緩」・・というよりシステムって
あの「敗戦」とともにそれまであったシステムが崩壊したまま
今まで来てしまったのではないでしょうか。
 「システム」を珍源斎様がどういう意味で使われたかは
分かりませんが、たとえばある宗教、或いは政治思想で統一
された(国の)システムと捉えれば、それは日本では「民主主義」
という、アメリカから与えられたシステムで、しかもそれは厳密には
そのアメリカでさえ完全に機能しているとは思えませんね。
 というか、「多様な価値観」すべてを認めてしまったら、
それは「システム」とはいえないのではないでしょうか。
 一方では「システム」・個人の思想、行動を「規範??」する
システムを望みながら、一方でそれを忌避する・・のが
「人間」なのでしょう・・
(あれ?私はなにを言いたかったんだろう・・・・・)
 
 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/12(月) 11:49  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん

おはようございます・・
私が日本のシステムが・と表したのは「日本社会の機能」と云った
意味を端的に判りやすく表現したかったからです。

社会システムの機能性は絶えず今風に云うとアップデート「更新」
が必要です。

改良、改善、更新、を絶えず弛まずに加えて万人が幸せを得るに
必要な最低限の基盤を構築、再構築し続けねばりません。

少しでも油断や、怠け心が入り込むとそれが叶わなくなります。
戦争前の日本のシステムが戦争に負けたことにより、自己改革で
なく戦勝国アメリカのシステムを受け入れたことではないでしょうか。

その際に日本のシステムの良い処(日本文化も含めて)を残して
アメリカのシステムの良い処を上手に受け入れれば・と思いますが
その点、後に考えますと、結構、上手に対応したのではないかと
私は思ってます。

しかしながら一方ではアメリカのシステムに【過剰適応】して
しまった咎めは否定できません。

今はその咎めと思われる部分が多くの問題の根幹にあるように感じる。

アメリカのシステムを端的に捉えれば絶えず改革と修正が民意の元に
なされてるように思われます。

短い期間でしたがアメリカに滞在中にそのことは実感できました。
アメリカ人の一般のマインドとして日本人的な「お上」を頼り
依存することは無いと感じました。「甘えのない社会構造」

個人が存在を確かなものとして主張することは子供にさえ
徹底してるように思いました。

そして多様な価値観や考え方も理に叶わぬものは自然と消えて
理に叶ったものが残ると云うのが歴史の中で見て取れます。

民主主義の発祥は、歴史の中で考え出されたシステムで
そこに辿り就くまでには、言語に絶する大きな犠牲があった
ことを忘れてはなりません。

日本では余りにも容易に民主主義?が手に入ったものですから
それの未消化が今日までの諸々の問題の根元にあるのでは
ないかと思います。

アメリカの優れてる処は良い物はドンドン取り入れて行く、
航路上、進路の不適があった場合は修正が早いと云うのが岡目八目
として見ても感ぜられます。

世界的な大企業ゼネラルエレクトリックの会長ですら経営のノウハウ
を日本のトヨタに学ぶと云った、至極・謙虚な処も持ち合わせてる
ことを聞いて「なるほど」と感心しました。

「日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?」の
問い掛けは日本システムが日本人そのモノも含めて機能不全に
墜ち入ってる兆候を散見するにつけての危機感を表したコトと
ご理解頂ければ幸いです。

遅くなりましたが以下のお問いかけにお答えさせて頂きます。

> 「日本というシステムの弛緩」・・というよりシステムって
>あの「敗戦」とともにそれまであったシステムが崩壊したまま
>今まで来てしまったのではないでしょうか。
> 「システム」を珍源斎様がどういう意味で使われたかは
>分かりませんが、たとえばある宗教、或いは政治思想で統一
>された(国の)システムと捉えれば、それは日本では「民主主義」
>という、アメリカから与えられたシステムで、しかもそれは厳密には
>そのアメリカでさえ完全に機能しているとは思えませんね。
> というか、「多様な価値観」すべてを認めてしまったら、
>それは「システム」とはいえないのではないでしょうか。
> 一方では「システム」・個人の思想、行動を「規範??」する
>システムを望みながら、一方でそれを忌避する・・のが
>「人間」なのでしょう・・
>(あれ?私はなにを言いたかったんだろう・・・・・)
> 
>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/13(火) 1:19  ■Web : http://homepage2.nifty.com/arp/  -------------------------------------------------------------------------
   珍源斎様
 おはようございます。いつも丁寧なお返事を頂き
恐縮いたします。あのレスで私の考えていたシステム
は、日本の「家族制度」です。はっきりそう書けば
良かったのかもしれませんね。私は母の介護を
していました・今もかかわっていますが・・ので
日本の介護保険制度のあり方に疑問をもち、結局
は「敗戦」によってそれまでの家族制度が機能しなく
なったのに、介護保険制度はその家族制度に依存して
いる、そのためにいろいろな問題が出てきている・
と言う風に考えるようになりました。「家族制度」は
「高齢者介護」ばかりでなく、いろいろな「社会現象?」
に大きな影響を及ぼすでしょうし・・・・
 今の日本はその機能しなくなった「家族制度」に
代わるものをまだ見つけていないのではないか・と。

 なお「高齢者介護」については私のブログ「猫と
介護と・・・・」
 http://neneco.way-nifty.com/blog/
で日記?風にいろいろ書いておりますので、もし
お暇がありましたら覗いて下さり、なにかコメント
などいただけると幸いです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/13(火) 15:46  -------------------------------------------------------------------------
    J.Iさん
こんにちわ!

そうですね・戦後に日本の家族制度が機能しずらく
なったのも、戦後のアメリカ的な民主主義を受け入れたことに
過剰適応してしまったことにあります。

個人主義は利己主義「身勝手なミーイズム」に目先の
利益追求もその中に入るのでは無いでしょうか。

過剰適応のさえたる事として精神的な支柱を失ったことも
挙げられます。

そして世情よく云われた日本人の精神的な去勢を図ったアメリカの
占領政策の陰謀説もありますが、私はそれは否定します。

私は「あくまでも」アメリカ文化?への【過剰適応】がその
根元にある・と考えてます。

何故なら現在でも健全で確かな家族ならば過剰適応することのない
生活を続けてます。

フト気が付くと、その理想的なフアミリーが日本におられますが・
それは「どなた」でしょうか・・? これはクイズです。

近未来の日本にとって支柱になるべきものは何か?と考えたとき
今年、年末恒例の清水寺管長が大書した「愛」一文字の愛をおいて
他は無いように思います。抽象的な概念ですが、全てのコト・人々の
幸せに通じるように思います。

「知識の無いのも悲しいが」・「知識があっても知恵の無いのも」・
そして「知恵が有っても愛が無いのは」もっと悲しいし怖ろしい!

様々な仕事の中でも「愛を中心」に据えて考えれば間違いは起こり難い
のではないかと常々感じております。


 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/14(水) 0:57  ■Web : http://homepage2.nifty.com/arp/  -------------------------------------------------------------------------
    珍源斎様
 レス
 ありがとうございます。理想的なファミリー・・
私には・・・わかりませんが。
 
「愛を中心にすえて仕事を・・」そうですね。
そして、愛から遠く離れて仕事をしているのが
小泉首相・・・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/14(水) 9:02  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん

おはようございます。

理想と云えば異論や文句もあると思いますが。
日本の伝統文化をを背負ってるフアミリーと考えれば。

現在の天皇家のお家族であるように私は思います。
伝統的な日本文化と云えば広範囲になりますが、皇室の
行事の中にもそれを表してるものも多くあります。

異論があることも予想されますが、私の見解です。
柔らかい視点で捉えて頂ければ、ご同意も頂けるのでは
ないかと存じます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(9):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/15(木) 1:53  ■Web : http://homepage2.nifty.com/arp/  -------------------------------------------------------------------------
   珍源斎様 おはようございます・・といっても
わたしは、もうひとしきりPCに向かい合って
から寝るつもりなのですけれど・・

 「天皇家」というか・を想定されているのかな?
とは思っていましたが。

 私は「高齢者介護」の面から「家族制度」を
考えていましたので・・
 天皇家乃至日本の旧名家・では旧来の「家族
制度」は機能しているのでしょうけれど、庶民
階級ではどうなのでしょう。
 別に珍源斎様に異を唱えているのではなく、
見方、視点・が変わればちがった考え方がでて
くるでしょうから・・・

 どうも私は物事を斜めに?みる癖があるようで。

 なにかスレ違いのような気がしますし、擦れ違って
いるようにも思えるし????

 お付き合い下さってどうも有難うございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(10):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/15(木) 10:29  -------------------------------------------------------------------------
   JIさん おはようございます。

地方に行くと日本的な家族「制度」形態を保ってるご家庭を見受け
られます。

一時は日本中にも人気があった「きんさん・ぎんさん」のご家庭には
そのような形態を見ることがありました。

年寄りが確たる人生観のもとに生活して居られるご家庭には共通に
あるものがあるように思われます。

百歳を超えたお元気なお年寄りのご家庭にも同じくその健全な
ご家庭の様子が見て取れるようです。

長幼の礼が機能してることがキーワードであるように思います。

日本というシステムの緩みを解消するために必要な処はその辺りに
あるように思えます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(11):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/16(金) 3:02  ■Web : http://homepage2.nifty.com/arp/  -------------------------------------------------------------------------
    長幼の礼・・長幼の序・・
韓国はそれが厳しいそうですね・・・
 儒教思想の・・・とも言われているのでは
なかったでしょうか・われわれ「「高齢者」に
とってはとても耳あたりの良い「言葉」ですが
現実には・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(12):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/16(金) 11:00  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん
おはようございます。

儒教思想も人々がそれを必要として長い歳月を通して
集大成されたものでないでしょうか?

現在はカオス的な混乱を伴う状況の中で諸々の問題が
表面化してますが、やがて多くの人々はそのカオス状の
混乱の中から穏やかな安定を心から望むようになると
思います。

【原因と結果】の法則の中で「思いは具現化する」ということがあります。
人々の思いが現れておるのが現在の姿であると考えれば・・・

その辺りにキーポイントがあるように思います。

【思いと人格】
・・・私自身の心の思いが人格を創ってる・・・
・・・人間は、思いの主人。人格の創造者・・・
・・・人間は自分を含め環境と運命の設計者・・
・・・邪悪な思いは邪悪な人格をつくる・・・
・・・賢さも、愚かさも人格の反映・・・・・
【思いと環境】
【思いと健康】
【思いと成功】
等々とありますが、それの項目毎のキーワードは
追ってご案内させて・頂ければと存じます。

始めに思う心があればそれは実現すると云うことです。
難しいことと決めて願う思いを止めてしまえば・
それ迄のことで乞い願い続けることが・大切であると思います。


> 長幼の礼・・長幼の序・・
>韓国はそれが厳しいそうですね・・・
> 儒教思想の・・・とも言われているのでは
>なかったでしょうか・われわれ「「高齢者」に
>とってはとても耳あたりの良い「言葉」ですが
>現実には・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(13):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/16(金) 18:13  ■Web : http://homepage2.nifty.com/arp/  -------------------------------------------------------------------------
   >珍源斎様 今晩は
今日(16日)の読売新聞朝刊で森永卓郎氏が
「株式市場は連日のように年初来の高値を更新
している・・・・・」と今の株式の状況を解説
しています、その後半・「ただし、バブルか
どうかはともかく、日本の社会や精神風土が
変わってしまったのは確か・・・・・・昔の
日本は「あいまいな優しさ」を誇る国でした。
困った人や病気のお年寄りがいれば、近所みんな
で世話をしました。金を見せびらかすことは
貧しく、恥ずかしいことだとされました。しかし
、小泉首相の構造改革は、そこにアメリカ式の
ルールを持ちこみ・・・・・・・・・・・・・・
 今の社会のありようがいいとは決して思い
ません。これを変えたいなら、終身雇用や年功
序列が尊重された昔の社会にもどすしかあり
ませんが、果たしてそれが可能でしょうか。
難しい問題だと思います」(途中大分省略しま
した。読売新聞12月16日14版13ページ
から・・)
 私は30何年の会社員生活をずーっと「負け犬」
で過ごしてしまったので・大変共感するのですが。


 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(14):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/17(土) 18:46  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん
今晩は
お付き合い頂き有難うございます。

株価の上昇は一服の感じで少し下げに入ってるようです。
国内経済も建築物の耐震性偽装問題が波及してマンションの
新規販売に陰りが出て来たようです。

国内経済にも少なからず影響があるのでは・と感じてます。

欠陥マンションを買った人は精神的にも物質的にも
打撃を受けてるようで、お気の毒と察する他、ありません。

日本の社会や人々の精神風土の変わってしまったことが
色々な社会現象の中で見て取れますね。

その中で「モノの哀れ」を感じる日本人特有の感性が最近
とみに失われて行くように感じてます。

時代の変節はあったとしても、失いたくないものがあります。
恥を知ることも、恥じない行為を意識することも、
個人個人の人格や資質を高める上で大切なことですが、
新聞の三面記事やTVのワイドショウに登場する輩にはその
辺りが欠けてることが共通してるように思われます。

>、小泉首相の構造改革は、そこにアメリカ式の
>ルールを持ちこみ・・・・・・・・・・・・・・

私は政治的な向きには余り触れたく無い処ですが小泉政権の
構造改革の路線は色々な問題があったとしても支持してます。
日本経済がドル圏にある以上はある程度は段差を無くする
必要があるようにも思います。

それより焼け野原から60年余を経過して様々な事象が飽和限界に
達しつつある現状からも革新的な改革が求められる処です。

終身雇用にしても人々の平均寿命が人生50年と云われた時代と
戦後の何もない焼け野原からの復興期のような経済の成長期ならば
成立可能でしたが。

税金を費やす側の官僚や公務員の世界では年功賃金や終身雇用も
成り立つことも、民間企業では生産する商品の消長も激しく
企業としての存続さえ難しくなってる昨今・・年功賃金や終身雇用の
維持は極めて難しくなってます。

ヒューザーなる問題の会社の社員には職場さえ吹き飛んでしまう
ことが目に見えてます。多くの真面目な社員共々に・・・

> 今の社会のありようがいいとは決して思い
>ません。これを変えたいなら、終身雇用や年功
>序列が尊重された昔の社会にもどすしかあり
>ませんが、果たしてそれが可能でしょうか。
>難しい問題だと思います」

> 私は30何年の会社員生活をずーっと「負け犬」
>で過ごしてしまったので・大変共感するのですが。

勝ち組;負け組などとの安易な色分けには些か抵抗を感じます。
私の考え方は無事に「生き残った」者が「勝ち組」とします。

よって無事に今日まで生き残ってる方には負け組「負け犬」も
無く紛れもない勝ち組に属してる・と考えるのに不都合は
無いと思う故です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(15):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/18(日) 2:52  ■Web : http://neneco.way-nifty.com/blog/  -------------------------------------------------------------------------
    珍源斎様・こちらこそ、お付き合いいただき
恐縮に存じております。

 負け組・負け犬・云々を気にかけられたようですが
人間って一生はいろいろな「面」がありますから・・
私は「会社員」という面ではとにかく「負け」た・・
というふうに思ってますし、だからと言って私の
会社員としての生き方が間違っていたとも思って
いませんし・・表現上のことで・・

 私が「68407」で書き込みしましたように、あなたが
提起された「日本のシステム・・・」について母の
介護をしながら感じた日本の「家族制度」の変化を
言いたかったので・その「変化」に社会の「制度・・
というかシステム」がまだ適応できていないのでは
ないかと思えるのです。


 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(16):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/19(月) 9:56  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん
おはようございます。

言葉は言霊と云われてるように言葉には様々なことを暗示して
それが具現化してしまう力を持ってます。

故にネガテイブな意味をこめる言葉にはネガテイブな方向へ
無意識の領域で誘「いざな」われることになります。

例え言葉のあや又は表現上のコトとしても「負け犬」は
頂けないと感じた次第です。

各人が発する言葉には自分自身の運命の方向さえ決めて
しまう「魔力?」さえ込められてると思います。

> 負け組・負け犬・云々を気にかけられたようですが
>人間って一生はいろいろな「面」がありますから・・
>私は「会社員」という面ではとにかく「負け」た・・
>というふうに思ってますし、だからと言って私の
>会社員としての生き方が間違っていたとも思って
>いませんし・・表現上のことで・・
>
> 私が「68407」で書き込みしましたように、あなたが
>提起された「日本のシステム・・・」について母の
>介護をしながら感じた日本の「家族制度」の変化を
>言いたかったので・その「変化」に社会の「制度・・
>というかシステム」がまだ適応できていないのでは
>ないかと思えるのです。
>
日本の家族制度は人々の生活基盤が大きく変わってしまった
処にあると思います。

私も50才まではサラリリーマン生活をしましたが、
その間、幾たびか転勤することになり子供達も数回に及ぶ
転校があったりして生活基盤として地域に定着したものが
持つことが叶いませんでした。

山河も無く激変する都会の出身ですの一般に云われてる
故郷は無くイメージさえも喪失してると云うのが実感です。

農業でも商売でも稼業としての基盤を持ち地域に定着して
してる人たちの家庭では家族制度は変わらずに維持されてる
ように思いますが、それ以外では経済的、距離、時間的にも

かつて日本にあった家族制度が成立する条件は成り立ち難く
なってるのも現実です。

企業の経営サイド人事面から考察すると社員の地域への定着や
地域に生活基盤を定着させることを嫌う傾向があります。

家を新築したりすると転勤命令が出たりします。子供の教育
問題などで家族が共に移動できない場合など多くの事例として
単身赴任を余儀なくされるコトの弊害は意外と多く、家庭不和や

単身生活のため食生活にも問題を生じて生活習慣病などで
健康を害する人を多く見てきました。

団塊世代のサラリーマン世帯が背負ってる問題として
浮かび上がって来るのではなかと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(17):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/12/20(火) 2:25  ■Web : http://neneco.way-nifty.com/blog/  -------------------------------------------------------------------------
    珍源斎様・おはようございます・・
なにかレスをしなければ・と思ったのですが、
一つ前の私の書き込み以上に「言うこと」ない
ような気がしますし・・あえて言えば「負けるが
勝ち」という言葉もあるから・・でしょうか。

 勝ち負けうんぬんはここの・あなたの立てられた
スレッドからは外れているようですし、「・・制度
の緩み・・」については私は「高齢者介護」という
面からみたら、「家族制度」が機能しなくなった・
ということ・という風に捉えていますので・・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本と云うシステムが此処まで緩んでしまったのか?  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/12/10(土) 11:14  -------------------------------------------------------------------------
    近ごろの日本人はなにか変だぞという恐れと不安は、誰しもが漠然と感じているのではないか? それはこどもの世界でも同様のことが言える。陰湿で吐き気を覚える事件が日々報道されている。

 こどもは大人の鏡だ。こどもがすさんでいるのは大人の世界がそうであるからに違いない。私たち大人がこどもに教育を受けさせるのは、立派な会社に入れ、お金を稼がせるためだけではない。

 教育を受けさせる最大の理由は、人生で「いざ」というときに的確な判断をして道を誤らせないためだ。
 そのためには知識がいる。いくら学歴があろうが、そういうときに的確な判断をできなければなにもならない。

 今日(こんにち)手抜き工事をやった連中は、その最たるもので、彼らは建築士や経営者という社会でも地位も立場もある者たちだが、考える力も人に対する思いやりも感じられない。
 
 社会的立場のある人間が、不公正、不公平をやるから、我々は不信感を抱く。公明正大に物事を進めるということが民主主義の基本のはずだが、この国には、まだこうしたことが出来ていない。しかも恐れるものが無く傲慢に、それをやられたら我々の足元は危うい。

 私は無心論者だが、最近、人間は畏怖するものが必要なのではないかと考えている。今日(こんにち)のモラルを失ったとしか思えない事件をみるに、そう思わざるを得ない。

 システムが緩んだというより、何ごとも高率一辺倒の経済原則を最優先されるあまり、いつの間にか人間性を失ったのではないか。私はそう考えている。

 そして、最大のその責任は、自分たちの権力と、組織の維持を優先する、政治家・官僚の責任は大きい。

 民間企業の犯罪は利益を上げる事が優先されるので、今後も多かれ少なかれ事件・事故はなくなりはしないだろうが、やはり、検査・監査・管理監督の類は「公僕」がやるべきだろう。

 そして、「性善説」はいい加減に捨てるべきだろう。人間はかくも愚かな存在なのだ。付け加えて繰り返していうが、内部告発者の地位の保護と、彼らを英雄と称える社会も必要で、そのためにマスコミの役目も大事だが、肝心のマスコミはスポンサーの顔色を窺うことだけで、あまり期待できそうも無いが……。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):考えてみると、事は単純なもの  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/10(土) 19:26  -------------------------------------------------------------------------
   世情、諸々の失態や事件に至る根本には・
考えてみると単純な処へ行き着く・・・。

先ず自分を騙すこと自分に嘘をつき自分を納得させる処に
あるように思える。

現在はドックイヤーとも云われてる時の流れの早さに
加えてIT時代の情報の量や早さが時空を超えるような加速度的な
様相にある昨今、嘘や虚実が即、露呈して「バレバレ」になることからも

隠しおうせることも実際には困難になってる事からも
真実の価値が想像以上に高まってるように思える。

例え嘘や虚をてらい利益が有ったとしても、それは虚なるもの
であり、その嘘や虚により得た利益は、それ以上のものを
吐き出さねばならぬことに追い込まれることは必然であり、

当然の報いであるとも云える。例えば今般の建築物の耐震構造
設計での「嘘」虚なる部分での一時的な見掛け上の利があったとしても
それが白日のもとに晒されるると莫大な損失の返り血を浴びなければ
ならない・・。

少し考えれば判りそうな事なのだが・・・。
それが判らない処に世の悲劇、や不幸の種があるように思える。

誰も他人事ではなく、自分の事として自分自身に正直になること
で世の悲劇や不幸の種は大方解消するのではないか・と思う。

仕事や事業に成功する秘訣は「至誠に悖るなかりしか?」との
問いかけを自身に課すること・先達よりの教訓として今も
身にしみてる言葉です。

・・実践は難しく悟りに遠い我が身を感じる処です・が。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):反面教師には事欠かない!  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/22(木) 23:07  -------------------------------------------------------------------------
   今般の耐震偽装に絡んで表面化した問題の中には
小嶋社長など当事者にとっては「成功と栄光?」から絵に描いた
ような見事な転落劇・反面教師そのものと思う・。

被害を受けた方々の不幸は計り知れないものがあるが、
成すべき仕事に偽りや粗漏があれば当然、起こり得ることである。

それに気付くコトが出来ないのは、この事件の当事者の人間性に
起因すると云っても過言では無い!

経済的に一時的な成功があったとしても砂上の楼閣のような
脆く虚しいものであったのではないか・。

それにしても被害を被った人々を想うと他人事ながら
哀しさを覚える。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):独り立ちが出来ない若人?  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/12/23(金) 12:14  -------------------------------------------------------------------------
   ニートや引き籠もりなどの今社会現象を見ると、
経済、社会での環境的な側面のあることは否定しませんが。

喰うや喰わずの環境のなかで育った世代と異なり多少でも
ゆとりを持てるようになった世代の子育ての誤りがあった
ように思える。

私は子育てを通して想うことは、野生動物の子育てと独り立ち
させる為の強烈なる子別れ、親離れの「ある種の儀式と云えるような」
瞬間があることに今にして思い当たります。

人間にも子育てから独り立ちする迄の経過でそれに似たものが
必要に思えます。

大切なのは「親の子離れ」「子の親離れ」の時期(タイミング)を
逸すると何時までも独り立ち出来ない未熟人間が完成?してしまう
ことになります。「過度の甘えを許さぬ育て方もある」

教師や社会が教えないと云っても一人の人間としての成熟さに
欠ければ教えようの無いというのが現実です。

野生の動物であれば独り立ち出来ない個体は間違いなく生きる
ことが出来ません。

ニートや引き籠もりで生きて行けるのも親があってのことで、
親の年金にすがっていても、親が死んでしまえばその年金の
当ても無くなることは眼に見えてます・。

生活保護に頼ると云っても今後、審査が厳しくなることも予想され
ますので難しくなるでしょう。

ニートや引き篭もりに至る原因について私は「親の過保護的」な子育て
に起因すると思いますが・・・、

しかし乍、社会現象として目の前にある現実を見過ごすことは出来ません。
一人立ちへの何らかのサポートが國の施策として必要と思います。

そして各人が覚醒せねばならぬこと・野生動物ならずとも人間社会
にも何かにつけて生存競争的なものが存在します。
「結婚相手を獲得するにも・・」

ニートや引き籠もりへの対応として自立した個体としての本能的な
ものを呼び起こす何らかの方法を早急に見出す必要があると思います。

大多数の若者が人生の挑戦者として頑張ってることへも
視野に入れてニートや引き籠もりからの離脱する「道しるべ」が
出来ないものか・と思い考える処です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 日本人の 「心構え ・ 気構え」  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/12/12(月) 17:35  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:

<システム> なのでしょうか?

「ヒト」 でしょう。
システム・機構を 作り・支える 「ヒトの (こころの) 変化」 と思います。


>構造設計の偽装やみずほ証券の発注ミスがこの所
>新聞一面の大見出しに踊ってるが・・・考えてみると

みずほ証券の発注ミスについて、
最近 TVに良く出るようになった 古くからの友人の米国人経営者が
こんな事を云っていました。

 発注ミスで 「儲けた」 という人達は 「落し物を拾った」 だけのこと、
 「落し物」 は警察に届ける というのが 「常識」 のはず。
 そして 1、2割の 「謝礼」 を受け取るというのが 今迄の「人の世」の常識、
 なのに、落とした(ミスした)人も、拾った人も、それを見ている多くの人も、
 「オカシイ」 とは云わないのは 「とてもオカシイ」 。

・・・ と、 「ナルホド」 であります。


>
>日本人が先達の弛まない努力により世界において認められてる
>本来の日本人の長所とも云われたことが音を立てて崩れて行くような
>ことが危機感と共に脳裏に浮かぶ・・。
>
>人為的なミスによる現象は交通事故や産業事故等々の面に
>事件や表面化に至らぬ迄も近年では多発してる。
>
>その原因としては極々単純なミスがその根元にある。
>そのミスに至る当事者には共通して想像力や思考力そして
>他を思いやる精神に欠けることがある。
>
>事件になるのは氷山の一角であることからも事態の深刻の度合いは
>危機的な領域にあるように感じる。
>
>日本国の危機と捉える深刻な事態ではないか・。


「ミス」は いつの世、どこの国 にも 起こります。
最近の日本(人)が ミスを犯しやすくなった、
と云っても 諸外国と比べれば 「普通、並み」 になってきた程度 でしょう。

問題は、ミスを犯すまいとする 「心構え」 と 自分がミスした後始末への 「気構え」 が 、
かつての日本人の それとは 大きく変わってしまった、ということだと思います。
(自省をこめて 云っております)

「お天道さま に申し訳ない」 とか 「世間さまに顔向け出来ない」 という
言葉や概念は 死に絶え 世界遺産にもなりません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本人の 「心構え ・ 気構え」  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/12(月) 18:00  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ワン太郎さん:

> ...(略)
>「ミス」は いつの世、どこの国 にも 起こります。
>最近の日本(人)が ミスを犯しやすくなった、
>と云っても 諸外国と比べれば 「普通、並み」 になってきた程度 でしょう。
>
>問題は、ミスを犯すまいとする 「心構え」 と 自分がミスした後始末への 「気構え」 が 、
>かつての日本人の それとは 大きく変わってしまった、ということだと思います。
>(自省をこめて 云っております)
>
>「お天道さま に申し訳ない」 とか 「世間さまに顔向け出来ない」 という
>言葉や概念は 死に絶え 世界遺産にもなりません。

<お天道さま>は遠すぎてなんだかハッキリしないし、<世間さま>は近すぎてなんだか頼りないです。それに、<世間さま>ってのは、時には特高警察や憲兵隊のようなものに味方して、弱い者いじめなんかをしたこともあったようですし。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):日本人の 「心構え ・ 気構え」  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/12/12(月) 18:32  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:
>▼ワン太郎さん:
>
>> ...(略)
>>「ミス」は いつの世、どこの国 にも 起こります。
>>最近の日本(人)が ミスを犯しやすくなった、
>>と云っても 諸外国と比べれば 「普通、並み」 になってきた程度 でしょう。
>>
>>問題は、ミスを犯すまいとする 「心構え」 と 自分がミスした後始末への 「気構え」 が 、
>>かつての日本人の それとは 大きく変わってしまった、ということだと思います。
>>(自省をこめて 云っております)
>>
>>「お天道さま に申し訳ない」 とか 「世間さまに顔向け出来ない」 という
>>言葉や概念は 死に絶え 世界遺産にもなりません。
>
><お天道さま>は遠すぎてなんだかハッキリしないし、<世間さま>は近すぎてなんだか頼りないです。それに、<世間さま>ってのは、時には特高警察や憲兵隊のようなものに味方して、弱い者いじめなんかをしたこともあったようですし。


私が云うのは 「日本人の 心の持ち様」 (の変化) であります。

BadBlokeさんが 「お天道さま」 や 「世間さま」 と聞いて ピンと来ないというのは、<死に絶え> た 証拠でもあります。

私のように 明治初期に生まれた 祖父母に育てられたものにとっては、
「お天道さま」 や 「世間さま」 と云う概念は ほとんど 「信仰」 に近いものがあります。

「世間さま」が <特高警察や憲兵隊> ナンテものと結託する事は 決して あり得ないものです。
(むしろ、結託するもの達を 卑下する 意識であります)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):日本人の 「心構え ・ 気構え」  ■名前 : k.satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/12/12(月) 18:54  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:
よこからすみません。
 靖国神社ですが
 戦争そのものに反対し殺された人々を 国民の尊敬の対象として 
 祭らないのか? 納得できません。
 もともと職業軍人はそのため収入を受け訓練を受けた人たちであり かたや
  強制的に殺人をさせられたということもできますが。
 戦争そのものが原因で飢え死したり 輸送船で沈められたり 空襲や原爆で
 殺された人々や 食料不足により病気で死んだ人たち
 いわば 手柄を立てないで戦争の犠牲になった人たちが祭られていません。
 なぜ戦争による全犠牲者を祭ろうとしないのか
 戦争に反対した人達を中心に祭り 2度と犠牲者を出さないために祈り
 いわば 反戦のメッカにすべきだと思います。
 現状は祭られていない人々を差別視し、祭神の遺族とともに
 威張っているようにみえるのが わからないことです。


>▼ワン太郎さん:
>
>> ...(略)
>>「ミス」は いつの世、どこの国 にも 起こります。
>>最近の日本(人)が ミスを犯しやすくなった、
>>と云っても 諸外国と比べれば 「普通、並み」 になってきた程度 でしょう。
>>
>>問題は、ミスを犯すまいとする 「心構え」 と 自分がミスした後始末への 「気構え」 が 、
>>かつての日本人の それとは 大きく変わってしまった、ということだと思います。
>>(自省をこめて 云っております)
>>
>>「お天道さま に申し訳ない」 とか 「世間さまに顔向け出来ない」 という
>>言葉や概念は 死に絶え 世界遺産にもなりません。
>
><お天道さま>は遠すぎてなんだかハッキリしないし、<世間さま>は近すぎてなんだか頼りないです。それに、<世間さま>ってのは、時には特高警察や憲兵隊のようなものに味方して、弱い者いじめなんかをしたこともあったようですし。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):日本人の 「心構え ・ 気構え」  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/12(月) 19:39  -------------------------------------------------------------------------
   ▼k.satouさん:

お久しぶりです。

靖国神社が<反戦のメッカ>になるとすれば、たしかに理想的ですが、まず現実にはあり得ないでしょうね。今のように、平和という名を勝手に使いながら、彼らの<英霊>を崇めつづけるのでしょう。

三木清は絶対に靖国には合祀されないでしょうし、かりにそんな悪夢を見たら、絶対うなされるでしょうね。三木清は、ぼくの心の中に生きていて、今でも時々、語りかけてくれます。それでいいと思っています。

でも、反戦で闘った人々を覚えるための追悼施設を、どこかにつくるというのは、いいアイディアだと思います。どういうわけか、そういう人たちは、この国では非国民にこそされ、英雄扱いはされないようですから。

ぼくは最近、食事の量がかなり減りまして、強風に吹き飛ばされないように、気をつけなくちゃいけない状況になりました。

>▼BadBlokeさん:
> よこからすみません。
> 靖国神社ですが
> 戦争そのものに反対し殺された人々を 国民の尊敬の対象として 
> 祭らないのか? 納得できません。
> もともと職業軍人はそのため収入を受け訓練を受けた人たちであり かたや
>  強制的に殺人をさせられたということもできますが。
> 戦争そのものが原因で飢え死したり 輸送船で沈められたり 空襲や原爆で
> 殺された人々や 食料不足により病気で死んだ人たち
> いわば 手柄を立てないで戦争の犠牲になった人たちが祭られていません。
> なぜ戦争による全犠牲者を祭ろうとしないのか
> 戦争に反対した人達を中心に祭り 2度と犠牲者を出さないために祈り
> いわば 反戦のメッカにすべきだと思います。
> 現状は祭られていない人々を差別視し、祭神の遺族とともに
> 威張っているようにみえるのが わからないことです。
>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):日本人の 「心構え ・ 気構え」  ■名前 : k.satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/12/12(月) 20:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:
お久しぶりです。
”正しい禿げ方”というのがあるそうですが
”正しい痩せ方”というのもあるそうです。
  不経済にならないように賢く痩せねばなりません。
  強風のときは 顔を地面にふれぬばかりに歩くのです。
   なにか落ちてるかもしれません。
”死ねば罪はない””慰霊に他国からあれこれ言われる筋合いはない”
 参拝について聞かれて我ら首相が発言してました。
 となりのおばさんが こんなことを言っても不思議ではない。
 歴史的に日本が行なった”侵略の歴史”について 政治の最高責任者として
 どう考えているかと問われている。
 小手先でその場しのぎで答える問題ではない。
 併設の遊就館の展示やその思想にふれ
 そこに示されている歴史認識は戦前の認識と同じであり ”これはあの戦争
 そのものを認めることになる”とのもと ”参拝なんぞはしない”旨宣言すべき
 ものと考えます。
あの戦争についての批判や疑問からなにものをも学ばなかったものとして
 中国や韓国が批判しているのだと思います。日本脅威。又かよ!と。


>▼k.satouさん:
>
>お久しぶりです。
>
>靖国神社が<反戦のメッカ>になるとすれば、たしかに理想的ですが、まず現実にはあり得ないでしょうね。今のように、平和という名を勝手に使いながら、彼らの<英霊>を崇めつづけるのでしょう。
>
>三木清は絶対に靖国には合祀されないでしょうし、かりにそんな悪夢を見たら、絶対うなされるでしょうね。三木清は、ぼくの心の中に生きていて、今でも時々、語りかけてくれます。それでいいと思っています。
>
>でも、反戦で闘った人々を覚えるための追悼施設を、どこかにつくるというのは、いいアイディアだと思います。どういうわけか、そういう人たちは、この国では非国民にこそされ、英雄扱いはされないようですから。
>
>ぼくは最近、食事の量がかなり減りまして、強風に吹き飛ばされないように、気をつけなくちゃいけない状況になりました。
>
>>▼BadBlokeさん:
>> よこからすみません。
>> 靖国神社ですが
>> 戦争そのものに反対し殺された人々を 国民の尊敬の対象として 
>> 祭らないのか? 納得できません。
>> もともと職業軍人はそのため収入を受け訓練を受けた人たちであり かたや
>>  強制的に殺人をさせられたということもできますが。
>> 戦争そのものが原因で飢え死したり 輸送船で沈められたり 空襲や原爆で
>> 殺された人々や 食料不足により病気で死んだ人たち
>> いわば 手柄を立てないで戦争の犠牲になった人たちが祭られていません。
>> なぜ戦争による全犠牲者を祭ろうとしないのか
>> 戦争に反対した人達を中心に祭り 2度と犠牲者を出さないために祈り
>> いわば 反戦のメッカにすべきだと思います。
>> 現状は祭られていない人々を差別視し、祭神の遺族とともに
>> 威張っているようにみえるのが わからないことです。
>>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):日本人の 「心構え ・ 気構え」  ■名前 : k.satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/12/12(月) 21:24  -------------------------------------------------------------------------
   BadBlokeさん:
お元気のようでなによりです。
 最近 読みました 山川菊枝 ”武家の女性”というのに
 幕末の水戸藩の中流以上の武士の家のことが書かれてました。
 質実な藩風で 歌舞音曲はもとより茶の湯・生花まで禁じられていたという。
 正月年始に来た叔母上がお年玉として持ってきて贈ったのは
 自分がさした雑巾2枚と邸内の藪の竹をきれいに削って作った箸が
 2組だったという
 差し出すほうももらうほうも自然の礼儀なのですね。
 こころのこもった贈り物として尊く思ったことで
 貧しいなりに各自に誇りがあった。もらう理由がないものは
 受け取るものではない。大体どこの藩もかわりなかったようですね。
来る年賀にむけ 私も竹を削り箸でも作ろうかな?と思ってます。


>お久しぶりです。
>”正しい禿げ方”というのがあるそうですが
>”正しい痩せ方”というのもあるそうです。
>  不経済にならないように賢く痩せねばなりません。
>  強風のときは 顔を地面にふれぬばかりに歩くのです。
>   なにか落ちてるかもしれません。
>”死ねば罪はない””慰霊に他国からあれこれ言われる筋合いはない”
> 参拝について聞かれて我ら首相が発言してました。
> となりのおばさんが こんなことを言っても不思議ではない。
> 歴史的に日本が行なった”侵略の歴史”について 政治の最高責任者として
> どう考えているかと問われている。
> 小手先でその場しのぎで答える問題ではない。
> 併設の遊就館の展示やその思想にふれ
> そこに示されている歴史認識は戦前の認識と同じであり ”これはあの戦争
> そのものを認めることになる”とのもと ”参拝なんぞはしない”旨宣言すべき
> ものと考えます。
>あの戦争についての批判や疑問からなにものをも学ばなかったものとして
> 中国や韓国が批判しているのだと思います。日本脅威。又かよ!と。
>
>
>>▼k.satouさん:
>>
>>お久しぶりです。
>>
>>靖国神社が<反戦のメッカ>になるとすれば、たしかに理想的ですが、まず現実にはあり得ないでしょうね。今のように、平和という名を勝手に使いながら、彼らの<英霊>を崇めつづけるのでしょう。
>>
>>三木清は絶対に靖国には合祀されないでしょうし、かりにそんな悪夢を見たら、絶対うなされるでしょうね。三木清は、ぼくの心の中に生きていて、今でも時々、語りかけてくれます。それでいいと思っています。
>>
>>でも、反戦で闘った人々を覚えるための追悼施設を、どこかにつくるというのは、いいアイディアだと思います。どういうわけか、そういう人たちは、この国では非国民にこそされ、英雄扱いはされないようですから。
>>
>>ぼくは最近、食事の量がかなり減りまして、強風に吹き飛ばされないように、気をつけなくちゃいけない状況になりました。
>>
>>>▼BadBlokeさん:
>>> よこからすみません。
>>> 靖国神社ですが
>>> 戦争そのものに反対し殺された人々を 国民の尊敬の対象として 
>>> 祭らないのか? 納得できません。
>>> もともと職業軍人はそのため収入を受け訓練を受けた人たちであり かたや
>>>  強制的に殺人をさせられたということもできますが。
>>> 戦争そのものが原因で飢え死したり 輸送船で沈められたり 空襲や原爆で
>>> 殺された人々や 食料不足により病気で死んだ人たち
>>> いわば 手柄を立てないで戦争の犠牲になった人たちが祭られていません。
>>> なぜ戦争による全犠牲者を祭ろうとしないのか
>>> 戦争に反対した人達を中心に祭り 2度と犠牲者を出さないために祈り
>>> いわば 反戦のメッカにすべきだと思います。
>>> 現状は祭られていない人々を差別視し、祭神の遺族とともに
>>> 威張っているようにみえるのが わからないことです。
>>>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 日本人の精神構造・宗教観  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/13(火) 13:47  -------------------------------------------------------------------------
   ▼k.satouさん:

犬と一緒に友人の家に遊びに行って、朝帰りしました。よくあることです。寒くなりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

明治以前の武家の人たちの生活様式とそれを支えていた精神構造には、ぼくも関心があります。武士道は、右翼の中にも好きな人が多そうな印象ですが、本質的には、天皇制イデオロギーが生み出したような騒がしいものじゃなくて、もっとずっと、静かで、落ちついたものだったように感じています。厳しさもたしかにあったでしょうが、暴力でもって弱い者を押さえつけ、いじめるような、そんな卑怯なことは絶対に許せないという、やさしさのようなものが、本来の武士道にはあったのじゃないでしょうか。

人間の精神構造を考えるとき、宗教的な要素を無視できないと思うのですが、これが日本人のばあい、どうもハッキリしないようです。基本的には、やはり神道の影響がいちばん強いのでしょうか。そこに儒教的な論理と、仏教的な感性が加わっているといった感じでしょうか。ハッキリしているのは、キリスト教の要素は、全くといっていいほど、日本人一般の宗教観には発見できないことです。

日本主義者・国粋主義者系の人たちは、今でもキリスト教を外国の宗教だと見なす人が多そうです。神道を除けば、仏教にしても儒教にしても大陸から伝来したもの、つまり、外国産です。神道にしても、道教の影響があるという人もいるようです。ただ、ぼくにも理解できることは、そういう外来の宗教的なるものを、日本人は、日本風にアレンジしながら日本の文化の中に定着させたらしいということです。そして、どうやらキリスト教までもが、そのような日本的なアレンジを受けてしまった様子があります。

もともと日本人の宗教観には、日常生活を超越した絶対的な神という存在がなかったのだと思います。日本人にとって宗教は、思想とほぼ同質のものであって、信じる側の価値観に応じて、改変したり、交換したりということが、自由におこなうことの許されるものだったのでしょう。また、儒教は宗教ではないとか、国家神道は宗教を超えたものであるとか、そういうことを主張すること自体に、日本人のあいまいな宗教観が見えるような気がします。

ところが、明治時代の天皇制によって、日本人が絶対的な権威としての宗教に対面することになってしまったことは事実でしょう。もちろん、だれだって天皇がほんとうに神だとは、信じてはいなかったのですよね。そう信じることを国家権力によって強制され、ほとんどの人がそれに対抗できるような絶対的な信仰をもってはいなかった。ぼくはそこに、日本人の宗教観にある危うさのようなものを感じてしまうのです。

敗戦後、日本人はやっとそういう宗教的な強制から解放された。その反動として、いっさいの宗教的な権威を拒絶するような風潮が支配的になった。しかし、それはもともと日本人の中にあったあいまいな宗教観に帰っただけのことで、そうやって多くの日本人(特に知識人たち)が宗教に無関心でいるまに、天皇教を復活させようとする勢力が、じわじわと復活してしまった。このような戦後の歩みに、ぼくは日本人の宿命的ともいえる歴史の影響を感じ取るのです。日本人の遺伝子の問題と表現できるようなものを。


>BadBlokeさん:
>お元気のようでなによりです。
> 最近 読みました 山川菊枝 ”武家の女性”というのに
> 幕末の水戸藩の中流以上の武士の家のことが書かれてました。
> 質実な藩風で 歌舞音曲はもとより茶の湯・生花まで禁じられていたという。
> 正月年始に来た叔母上がお年玉として持ってきて贈ったのは
> 自分がさした雑巾2枚と邸内の藪の竹をきれいに削って作った箸が
> 2組だったという
> 差し出すほうももらうほうも自然の礼儀なのですね。
> こころのこもった贈り物として尊く思ったことで
> 貧しいなりに各自に誇りがあった。もらう理由がないものは
> 受け取るものではない。大体どこの藩もかわりなかったようですね。
>来る年賀にむけ 私も竹を削り箸でも作ろうかな?と思ってます。
>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本人の精神構造・宗教観  ■名前 : k.satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/12/13(火) 20:30  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:ご丁寧にご返事を頂き恐縮しております。
 ご説には いつも 大変勉強になります。
 日本人の性格というものも本質的には 人間共通の性格だと思います。
 心理学的に解決することのできる共通のものを排除し人類社会の歴史的
 発展の段階の説明により解明できるものと確信しております。
 原始共産制社会から古代奴隷制社会中世の封建的農奴制社会近代の
 資本主義賃労働社会へのこれら講学上の定説どうりです。
 日本もその例外をなすものでなく その性格は常にかわり 奈良朝時代には
 根本的には奴隷制社会の・平安から鎌倉戦国江戸には封建的な
 明治後もいつも古いものをかかえたままの性格をもっていた と思われます。
 明治維新後も奴隷制社会的なものを残存し 今にいたるも封建的なものを
 かかえたまま資本主義の支配する社会における人間の性格をなしている。
 支配し支配されるものとの性格をもつことは世界共通のことです。
 最近は なお封建的な関係とからみあったままで独占資本主義の支配する
 社会における人間の性格にほかならない。次の変革期における人間の性格
 にほかなりません。
 アメリカについては今 いろいろありますがその家庭で子供を叱るとき 
 ”誰でもなれる大統領に選挙されるアメリカ市民として お前の行為は
 恥ずかしい”というと聞きましたが  我が天皇制日本では 
 ”おまわりさんがくるといって叱る。” 考えさせられることです。
 また日本人の性格には性差別の抑圧からきているものが多く日本の
 軍国主義が日本人の性関係の抑圧と結びついていたと指摘されてます。
あへていえば ”勝てば官軍” 
 本朝の是非は勝ちそうろうかた いつもいつも是にて
 負けそうろうかた いつもいつも非になりもうそうか
 と新井白石が指摘しているとうりですね
 よく言われる忠とか考は 訓でいろいろ後からいっても中国らの君にたいする
 特別の言葉ではありません。もともと日本にはそんな言葉はなかった。
 言葉がないとすれば そんな思想があったかどうか大いなる疑問です。
あんまり痩せないことです。お体をご自愛ください。 また

>人間の精神構造を考えるとき、宗教的な要素を無視できないと思うのですが、これが日本人のばあい、どうもハッキリしないようです。日本人一般の宗教観には発見できないことです。>
>もともと日本人の宗教観には、日常生活を超越した絶対的な神という存在がなかったのだと思います。日本人にとって宗教は、思想とほぼ同質のものであって、信じる側の価値観に応じて、改変したり、交換したりということが、自由におこなうことの許されるものだったのでしょう。また、儒教は宗教ではないとか、国家神道は宗教を超えたものであるとか、そういうことを主張すること自体に、日本人のあいまいな宗教観が見えるような気がします。>
>ところが、明治時代の天皇制によって、日本人が絶対的な権威としての宗教に対面することになってしまったことは事実でしょう。もちろん、だれだって天皇がほんとうに神だとは、信じてはいなかったのですよね。そう信じることを国家権力によって強制され、ほとんどの人がそれに対抗できるような絶対的な信仰をもってはいなかった。ぼくはそこに、日本人の宗教観にある危うさのようなものを感じてしまうのです。>
>敗戦後、日本人はやっとそういう宗教的な強制から解放された。その反動として、いっさいの宗教的な権威を拒絶するような風潮が支配的になった。しかし、それはもともと日本人の中にあったあいまいな宗教観に帰っただけのことで、そうやって多くの日本人(特に知識人たち)が宗教に無関心でいるまに、天皇教を復活させようとする勢力が、じわじわと復活してしまった。このような戦後の歩みに、ぼくは日本人の宿命的ともいえる歴史の影響を感じ取るのです。日本人の遺伝子の問題と表現できるようなものを。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : [管理人削除]  ■名前 :  ■日付 :  -------------------------------------------------------------------------
   この書き込みは管理人によって削除されました。(05/12/16(金) 13:38)

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   ▼亀仙人雲子さん(68492):

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